公開日:2021/06/30
更新日:2022/09/20

企業がDX推進する理由とは?その取り組みや事例について解説する

企業がDX推進する理由とは?その取り組みや事例について解説する | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

この記事では、企業がDXを推進する理由から経済産業省が提唱している2025年の崖などについても解説しています。日本におけるDX推進について理解し、DXの成功を達成しましょう。

 

01DXとは

国内で広がるDX(デジタルトランスフォーメーション)の定義の理解や企業に与える影響について理解しておくことは大切です。企業としての取り組みを行うためには、その定義を正しく理解し推進を行うことが必要だと理解しておきましょう。

DXの定義

DXは2004年にスウェーデンのウメオ大学教授エリック・ストルターマン氏が主張した「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念が最初の定義と言われています。現在では、DXの定義は「最新のデジタル技術を駆使しデジタル化時代に対応するための企業の変革や改善」という意味として利用されています。

経済産業省では平成30年5月に「デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会」を発足し「DX推進ガイドライン」を発表しています。このガイドラインの中では、DXを以下のように定義しています。

「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」

企業が実施するDX化の定義は、このガイドラインに準じていると理解しておきましょう。

参考:「DX推進ガイドライン|経済産業省」

DX推進が企業に与える影響

DX推進が実施されることで企業には様々な影響が与えられます。DXは「デジタル技術による人々の生活の変革」とも言われ、様々な場面で推進されています。この推進により、企業ではサービスの提供を変化させる必要性が生じるだけではなく、サービスを支える企業運営自体にも変更を余儀なくされていくと言えるでしょう。自社のサービスや運営方法自体を大きく変化させるDX推進は企業へ大きな影響を与える活動です。

DX化とIT化の違い

混同されやすいIT化との違いも理解しておきましょう。 IT化とは、既存プロセスの生産性向上を目的として実施されます。既存で実施されていることをシステム化し業務効率や生産性の改善を目的として推進されます。2つの用語の違いは、IT化「量的変化」、DX化「質的変化」と表されることもあり混同されやすい用語ではありますが、根本的な概念が違うことを理解しておきましょう。

 

02DXが推進される理由とは

DXの推進は、国をあげて実施されている活動です。どうしてDXを推進する必要があるのでしょうか。次に、DXを推進する必要がある理由について解説していきます。DX推進をする必要がある理由は、大きく分けて2つありますので、その内容を理解しておきましょう。

経済産業省が発信する「2025年の崖」への対応

経済産業省は「2025年の崖」への注意を促しています。経済産業省が2018年にまとめた報告書「DXレポート~ITシステム『2025年の崖』の克服とDXの本格的な展開~」では、多くの企業において既存システムの老朽化やブラックボックス化について注意をしており企業における早期の対応を呼びかけていることを念頭においておきましょう。こうした既存システムの問題を解決できない場合には、2025年以降には日本経済に年間で最大12兆円の損害が起きると推測しています。この2025年の崖に対応するためには、企業は早期の対策を講じて対応が必要です。既存システムの改修や見直しには、長期的な期間が必要となる場合も多く早期の対応や検討が急務と理解しておきましょう。

2027年RPAサポート期間終了に伴う基盤システム改訂への対応

多くの企業が採用しているRPAのサポートが2027年に終了していることも大きな理由の1つです。RPAのサポート期間は当初は2025年でしたが、サポート期間が延長となり2027年になりました。大手企業を中心に基盤システムとして採用する2027年にサポート期間が終了することは、基盤システムを見直す上で重要な要素になります。ただし、基盤システム改訂や見直し、入替は企業における金銭面や労力も必要です。同時に企業運営にも大きな影響を与える観点からもDX推進をすすめ対応を行う必要があると理解しておきましょう。

 

03経済産業省によるDX推進ガイドラインでおさえるべき観点

経済産業省では2018年に「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX推進ガイドライン)」を公表しています。各企業では、このガイドラインを基にDXを推進しています。次に、DX推進ガイドラインでおさえておきべきポイントを紹介していきましょう。

参考:経済産業省「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン (DX 推進ガイドライン)」

企業トップの推進が大きな成功要素となる

DX 推進ガイドラインには、企業トップ自ら行う推進が成功の要素になることを記載しています。経営トップが自ら「ビジネスや仕事の仕方、組織・人事の仕組み、企業文化・風土そのものの変革が不可欠」と定めており経営トップがDX推進に強い意思を持ち遂行を促す必要性があり、DX推進の成功の要素であることを記載していることを理解しておきましょう。

経営戦略やビジョンと連動が必要

DX推進を行う際には、経営戦略や経営ビジョンとの連動も必要不可欠です。いくら経営トップが推進した場合においても経営戦略と紐づかない場合には推進スピードは落ちてしまいます。経営戦略や経営ビジョンとの連動があってこそ、DX推進は促進され目指すべき姿に近づくことができると理解しておきましょう。DX推進の計画立案の際には、自社の経営戦略や経営ビジョンを意識し目的の精査を行う必要があります。

DXを実現する上で基盤となるITシステムの構築が必要

DX化を実現するためには、基盤となるITシステムの構築が必要です。このITシステムの構築とは、DX化を行う上で必要となる環境をトータル的に考えた基盤を示しDX推進を行う上で基盤となるべき環境を作る必要があります。個々のシステムが連動し、共通した1つのプラットフォーム上で稼働できる環境を構築することで、相互間の連携が取れ効率的な稼働が可能になると理解しておきましょう。

 

04企業がDXを推進するメリットとは

次に企業がDX推進を行うことでのメリットについて整理していきましょう。企業がDX推進を行うことで得れるメリットにはどのようなものがあるのかを理解しておくことも、DX推進には重要な要素です。

生産性の向上を実現する

DX推進の最大のメリットは、生産性の向上です。デジタル化による業務の生産性や正確性を向上させることや、作業時間の短縮ができることでヒューマンエラーの抑制に期待することもでき、最終的には人件費の削減にも期待できることを理解しておきましょう。

BCPの充実を実現する

BCP(事業継続計画)の充実により、万が一の災害やシステム障害による危機に対応できる環境を構築することができます。危機におけるリスクを最小限におさえることは、企業経営においても重要な課題です。BCPの充実を図ることは、企業の継続的運営を推進することに繋がると理解しておきましょう。

 

05DX推進をする際に注意べきこと

次にDX推進をする際に注意すべきことを理解しておきましょう。DX推進を行う際にはメリットだけではなく注意しておくべきこともあります。推進の際には、注意すべきことを理解して対応しておくことが必要です。

既存システムのブラックボックス化による推進の遅れ

既存システムを構築してから年数が経過している場合などには、当時の担当者が不在となっていることも多くあり詳細な内容が不明になっている場合も多々あります。また、仕様書自体の管理が不十分である場合や利用していない機能がある場合もあり既存システムの内容がブラックボックス化している場合があり解析自体に時間を有する可能性がある点には注意が必要だと理解しておきましょう。

DX推進を行う人材のスキル不足

DX推進を行う人材のスキル不足も推進の際の課題になります。DX推進を行う際には、主導となり企業の基盤システムを含めた見直しを行う必要がありますが、推進者のスキル不足がある場合には推進自体の遅れを商事させる可能性が出てくる点に注意が必要です。推進を行う際には、推進者のスキル向上も取り組むべき課題の1つになります。

デジタル化の費用が高額となる

デジタル化の費用も大きな課題の1つです。基盤システム、日常で利用する細かなシステムを全て見直すとなると費用面も高額となる可能性があります。デジタル化を推進する際には、トータル的なコストの算出と予算化、リリースを段階的に行うなどの工夫を行うことも考慮しておきましょう。同時にできるだけコストをおさえる工夫を行うことも対策として必要です。

 

06DXを推進する方法とは

経営者からDXの推進を依頼されたものの、何をすればいいのかわからなかったり、うまく進められているかわからないということが主な課題として挙げられます。次にDXを推進する方法について解説します。

DXの目的を設定する

DXを進める上で最初に行うべきことは、何を・なぜDXするかといった目的の設定です。目的がないまま進めてしまうと、DXツールを導入して終わりといった、DX自体が目的となりがちです。明確な目的がないと、効果計測や改善も難しくなったり、成果が見えずに現場だけが混乱することになることもあります。 そのため、まずは現状の社内の課題を収集し、そのうえで業務の効率化や新しい価値創造ができるようなDXの目的を設定することが大切です。

DX推進のビジョン共有

DXの目的が固まったら、それを基に全社に向けてDXを推進していくことを周知し、従業員に理解してもらうことが必要です。社内での理解が得られないまま進めてしまうと、現場が混乱してしまい、従業員の不満となってしまうことも考えられます。この手順を踏むことで社内からの協力も得られやすくなるでしょう。

DX推進体制を構築する

DX推進を本格的に進めていくために次は専門の部署を新設し、予算の確保を行い、体制を構築していきます。DXにはデジタル技術やデータ活用をおこなっていくため、IT部門からの協力や時には外部との連携も行いながら体制を構築していきましょう。

DX推進の計画立案・実行・改善

体制が整ったら、社内の課題から解決に向けた具体的なDX推進計画を立案していきます。 そして、その計画を基に実行に移し、当初の目的が達成されているかどうかを確認しながら検証・改善のプロセスを繰り返していきましょう。 また、状況が変化し、うまくDXが進まないということも考えられますので、その際には当初の計画に固執することなく修正し、その時々の状況に合わせた形で進めていきましょう。

▼DXのポイントや必要な人材・スキルを詳しく知りたい方はこちら▼
【関連ページ】DX(デジタルトランスフォーメーション)研修パッケージ

 

07DXを支援する仕組み

Liferay DXP

世界で多くの企業が利用する「Liferay DXP」は、大企業向けのポータルサイトです。Liferay DXPLiferay DXPは、カスタマイズ制や他システムての統合力などに強味を持っています。拡張性も高く機能追加も可能です。自社の要件に合わせたカスタマイズができることや専門スタッフによるサポート力も高い点から利用企業は年々増加している点も魅力の1つになります。

参考:Liferay 「Dijital Experience Platform」

SoftBankのDXソリューション

通信業界のパイオニアであるSoftBankのDXソリューション です。AIや5Gの活用によりパートナーと並走することでDX化の促進を実現していきます。様々な業界で取引をしている実績をもとに強力なサポート力があるからこそ実現できるDXの推進力の評価は高く企業のDX化成功の強い味方となります。

参考:SoftBank 「DX with SoftBank」


 

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■資料内容抜粋
・大人たちが学び続ける「Schoo for Business」とは?
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08Schoo for BusinessのDX研修

Schoo for Businessでは約7000本を超える数の授業をご用意しており、様々な種類の研修に対応しています。その上、自己啓発にも効果的な内容の講座を毎日配信しているため、研修と自己啓発の両方に対応することができるシステムになっています。研修と自己啓発を掛け合わせることにより、誰かに要求されて学ぶのではなく、自発的に学び、成長していく人材を育成することが可能になります。ここでは、Schoo for Businessの具体的な活用方法と、特徴、さらにはどのようなメリットがあるのかを解説します。

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1.研修と自律学習推進を両方行うことができる

Schoo for Businessは社員研修にも自律型学習にも利用できるオンライン学習サービスです。通常の研修動画は、研修に特化したものが多く、社員の自律型学習には向かないものも少なくありません。しかし、Schooの約7000本にも上る授業では、研修系の内容から自己啓発に役立つ内容まで幅広く網羅しているため、研修と自律型学習の双方の効果を得ることができるのです。

SchooのDX研修カリキュラム

Schooの数多くの授業の中にはDXが学べる授業も多くあります。ここでは、SchooのDX研修カリキュラムを紹介します。

DX研修パッケージを見る

3.管理画面で受講者の学習状況を可視化できる

Schoo for Businessには学習管理機能が備わっているため、研修スケジュールの作成を容易に行うことができます。さらに、社員の学習進捗度を常に可視化することができる上に、レポート機能を使って学んだことを振り返る機会を作ることも可能です。ここでは学習管理機能の使い方を簡単に解説します。

管理画面の使い方1

まず、Schoo for Businessの管理画面を開き、「研修を作成するという」ページで作成した研修の研修期間を設定します。ここで期間を設定するだけで自動的に受講者の研修アカウントにも研修期間が設定されるため、簡単にスケジュールを組むことができます。

管理画面の使い方2

この、管理者側の管理ツールでは受講者がスケジュール通りに研修を受けているかを確認することができます。もし決められた研修をスケジュール通りに行っていない受講者がいれば注意したり、話を聞くことができるなど、受講者がしっかりスケジュールを守っているかを確認することができます。

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09まとめ

本記事では、DX推進に関してのメリットや注意点、DXの定義について解説しています。今後の企業成長にはDX化が必要と言われている理由を含め解説していますので、今後のDX化推進の際の参考にしていきましょう。

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経済産業省が取り組む
デジタル人材育成プラットフォーム
 

経済産業省の商務情報政策局 情報技術利用促進課でDXリテラシー標準化の検討会を行っている同課の金杉 祥平氏をお招きし、「経済産業省が取り組むデジタル人材育成プラットフォーム」について語っていただいたウェビナーのアーカイブです。デジタル人材要件の定義や、リスキリングするための構造化された項目、さらに経済産業省で構想している人材育成プラットフォームについてもお話しいただいております。

  • 登壇者:金杉 祥平様
    経済産業省 商務情報政策局 情報技術利用促進課 課長補佐(企画)

    2006年に経済産業省に入省。過去には、再生可能エネルギーの推進、家電製品の安全基準の整備、電気事業制度のルール整備、福島第一原子力発電所の廃炉推進に従事し、2021年5月から現職。情報技術利用促進課では、地域企業・産業のDXの実現に向けて、デジタル人材の育成を推進するため、デジタル知識・能力を身につけるための実践的な学びの場を提供する「デジタル人材育成プラットフォーム」の制度設計を担当。

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