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ロールモデルとは?人材育成を促進するお手本の重要性について解説

公開日:2021/09/10
更新日:2021/09/10
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ロールモデルとは?人材育成を促進するお手本の重要性について解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

ロールモデルとは「お手本となる人物」のことです。人材育成の分野では、ロールモデルを設定することで従業員の成長を促進し、早期の戦力化を図ることが期待されています。当記事ではロールモデルの概要と、人材育成を促進する「お手本となる人物」の重要性について解説します。

 

ロールモデルとは

ロールモデルとは具体的な行動や考え方の模範となる人物のことです。成長過程にある人材が「自分のお手本」となる人物を設定することで、その行動や考え方を模倣し成長の糧とします。ロールモデルとなる人物は身近な存在であることが望ましく、社内で活躍している人物や、直属の上司といった存在が理想的です。 成長過程にある人材にとって、「自分もあの人のようになりたい」という憧れの対象であり、目指すべき存在がロールモデルなのです。

ロールモデルは一人とは限らない

ロールモデルは、必ずしも一人に決めなくてもかまいません。企業で活躍する人材で、すべての要素を高い次元でバランス良く備えているという人は少数派です。多くの人材はそれぞれに得意分野と不得意分野があり、補い合いながら仕事を進めています。しかし、なかには得意分野で突出した能力を発揮している人もいます。

  • ・プレゼンテーションの技術ならAさんをお手本にする
  • ・コミュニケーションスキルならBさんをお手本にする

このように自分が身につけたいスキルによって、各分野のスペシャリストを複数人ロールモデルとして設定することも良い方法です。

 

さまざまなロールモデル

企業としてロールモデルを設定する場合は、「最年少マネージャー」「当社初の女性管理職」というように、さまざまな切り口で象徴的な活躍している人材を設定することが多いようです。働き方や価値観が多様化している現代において、さまざまな分野で活躍している人材をロールモデルにすることで、キャリアの参考や目標にすることができます。

 

ロールモデルに期待される効果

人材育成の分野では、ロールモデルは大きな効果を期待されています。若手人材が「お手本として目指す人物」が社内にいることはメリットであり、人材育成に多岐にわたる良い効果をもたらします。

目指す姿が明確になる

成長過程にある若手人材にとって、ロールモデルとなる人物が身近にいることで、自分が目指すべき姿が明確になりキャリアのイメージがしやすくなります。 またキャリアのイメージが明確になるだけでなく、ロールモデルという憧れの存在がいることで、「その人に近づきたい」という成長意欲につながるといった効果も期待できます。

成長スピードがアップする

ロールモデルが身近にいることで、その人物がどのようなキャリアを積んで成長してきたのか、その過程を知ることができます。ロールモデルの成長過程を参考にしたり、真似したりすることで、若手人材の成長スピードが速くなるという効果が期待できます。 20代のうちに何をしておけば良いのかといった目標設定も可能になるでしょう。なにより憧れの存在が身近にいることでモチベーションが上がり、成長スピードは加速するのではないでしょうか。

組織が活性化する

ロールモデルの存在により組織の活性化が期待できます。若手人材の憧れの存在が身近にいるわけですから、ロールモデルとなる人物の考え方や仕事の進め方を学ぼうとして、自然とコミュニケーションの量が増えていきます。従業員どうしの交流が増えることで、良好な人間関係が構築され組織が活性化していきます

定着率が上がる

ロールモデルをお手本として、自身のキャリアが具体的にイメージできるため、定着率のアップにつながります。少なくとも、具体的にお手本となる人物が身近にいることで、「10年後の自分がイメージできず不安である」といったことにはならないでしょう。

採用活動にも良い影響を及ぼす

社内の若手人材だけではなく、採用活動においてもロールモデルは良い影響を及ぼします。ロールモデルは自社で活躍する象徴的な人材であるため、その人物が魅力的であればあるほど、就職活動生の目にも魅力的に映り、入社動機につながる可能性があります。 ロールモデルとなる人材が採用活動に関与することで、優秀な人材が集まりやすくなるという効果も期待できるのではないでしょうか。

 

ロールモデルの要件

企業の側がロールモデルを設定する際には、いくつか注意を必要とする点があります。年代により活躍する立場や求められる要件が異なるため、ロールモデルは年代別に設定する必要があるといわれます。以下に一般的なロールモデルの要件を紹介します。

若年層のロールモデルの要件

若年層の従業員に求められるのは、まずは指示を的確に理解し行動することです。分からなければ質問をし、上司や先輩と良好なコミュニケーションを取りながら仕事を進められる人材がロールモデルにふさわしいといえます。また基本的なビジネスマナーが守られており、模範となるといった要件を満たしていることも重要です。

中堅層のロールモデルの要件

中堅層の従業員には、部下や後輩に的確に指示を出すことが求められます。会社の方針や上司の指示を理解し、チーム内に共有することが必要です。周囲との連携力があり、円滑に仕事を進めていける人物がロールモデルとしてふさわしいようです。

ベテラン層のロールモデルの要件

ベテラン層の従業員は責任のある立場で仕事をしている場合が多く、管理職としての能力が求められます。リーダーシップや交渉力を駆使し、チームとしての成果を上げていること、また周囲との関係が良好で、人望がある人物がロールモデルとしてふさわしいのではないでしょうか。

 

ロールモデルを導入する手順

ロールモデルは、個人がそれぞれ先輩従業員のなかから、手本とする人物を自主的に選び設定することが望ましいといえます。しかし、それが難しい場合は企業の側でロールモデルとなる人材を選定し、育成する取り組みが必要となります。 ここでは企業がロールモデルを設定し、導入する際の手順について見ていきます。

人材の選定

最初のステップはロールモデルとなる人材の選定から始めます。選定の基準はそれぞれの分野で象徴的な活躍をしている人物であり、素行や風紀面でも問題なく模範となりうる人物が理想的な基準であるといえます。 また若手人材の憧れとして影響を与える存在となるため、企業側が求める思考や行動を意識してもらう必要があります。こうした部分の教育も必要になるでしょう。

考え方や行動特性の一般化

次のステップでは、ロールモデルとなる人物が成果を上げてきた要因である、考え方や行動特性を分析します。あらゆる場面でロールモデルとなる人物が取ってきた行動を検証し、その行動の理由や結果を分析しパターン化していきます。ロールモデルを活用して人材育成の成果を上げるには欠かせないプロセスです。

社内への周知

最後のステップは、設定したロールモデルを社内に周知し広めていくことです。ロールモデルは設定して終わりではなく、ロールモデルの優れた考え方や行動特性をほかの従業員が参考にし、自身の成長に役立てることを目的にしています。 周知する方法は社内報やホームページによる紹介などさまざまです。また可能であれば座談会といった、直接的なコミュニケーションの機会を継続的に設定するとより効果的でしょう。

 

女性活躍推進のロールモデル

2016年に施行された「女性活躍推進法」により、企業は働きたいと考える女性が無理なく働ける環境を整備する努力義務を負っています。少子高齢化による労働人口の減少により、女性の活躍は今後さらに求められるでしょう。 男性従業員と同等にキャリアを重ねてきた人や、妊娠や出産というライフイベントを経て復職した女性従業員が、企業の第一線で活躍する女性のロールモデルとして存在することは、大変価値があることだといえます。

女性ロールモデルの育成

実際の運用にあたっては、女性のロールモデルがいることが望ましいのですが、これから取り組もうとする企業の場合は新たに育成する必要があります。 女性管理職を積極的に登用したり、育児休暇を終え復帰した女性従業員を対象とした研修を実施したりという、さまざまな取り組みにより育成を図らなければなりません。

企業として支援体制が確立している

企業として、女性活躍に向けた支援体制が確立していることは、企業価値を高めることにつながります。採用活動においても、女子学生に対する効果的なアピールポイントとなり優秀な人材の確保にもつながるでしょう。 女性が活躍しやすい環境を整備することで活躍が推進され、企業にとって良い影響を及ぼしていくと考えられます。

 

ロールモデルはキャリアの広告塔

ロールモデルとなる人物は、その企業でもっとも望まれる活躍をしている人物であるといえます。若手人材の憧れで目指すべき存在であり、採用活動においてはその企業で活躍している象徴的な人物として注目を集めます。 いわば、その企業で経験できる「キャリアの広告塔」としての役割を担っているといえます。企業はこのような人材に対し、過度のプレッシャーを感じさせない配慮が必要です。特に個人的な事情により、退職せざるを得ないような場合は無理に引き止めることがないようにしなくてはなりません。

 

まとめ

お手本となる人材が身近にいることで、若手人材の成長速度が上がり、人材育成が促進されるということが分かりました。成長過程にある人材にとって、ロールモデルは憧れの存在です。人は「憧れの存在に少しでも近づきたい」と思うことでモチベーションを高めます。人材育成の取り組みとして、自社のロールモデルの存在について一度考えてみてはいかがでしょうか。

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