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DXとIT化との違いとは?DXの導入が求められる理由や成功事例を紹介

公開日:2021/05/28
更新日:2021/05/31
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DXとIT化との違いとは?DXの導入が求められる理由や成功事例を紹介 | オンライン社員研修・eラーニング研修 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

DXとは、「デジタルトランスフォーメーション」の略であり、デジタル技術を活用してビジネスモデルを変えていくシステムです。本記事ではDXの概要や重要性、IT化との違いについて紹介します。これからDXを導入したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

 

DXとはIT化とは別のものなのか?

DXとIT化は、同じものとして捉えがちですが、実は全く別の仕組みです。最初に、それぞれの定義を学び、違いを明確にしておく必要があります。ここからは経済産業省が定義しているDXについて、詳しく説明します。

DXの定義とは

DXは、「Digital Transformation」を略した用語です。「Digital」はその名の通りデジタルであり、「Transformation」は変容(姿や形が変わること)を意味しています。デジタル技術を活用しながら、生活や仕事をより良く快適にしていこうという目的があります。 経済産業省では「DX推進ガイドライン」が作成されており、DXについて次のように定義しています。 「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」 この定義のもと、国をあげてDXを推進しようという動きが活発化してます。DXは、生活のあらゆる場面で活用されています。例をあげると、インターネットの通販サイトやインターネットバンキング、チケットのオンライン購入など、普段利用しているサービスに応用されています。

他にもあるDXのふたつの定義

DXの定義には、先に紹介した経済産業省の定義以外にふたつあるといわれています。 ・デジタルトランスフォーメーション 2004年に、スウェーデンの大学教授であるエリック・ストルターマン氏が提唱した定義です。ITが浸透すると、人々の生活がより良い方向に変化すると説いています。 ・デジタル・ビジネス・トランスフォーメーション スイスにあるビジネススクールで教授を勤めるマイケル・ウェイド氏が、2010年代に提唱した定義です。デジタルの技術とビジネス モデルを融合させ、業績を向上させることが狙いとされています。
参考:「DX推進ガイドライン|経済産業省」

IT化とは

ITとは、「Information Technology」を略した用語であり、コンピューターによるデジタル技術の総称です。つまり、IT化とはデジタル技術を応用して業務の効率化を図るとともに、コスト削減を目指すことを意味します。 IT化によって、これまで手作業で行っていた業務が自動化でき、さらに情報をデジタル化できるようになり、業務時間の短縮にもつながります。作業工程を減らす効果もあり、従業員の負担が軽減できるのです。反対に、システムを導入しても、紙の書類で処理を行っているようでは、IT化が進んだとはいえません。 IT化が推奨される理由には、少子高齢化による労働人口の減少、グローバル化による迅速な対応の必要性向上、多様な働き方への対応などがあげられます。

DXとIT化の違いとは

IT化が、工程一つひとつの生産性を上げる技術であるのに対して、DXはITを活用することで業務全体の工程を改革させ、より便利なものに変えるという明確な違いがあります。このため、IT化を進めることでDXが活用できると考えられます。 目的が異なるため、導入方法や必要な情報はそれぞれ独立しています。ただ、完全に別々の技術ではなく、常に連携して業務効率化を図るツールであるといえます。

 

DXを導入することで解決できる課題とは

企業において、DXが果たす役割は大きくなる一方ですが、DXの導入によりどのような課題が解決できるのでしょうか。期待できる効果やメリットなどを解説します。

新たな価値の創出や競争優位性を確保できる

経営戦略にDXを活用すると、業務を変革するための取り組みとして認識され、他社との競争における優位性を高められます。さらに、データを運用することで新たな発見にもつなげられる可能性があると考えられます。

データの損失・ブラックリスト化を防げる

日本では、少子高齢化により生産年齢の人口減少が続いているほか、ITを駆使できる人材も不足しています。これまで企業が蓄えてきた貴重なデータをデジタル化すると、データを長期保管できるようになり、データ損失およびブラックリスト化のリスクを低減できます。

利益率が向上する

DX導入を検討していた飲食店で、売上・天気・曜日・周辺宿泊施設の宿泊人数などをデータ管理することから始めたケースを紹介します。これらのデータを基に、翌日の来店客数を予測するシステムを独自開発しました。 その結果、材料の発注数や従業員の適切なリソースにつながり、利益率および売上の向上という結果を出せました。食品ロスも減り、大きな成功事例だといわれています。

BCP(事業継続計画)を実行できる

BCPとは、自然災害・テロ・システム障害などの危機的状況に陥ったとき、事業の停滞や損失を最小限に抑え、早期復旧を目指す取り組みです。業務のデジタル化により、不測の事態にも柔軟に対応できます。 DXの導入により、テレワークの実施につながるほか、社内コミュニケーションも専用ツールで行えます。

 

今導入されているDXの実例

実際の業務にDXを導入している企業は、どのような方法で活用しているのか、例をあげて紹介します。いずれも、誰しもが聞いたことのある企業ばかりで、きっと参考になる事例が多いはずです。ぜひ参考にしてみてください。

資生堂

大手化粧品メーカーの資生堂では、個々に合ったスキンケアを提案するシステムを開発しました。スマートフォンのアプリで肌を測定し、専用マシンを使いケア方法を選び出します。このサービスにより、化粧品の月額課金制販売が開始されました。
参考:「Optune|資生堂」

日本交通

タクシー会社である日本交通では、AIを使って乗車需要が多い地点を予測するシステムを導入しました。過去の乗車履歴や開催中のイベント情報、気象情報、鉄道の遅延情報を基に予測しています。このシステムを導入し、車両の稼働率を上げることに成功しました。
参考:「日本交通とDeNAがタクシー配車で事業統合 業界の課題に挑む|日経クロストレンド」

Spotify

毎月定額を支払うと、音楽が聴き放題になる「Spotify」も、DXを活用したサービスです。このサービスにより、人々の音楽の聴き方に大きな影響を及ぼしました。レコード会社の収益モデルも変化しており、定額に含まれる分配金が各会社に配分されるようになっています。
参考:「Spotifyに見るサブスクの真髄|マーケジン」

ウィラーエクスプレス

高速バスを運行しているウィラーエクスプレスでは、運転手の居眠り防止にウェアラブルセンサーを導入しました。耳たぶに装着し、脈波から眠気を感知するもので、重大事故の大幅な減少に成功しました。
参考:「センコーとWILLER EXPRESS 東名阪で貨客混載開始」

家庭教師のトライ

家庭教師のトライでは、時間や場所を問わず、個々の生徒に合った授業が受けられる映像授業サービスを開発しました。配信している映像授業は4,000本にのぼるうえ、スマートフォンを振ると直接講師へ質問できる仕組みを構築しました。
参考:「利用者向けぺージ|質問できる映像学習サービスTry IT」

 

DXを導入しないと発生するリスクとは

DXの導入は、企業の急務とされていますが、導入しなければ、具体的にどのようなリスクが起こりうるのでしょうか。ここからは、日本の企業が抱えている課題とあわせて紹介します。システムの移行は特に大きな問題であり、今すぐにでも解決したい問題です。

大規模システムからの移行が難しい

独自のシステムを採用していたり、大規模システムを導入したりしている企業では、別のシステムへの移行は容易ではありません。業務の重要部分に関わるシステムであれば、この傾向はより顕著にみられます。 この場合は、細かいステップに分けて移行していく必要があります。部署間の調整や、内部から上がりうる反対の声など、懸念される点はいくつかありますが、企業の生命線を守るためには重要な作業です。

結果が出るまでに時間が必要

DXを導入したからとはいえ、結果が目に見えて分かるまでには3年から5年ほどかかるといわれています。長期間にわたってプロジェクトが継続できるように、人材や資金の投資を長い目で見据えていかなかればなりません。

 

DXの推進が重要である理由とは

DXの推進が、ここまで重要視されるのは、次のような理由があげられます。そのなかでもとりわけ2025年の崖の問題はすぐそこにまで迫ってきています。どのような問題なのかを理解して、早めに対策を考えましょう。

テレワークの普及

コロナ禍において、日本でもテレワークが急速に普及しました。テレワークを行うには、あらかじめ業務をデジタル化しておくことが必要です。書類を電子化する、申請のプロセスをクラウドで行えるようにする、チャットツールを導入するといった対策が求められます。

デジタル化によるビジネスモデルの変化

ビジネスモデルは、時代の流れとともに常に変化し続けています。中でも、業務を効率化させるデジタル化を、急ピッチで進めている企業が増えています。時代の流れに遅れないため、企業がDX推進に取り組む重要性が叫ばれているのです。

2025年の崖を克服するため

現在多くの企業で使われているITシステムが時代に合わなくなっています。さらに、「レガシーシステム」と呼ばれる既存システムを使いこなせる人材の多くが、2025年までに定年を迎えることで、人材不足が起こる可能性が高まっています。 その結果、2025年以降におよそ12兆円もの経済損失が発生すると予測されています。これが「2025年の崖」と呼ばれている問題です。DXを推進すると、既存システムのデジタル化につながり、業務の効率化を図ることができます。

 

まとめ

DXの推進および導入は、業務効率化を図るだけでなく、企業の生命線にも関わる重要な施策です。企業の発展を目指すため、DXは必要不可欠なシステムとなっていくはずです。今回紹介した内容を参考に、ぜひDXを社内で活用してください。

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