更新日:2025/08/21

新入社員への挨拶の例文を役職別・シーン別で紹介

新入社員への挨拶の例文を役職別・シーン別で紹介 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

新入社員への挨拶は、安心感を与え信頼関係を築く大切な機会です。本記事では、シーン別・役職別の例文や構成の工夫、成功のポイントや日常で意識すべき点まで解説しています。新入社員を迎える際の参考にしてください。

 

01役職別|新入社員への挨拶の例文

ここでは、入社式や歓迎会などの場面で役職ごとに行われる挨拶の例文を紹介します。役職や立場によって伝えるべき内容は変わりますが、いずれも新入社員に安心感を与え、前向きな気持ちで業務に臨めるよう励ますことが大切です。挨拶のポイントを理解し、場面に合った内容を意識しましょう。

社長・副社長からの挨拶

社長や副社長の挨拶は、会社を代表して新入社員を歓迎する大切な機会です。会社の歴史や理念に触れながら、挑戦を後押しする内容が望ましいでしょう。挨拶は長くても5〜10分程度に留めると集中して聞いてもらいやすくなります。

例文

新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。◯◯株式会社、社長の△△です。
当社は〇〇年に創業し、さまざまな困難を乗り越え今日を迎えています。皆さんは多くの応募の中から選ばれた方々です。その力を信じ、自信を持って新しい挑戦に取り組んでください。
仲間と共に成長し、会社をさらに盛り上げていきましょう。本日は本当におめでとうございます。

部長からの挨拶

部長からの挨拶は、部門のミッションや今後の働き方に触れながら、新入社員に期待を伝えるのが効果的です。サポート体制を示すことで安心感を持ってもらえます。

例文

ただ今ご紹介にあずかりました、〇〇部長の△△です。
入社おめでとうございます。若さと活気に満ちた皆さんを迎えられ、大変嬉しく思っています。
研修や実務を通じて、社会人としての基礎を学ぶと同時に、隣にいる仲間と信頼関係を築いてください。私たちも全力で支えますので、一緒に協力しながら成長していきましょう。

課長からの挨拶

課長は現場に近い立場として、日々の業務での姿勢や期待する行動を伝えると効果的です。具体的なアドバイスを交えると新入社員にとって実践的なメッセージになります。

例文

〇〇課長の△△です。入社おめでとうございます。
社会人生活を始めるにあたり、最初は分からないことが多いと思います。しかし、一歩ずつ着実に学んでいくことで必ず成長できます。
困ったときは遠慮せず相談してください。皆さんが安心して挑戦できる環境を整えていきます。

係長からの挨拶

係長は新入社員と最も接点の多い立場です。現場での学び方やチームワークの重要性を伝えることで、日々の業務に前向きに取り組んでもらえます。

例文

〇〇係長の△△です。入社おめでとうございます。
私自身も入社当初は戸惑うことが多くありましたが、挑戦を続けることで自信がついてきました。
これから皆さんが安心して働けるように、私もサポートしていきます。仲間と助け合いながら一歩ずつ成長していきましょう。

先輩からの挨拶

先輩社員の挨拶は、新入社員にとって最も身近に感じられる存在として、不安に寄り添うことが大切です。自分の経験を交えた言葉は説得力を持ちます。

例文

先ほど紹介していただきました、〇〇と申します。
新しい仲間を迎えられることをとても嬉しく思っています。私も入社当初は分からないことだらけでしたが、先輩方の支えで成長できました。
今度は私が皆さんをサポートします。困ったときは気軽に声をかけてください。一緒に頑張っていきましょう。

人事部からの挨拶

人事部や採用担当からの挨拶は、採用に携わった立場としての思いを伝えるのがポイントです。採用時に感じた印象や期待を具体的に伝えると効果的です。

例文

皆さん、内定おめでとうございます。人事部の〇〇と申します。
採用の過程で、一人ひとりの個性や才能を強く感じました。これからその力を発揮し、大きな成果をつくり出してほしいと思っています。
本日ここにいる皆さんの入社を心から歓迎します。これからよろしくお願いします。

 

02シーン別|新入社員への挨拶の例文

新入社員への挨拶は、場面ごとに雰囲気や伝えるべき内容が異なります。ここでは、内定式・入社式・歓迎会の3つのシーンを取り上げ、それぞれで意識したいポイントと例文を紹介します。シーンに合った挨拶を行うことで、新入社員に安心感と期待感を与えられます。

内定式での挨拶

内定式では、正式な入社前に企業として歓迎の意を伝えることが大切です。社会人としての第一歩に期待を寄せるとともに、不安を和らげる内容を盛り込むと効果的です。学生から社会人へ気持ちを切り替える契機となるよう、前向きな言葉を選びましょう。

例文

皆さん、内定おめでとうございます。〇〇株式会社の△△です。
これから社会人としての新しい生活が始まります。不安もあるかと思いますが、その気持ちは成長の証でもあります。
私たちは皆さんの挑戦を全力で支えます。一緒に未来を築いていきましょう。

入社式での挨拶

入社式の挨拶は、社会人としてのスタートを祝福するとともに、企業の理念や方向性を共有する場です。新入社員が「この会社で頑張ろう」と思えるような前向きなメッセージを伝えることが求められます。過度に形式張らず、歓迎と期待をバランスよく盛り込むのが理想です。

例文

新入社員の皆さん、本日はご入社おめでとうございます。
今日から皆さんは私たちの仲間です。社会人として最初の一歩を踏み出すにあたり、挑戦と学びを大切にしてください。
皆さんの力が会社の未来を創ります。共に成長していきましょう。

歓迎会での挨拶

歓迎会では、緊張を和らげることが最優先です。堅苦しい話よりも、仲間として気軽に声をかけられる雰囲気づくりを意識しましょう。親しみやすさを示し、今後相談しやすい関係を築けるような言葉を選ぶのがポイントです。

例文

皆さん、改めて入社おめでとうございます。
今日から一緒に働けることを心から嬉しく思っています。分からないことや困ったことがあれば、遠慮なく私たちに声をかけてください。
これから同じ仲間として協力しながら、楽しく仕事をしていきましょう。

 

03新入社員への挨拶の構成

新入社員への挨拶では、基本となる構成を意識することで相手に伝わりやすくなります。一般的には「歓迎」「激励」「期待」の3つを組み合わせると効果的です。それぞれの要素に沿った言葉を盛り込み、場面や役職に応じてバランスよく取り入れることで、新入社員に安心感とやる気を与えることができます。

1:新入社員への歓迎の言葉

最初に歓迎の言葉を述べることで、新入社員は安心して話を聞く姿勢になれます。多くの新入社員は新しい環境に不安を抱いているため、「入社おめでとうございます」「皆さんを迎える日を心待ちにしていました」といった表現が効果的です。また「新しい仲間として共に成長していきましょう」という言葉を添えると、組織の一員として受け入れられている実感を持たせることができます。

2:新入社員への激励の言葉

次に激励の言葉を加えることで、新入社員が前向きに挑戦する姿勢を持てるようになります。「最初は戸惑うこともありますが、失敗を恐れず挑戦してください」や「努力した経験は必ず自分の成長につながります」といった言葉が代表例です。加えて「私たちも全力でサポートします」というメッセージを伝えることで、安心感を持ちながら挑戦に臨んでもらえるようになります。

3:新入社員への期待の言葉

最後に期待を伝えることで、今後の役割や責任を意識してもらえます。「皆さんの新しい視点やアイデアに期待しています」「未来の会社を担う存在として成長してほしい」といった言葉は効果的です。さらに、会社の方向性や取り組みに触れながら「これからの挑戦を共に進めていきましょう」と伝えると、新入社員は自分が組織の成長に貢献できる存在だと感じやすくなります。

 

04新入社員への挨拶を成功させるポイント

新入社員への挨拶は、第一印象を決める重要な場面です。ここではSchooの授業「元NHKアナウンサーが教える「心が動く話し方」」を参考に、挨拶をより効果的に伝えるための4つのポイントを紹介します。

1:ゆっくり話す

ゆっくり話す

緊張すると話すスピードが速くなりがちですが、聞き手に伝わる話し方をするには「自分では少し遅い」と感じるくらいのペースが最適です。早口になると内容が頭に残りにくくなり、落ち着きのない印象を与えてしまいます。ゆっくり話すことで、言葉に重みが生まれ、相手も安心して耳を傾けやすくなります。完璧に話そうと意識しすぎるのではなく「多少間違っても大丈夫」という気持ちで臨むと、自然に落ち着いたスピードで話せるようになります。

2:はっきり話す

はっきり話す

はっきり話すとは、単に声を大きくすることではありません。母音や子音を意識し、一言一言を丁寧に届けることが大切です。特に挨拶では、聞き手が初めて耳にする名前や役職が含まれるため、聞き間違いを防ぐことが重要です。極端に口を大きく動かす必要はありませんが、意味のまとまりごとに言葉を区切り、かみしめながら発声すると聞き手に伝わりやすくなります。焦って一気に話すのではなく、「確実に届く」ことを意識することが成功のポイントです。

3:語りかける

語りかける

棒読みのような話し方は、相手に距離を感じさせてしまいます。語りかける姿勢とは「伝える」のではなく「届ける」意識を持つことです。聞き手を目の前の人として捉え、自然な会話のように言葉を選ぶことで抑揚が生まれ、相手の心に響きます。例えば「ご入社おめでとうございます」と形式的に述べるだけでなく、「今日から仲間として一緒に働けることを嬉しく思います」と語りかければ、温かみが加わります。相手の表情を感じ取りながら話すことで、挨拶がより印象的になります。

4:勇気を持って黙る

多くの人は沈黙を恐れ、考える前に言葉を急いで出してしまいます。しかし、挨拶の場では「考えている時間を持つ」ことも重要です。黙ることで言葉を整理し、次に話す内容をより的確に伝えられます。大切なのは、不安そうに黙るのではなく「落ち着いて考えている」という表情を保つことです。間を上手に取ると、言葉の一つ一つに重みが増し、聞き手の印象にも残りやすくなります。勇気を持って沈黙を受け入れることは、余裕と信頼感を示す効果的な方法です。

 

05日常編|新入社員への挨拶で意識すべきこと

日常的な場面で新入社員に挨拶をする際は、ちょっとした工夫で印象が大きく変わります。適切な挨拶は信頼関係を築く第一歩であり、円滑なコミュニケーションにもつながります。ここでは、日常の挨拶で特に意識したい3つのポイントを紹介します。

名前を呼ぶこと

できるだけ名前と挨拶をセットで伝えるようにしましょう。複数の新入社員がいると難しい場合もありますが、1人の場面では「名前+挨拶」を意識すると効果的です。名前を呼ばれることで安心感が生まれ、自分が受け入れられている実感を得やすくなります。

目を見て挨拶をすること

相手の目を見て挨拶することで、自分に向けられた言葉だと伝わります。そっぽを向いた挨拶は冷たい印象を与えてしまいますが、視線を合わせるだけで信頼感が高まります。相手も自然と挨拶を返しやすくなり、良好な関係づくりにつながります。

手を止めて挨拶をすること

作業を続けながら挨拶すると、形式的に感じられる場合があります。手を止め、相手に向き合って挨拶することで誠意が伝わります。わずかな行動の違いですが、受け取る印象は大きく変わり、信頼関係の土台を築くきっかけになります。


 

即戦力となる新入社員を育成
社会人基礎力をきちんと身につけられる
・現場に即した実践的なスキルアップも可能
スクーの資料をダウンロードする


■資料内容抜粋
・大人たちが学び続ける「Schoo for Business」とは?
・研修への活用方法
・自己啓発への活用方法 など


Schoo_banner
 

06まとめ

新入社員への挨拶は、役職やシーンによって伝える内容やアプローチが変わります。歓迎・激励・期待をバランスよく盛り込み、話し方の工夫や日常のちょっとした配慮を加えることで、新入社員に安心感と前向きな姿勢を持たせることができます。本記事で紹介したポイントを参考に、入社式や日常の挨拶で実践すれば、信頼関係を築きやすくなり、早期の定着や活躍にもつながるでしょう。

  • Twitter
  • Facebook
  • はてなブックマーク
  • LINE

20万人のビジネスマンに支持された楽しく学べるeラーニングSchoo(スクー)
資料では管理機能や動画コンテンツ一覧、導入事例、ご利用料金などをご紹介しております。
デモアカウントの発行も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

お電話でもお気軽にお問い合わせください受付時間:平日10:00〜19:00

03-6416-1614

03-6416-1614

法人向けサービストップ