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チーミングとは?不確実な時代を生き抜くチームのあり方を詳しく解説

公開日:2021/09/10
更新日:2021/09/14
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チーミングとは?不確実な時代を生き抜くチームのあり方を詳しく解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

チーミングとは、絶え間なくチームワークの構築と最適化を模索し実践しつづけることです。予測不能な時代でありチームの形も変化しているため、新たなチームの概念として注目されています。当記事では、チーミングの意味・チームをつくるステップ・組織が学習するべき領域などについて解説します。

 

チーミングとは

チーミングとは、英語の名詞teamと進行形のingが組み合わさった言葉です。チーミングは、絶え間なくチームワークの構築と最適化を模索し実践しつづけることです。 チーム研究の第一人者であるハーバード大学教授エイミー・C・エドモンドソン氏によって提唱されました。ここでは、チーミングの意味や手法、求められる背景を解説します。

チーミングが注目されている理由

チーミングが新たな概念として注目されている理由は、予測不能な時代でありチームの形も変化しつづけているからです。 例えば、近年では新型コロナウイルスでテレワーク(リモートワーク)を導入する企業が増加しました。また、新入社員の研修のみテレワークで進めているといった企業も増えています。テレワークの浸透により、以前よりもチームとして仕事を進めるという「チーム意識」が低下しているとされています。 今では、対面で顔を合わせなくとも「チーム意識」をもって仕事を進めるためのさまざまな取り組みが始まっています。このように、不確実な時代においては、チームの理想のあり方が常に変化します。変化する時代に対応するため「チームワークを絶え間なく模索する」チーミングが重要視されているのです。

新たなリーダーシップの形

チームワークを模索・構築しつづけるチーミングは、メンバーと対話を続け相互理解を大切にする新たなリーダーシップの形であるといえるでしょう。 チーミングでは、リーダー1人が意見を取りまとめチームを主導するのではなく、チームメンバー全員の意見や主張を求めます。リーダーにとっての常識や既にもっている前提を当たり前とせず、チームメンバーと話し合いを重ねることで、チームとしてより良いパフォーマンスを発揮することができます。

 

チームをつくる3つのステップ

チームとはただの人の集まりではなく、ある共通の目的を達成するための組織のことです。 優秀なメンバーを集めるのではなく、異なる個人の特性や経験が十分に活かされ、チームとしての生産性が向上することが理想の状態です。ここでは、チームをつくる3つのステップについて解説します。

ステップ1.心理的安全性を高める

より洗練されたチームにするには、チームメンバー全員が互いに関わり合い、意見を交わすことが大切です。そのため、皆が臆さずに意見を言い合えるような環境や風土を構築することが大切です。 チームの心理的安全性を高めることで、従業員が失敗を恐れずに発言し、質問をぶつけ、新しいことを試せるような環境をつくりましょう。

心理的安全性とは

心理的安全性とは、従業員が安心して自分の考えを述べたり、行動に移したりできる状態を指します。2015年米グーグル社が「心理的安全性は成功するチーム構築においてもっとも重要な要素である」と示したことで、一気に注目を集めるようになりました。 質問や提案、懸念を口にすると上司から悪い評価を受けてしまうのではないかと感じると、部下は発言を控えるようになってしまい、パフォーマンスの質が低下してしまいます。 心理的安全性が高まると、従業員が意見を積極的に述べられるようになるため、チームメンバーが自主的に業務に取り組むようになります。そのため、結果的にチームの生産性が向上するといえるでしょう。

心理的安全性を高める方法

心理的安全性を高めるためには、チームリーダーの行動が非常に重要となります。心理的安全性を高めるための方法は以下の通りです。

  • ・気軽にコミュニケーションがとれるチャットを活用する
  • ・1on1を実施する
  • ・競争でなく協力を促す
  • ・上司が部下に情報をオープンにする

ステップ2.失敗から学ぶ

現状の方法をより効率的かつ効果的なものへ改善するために、失敗経験から学ぶことが求められます。失敗したときに、次に同じ過ちを繰り返さないために、失敗の要因や改善点を洗い出すことが重要です。 心理的安全性が確保されているチームであれば、臆せずに自分の失敗をチームの財産として共有することも可能になっていることでしょう。

ステップ3.チームを横断した文化的つながりの創出

チームの知識や技術を高めるため、積極的に他チームと情報交換をすることも求められます。 また、チームの方針や進捗状況について他チームから客観的な意見をもらうことで、チーム内だけでは気づくことができなかった視点に気づくことができるでしょう。

 

「学習する組織」とは

チーミングでは、時代の変化に柔軟なチームであるために、最適なチームワークを絶え間なく模索する必要があります。チームワークを模索しつづけるにはどうしたら良いのでしょうか。 そのようなチームワークを模索しつづける組織は、「学習する組織」として定義されています。ここでは、学習する組織の意味や、学習する組織にとって重要な要素について解説します。

「学習する組織」の意味

「学習する組織」とは、従業員一人ひとりが個人やチームとして、効果的に変化をつくり続ける組織のことです。 マサチューセッツ工科大学のピーター氏が1990年に著した「最強組織の法則」がベストセラーになってから、学習する組織(ラーニング・オーガニゼーション)が注目を集めるようになりました。

学習する組織の目的

学習する組織の目的は、チームのパフォーマンス向上です。個人が学習するだけでなく、学習の成果をチームに反映することが求められます。 ビジネスサイクルの短縮化によって、保有する知識・ノウハウの陳腐化が早くなったり、インターネットの普及により情報の拡散や上書きのスピードが速まりました。 そのため、既存のやり方やチームの方針に固執せずに、新たな方法を模索しつづけることでチームのパフォーマンスを向上させることができます。

土台となるのはリフレクション

学習する組織の土台となるのは、リフレクションという概念です。リフレクション(内省)とは、日々の業務から一度離れ、自身の行動や考え方を客観視して振り返ることです。 成功だけでなく失敗したことも含めて振り返ることで、より良い結果を出すための改善点を探し出すことができるでしよう。 また、チーム全体の行動規範の改善や、業務の生産性向上も期待できます。リフレクションは、1人でもできますがチームメンバーと協力して行うことでより効果的に進めることができます。 他者の内省を聞いたり、自分の内省に対する他者からの意見を聞くことで、新たな視点を得られるからです。

 

組織が学習するべき領域

学習する組織が学ぶべき領域を5つを分類したものを「ディシプリン」といいます。 ディシプリンは直訳すると「規律」という意味に訳されますが、組織が学習する領域としては、「学習して実践されるべき理論や技術」という意味として使われています。ここでは5つのディシプリンについて詳しく解説します。

システム思考

システム思考とは、解決するべき課題を「システム」と見なし、多角的な見方で原因特定やその解決を目指すメソッドのことです。 複雑な物事を構造的に理解しようとするもので、ほかの4つの要素を統合する役割をもつ基礎的な能力です。システム思考では、目の前の課題だけでなく、全体を俯瞰して要素のつながりにも着目します。 そのため、1つの視点からだけでは読み解くことができない複雑な課題に対する対応力の向上が期待できるでしょう。システム思考によって客観的な視点で柔軟な考え方ができるようになるため、異なる考え方や意見をもった人とも互いの意見を尊重しながらつき合えるようになります。

自己実現

自己実現とは、従業員一人ひとりが自分の業務や役割を望ましい方向へ広げていくことです。 「なりたい理想の自分」を実現するために、現状の自分の知識や立ち位置を正確に捉え、ギャップを埋めるために必要な要素を洗い出す必要があります。チームメンバーが自己実現を重要視するようになると、それぞれが内発的な動機で主体的に業務に取り組むようになります。 現状の自分と理想の自分を比較し、今の自分に必要な要素を身につけるために学び続けるようにもなるため、個人の成長が促されます。そのため、結果的にチーム全体のモチベーションが向上し、高いパフォーマンスを残せるようになるでしょう。 また、チームメンバー一人ひとりが、チーム内でなりたい自分に近づけるような役割分担やチーム編成がされていることも重要になります。

メンタルモデル

メンタルモデルとは、個人の心の根底にぶれずに固定化されたイメージや考え方のことです。心の奥深くにあるため、周囲からも捉えにくいだけでなく本人でさえも認識できないものがほとんどです。 メンタルモデルは思考のもっとも核となる部分で、個々の行動特性や発言の傾向を生み出しています。メンタルモデルはいわば個人を形作る肝となるため、変えることは困難です。 そのため、チームメンバーのメンタルモデルを認識した上で、組織の方向性や成長を決定づける必要があるでしょう。

ビジョン

チームとして共有されたビジョンが明確であり、そのビジョンにチームメンバーが賛同できているかどうかがチームの方向性を決定づける上で非常に重要です。組織は、異なる考え方や価値観をもった人が集まっています。 そのため、皆が「自分の考え」に基づいて行動するようになってしまうと、物事における優先順位や業務への取り組み姿勢がバラバラになってしまい、組織として1つの目標に向かっていくことが困難となります。 全体として共有された明確なビジョンがあり、各々がそのビジョンに従って行動することで、根本的な考え方のすれ違いを防ぐことができます。共有されたビジョンは、同時に個々のビジョンも達成できるかどうかが重要です。 組織のビジョン達成の先で、自分の掲げるビジョンも達成できると感じられると、個々の内発的動機づけが促されることでしょう。

チーム学習

「学習する組織」では、最終的に個人の成長でなくチームとしての成長を目指します。 個人だけでは解決が難しい課題でも、チームが一丸となって取り組むことで、個人での限界を超えて問題解決に近づくことができるようになるのです。 そのため、「学習する組織」ではチームとして学び合う姿勢は欠かせません。チーム内外の人と対話をし、それぞれの知識や課題に対して意見を交わし合うことによって、より強いチームへの成長することができます。

 

まとめ

チーミングは、不確実な現代だからこそ求められるチームのあり方です。チームとしてのパフォーマンスを高めるためにも、学習しつづける組織づくりに努めましょう。

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