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WOOPの法則とは|事例やおすすめの書籍を紹介

公開日:2021/09/10
更新日:2021/09/14
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WOOPの法則とは|事例やおすすめの書籍を紹介 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

この記事では「WOOPの法則」という目標達成のための考え方を解説しています。WOOPの法則の考え方はもちろん、メリットとデメリットも併せて理解することができます。

 

WOOPの法則とは?その全体像について

WOOPの法則とは、アメリカの心理学者ガブリエル・エッティンゲン博士が考案した考え方で、下記の頭文字をとったものです。

  • ・Wish:願望、ありたい姿
  • ・Outcome:ありたい姿を実現したときの結果
  • ・Obstacle:Wishの実現に向けて想定できる障害
  • ・Plan:障害を乗り越えるための計画

この順番で計画に落とし込めば、目標達成できるという考え方です。 では、次章で具体的に解説していきます。

 

WOOPの法則を事例を通じて解説

WOOPの法則について、架空の事例を使って解説していきます。 Aさんは、採用管理システムや中途採用代行などのソリューション営業を担当しています。 Aさんの目標設定に沿って、WOOPの法則のポイントを解説します。

WishとOutcomeのポイント

WishとOutcomeのポイントは、根拠のない背伸びした目標やありたい姿ではなく、実現を見込める目標やありたい姿を具体的に設定することです。

「Wish」のポイント

まず、実現可能性の高い「Wish:願望/ありたい姿」を想像します。 Aさんの営業は、ほとんど前期に受注しているため、営業目標はほとんど達成できる見込みです。そこでAさんは、来期に向けて今から見込み顧客を開拓し、当期実績の150%の受注を目指す目標を設定しました。 この際、Aさんは根拠なしに150%と設定したのではありません。前期に見込み顧客との商談の質に拘り、多くの見込み顧客が検討フェイズに移行しています。受注確率を勘案しても、当期受注の130%くらいまで伸長すると見込んでいます。 そのため、150%は実現が不可能ではないとAさんは考えたのです。 実現を見込める目標を設定する利点は、計画だてて行動できること、およびそのための努力が無駄ではないと思えることです。

「Outcome」のポイント

次にOutcomeを設定します。 Aさんは新婚のため、150%達成によって獲得したインセンティブでパートナーと長期の旅行に行くことを、Wishの実現した姿として想像しました。 二人とも旅行が好きで、できれば長期旅行に出掛けたいと話をしていました。Aさんの事例では、来期受注を当期比150%に伸長させるというのがOutcomeではなく、それを実現した結果としてのOutcomeを設定しているのです。 目標を達成することがOutcomeではなく、自分自身のモチベーションとなるような達成した結果の姿を描くことにより、目標達成のための行動を取り続けることができます。

ObstacleとPlanのポイント

ObstacleとPlanのポイントは、悲観的に見て障害を洗い出し、克服するためのプランを考えることです。

「Obstacle」のポイント

WishとOutcomeを実現するための障害を徹底的に洗い出します。 Aさんは、受注確率は提案の金額により読みづらくなること、および受注確約までの期間が伸びることを知っていました。 その両面で、見込み顧客や仕掛案件を一つひとつ精査しました。悲観的に見ると、やはり足らなくなります。そのため、既存取引顧客の取引金額拡大のための働きかけをする必要があると感じました。 徹底的に悲観的に予測し、リスクヘッジのための課題設定を行うことにより、確実に目標達成に導きます。

「Plan」のポイント

障害を克服するための計画を緻密に立案します。 Aさんは、精査した見込み顧客や仕掛案件一つひとつに、克服のためのアクションを立案しました。さらに、不足する場合に備え、既存取引顧客へのアクションも立案したのです。 この際、あまりにも想定される障害が多い場合は、発生した場合のインパクトの大きさを勘案して、優先して対応する障害を決めておきます。 目標達成を確実なものとするための、現実的な計画を立てることがポイントです。

WOOPの実行

「WOOPの法則」の本質的なポイントは、必ず実行することです。 「WOOPの法則」は、計画段階を概念的に整理した考え方です。そのため、実行がおろそかになりがちです。いくら、WOOPの法則に沿って完璧に計画まで立案したとしても、実行しなければ目標達成できないこともあります。 必ず実行することが重要であり、そのため現実的な計画を立案することにこだわっているのです。

 

PDCAとの比較

代表的なマネジメントサイクルである「PDCA」と「WOOPの法則」を比較することで「WOOPの法則」の留意点を解説します。 これまで解説したとおり、「WOOPの法則」は現実的な目標を確実に達成する際に活用できる考え方です。 「WOOPの法則」と比べれば、「PDCA」のPlanは、目標が大きくなる傾向があり、現実感が考慮されない傾向もあります。しかし、それは同時に「WOOPの法則」が「革新的な内容」に迫るような目標設定や、長期間の目標への到達に向かないことを示しています。 中長期で革新的な目標を設定する必要がある場合はPDCAを活用し、短期的で現実的な目標にはWOOPの法則を活用するなど、使い分けが必要です。

 

WOOP実践のおすすめ書籍(電子書籍)

WOOPの法則を実践するための、おすすめの書籍をご紹介します。

WOOP入門書籍

WOOPの法則の入門書としては、「願望を実行計画に変えるWOOPの法則」がおすすめです。 この書籍は、WOOPの法則を生み出した、ガブリエル・エッティンゲン博士によって執筆されたものです。「成功するにはポジティブ思考を捨てなさい」という副題のとおり、気持ちとしてのポジティブさが目標達成を邪魔していると説いています。 WOOPの法則の生みの親の書籍ですので、基本的な考え方を理解するのに最適です。

目標設定に関する書籍

「WOOPの法則」の重要ポイントである、現実的な目標にするための勝ち筋を見いだす書籍として「ゲームチェンジャーの競争戦略」をご紹介します。 「WOOPの法則」では現実的な目標を設定することを推奨していますが、どうすれば現実的な目標になるのかは、あまり解説されていません。 紹介した書籍は「いかにライバルとの競争を避け独自のポジションを獲得するのか」について解説しています。 ビジネスパーソンは、営業でも事務職でも、自分自身の独自性を活かすことができる目標の内容にすることが重要です。

リスク想定に関する書籍

「WOOPの法則」の重要ポイントである、障害を想定するためのリスクマネジメントの考え方を学べる書籍として「世界一分かりやすいリスクマネジメント集中講座」をご紹介します。 読みやすいストーリー仕立てで、リスクマネジメントの基本を解説している書籍です。リスクを洗い出すフレームワークもしっかりと解説されています。 リスクを想定するには、一定の知識が必要です。Obstacleを抽出するには、リスクマネジメントの知識が役立ちます。

 

WOOP実践のために

実務において「WOOPの法則」を活用し実践するポイントについて、力量、思い、実践の3点をもとに解説します。

力量やリソースを見極めること

WOOPの法則の実践のポイントの一つは、力量やリソースを適切に見極めることです。 WishとOutcomeを適切に設定するには、自分自身の力量や目標を達成するためのリソースについて、客観的な視点で分析することが不可欠です。 例えば、自分自身の力量について第三者にフィードバックをもらうことで、客観的に自分自身の力量を捉えることができます。そうすれば、自分自身にとって適切な目標を設定することができます。

思いと現実を行き来すること

ポイントの二つ目は、WOOPの法則に則り「思い」と「現実」を行き来することです。 現実的すぎる目標は、個人の成長の観点ではマイナスの影響を与える可能性があります。 そのため、現実感から離れて、自分自身の「思い」も思い出す必要があります。 「思い」と「現実」を行き来することで、自分自身の成長やありたい姿に近づくことができます。

実践のうえで振り返ること

最後のポイントは、実践したうえで振り返ることです。 WOOPの法則も、そのほかのビジネス理論も、活用して成果を出すには実践したうえで振り返る必要があります。 考え方と実践を照らし合わせて振り返ることにより、さらに成功確率を高めることができます。

 

まとめ

当記事では「WOOPの法則」について解説しました。 現実感のある目標を設定し成功確率を高める考え方ですが、一方でいくつかの留意点もあります。置かれた環境や設定しなければならない目標の内容を考慮して、適切に活用することが重要です。 当記事をきっかけに、自社の社員の目標設定の考え方について再考してみてはいかがでしょうか。

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