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エレベータートークとは? 相手の時間を奪わないコミュニケーションのコツを解説

公開日:2021/09/10
更新日:2021/09/14
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エレベータートークとは? 相手の時間を奪わないコミュニケーションのコツを解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

エレベータートークとは、同じエレベーターに乗り合わせたくらいの短時間の会話で相手の印象に残り、伝えたいことを伝えるためのトークスキルのことです。ビジネスにおけるコミュニケーションは相手の時間に配慮することも重要です。当記事ではエレベータートークの紹介と、相手に伝わりやすいコミュニケーションのコツを解説します。

 

エレベータートークとは

エレベータートークはアメリカ・シリコンバレー発祥のビジネス文化です。シリコンバレーで成功を夢みる起業家が、資金調達のために目当ての投資家が勤務するビルのエレベーターで待ち伏せをします。そして偶然を装い乗り合わせ、行き先のフロアに到着するまでの短時間で自らの事業のプレゼンテーションを行い、資金を調達したというサクセスストーリーに由来します。

1分で相手の印象に残るトークスキル

エレベーターに乗り合わせただけの短時間ということは、せいぜい30秒、長くても1分程度の時間です。それほどの短時間で話の要点を伝え相手の印象に残らなければならないのです。エレベータートークは、競争の激しいアメリカのビジネス社会では成功のために必須のスキルであるといわれ、エレベータートークのスキルがなければ起業家は生き残れないといわれているほどです。

ビジネスチャンスを広げるきっかけ作り

エレベータートークは、わずかなやりとりで相手の興味をひきつけ、自分の存在を覚えてもらうのですから、相当に洗練されたプレゼンテーションでなくてはなりません。そのためのポイントは結論を先に述べ、相手のメリットを強調して伝えるという点にあります。当然、短時間では事業の詳細を伝えることはできないので、興味をもってもらい「後日、もっと詳しく話を聴かせてくれないか?」と相手からアプローチしたくなるようなきっかけづくりを目的としています。

 

日本におけるエレベータートーク

ここまでは、アメリカのビジネス文化におけるエレベータートークの解説でした。日本におけるエレベータートークはどうでしょうか。 日本のビジネスマナーにおいては、原義どおり「エレベーター内で会話すること」はあまり歓迎されるものではありません。オフィスビルにはさまざまな企業が入居しており誰が乗り合わせているか分からないため、情報漏洩の観点からも望ましいものとはいえないようです。 しかし、「エレベータートークのスキル」は日本におけるビジネスシーンでも十分に活用できるものです。それは相手の時間を無駄にしないというビジネスマナーの観点から考えても、鍛えるべきスキルであるからです。

 

話を聴いてもらうきっかけづくりのトークスキル

日本においても忙しい取引先や、上司を呼び止めて、「1分だけお時間いただけないでしょうか?」と声をかけるビジネスマンを目にします。大抵の場合、1分で伝えるべき内容をすべて伝えることはできません。しかし、呼び止めてから最初の1分の会話で、相手に話の続きを聴いても良いと思わせることができなければ、忙しい相手は「後にしてくれないか」とその場を立ち去ります。エレベータートークは、相手に話の続きを聴きたいと思わせることをゴールにしたコミュニケーションであるといえます。

 

エレベータートークが必要な場面

日々の業務においてエレベータートークが必要なのは、忙しい相手に話を聴いてもらいたいとき、あるいは自己紹介など短時間で相手の印象に残る必要があるときではないでしょうか。 いずれの場合も忙しい相手の時間に配慮し、要領を得ない話を長々としてしまうことは避けるべきです。相手の時間を無駄に奪わないことは重要なビジネスマナーなのです。

上司への「報・連・相」

特に若手社員のうちから徹底的に身につけておきたいのが、要領を得た「報告・連絡・相談」です。大人数の部下を抱える上司は、日々大勢の部下から「報・連・相」を受けています。忙しい上司は話の長い部下の報告は後回しにしたくなるものです。反対に要点を簡潔に伝えてくれる部下には信頼を寄せるでしょう。

取引先や顧客とのやりとり

人間関係が構築された間柄であれば、世間話から入る商談も効果が期待できます。しかし、昨今では直接の対面よりも電話でのやりとりや、オンラインにおける商談が増えています。特にオンラインにおける商談は仕事の合間に時間を割いて行うことが多いため、あまり時間をかけたくないと考えている人は多いようです。そうした相手には「今日は〇〇の件でお時間いただきました」と要件と話の概要を最初に伝え、話を手短に終えたほうが歓迎されるでしょう。

自己紹介

エレベータートークの手法をもっとも活用しやすいのが自己紹介です。赴任先での最初の挨拶やパーティーで紹介されたときなど、手短で印象に残る自己紹介は相手に覚えてもらいやすいものです。エレベータートークの手法を駆使して、30秒や1分のパターンの自己紹介を用意しておくと良いでしょう。

 

エレベータートークを身につけるコツ

スピード感が必要な現代のビジネス環境では、「この人の話は長い」という印象をもたれてしまうことは致命的であるといえます。 上司への重要な報告や取引先に対する有益な情報であっても、「話が長い」という印象により後回しにされたり、話していても途中で遮られたりというミスコミュニケーションにつながります。このような状態にならないためには、以下の4つのポイントを意識すると良いでしょう。

結論を先に述べる習慣をつける

分かりやすい説明とは、順を追って最初から説明することではありません。先に結論を述べる習慣はビジネスにおいては必須のものです。最初に結論を述べ、その後で原因や結論に至った背景を説明するようにします。

相手のメリットを意識する

話の冒頭で相手に対し「この人の話は自分にメリットがある」と思わせることも重要です。人の関心は自分にとって有益であるか否かで大きく変わるものです。相手の関心事を理解して話を組み立てるといった工夫により、興味をもって話を聴いてもらえるようになります。

シンプルな言葉を選ぶ

シンプルな言葉を選ぶことも話を聴いてもらうための重要なポイントです。難解な専門用語やカタカナ語を頻繁に使う話し手は敬遠されることが多いようです。情報を詰め込みすぎるのも好ましくありません。一文を短く簡潔に話すことを意識するだけで、かなり伝わりやすくなります。

PREP法

分かりやすく話を伝えるテクニックとして代表的なものが、この「PREP法」です。最初に結論を述べ、以降に理由や具体例を説明します。そして最後に結論を繰り返すことで相手の納得感を高める手法です。

  • ・Point(結論)
  • ・Reason(理由)
  • ・Example(具体例)
  • ・Point(結論)

この4つの頭文字をとって「PREP法」といいます。特に商談において相手へのメリットを説明する際に意識して使うと効果的です。

 

要点をつかんだコミュニケーションを身につけるメリット

エレベータートークの手法を意識した会話をすべての社員に意識してもらうことは、社内のコミュニケーションの活性化だけでなく、業務の効率化にも影響を及ぼしそうです。なにより情報がスピーディーかつ正確に伝わるようになります。あらゆる業務のスピードアップや素早い意思決定など、さまざまなメリットをもたらすのではないでしょうか。 エレベータートークは自分の話に興味をもって聴いてもらうためのスキルです。特に営業担当者や若手社員には積極的に訓練して身につけてもらう必要があります。

営業担当者のメリット

営業担当者にとって、顧客の印象に残るかどうかは非常に重要なことです。エレベータートークの手法を訓練した営業担当者は、初対面の相手にもスマートで知的な印象を与えます。「また会ってみたい」「話の続きを聴きたい」と顧客に思わせることは最大の強みとなるでしょう。 エレベータートークによりスマートで知的な印象を抱いた顧客は、その後のあらゆる説明にも熱心に耳を傾けてくれる可能性が高まります。営業トークに説得力があることは、営業担当者にとっての最大の武器になるはずです。

若手社員のメリット

若手社員で、上司への報告が苦手と感じている人は一定数いるようです。こうした人は上司への報告の際に時系列を追って順番に説明してしまっているなど、要領を得た報告の方法を知らず、できていない可能性があります。これは、報告の方法を入社して間もない段階に研修等で教え、日常業務で訓練することで解消できるものです。結論を先に述べることや、PREP法などは知識として知っておくだけでかなり役に立ちます。知識を教育し訓練を重ねることで、論理的なコミュニケーションが身につき、有能な社員へと成長していくでしょう。

 

相手の時間を奪わないことがビジネスマナー

スピードを求められるビジネス環境において、長い話で相手の時間を奪うことはビジネスマナーに反しています。時間は貴重な資源であり無駄にした時間は取り戻せません。 エレベータートークをはじめとした話し方の訓練は社員の能力向上、業務の効率化やスピードアップに良い効果を及ぼすものです。 少し話をしただけで、「この人の話をもっと聴いてみたい」と思わせる人材は、ビジネスマンとして魅力があふれる存在であるといえます。教育や訓練によりこうした人材を育成することは、長期的な視点で企業の価値を高めることにつながるのではないでしょうか。

 

まとめ

上司への「報・連・相」や取引先との商談、会議やプレゼンテーションなど、日々の業務において人に話を聴いてもらう機会は多くあります。こうした場面でスマートなコミュニケーションが自然にできることは、企業全体の価値を高めることにつながります。エレベータートークの考え方を取り入れたコミュニケーションの取り組みを始めてみてはいかがでしょうか。

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