公開日:2022/01/24
更新日:2023/02/26

パソコンスキル研修とは?基本的なテーマや注意点について解説する

パソコンスキル研修とは?基本的なテーマや注意点について解説する | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

パソコンスキル研修とは、パソコンに関するスキルを習得するために行う研修のことです。現社会では、業務を行う上でパソコンを使うことは日常化しており、スキルがないと業務支障をきたしてしまう可能性を秘めています。本記事とは、パソコンスキル研修をテーマに、研修の基本的なテーマや注意点について解説しています。

 

01パソコンスキル研修とは

パソコンスキル研修とは、文字通りパソコンにまつわるスキルを習得する研修のことです。パソコンを扱う技術、業務に役立てる技術と幅広いスキルを総括している名称です。特に、新入社員研修の場などで実施されることが多い研修であり、社会人の基礎研修として扱われます。パソコンの技術は、基本的な事柄から専門的な高度な技術まで幅広くあるため、継続してスキルアップをすると良いスキルだといえます。

 

02パソコンスキル研修の実施が必要な理由とは

なぜ、パソコンスキル研修の実施が企業に必要とされているのでしょうか。次に、パソコンスキル研修を必要とする理由について解説しています。パソコンの普及率は高く日常でも利用することを踏まえ、その理由について理解していきましょう。ここでご紹介する内容を理解し、自社の研修カリキュラムに取り入れていきましょう。

パソコンスキルは社会人の基礎力の一つ

現在では、パソコンを利用することは日常化しており、社会人としての基礎力の一つに数えられています。パソコンスキルの研修は、新入社員で受講することが多く、社会人として活躍するためには必須のスキルとして扱われることも多い内容です。また、採用の部分においても、パソコンの操作ができることは当たり前としている企業も多く、現在では、その基礎スキルは必須スキルとなっています。

あらゆる業界や職種でデジタル化が推進されている

近年では、DX化の動きが活発となっています。例えば、リモートワークの推進など、あらゆる工程がデジタル化されつつある中で、パソコンを利用しない職種は少ないといわれています。つまり、どのような職種においても必須のスキルになりつつあると理解することができます。デジタル化の推進は、今後も加速していくため、今まで以上にパソコンスキルの必要度合は高くなることが予測されます。

▼DXについて詳しく知りたい方はこちらから▼
【関連記事】DXを推進する目的とは?DXにおける課題と目的達成のための方法を解説する

業務の効率化を促進できる

パソコンスキルを保有していると、業務の効率化を促進することが可能になります。基本的な操作を手作業でしていた頃に比べると、格段に効率化しより精度の高い業務にすることが可能です。このように、業務の効率化の側面からもパソコンを使うことは推進されており、今以上にパソコンスキルを向上させる必要性が増してきているといえます。

 

03パソコンスキル研修の主なテーマ例とは

次に、パソコンスキル研修で実施される主なテーマについてご紹介します。ここでご紹介する研修事例は、開発技術などの専門的、高度なものではなく新入社員研修などで取り入れられる基礎力の研修テーマになります。あくまで基礎力となるため、ここでご紹介している以上の研修もあるということを理解しておきましょう。

タイピング力

最も基礎となるのが、パソコンのタイピング力です。ブランドタッチとよばれるタイピング力を保有していると、業務に必要な資料を作成する上でも有利です。正確に、かつ早くタイピングできる技術を保有していることは、パソコンスキルの最も基礎となると理解しておき、練習を重ねていきましょう。タイピング練習のアプリなども数多く発売されていますが、インターネットで検索すれば無料のアプリなども紹介されているため、手軽に効果的な練習ができます。

Microsoft Office操作

ExcelやWordの操作知識は、業務で利用する基本的なアプリ操作として研修に取り入れられることが多い研修です。Excelであれば、グラフ等の作成までを目指すなど、どこまでのスキルが必要であるかを明確に定義しておくことが必要です。専門的な機能も多いMicrosoft Officeは、スキル習得の書籍なども多く独学で学ぶこともできるアプリケーションになります。

<Microsoft Office操作(Excel)についてのSchooおすすめ授業>

Excelはほとんどの企業で利用されているアプリケーションですが、「扱う部署に来たけど触った事ない」「何となく操作してたけど、本当はよく分かってない」という方も多いのではないでしょうか。

また、すでにExcelを触っている方も、共同での作業を前提にシートを扱えていますか?大量のデータをスムーズに印刷できていますか?

この講座はこれからExcelを触る方はもちろんすでに使っている方も、効率よく作業するためのヒントや、Excelを使う上での「お作法」をしっかり学ぶことができます。

「Excel入門」

Excel入門

  • Excel講師

    職業訓練校のMicrosoft Office講師としてキャリアをスタート。10年以上にわたって大学・省庁・企業におけるExcelの指導・教育に従事し、2012年よりフリーのExcel講師として独立。 現在では、都心の広告代理店からホテル・建設・医療・地方自治体と、さまざまな現場における業務の課題解決のために、日本全国で活動している。著書に『スピードマスター 1時間でわかるエクセルの操作』(技術評論社)、『時短しながらミス撲滅! Excel無敵のルール』(インプレス)がある。 Excel操作のほか、Google Apps Script、Python、RPAを活用した業務最適化にも対応。アルゴリズム、データベース、SQLにも精通し、春は企業の新人研修講師として活動している。 1981年生まれ、東京都出身。趣味は、旅行と料理とワイン。

情報セキュリティ

情報の取扱いに関する情報セキュリティに関する研修も必要なテーマです。情報化社会と言われる現在では、情報漏えいやSNSの活用など、有効に使わなければ企業の存続に関わる問題になる可能性もあります。しかし、正しく理解しておけば、企業成長にも役立つスキルになる点を踏まえ、研修を通して理解を促していきましょう。

メール作成

業務のやり取りや、顧客との連絡方法については、メールを利用することが日常になっています。正しいメールの書き方を知らないと、顧客からのクレームにもつながる可能性があるため、研修の場で、そのマナーを知ることも必要です。相手にとって読みやすいメールとは何か、どうやって書くことが適切であるかを研修を通して理解していきます。

▼メール作成について詳しく知りたい方はこちらから▼
【関連記事】新入社員に教えるべきビジネスメールの基礎とは?書き方・添削・研修で教える際のポイントを解説

社内システムの理解

社内にある勤怠システムや各種管理システムの操作についても、パソコンスキル研修の中に含まれる研修テーマです。主に、新入社員研修開始の早い時期に実施されます。社内システムを正しく使えることは、業務運営上必須のスキルとなる点を踏まえ、研修テーマに盛り込んでおきましょう。

 

04パソコン研修を企画する際の注意点とは

次に、パソコン研修を企画する際の注意点について解説していきます。研修実施にあたって、注意するべきことは大きく4つです。

  • ・目的の理解を促す
  • ・ゴールの設定を明確にする
  • ・スケジュールには余裕を持たせる必要がある
  • ・進捗の確認方法を明確にする

上記の注意点を確認することができれば、対策を自ずと立案することができます。ここでは、基本的な研修を実施する際の注意点について理解し、その対策をあらかじめ講じておくことで、よりスムーズな研修立案と実施を実現することができます。

目的の理解を促す

研修については、パソコンスキル研修の全体、そして、各コンテンツテーマ別に目的を整理していくことが必要です。研修実施には、その研修の目的があります。その目的を整理し、かつ、その目的を理解させることが必要です。研修のテーマには、どのような人物に育成したいのか、そのためにある研修では何を目的に理解していくかなどを明確にしていきます。その上で、研修に参加する者にも研修の目的を周知しておきます。研修の目的を周知することは、参加者の心構えを構築するために必要な要素となると理解し、研修前には必ず共有を実施していきましょう。

ゴールの設定を明確にする

研修の一つ一つ、そして、研修プログラムのコンテンツ単位で、学習目的やゴールの設定を行います。この目的やゴールが、研修時にクリアすべき指標となります。この指標は、研修開始時にも共有をはかります。そうすることで、より研修のゴールが明確になり受講をスムーズに行うことが可能になります。また、指標があることで、目指すべき方向性を理解することにもつながり、受講生は指標に向って理解を深めることになります。

スケジュールには余裕を持たせる必要がある

研修の実施スケジュール、当日のプログラムには余裕を持たせることも必要です。研修時間がギリギリとなってしまうと、余裕がなく受講生がついてこれない場合に、遅れを出してしまいます。また、カリキュラムをこなすことを優先してしまいがちになってしまうデメリットも持っていることを理解して時間のゆとりを持てるような計画を立案していきましょう。

進捗の確認方法を明確にする

ゴールに向かう際には、その進捗を追いかける方法も明確にしておく必要があります。進捗の確認方法が定まっていなければ、予定よりも遅れているのか進捗しているかを判断することができなくなります。こうしたことが起きないようにするためには、あらかじめ進捗確認方法を明確にしておき、状況を把握できる工夫を行っておきましょう。

 

05パソコンスキルを証明する資格

パソコンスキルを習得しているかを判断できる資格についても、ご紹介していきます。基礎的な資格となりますが、研修で身に付けた内容の理解度の証明などにも利用できる資格です。資格取得ができれば、本人の自信にもつながることを踏まえ、取得を促進していくことも育成の方法の一つになります。

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

ExcelやWordなどのマイクロソフトオフィス製品の利用スキルを証明できる資格です。多くの企業がオフィス商品を利用しているため、そのソフトが利用できる知識と技術を保有している証明とすることができます。学生も多く受験している資格で、履歴書に明記することでオフィス商品を利用できるスキルを保有しているアピールができます。

参照:マイクロソフトオフィススペシャリスト

▼MOSについて詳しく知りたい方はこちらから▼
【関連記事】エクセルとワードの知識を資格にできるMOS資格とは?取得するメリットなどを解説

ITパスポート

ITパスポート試験とは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。学生での受験も多く情報処理試験の基礎試験として年々多くの受験生が受験しています。

参照:IPA ITパスポート試験

基本情報技術者試験

基本情報処理試験は、情報処理試験の登竜門として展開している試験です。IT人材の育成として、学生の受験生も多く、その先にある高度試験にチャレンジしていくための基礎部分を担います。

参照:IPA

 

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06まとめ

本記事では、パソコンスキル研修をテーマに基本となるテーマ例や研修実施時の注意点について解説しています。現在では、パソコンを利用しない職種が少なくなる背景を受け、今まで以上に基礎的なスキルを保有することが必要となってきています。社会人の基礎となるパソコンスキル研修について、本記事を参考に研修計画を立案して実践していきましょう。

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この記事を書いた人
Schoo編集部
Editor
Schooの「世の中から卒業をなくす」というミッションのもと活動。人事担当や人材育成担当の方にとって必要な情報を、わかりやすくご提供することを心がけ記事執筆・編集を行っている。研修ノウハウだけでなく、人的資本経営やDXなど幅広いテーマを取り扱う。
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