10/27(Wed)

今日の生放送

ケースメソッドとは?研修に取り入れるメリットや効果的なポイントについて解説する

公開日:2021/09/09
更新日:2021/09/09
  • Twitter
  • Facebook
  • はてなブックマーク
  • LINE
ケースメソッドとは?研修に取り入れるメリットや効果的なポイントについて解説する | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

企業における研修での学びを充実化させるため、疑似体験を通して学ぶ「ケースメソッド」が採用されることがあります。ケースメソッドは元々学問が発祥となりますが、ビジネスシーンでは具体的にどのように用いられているのでしょうか。本記事では、研修にケースメソッドを入れるメリットや、そのポイントについて解説しています。

 

ケースメソッドとは

ケースメソッドとは、研修方法の1つで実際に体験していない事例に対して、疑似体験することで解決策を導く方法です。問題解決のプロセスを学ぶだけではなく、倫理性やメンタル面においても効果があるとされています。ケースメソッドでは、実際におきた事例をもとに最善策を検討していくプロセス中で、参加者同士での意見交換や論理的な思考の訓練を行うこともできるため、多くの企業が取り入れています。ケースメソッドを通して、実践力以外の多面での成長に期待できるため、管理職を中心に研修に取り入れ訓練を行っています。

ケースメソッドの重要性

実際に起きた事例を基に、問題の分析や解決策立案までのプロセスを疑似体験を通して学ぶことで、リアルな体験として理解することができます。実際に起きた事例であることから、同じようなケースが起きた場合の対応に迅速に対応できるだけではなく、参加者との意見交換を通して、より精度の高い解決策・結論を導くことも期待できるでしょう。また、実例を用いることで実務に即した学びを行うことも可能になります。

ケーススタディとの違い

ケーススタディとは、「具体例から学ぶ」ことを意味しています。実際におきた事例を利用することは同じですが、ケーススタディは事例と解決策の両方から、そのプロセスや解決策に至った経緯を含めて、事例としてとらえ理解を深めていく点に相違があります。両者ともに、実例を使うことで理解度が増すことを意識し、できるだけ最近の事例を用いて研修を行うようにしましょう。そうすることで、より身近に感じ受講者の理解度を促進させることができます。

 

ケースメソッドを研修に取り入れるメリットとは

次に、ケースメソッドを研修に取り入れるメリットについて解説していきます。ケースメソッドを取り入れることで、研修の成果にはどのような変化が起きるのでしょうか。ケースメソッドを利用するメリットを理解することで、ケースメソッドの特性をより深く理解するようにしていきましょう。

業務における実践能力の育成

ケースメソッドでは、実例を用いて研修を行います。この実例は、実務に関係性のある成功事例や失敗事例を用いて研修を行うことができるため、業務における実践能力を育成することができます。また、今後、同様の事例が起きた場合にも早急な対応が可能となるメリットも期待できるでしょう。ケースメソッドでは、業務における実践力を養うことを目的としているため、受講者の職種で遭遇する事象や実務での事例を選ことが重要です。より身近な事例を用いることは、参加者にとっても理解しやすいだけでなく、社員個人のスキル育成や事業の成長には欠かせない要素になることが想定されます。今後の市場の変化や競合を想定したケースで、解決策を導くケースメソッドを実施することによって、社員の中期的なスキル、マインドセットの育成を実現できるでしょう。

社員が難題にも立ち向かえる能力や姿勢を身につける

ケースメソッドの受講者は、主にリーダー職、専門職などの一般職ではない人材が対象となります。事例を通して、討議をすること実践を繰り返すことで、問題発見技法やコミュニケーション力、粘り強さを養うことができます。実例を通して研修を進めることで、管理職に必要なマインドセット、中長期を見据えた視点を養うことが期待できるでしょう。また、結果的にケースメソッドを通してリーダー職の育成にもつながります。ケースメソッドは通常のスキル育成を目的とした研修や、自己啓発(SD)とは違って、対象の職位や役職が考えるべきテーマが設定されます。ここで扱われるケースとは、その役職の立場になった人材が考えるべき事業の課題や、2~3年後の戦術や戦略などに関わることが多いでしょう。そのため、受講者はこれまでよりも高い思考力や粘り強さを身に付け、結果的にリーダー職となる人材の育成にもつながることが期待されます。

 

ケースメソッドの方法とは

次にケースメソッドの方法について解説していきます。どのようなテーマを選定するか、どういった観点にポイントをおいて対応していくかをそれぞれ確認しておきましょう。

事例(ケース)を選定する

事例を選定するには、5年以内のできるだけ新しい事例とすること、今までに分析されていない事例を選択しましょう。最近、身近で起きた事例を学ぶことで学習の質が高くなると同時に、実際の業務でも活かしやすくなります。特に、参加する社員の職種で起きるようなケースを選ぶことで、各社員のそれぞれの考え方や対応の仕方などをディスカッションを通じて共有することができます。仮にケースメソッドの事例選定が誤ってしまうと、目的としていたスキルや人材の育成が達成できなくなってしまうでしょう。事例の選定次第でケースメソッドの有効性が決まってくるとさえ言われているため、どのようなケースを扱うのかは十分な時間を取って決めるようにしましょう。

事例は2つ以上用意する

ケースメソッドの目的は、物事を複数の視点で考えて正確に状況を把握すること、問題を解決する方法を自ら導き出す発想力を身に付けることです。正確な状況把握をする訓練には、2つ以上の事例を分析し比較することが必要です。そのため、ケースメソッドを実施する際は1つだけでなく、複数の事例を用いるようにしましょう。発想力を身に付けるには、類似した過去の事例から情報を収集しビジネスシーンに活かせる方法を考えていくことが必要になります。また、比較対象がなければ、1つの事例を全ての基準にしてしまい、応用ができない結論を導いてしまう可能性があります。こうした理由から、事例は2つ以上選び、より理解度と実践力を身に付けるための準備を事前にしておきましょう。

結論を導くまでのプロセスを重視する

ケースメソッドでは、最終的な結論よりも結論を出すまでのプロセスを重視します。ケースメソッドは、実際の業務や業界のおける事例を用いることから、正しい正解が存在しているものばかりではありません。そのため、結論よりも、どのようにしてその結論や回答を導き出したかという過程が重要視されるのです。この過程までの思考回数や、どのように分析をするかなど、いずれも業務で求められる現状把握や論理的思考などに深く関わるものとなります。また、ケースメソッドでは参加者間で議論を重ねる中で、自分の発想に不足している点に気づくことができ、個人ではカバーできない思考のバリエーションを増やすことも期待されます。ケースメソッドを通して、実務に関わる事例で考え抜く習慣を身に付けることで、結果的に実務上の課題に対しても効果的に取り組むことができるようになるでしょう。

 

ケースメソッドを研修で効果的に取り入れるためのポイント

次に、ケースメソッドを研修に効果的に取り入れるためのポイントについて解説します。ケースメソッドはその目的や、ケースの選定の重要さから、入念な準備や手順において進める必要があります。どのような手順で、どの過程が効果を最大化するポイントになるのかおさえておきましょう。

受講者への周知

研修の前には、研修プログラムを事前に参加者に周知しておきます。ケースメソッドを用いた研修は、通常の研修と違って議論やワークを用いることがあり、長時間、複数日程にわたって実施されることも少なくありません。また、ケースによっては事前に参加者がリサーチしたり、課題を設定しておく必要があったりなど、事前準備を求めることもあるでしょう。そのため、早めの周知が必要となります。研修中のケースメソッドをスムーズに進めるためにも、事前にプログラムを作成して共有し、可能であれば事例についてもあらかじめ周知しておくことも検討しておきましょう。事例を先に配布する場合には、ディスカッションがスムーズに進むように、事前の確認項目なども準備をしておきましょう。

実施方法の選定

ケースメソッドには、討論方式、ワークなどの方法があります。研修の開始時には、こうした方法を一通り説明をし、何が最適な手法かを選定することからはじめましょう。参加している受講者に身に付けて欲しいスキルをあらかじめ選定しておくことで、どの方法をプログラムに入れるのかを決める必要があります。特に対象となる社員の職種、役職に応じて、ディスカッションとワークのどちらが適しているかは変わってくるでしょう。数日間にわたって実施する研修であれば、プログラム内にあるインプットとアウトプットの時間を明確にし、収束と発散が適度に繰り返されるように選定することをおすすめします。

研修後に振り返りの機会を作る

研修後には、習熟度、定着度を図るためにも振り返りの機会を設けておくといいでしょう。研修のフォローアップとして、実務で活用した感想や上手くいかない点などを出し合い、理解を促す場として用いることも有効です。また、その場で管理職や研修担当者が適切にファシリテーションを行うことも重要です。ワーク中には拾いきれなかった意見や、足りない視点などをフィードバックしたり、実際の実務で落とし込む際のポイントを導くためのフォローをするといいでしょう。

 

まとめ

本記事では、ケースメソッドをテーマにメリットやテーマの選び方について解説しています。ケースメソッドは、よりリアリティのあるテーマで研修が進むため、参加者の理解を促進させ、実践力を身に付ける研修です。特に、管理職向けの研修としてメンタル面での成長にも期待できる研修であるため、ご紹介している内容を踏まえ参加者が成長できる研修にしてください。より具体的なディスカッションを通して、参加者が新たな気付きや実践力を身に付けることで企業成長につながる事を理解しケースメソッドを活用していきましょう。

人気のコラム記事

20万人のビジネスマンに支持された楽しく学べるeラーニングSchoo(スクー)
資料では管理機能や動画コンテンツ一覧、導入事例、ご利用料金などをご紹介しております。
デモアカウントの発行も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

お電話でもお気軽にお問い合わせください受付時間:平日10:00〜19:00

03-6416-1614

03-6416-1614

法人向けサービストップ