企業運営に不可欠なリソースの意味と概念を解説していく

公開日:2021/05/28
更新日:2021/11/29
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企業運営に不可欠なリソースの意味と概念を解説していく | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

企業運営においてリソースの確保は必要不可欠です。では、企業運営における「リソース」とは何を指すのでしょうか。本記事では、企業運営において必要なリソースとは何かとその概念について解説していきます。企業内にあるリソースの整理や整備を行う際の参考にしてください。

 

リソースとは

リソースとは何を指すのでしょうか。最初にリソースの定義、そしてビジネスを行う上で必要な5つの経営資源について解説していきます。自社内にあるリソースを再確認するための参考にしてください。

リソースの定義

「リソース」とは、英語の名詞「resource」をカタカナ読みした単語です。「resource」の意味は、「資源、供給源、物資」「財源、資力」「方策」「力量」を意味します。国内のビジネスシーンで利用されるリソースは「資源、供給源、物資」を示すことが多く、IT業界で利用されたことで広まった用語になります。日々のビジネスシーンでリソースとは「業務を行う上で必要となる資源、供給源、物資のこと」と定義することができます。日常に行われるビジネス(業務)においては、何かしらの資源が必要です。リソースを確保するという使い方も多く、ビジネス運営に必要な資源調達を行う場合などに利用されます。

ビジネスにおける5つの経営資源

ビジネスにおけるリソースは5つに分類されて表現されます。この5つを経営資源といい、経営資源の5大要素とも呼ばれます。この5つの経営資源について解説していきましょう。

  • ・人

人的資源である人(ヒト)は最も重要視される経営資源です。人がいないと経営はできません。また、他の経営試験を動かすこともできなくなります。人がいることで始めて業務を行い、売上や利益を獲得することができます。また情報の収集や分析、活用においても人が対応していく必要があります。経営資源として最も重要な人は、経営資源をコントロールする位置付けとして必要不可欠です。また、人は他の経営資源とは異なり自発的に行動することが可能です。経営資源である人を確保することは、他の経営資源を活用する土台を作ることを意味し、経営を安全かつ効果的に運営することに繋がります。

  • ・モノ

モノとは、物理的資源となり「オフィス(事務所)、設備、備品」などになります。その他にも、自社で保有する社用車、パソコンを始め土地や倉庫も含まれます。モノはただ保有するだけは経営資源としての価値はありません。ヒトにより手を加え、活用された始めて価値を生みます。物理的資源を豊富に保有することは、利用することでの可能性や生産向上につながりビジネスを運営する中での利益創出を図ります。ただし、物理的資源の量に比例してランニングコストもアップしていくため、必要、不要の整理を行うことも必要です。

  • ・金
  • ・情報

情報は無形財産です。社内や社外における情報、著作権や顧客情報などを始め技術、業務ノウハウなども情報に含まれます。会社経営、ビジネスの展開を行う際には、情報が不可欠です。どんなサービスにニーズがあるか、ライバル企業の動向はどうなっているか、自社サービスの満足度はどうなっているかなど、経営を把握するためにも必要である情報は経営資源として外せないものです。現在は情報社会とも呼ばれており、情報を集め、分析することで企業の発展や存亡にも大きく影響していきます。技術力、ノウハウ力を持っている人材は人的資源と情報資源の両方に分類することができる点もおさえておきましょう。

  • ・時間や知的財産

経営資源には、資金を投じても入手できない時間や知的財産があります。人には24時間という時間が平等に与えられており、いかに短い時間で成果を上げるかの概念が必要です。同業種よりも早くサービスを展開ことができれば、優位性を確保することができます。知的財産とは、特許を持った独自性のある技術、商標権、著作権などです。知的財産を保有するということは、サービスの優位性を高く維持できるため経営に大きなプラスをもたらします。

 

リソースと類似している用語との違い

リソースと類似して利用される用語について解説していきます。アセットとは、リソースと同意語として利用する方も多く混同しがちな用語です。ここではリソースとの違いを理解し使い分けを行えるよう解説していきます。

アセット

アセットとは、「資産、財産、資源、有価物、有用なもの、利点、長所」などの意味を持ちます。ビジネスシーンにおいては、換金性の高い商品(現預金や有価証券、不動産、生産機械など)を示すことが多く、経営資源の1つに数えられることもあります。リソースは、人的資源などを含む総称に対して、換金性があるモノを限定して呼ぶ場合に利用します。

 

リソース管理の重要性を解説する

次に企業においてリソース管理の重要性が高い理由について解説していきます。経営資源を管理することで、どの様な効果があるかについて整理していきましょう。リソース管理は企業の経営に直接的に影響を与えるためリソース管理がいかに重要かを理解していく必要があります。

リソース管理はプロジェクトの成功を決める

日常の業務運営以外に企業が行う新たなプロジェクト成功にはリソース管理は欠かせないものです。プロジェクトを行うには、推進する人、実践する人などの人的資源から、場所や資材確保、情報の収集と5つの経営資源をフル活用して実践していく必要があります。しかし、リソース管理が不十分な場合には、人手不足による遅れ、資金不足による資材調達の中止や他社サービスによるリリースの遅れなどが生じてきます。プロジェクトを成功させるにはリソース管理は欠かせないタスクと捉え、リソースの確保段階からしっかりと管理を行う必要があります。

 

リソース管理がもたらす企業へのメリットとは

リソース管理を行う上でのメリットとはどのようなものがあるのでしょうか。リソース管理をしなければいけないことが分かっていても、どのような効果をもたらすかを整理しておくことは大事です。リソース管理を行う上で期待できる効果について解説していきましょう。

全体像の把握に役立つ

業務を行う上で、業務上での取り組み、各人が持っているタスクの量や難易度、進捗状況を把握することで、リソースの最適な分配が可能になります。遅れている部分、遅れそうな部分については人的リソースを再配分するなど、最適なリソースを洗い出し投下することで業務やプロジェクトの遅れ、問題を解決することができます。また、リソース管理をしておくことにより、今の進捗状況を含めた全体像を管理することも可能です。リソース管理により、潜在的な課題を見つけ出し軌道修正を行うメリットも生まれ企業内における業務の全体像を把握し早期解決を実現していきます。リソース管理を行う上では、定期的な状況確認を行いリソースの再配分が必要であるかを確認、見極めることが必要です。

仕事の配分を適切に行える

人的資源において、各人の能力や業務量、進捗度合を把握することは適切な仕事量を配分することにつながります。能力を勘案し達成できない目標を立てることでは意味がありません。リソース管理を行うことで、完了できる業務量や期日を設け計画を立案し遅れや期待効果を生む出すことも必要です。リソース管理を行う中で、必要に応じて業務量や業務内容の見直しを行うことで仕事の配分を適切にしていきます。人的リソースを配置する際には、各個々人のスキルや経験を活かして配分を行い、定期的な状況確認を通してリソース不足を未然に防ぐ対応が求められます。

共通認識を持つことが可能となる

リソース管理に透明性を持たせることで、業務に関わるメンバーの状況を相互間で把握できるようになります。誰がいつまでに何をするのか、他のメンバーの進捗状況はどうであるかを把握することで、自分の工程がどこまで進むべきかを判断できるようになります。また、相互間でのサポート力を持つことができるため、チームの協力体制が強化されます。最終的な目標を把握し、現状に対しての共通認識を持てるリソース管理は業務を行う上で大きなメリットを産み出していきます。

 

リソースの活用例

最後にリソースの活用例について解説していきます。「経営リソース」「ヒューマンリソースマネジメント」「外部リソース」の3つの切り口でリソースをどう活用していけばいいかを理解していきましょう。

経営リソースの活用

経営リソースを活用するとは、リソースとなる「ヒト」「モノ」「金」「情報」「時間や知的財産」を活用することになります。ビジネスにおいては、この5つの内でどれが欠けても期待できる効果を得ることはできません。経営においては、自社のビジネスを5つの経営資源の観点で整理し、リソースの不足や過剰がないかを見極める必要があります。次年度の事業計画を立案する際には、5つの視点で業務計画を立案し管理をしていくことで、リソース不足の場合の補填や再配分を行うことができます。

ヒューマンリソースマネジメントの活用

ヒューマン・リソース・マネージメントはHRMとも訳され、人的資源に着目したリソース管理を示します。企業がどのようなビジネスを展開する場合でも「人」をはずして考えることはできません。そのため、人的資源として求める人物像や能力、業務量の管理を行うことが必要になります。社内に必要な人的資源がないと判断をした場合には採用活動を行うなど人を管理することは重要な経営課題となります。

外部リソースの活用

リソースを自社内で全て揃えられることにこしたことはありません。しかし、技術力を始め社内ではリソースを揃えることができない場合には、外部リソースを活用する判断も必要です。外部リソースを上手く活用し、ビジネスを止めることではなく上手く進めていくことによる効果を期待することも可能です。全てを外部リソースに頼ってしまうとコスト面などの課題が大きくなるため、自社で準備できなかったリソースに絞るなど効果的な活用を行う必要があります。


 

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1984年生まれ。龍谷大学法学部卒業後、データサイエンスの重要性を痛感し、多摩大学大学院で"学び直し"。 その後、株式会社デコムなどでデジタルマーケティング、消費者インサイト等の業務に携わり、現在は「テクノロジーで『今起きていること』を明らかにする報道機関」を目指す報道ベンチャーJX通信社にてマーケティング全般を担当している。 政治、経済、文化など、さまざまなデータをデジタル化し、分析・予測することを得意とし、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌にも登場している。 ◇主な著書 「なぜ「つい買ってしまう」のか?~「人を動かす隠れた心理」の見つけ方~」(光文社)2019 「誤解だらけの人工知能」(光文社)2018 「データサイエンス「超」入門 嘘をウソと見抜けなければ、データを扱うのは難しい」(毎日新聞出版)2018

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まとめ

本記事では、リソースに着目して解説してきました。自社におけるリソースの管理やリソースと呼ばれる対象の解説をしていますので、ぜひ、今後のリソース管理に役立ててください。

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