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グリットとは?その構成要素や伸ばす方法について解説する

公開日:2021/09/09
更新日:2021/09/14
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グリットとは?その構成要素や伸ばす方法について解説する | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

成功の秘訣とされるグリットが持つ意味とは、どのようなものなのでしょうか。本記事では、成功の秘訣と言われる理由やその構成要素ついて解説していきます。グリットとは何かを理解し高める方法についても理解し、人材育成に役立てていきましょう。

 

グリットとは

グリット(grit)とは、「やり抜く力」または「粘る力」だと定義されます。困難に遭ってもくじけない「闘志」「気概」「気骨」の意味を持つ用語で、社会的に成功している人が共通して持つ心理特性として注目が集まっています。心理学者でペンシルバニア大学教授のアンジェラ・リー・ダックワースは、「才能やIQ(知能指数)や学歴ではなく、個人のやり抜く力こそが、社会的に成功を収める最も重要な要素である」とし「グリット」理論を提唱しました。

アンジェラ・リー・ダックワースの概念

GRIT(グリット)はGuts(闘志)、Resilience(粘り強さ)、Initiative(自発)、Tenacity(執念)の4つの頭文字をとった言葉で、「やり抜く力」のことを意味します。グリットを提唱したペンシルバニア大学教授のアンジェラ・リー・ダックワースが、シカゴ調査した結果、グリットを持つ学生は退学せずに卒業していく確率が高いことがわかりました。アンジェラは、「才能やIQ(知能指数)や学歴ではなく、個人のやり抜く力こそが、社会的に成功を収める最も重要な要素である」と唱えています。

  • 「GRIT(グリット)理論」
  • ・生まれ持った才能・知能は関係がない
  • ・失敗を恐れず挑戦することが重要
  • ・長期間、継続的に粘り強い努力を要する
 

グリットを構成する4つの要素

次にアンジェラが提唱するグリットを構成する4つに要素Guts(闘志)、Resilience(粘り強さ)、Initiative(自発)、Tenacity(執念)について解説していきます。それぞれがどのような意味を持っているかを知り、より深くグリットについての理解を深めていきましょう。

Guts(ガッツ):「闘志」

よく知られている言葉である「ガッツ」は日本語で「闘志」という意味を指します。そのまま使用されていることの多い言葉なので、聞きなれている単語です。闘志とは、困難なことに立ち向かうことを意味して利用されています。ビジネスにおいては、課題解決、顧客からの要望や予算見直しなど、困難なテーマを担当することや、業務そのものを困難だと感じることもあります。

Resilience(レジリエンス):「粘り強さ」

「レジリエンス」は、「粘り強さ」という意味。最後までやり抜くためには、失敗しても諦めずに続ける、逆境に負けない粘り強さが必要だとしています。現在では、レジリエンス自体も「逆境や困難に負けず、環境に適応し、生き抜く回復力」という意味をもとにビジネス上で注目されてる用語です。失敗を怖れず、最後までやりぬく粘り強さ、逆境にも負けない粘り強さを必要としています。

Initiative(イニシアチブ):「自発」

「イニシアチブ」も知られている用語です。「自発的に目標を定め取り組む力」との意味があります。自分で目標を見据えること、自ら見出し設定した目標を達成するために粘り強く努力をし継続することが必要だとしています。グリットにおけるイニシアチブは、あくまで自発的に行うことを基準としている点に注意しておきましょう。

Tenacity(テナシティ):「執念」

「テナシティ」は日本語で「執念」という意味です。途中で困難や逆境にぶつかっても、最後までやり抜くとが必要で「何としても達成する」という執念が必要としています。日本語での執念は悪い意味で使われるイメージがありますが、何事も最後までやりぬくという意味を持つポジティブな意味として理解しておきましょう。

 

グリットの種類とは

グリットには、良いクリット、悪いグリットの2つの種類があるとされています。2つの違いと構成要素として含まれる内容を理解しておくことで、よりグリットの意味を理解することができます。2つの違いと効果について確認していきましょう。

良いグリット

良いグリットを構成する要素には8つの種類があります。「情熱」「幸福感」「目標設定」「自制心」「リスク・テイキング」「謙虚さ」「粘り強さ」「忍耐」の8つです。良いグリットを発揮できると周囲から尊敬されるだけではなく、自分自身の中の可能性に気が付くことができます。この可能性に気が付くことで、より成長したいという気持ちを呼び起こすことができ、段階的な成長を実現します。結果的に、自己成長だけではなく周囲に対しての影響力も増し、ビジネスにおける影響力をもつ人材になることも可能になるでしょう。

悪いグリット

反対に悪いグリットは、良いグリットの8つの構成要素のどれかが大きく欠けているものを指します。いづれかの要素がかけてしまうことで、偽りの成功へや自己陶酔、嫉妬、傲慢の原因になります。そして、頑強で忍耐強くなりすぎてしまうことで「強情グリット」という状態になり、いくら道を進んでも成果につながらない、アドバイスに耳を傾けない、間違った方向に突っ走ってしまうなどの行動につながり悪循環に陥ってしまうのです。結果的には、周囲との調和持取れなくなり悪影響を与える人材と見られる可能性もあります。

 

グリットを伸ばす方法

次に、メリットの多いグリットを伸ばす方法について解説していきます。どのような方法を取ることがグリットを伸ばすことにつながるかを理解しておきましょう。実際に、日常のご業務において意識することで伸ばすことができる方法であるため、日頃から意識的に実践することが近道です。

新たな課題へのチャレンジ

新たな課題やテーマ、業務へのチャレンジはグリットを伸ばす最高の教材です。チャレンジをし続けることは大変なことですが、1つのテーマが終了した後には、新しい課題へチャレンジをする習慣を持ち、常にチャレンジをすることを繰り返していきます。このチャレンジを通じて、グリットを伸ばし自分の可能性を広げたり、新たな知識や技術を吸収し続けることで成長を果たしていきます。

成功体験の蓄積

成功体験を蓄積していくこともグリットを伸ばす方法です。最初は小さな成功体験から始め、徐々にその規模を大きくすることで経験の蓄積、知識や技術の蓄積を行っていきます。これを繰り返すことで、自ずと大きなチャレンジをする機会に恵まれるでしょう。成功体験と同時に、大変だった経験をすることはその後の業務運営にもおおいに役立つ経験となり自己成長を促す結果を導きます。

グリットを持つ人と行動を共にする

グリットを持つ人と交流し行動を共にすることで、その人の考え方や価値観を吸収していく方法です。価値観や考え方については、全てを真似する必要はありません。どう考えているのか、何をもとに判断しているのかという思考のプロセスを学ぶことを指します。そして、その価値観を通して、何を得ているのかやどういった知識や技術が必要であるかを理解することこそが必要です。

長期的な視点で伸ばしていく

グリットは、短期的に伸ばすことができるスキルではありません。長期的なスキル習得やスキル向上を目標とし実践していく必要があります。グリットを伸ばすことに焦りは禁物です。簡単に伸ばせるスキルではないため、長期的な視点で施策を講じスキルアップを行うことで、確実なスキルアップを実現していきましょう。

評価する

自分のグリットがどの程度であるかを評価することも大事です。この評価には、グリット・スケールを用いて評価する方法があります。定期的に自分自身のグリットを評価し、成長度合いや不足している要素を棚卸し、より高いグリットとなるように工夫を行うことも必要です。グリット・スケールは非常に簡単な測定方法ですので、機会があるごとに測定をしていきましょう。

 

グリットの測定方法

グリットを測定する方法に「グリット・スケール」があります。グリット・スケールは、以下の10項目についての評価から導き出し、その数字の合計を10で割った数字(グリット・スコア)によりグリットの高さを測定します。グリット・スコアが高いほどグリットが高い状態となります。スコアはその時の状況や気持ちによっても変動することを理解し常に高い数値が取れるように意識しておきましょう。

グリットを測定するための設問

各設問にそれぞれ1~5のどれが最も当てはまるのかを選びます。「非常に当てはまる」が5点、「かなり当てはまる」が4点、「やや当てはまる」が3点、「あまり当てはまらない」が2点、「まったく当てはまらない」が1点となります。

  • 【設問】
  • (1) 新しいアイデアや企画があると、ついそちらに気を取られてしまう。
  • (2)妨げがあっても挫けないし、簡単にはあきらめない。
  • (3)目標を設定しても、途中で変えてしまうことがよくある。
  • (4)私は努力家だ。
  • (5)達成まで何ヶ月もかかるようなことだと、集中を維持することが難しい。
  • (6)始めたことは必ずやり遂げる。
  • (7)興味が毎年のように変わる。
  • (8)私は勤勉で、絶対にあきらめない。
  • (9)アイデアや計画に夢中になっても、直ぐに飽きてしまう。
  • (10) 大切なことを成し遂げるために、挫折を克服してきた。
 

まとめ

本記事は、成功している人材が保有しているスキル「グリット」について解説しています。本記事を参考にグリットとは何かを理解し、自分自身のグリットを上げる方法を行いビジネスにおける成功を勝ち得ていきましょう。また、グリットが高い人材を育成することで、企業には大きなメリットが生まれることも理解し人材育成を行う参考にしてください。

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