更新日:2025/08/29

ITリテラシー研修とは?目的・内容・効果的な実施ポイントをわかりやすく解説

ITリテラシー研修とは?目的・内容・効果的な実施ポイントをわかりやすく解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

ITリテラシー研修とは、ネットワークやコンピューター、情報セキュリティなどに関する基礎知識を身に付け、ITを業務で安全かつ効果的に活用できるようになるための研修です。現代社会において、ITリテラシーは全てのビジネスパーソンに不可欠なスキルです。本研修を通じて、DX推進、業務効率化、情報セキュリティリスク低減を実現し、企業の競争力維持と安全な事業運営の実現を目指します。


 

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01ITリテラシー研修とは何か?

ITリテラシー研修とは、IT技術への基本的な理解を促し、それらを活用する能力の向上を目的にした研修です。 DX推進が重要視される昨今、社員のITリテラシーはどの企業でも必要な基盤となっており、それに伴いITリテラシー研修の重要度も高まっています。

そもそもITリテラシーとは?

ITリテラシーとは、情報技術を理解し適切に活用できる能力の総称です。 一口に「IT」と言ってもそのカバー範囲は広く、氾濫する情報の中から必要な情報を見つけ信頼性を評価する「情報基礎リテラシー」、 パソコンの基本操作や関連技術を効果的に利用する「コンピューターリテラシー」、メディア情報を批判的に検証できる「メディアリテラシー」、 基本的なセキュリティ対策ができる「セキュリティリテラシー」などが含まれます。

現代社会において不可欠なスキルであり、業務効率の向上、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、 情報セキュリティ意識の向上に繋がるため、全てのビジネスパーソンに求められています。

▶︎参考リンク:ITLS(IT Literacy Standard)案の策定について|情報処理推進機構

▶︎参考リンク:平成29年度基礎的ITリテラシーの習得カリキュラムに関する調査研究報告|厚生労働省

ITリテラシー研修とは?

ITリテラシー研修とは、上述した「ITリテラシー」を体系的に身につけるための研修です。 情報技術(IT)を理解し、適切に活用する能力の向上を目的にします。 内容としては、ITツールの基本操作や業務改善の手法、情報セキュリティリスクの基礎知識と対応、コンプライアンスなどが含まれます。

世の中にどのようなIT技術が存在しているかを把握し、セキュリティやコンプライアンスリスクにも目を配りながら自社ビジネスに活かす力は、 IT化の進む現代においてすべてのビジネスパーソンに求められます。 そのためITリテラシー研修は、新入社員から経営陣まで、幅広い層が対象となります。

ITリテラシー研修を実施する重要性

ITリテラシー研修が近年重要視される理由の1つに、IT技術の発展と社会への浸透が挙げられます。 私たちの生活はいまやデジタルツールなしでは成り立たないと言っても過言ではなく、それにともない消費者の行動も変容しています。 また企業においても、リモートワークの普及やDX推進に伴い、セキュリティ意識や情報活用力が不十分な場合、大きなリスクや生産性低下につながります。

そのような環境において、世代や職種によるITスキル格差が顕在化しています。 組織全体の成果を高めるには共通基盤としてのITリテラシーを整えることが不可欠です。 そのため、研修を通じて社員一人ひとりが基本的なIT活用力とリスク管理能力を身につけることが強く求められています。

 

02ITリテラシー研修の目的

ITリテラシー研修の目的は、IT技術を理解・活用し、業務効率化、DX推進、情報セキュリティリスク低減を図ることです。 以下で詳細を解説します。

基本的なITスキルを身に付け、業務効率を高める

ITリテラシー研修の最大の目的として、基本的なITスキルの習得があります。 具体的には、パソコンの基本操作やオフィスソフトの使い方、各種ITツール(例:メール、チャット、ビデオ会議ツール)の活用法などが挙げられます。 これらは基礎的なビジネススキルとして、業務推進に必須のものです。 そのため特に新入社員や、事務系の業務経験が無い人材への研修内容として用いられることが多いです。

情報セキュリティリスクを低減する

サイバー犯罪が増加する昨今、企業の情報セキュリティリスクを低減させることもITリテラシー研修の重要な目的の1つです。 研修を通じて、安全なパスワード設定、フィッシング詐欺の見分け方、情報漏えいの防ぎ方などを学びます。

IT化によって世の中が便利になった反面、私たちの仕事は常に情報セキュリティインシデントと隣合わせです。 研修によって起こりがちな事故の事例や対策を学び、意識を高めることで事故の発生を防ぎます。

DX化に向けた社員の基礎知識の底上げ

ITリテラシー研修は、DX化に向けた社員の基礎知識の底上げも目的となります。 DX化とはただのデジタル化ではなく、「デジタル技術でビジネスの仕組みを大きく変える取り組み」です。 そして企業単位でのDXを実現するためには、全社員がデジタル技術に対しての見識を持ち、現場の課題に対してデジタル技術を用いた解決を推進することが重要です。

つまりITリテラシー研修は社員のIT関連知識の底上げに寄与することで、企業のDX推進に役立つものでもあるのです。


 

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03ITリテラシー研修で身に付けたいスキル

ITリテラシー研修で身に付けたいスキルには、主に以下の4つがあります。

  • ・情報セキュリティリテラシー
  • ・コンピューターリテラシー
  • ・ネットワークリテラシー
  • ・DXやAIの基礎知識

この章では、それぞれのスキルがなぜ必要とされているのか、 それぞれのスキルに対しての研修カリキュラム例を紹介します。

▶︎参考リンク:ITリテラシーに関する講座|Schoo

1:情報セキュリティリテラシー

情報セキュリティリテラシーとは、情報セキュリティリスクの内容、事故の防ぎ方についての基本的な知識を指します。 情報セキュリティリテラシーが低いと、不適切なパスワード管理やフィッシング詐欺などによる情報漏洩、 セキュリティ事故発生のリスクが高まります。

研修では主に、具体的な脅威の内容、企業での実際のインシデント事例のインプットに加え、 実業務において特に気をつけるべきシーンや、万が一ウイルス感染した場合の対応など、 企業ごとのルールも交えながら学びます。

情報セキュリティ講座の例

第1回 それ、情報セキュリティの被害者になるかも
時間 60分×1コマ
学べること
  • ・情報セキュリティへの危機意識の大切さ
  • ・事例を通して学ぶ情報セキュリティの危機
  • ・私たちがやりがちな危険な行動(犯人の手口、実際の被害など)
  • ・一人一人ができる具体的な情報セキュリティ対策

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2:コンピューターリテラシー

コンピューターリテラシーは、従業員がパソコンの基本操作やオフィスソフト、各種ITツールを効果的に使いこなすために必要です。 コンピューターリテラシーがあることで、データ管理や資料作成などの作業を迅速かつ正確に行えるようになります。 その結果、業務効率と生産性が向上するのです。 逆にコンピューターリテラシーが低いと、作業に時間がかかり生産性が低下します。

コンピューターリテラシー講座の例

第1回 Excel基礎
時間 145分×4コマ
学べること
  • ・関数
  • ・数式の確認(数式の表示)
  • ・相対参照、絶対参照、複合参照
  • ・主要な関数
  • ・IF関数
  • ・税込・割引計算
  • ・非表示とグループ化
  • ・フィルター、並べ替え
  • ・縦棒・円・折れ線グラフ
第2回 Word基礎【Microsoft 365】
時間 205分×5コマ
学べること
  • ・段落・文字書式とスタイル作成
  • ・箇条書きやアウトライン
  • ・目次の作成・更新
  • ・ヘッダーとフッターの設定
第3回 PowerPoint基礎【Microsoft 365】
時間 140分×3コマ
学べること
  • ・スライド作成とデザイン
  • ・図形描画や図表挿入
  • ・アニメーションと画面切り替え効果
  • ・スライドショーと発表者ツール

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3:ネットワークリテラシー

ネットワークの基礎を学ぶことも、ビジネスパーソンにとって不可欠です。 現代の業務はほぼすべてがネットワークを介して行われており、メールやチャットツールによる情報共有、 クラウドサービスを利用した共同作業、社内システムへのアクセスなど、日常的にネットワーク技術に依存しています。

仕組みを理解していないと、トラブル発生時に適切な対応ができず、生産性の低下や大きな損失につながる可能性があります。 また、セキュリティリスクに対しても脆弱となり、情報漏洩や不正アクセスといった重大な問題を引き起こす危険性があります。

ネットワーク基礎講座の例

第1回 ネットワーク基礎
時間 205分×4コマ
学べること
  • ・ネットワークの仕組みとプロトコル
  • ・IPアドレスやアドレス変換
  • ・ルーティングとネットワーク障害対策
  • ・暗号化、認証、VPN、ファイアウォール

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4:DXやAIの基礎知識

組織のDX化を推進する観点で行われるITリテラシー研修では、DXやAIの基礎知識修得も重要です。 技術の進歩に伴う変化の激しい現代において、IT技術の活用は業務効率化や生産性向上に直結するためです。

具体的には、DXの必要性といった背景から、具体的な技術の活用事例、活用方法などを学びます。 全従業員が最新のIT技術の概要や活用可能性を理解することで、新しいツールへの適応力が向上し、 企業全体のDXを加速させます。

DX・AIに関する講座の例

第1回 いまさら聞けない「DX入門」
時間 60分×1コマ
学べること
  • ・DXの定義と必要性
  • ・DXを身近な例(小売・流通業)で理解する
第2回 非エンジニアのためのIT・AIリテラシー
時間 155分×3コマ
学べること
  • ・Web1.0からWeb3までの概要
  • ・主要ビジネスモデルと成功・失敗事例
  • ・生成AIの仕組みとリスク
  • ・大規模言語モデルや画像生成・音声生成の実践
  • ・ビジネスにおける活用事例と注意点

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04ITリテラシー研修を実施する際のポイント

ITリテラシー研修を実施する際のポイントには、主に以下の5つがあります。

  • ・目的を明確にする
  • ・対象者のスキルレベルを把握する
  • ・実践形式のカリキュラムを取り入れる
  • ・外部サービスやプロ講師を活用する
  • ・資格取得を支援する

ITリテラシー研修は、教えることが多岐にわたり、専門性を必要とします。 そのため、外部サービスの活用を念頭におきながら、カリキュラム設計や研修形式を工夫すると良いでしょう。

目的を明確にする

ITリテラシー研修を行う上でまず大切なのは、目的を明確にすることです。 これまで見てきた通り、ITリテラシーという概念の幅は広いです。 「情報基礎リテラシー」「コンピューターリテラシー」「ネットワークリテラシー」など、さまざまな要素が含まれ、さらにDXやAIの基礎知識も求められます。

そのため研修目的によって、教えるべき内容や深度、重点を置くべきポイントが大きく変わってきます。 例えば「情報セキュリティリスクを低減する」という目的の場合は、関連知識のインプットが中心になるのでeラーニングを活用しても良いかもしれません。 一方で、「基本的なPCスキルを習得し業務効率を高める」という目的の場合は、手を動かしながら学べる実践形式の研修が適しているでしょう。

対象者のスキルレベルを把握する

対象者のスキルレベルを正確に把握することも研修実施のポイントです。 ITリテラシーレベルは、職種と業務経験によって差が生じます。 この違いを考慮せず、画一的な研修内容にしてしまうと、受講者のモチベーションが低下したり、難易度が高すぎて習得に至らなかったりするなど、効果的な研修になりません。

そのため対象者のスキルレベルと課題を把握した上で、どの範囲のITリテラシーを、どのレベルまで習得させるのかを明確にすることが、研修成功の鍵となります。

実践形式のカリキュラムを取り入れる

ITリテラシー研修において目指すのは、受講者が学んだ知識を実業務に活かせる状態にすることです。 そのため、特にツールの使い方やパソコンスキルの向上、セキュリティ対策を目指すシーンにおいては、実践形式のカリキュラムを取り入れることが欠かせません。

例えば一通りの手順を学んだ上で、実際にオフィスツールを使って課題となるアウトプットを作成したり、擬似的なフィッシングメールを見分けるためのケーススタディを行ったりすることなどが挙げられます。 また、講師が自身の経験や具体的な事例を交えながら講義を行うことで、受講者は実際の業務にどう応用すべきかを明確に理解し、体験を通して即戦力となるスキルを習得できます。

外部サービスを活用する

外部サービスを積極的に活用することも、ITリテラシー研修の効果を高めるために大切な要素です。 自社で研修プログラムを設計・運営することは、大きな手間とコストがかかり、さらに社内講師の手配にもさまざまな調整が必要となります。 一方で、外部教材やプロ講師を活用すると、研修の設計と運営にかかる時間を大きく短縮することができます。

また外部サービスの場合、カリキュラムの品質が安定しているという点もメリットです。 特にAIなどの最新技術に関するトピックを扱う場合は、技術自体の進歩が早いため、カリキュラムもそれに応じてアップデートする必要があります。 自社で頻繁な教材のアップデートに対応するのは手間がかかりますが、外部サービスを使えばそれらにかかるリソースを削減することができます。

資格取得を支援する

ITリテラシー研修の内容を社員がより深く理解し、実践での活用レベルを引き上げるためには、資格取得支援を通じて持続的な学習を促すことも有効です。 例えば、ITパスポート試験やMicrosoft Office Specialist(MOS)のような資格は、従業員がITリテラシーの基礎や特定のツールスキルを体系的に習得した証となります。

この支援は単に知識を増やすだけでなく、社員のスキルアップを証明し、キャリアアップの観点でも有利に働きます。 また、資格取得という具体的な目標があることで、従業員の学習モチベーションが向上し、習得したスキルを業務で確実に活用することに繋がります。 これにより、企業全体のITリテラシーが継続的に底上げされ、DX推進や業務効率化に貢献するでしょう。

 

05ITリテラシー研修ならSchoo for Business

Schoo for Business

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ITリテラシー研修に必要な講座はもちろんのこと、DXアセスメントも基本機能として備わっており、全社員のITリテラシーレベルを測定し、各社員に適切な研修内容を届けることが可能です。

受講形式 オンライン
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※2023年3月時点
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Schoo for Businessは、従業員数や業種を問わず、累計4,000社以上の導入実績があります。利用用途も各社さまざまで、ITリテラシー研修だけでなく、階層別研修やDX研修としての利用もあります。その他にも、自律学習としての利用もあり、キャリア開発の目的で導入いただくこともあります。

導入事例も掲載しているので、ご興味のあるものがあれば一読いただけますと幸いです。以下から資料請求いただくことで導入事例集もプレゼントしております。そちらも併せて参考にいただけますと幸いです。

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06まとめ

ITリテラシー研修は、ITを理解し適切に活用する能力を向上させ、業務効率化、DX推進、情報セキュリティリスク低減に不可欠です。 情報セキュリティ、コンピューター、ネットワーク、DXやAIの基礎知識を習得し、目的の明確化、対象者のスキル把握、実践形式、外部サービス活用、資格取得支援が研修成功の鍵となります。 企業が競争力を維持し、安全に事業を進める上で必須の取り組みと言えるでしょう。

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この記事を書いた人
Schoo編集部
Editor
Schooの「世の中から卒業をなくす」というミッションのもと活動。人事担当や人材育成担当の方にとって必要な情報を、わかりやすくご提供することを心がけ記事執筆・編集を行っている。研修ノウハウだけでなく、人的資本経営やDXなど幅広いテーマを取り扱う。
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