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エフィカシーとは?注目される背景と企業への影響を紹介

公開日:2021/09/09
更新日:2021/09/09
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エフィカシーとは?注目される背景と企業への影響を紹介 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

エフィカシーとは、日本語では「自己効力感」と訳されたり、近い言葉では「自尊心」ということがあります。本記事ではエフィカシーとはなにか、また、注目される背景と企業への影響について紹介します。エフィカシーが高い人材を確保したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

 

エフィカシーとは

エフィカシーとは、効果や有効性という意味です。人に関してこの言葉を用いる際、「セルフエフィカシー」と使われることが多いです。日本語では「自己効力感」と訳され、自分の能力の自己評価をさし、自分のことを自分自身でどのように評価しているのかをいいます。 セルフエフィカシーは、人の能力に大きく影響を及ぼします。人間は、「自分はこのくらい」と考える範囲でしかパフォーマンスを発揮できないものです。すなわち、セルフエフィカシーが高ければ良いパフォーマンスを、低ければ低いパフォーマンスで終わってしまう可能性が考えられます。 厳しい環境変化の中で組織力強化が求められる近年、各社員が持つ「個の力」を高めるうえで、エフィカシーという概念が注目されるようになっています。

 

自己肯定感とエフィカシーの違い

エフィカシーと同様の言葉としては、「自己肯定感」があります。自己肯定感は「自分の価値や存在を肯定的にみること」であり、「自信」を指す点でいえばエフィカシーとよく似ています。しかし、自己肯定感が過去、現在に対する自信を意味するのに対し、エフィカシーは未来に対する自信を指しているという違いがあります。

 

エフィカシーの3つのタイプ

エフィカシーと呼ばれる自己効力感には、3つのタイプが存在します。これらの自己効力感は、社員が会社の中で働く際、最も重要になってきます。ぜひ以下を参考に理解を深めてください。

自己統制的自己効力感

このエフィカシーは、日常生活の中で最も重要なものといえます。自分の行動を制御するための自己効力感であるためです。自分の能力を正しく認識し、自分の統制下にあるものなのか、それとも統制外にあるものなのかを素早く区別して、物事の対処にあたる行為をさしています。

社会的自己効力感

対人関係における自己効力感のことです。自分が社会の中でどれほど上手に対人関係を築いていけるのかという自己評価のことを指します。自分はコミュニケ―ション能力が高く、多くの人との対人関係を良好なものとできる、と考えていればより多くの人とのつながりをもち、様々な場面で結果を引き出せます。

学業的自己効力感

学業的自己効力感は、学校で受ける学習における自己効力感の事です。このエフィカシーは、特に学業に従事している小学生から大学生にとって大切な役割を持っています。成長段階に応じて自分にできないことが分かってくると自然に自己効力感は下がっていきますが、その中でも高い自己効力感を持っている人は多くの時間を学習に費やし、高い成績を収めることが調査により分かっています。

 

エフィカシーが高い人の特徴

エフィカシーが高ければ、ストレスフルな状況に遭遇しても身体的・精神的な健康を損なわず、適切な対処行動や問題解決行動ができます。エフィカシーが高い人の特徴としてどんな点があげられるのか、以下で解説していきます。

ポジティブ思考が強い

物事の大部分は、自身の考え方次第で結果が大きく変わるといわれています。エフィカシーが高い人の特徴として、まずポジティブ思考が強いというのがあります。前向きに考えられる人には、いい結果が出るというイメージもあります。エフィカシーの高さは、成果にも大きな良い影響を与えます。

積極的に行動する

2つ目の特徴としては、積極的に行動することです。エフィカシーが高い人は、目標達成のための自信があります。そのため、当事者意識も強くなり、物事に対して強い責任感や危機感を持ち、意欲的に行動するので、良い結果を導き出せています。

ストレスに強い

3つ目が、ストレスに強いことです。何かにチャレンジするとき、必ず達成するまでの途中に上手くいかないことがあるものです。エフィカシーが高い人は「自分にはできるはず」という気持ちが根底にあるので、ストレスにも負けず、困難をも乗り越えることができるわけです。失敗を恐れず、立ち向かえる強さがエフィカシーが高い人にはあります。

持続力がある

4つ目が、持続力があることです。エフィカシーが高い人は、立ち直りも早く、結果が出るまで頑張れます。エフィカシーは「根拠のない自信」とも言われています。これは、周りから見ると非常に困難に見えることに立ち向かっているからともいえます。目標が困難かどうかには関わらず、その困難に立ち向かい乗り越える力を持っているというのが、エフィカシーが高い人の特徴です。

 

エフィカシーの高い人材が企業に与える影響

エフィカシーが高い人材を獲得できたり、育成できれば、チームや組織に良い影響をもたららすことができます。企業に与える影響として考えられる点を以下で3つ紹介します。ぜひ参考にして、良い影響を活用してください。

社内コミュニケーションの活性化

まず、社内のコミュニケーションの活性化が期待できます。エフィカシーが高い人は前向きで意欲的に動けるため、人間関係の構築にも良い影響が出ます。コミュニケーションが活性化されることで社内の雰囲気も良好になります。

従業員のモチベーションアップ

エフィカシーが高い人がチームや組織にいると、周りにいる人のモチベーションが上がります。個の力を発揮するだけではなく、周りのメンバーにも影響を与え、結果的に業績アップや企業としての成長も期待できます。エフィカシーが高い人は、前向きで、困難に立ち向かい結果が出るまで持続する力をもつという特徴があるため、チーム内で成功体験を共有でき、最終的には全員のモチベーションアップにつながっていきます。

仕事のパフォーマンスの向上

従業員のモチベーションが上がれば、仕事のパフォーマンス向上が叶います。エフィカシーが高い人は、成長意欲をもった目標を掲げ、目標に向かってやり切ることを体現します。そのため、仕事で高い業績をあげることもできるのです。エフィカシーが高い人によって個の力が向上すれば、企業力を高めることにもつながります。

 

従業員のエフィカシーを効果的に高める方法

従業員のエフィカシーを効果的に高める方法としては、小さくてもいいので特定分野で成功体験を積んでいくことです。具体的には以下の3つのステップを用いていくのが有効です。ぜひ参考に取り組んでみてください。

目標を定めて成功体験を積ませる

1つ目のステップとして、目標を定めて成功体験を積ませます。目標設定の際には、しっかりと上司が寄り添い、双方が納得した「挑戦的かつ達成可能な目標」を設定するのがおすすめです。 このポイントは3つのステップの中でも一番難しいところでもあり、かつ重要なポイントとなります。そのためには「1on1面談」や「評価面談」といったチャンスを設けて、積極的にコミュニケーションを取りましょう。双方で納得感があるかどうかにも気を配りましょう。 目標だけでは不十分だと感じる場合や、業務によってうまく設定できない場合には、「新規事業提案」や「業務改善提案」など、自発的に目標を立て、実現していけるようなプロジェクトを任せるのも有効です。

細やかな評価制度を定める

次のステップとして、細やかな評価制度を設けましょう。目標達成のための行動を決定することになるので、その行動が決められるよう、上司のサポートが必要です。 「この目標なら達成できる」と強い気持ちを持つためには、その達成できるイメージを強く持てるかどうかが重要です。

モチベーションアップ研修を実施する

目標達成への強い気持ちをもつためには、社内外での成功事例を学び、あらゆる事例を想定できる力を身につけることがポイントとなります。例えば、モチベーションアップ研修を実施して成功事例を社内報で共有したり、参考になる資料を蓄積していく仕組みを作り、いつでも閲覧できるような環境を整えるのがおすすめです。 社内に実際に成功事例と同じ取り組みをしている先輩社員がいれば、話す機会を設定するなど、本人が目標達成のイメージがもてるようになれる機会を積極的に設けるのも、刺激になります。社内にそういったロールモデルがいなければ、セミナーやイベントの参加や関連する書籍を用意するのもひとつの手です。

フィードバックの機会を設ける

最後のステップとして、フィードバックの機会を設けます。ここでは目標達成のためにとった行動を振り返り、フィードバックを行います。「1on1面談」などでこの機会を定期的に設けることで、部下はエフィカシーが高い状態で業務に取り組むことができます。 頻度は可能であれば週1回、最低でも月1回実施し、フィードバックを定期的に行ってください。

従業員間で温度差が出ないように注意する

エフィカシーを効果的に高める取り組みを行う中で、周りとの温度差が出てしまうこともあります。エフィカシーが高い人がすでに組織にいて、人間関係がぎくしゃくしていると、エフィカシーの高い人がなじめないケースがあるのです。「がんばってもどうせ変わらない」という周りの空気感があると、エフィカシーが高い人は離職してしまうリスクもあります。管理側は、従業員間で温度差が出ないように、注意してサポートしていく必要があります。

 

まとめ

エフィカシーとは何か、エフィカシーが注目される背景や企業に与える影響などを紹介しました。今の時代は変化が激しく、将来が予測不能になりつつあります。エフィカシーの高さは、組織の実行力や成果に大きな影響を与えるものとなっています。 個々のエフィカシーを高め、生き残るための企業力も高めるため、ぜひこの記事を参考にしてください。

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