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従業員の心身を守るノー残業デーとは?制度導入のメリットや注意点について解説する

公開日:2021/08/26
更新日:2021/09/09
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従業員の心身を守るノー残業デーとは?制度導入のメリットや注意点について解説する | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

働き方改革関連法案などの施行により、今まで以上に残業に関する管理の重要性を問われるようになっています。そうした環境の中、慢性的な残業削減の方法としてノー残業デーの導入が今まで以上に進んでいます。本記事では、ノー残業デーを導入した際の企業メリットや注意点について解説しています。ノー残業デーを上手く活用し従業員の心身を守っていきましょう。

 

ノー残業デーとは

ノー残業デーとは文字通り、従業員が残業をせず定時で退社する日を決める取り組みのことです。一般的に週1~2回程の実施を行っている企業が多く、かなり以前よりよりあった制度です。現在では、慢性的な残業は企業悪として扱われ、以前の労働時間が多いほど働いていると見なされていた時代ではなくなっています。いかに決まった時間内で業務を行うことができるか。企業としていかに少ない残業時間であるかが、企業価値を決める時代となっています。ハローワークをはじめとする休職期間においても、月間平均残業時間の記載を必須としており求職者はこの記載時間を参考に企業選びをしているといっても過言ではありません。残業が多い企業はブラック企業と呼ばれ、労働者確保にも難航する時代となっています。

ノー残業デーの重要性

残業時間を抑制する動きがあっても、まだまだ慢性的な残業体質が残っているのも事実です。いくら会社側が残業を減らす活動をしても、慢性的な残業体質となっている従業員も存在しているため、どうしても残業を減らす成果を出せない場合があります。こうした際には、会社全体を強制的に定時で退社する仕組みを設け残業削減を推進します。そもそも、残業時間を減らす目的は従業員の心身を守り、プライベートの充実をはかることです。この目的を達成するためには、ノー残業デーを活用しメリハリのある勤務環境を構築しましょう。

 

残業時間増加による課題

次に残業時間増加による課題について解説します。問題視されている残業時間の平均がどの程度であるかをご紹介します。わが国の残業時間の動向がどうなっているかを把握し、自社の残業時間との対比を行っていきましょう。ただし、平均よりも少ないからといって問題なしということではない点に注意が必要です。

平均残業時間

平均残業時間を知る方法は、どういう方法なのでしょうか。厚生労働省では「毎月勤労統計調査」を行っており、この資料から平均の残業時間を知ることができます。この統計では、2019年の所定外労働時間(残業時間)の平均は10.6時間でした。想像よりも少ない時間だと感じた方も多いのではないでしょうか。この調査結果は、労働者自らが回答している訳ではないためサービス残業を含まない数字です。そのため、実質的にはもう少し多い残業時間であると想定されます。
参考:厚生労働省 「毎月勤労統計調査」より

 

ノー残業デーを導入する際のメリットとは

次にノー残業デーを導入する事で企業が得られるメリットについて解説します。ノー残業デーは、従業員にもメリットをうむ制度です。企業側、従業員側の両側面の視点でメリットについてすることが大事です。両側面のメリットがあってこそ、社内での定着化を促進することが可能になります。また、各メリットは相互間で関係しており1つのメリットが他のメリットを増幅させることになりる点も理解しておきましょう。

ワークライフバランスの実現ができる

ノー残業デーを設けることで、週に1~2回は定時で退社します。その結果、プライベートの時間を有効に利用することも可能です。いわゆるワークライフバランスの充実をはかることが実現します。ワークライフバランスの充実は、仕事へのモチベーションアップにもつながり新しいアイデアの創出などにも期待できると理解しておきましょう。

人件費の削減が可能

物理理的な残業時間の削減により残業手当て(人件費)の削減が可能になります。残業手当ては、通常の1.25倍、1.35倍で計算されるため短時間であっても会社全体としては高額となります。経費削減の1ちの手法として残業代削減は多くの企業が取り組むプロジェクトです。人件費の削減についてもノー残業デーの導入によるメリットの代表的なものになります。

従業員の心身疲労回復が促進できる

ノー残業デーの導入により、定時退社ができれば心身の疲労回復に促進できます。メンタル面でのリフレッシュが行われることでストレスの軽減に、帰宅時間が早くなることで身体の疲れを癒やすことも可能です。心身の疲労回復は、ストレスの軽減には大きく影響する要素であり、残業問題の大きな課題解決の1つになります。

業務効率が高める

心身の回復がされれば日中の集中力が増すことにつながり、業務効率が高まるメリットがうまれます。業務効率が高まることで、処理量が向上し時間内で業務を終了できるようになれば、残業時間を低下させることにつながります。このスパイラルができることで、より残業時間低下を促進できれば、他のメリットの効果も相乗効果として期待できるでしょう。

人材の定着率が高まる

ノー残業デーを設けることは、人材の定着率にも効果的です。福利厚生の改善は、働く従業員のモチベーションにも関わります。モチベーションが高くなることは、人材の定着率を向上させる結果を生み、人材の定着はノウハウや技術力の蓄積につながります。企業成長、人材の定着率が高まることで、結果的に人材確保も容易になるメリットが期待できるでしょう。

 

ノー残業デーを導入する際の注意点

次に、ノー残業デーを導入する際の注意点について解説していきます。メリットだけではなく注意点も理解しておくことで、導入後のトラブルを回避することが可能になります。注意点は、あらかじめ施策を講じることで回避することも可能です。十分に検討し、対策を講じておきましょう。

制度の形骸化を抑制する

制度の形骸化を抑制することは、ノー残業デーにおける重要な観点です。最初は、旗振りを行いノー残業デーを推進していても旗振りが居なくなれば、簡単に形骸化してしまいます。風土として定着するまでには、時間がかかることも理解しておく必要があり、定着する前に形骸化しない工夫を行う必要がある点に注意しましょう。

早朝や別の日の残業増加に注意が必要

慢性的な残業を繰り返す従業員は、ノー残業デーの日は定時で帰っても別の日の早朝に出勤したり、他の日に残業を行う可能性を生みます。ノー残業デーがあることを理由にして、こうした残業増加を防ぐ工夫が必要です。特に、早朝などの時間に残業を行った際にサービス残業とならないように管理をしていきましょう。

業務連携が滞ることに注意する

従来の業務で、「定時になったら提出する。」などのように、定時後の処理が定例化されている場合や、定時以降には関連部署がかえってしまっていた場合には、業務連携、業務そのものが滞ることがあります。こうした事態を防止するには、あらかじめ社内での業務フローやタイムテーブルを見直しを行います。

 

ノー残業デー推進のポイント

最後に、ノー残業デーを推進する際のポイントについて解説していきます。実際に推進する際には、どのような点に留意をしておくと良いかや、推進をする際に注意しておくべきポイントです。ここでご紹介する内容は単体ではなく、複合的に対策を講じて推進をしていく必要があります。

経営層による主旨や目的のトップダウンで推進する

ノー残業デーの推進には、経営層から主旨や目的について説明する必要があります。なぜ、この制度を取り入れたのかや目標とすることをトップダウンにて伝え推進していきます。トップダウンメッセージは1度だけではなく、繰り返し行うことで主旨や目的の浸透を行うことにつなげていきましょう。

対象外を作らず全社で推進する

ノー残業デーは、全社で行うことが原則です。対象外を作ってしまうと、そこからノー残業デーを実施しなくても問題ないという考え方が広がってしまいます。あくまで全社で推進を行うことを徹底して運用を行うことが前提だというルールが必要です。ただし、突発的なトラブルや顧客クレームなど定時以降に対応しなければ企業損失を出してしまう場合や、顧客に損害が出る場合などは臨機応変な対応が必要になります。

業務連携などの見直しによる効率化の推進

ノー残業デーの推進をきっかけに業務連携などの見直しを行います。定時以降に処理をする業務があるのかどうか、その業務は定時以降でなければ問題があるのかなどについて精査が必要です。この見直しにより、業務効率や生産性をアップさせる事も可能ですが、それと同時に業務プロセスをシンプルに変更しノー残業デーを推進していきましょう。

顧客への周知を図る

ノー残業デーの実施については、顧客を始め取引先への周知も必要です。「定時以降の対応ができないこと」「対応が翌日になること」などの運用について説明し理解を求めておきます。この工程を行うことは外部とのやりとりが原因となり残業をするケースを抑制することにつながります。また、ノー残業デーをきっかけに定時以降のやり取りは原則禁止等の制度を導入し慢性的な残業時間の低下を促すなどの工夫も必要だと考えておきましょう。

残業しないことを評価する評価制度を構築

残業をしないことを評価する人事評価制度を構築することも検討していきましょう。効率的に業務を行い生産性をあげている従業員が良い評価を得れる仕組み作りは、残業を美徳とする風土を変化させるきっかけ作りとなります。評価制度に組み込む際には、公平な指標で評価できるようにすること、あらかじめ評価項目を公開しておくことが必要です。

 

まとめ

本記事は、ノー残業デーをテーマに企業におけるメリットや推進時のポイントについて解説しています。ノー残業デーの仕組みは、従業員の心身を守るだけではなく企業ブランドも向上させる施策です。本記事を参考に、ぜひノー残業デーの導入を検討してください。

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