公開日:2022/01/21
更新日:2022/06/13

メルクマールとは?正しい意味と目標設定時の注意点について解説する

メルクマールとは?正しい意味と目標設定時の注意点について解説する | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

メルクマールとは、ビジネスの現場において「指標」「基準」をを示す用語として利用されます。最終目標の達成に向けた中間地点の指標の意味で利用されることがあります。本記事では、メルクマールの定義や、注意点、導入事例について解説しています。正しい意味を理解し、ビジネスにおいて活用していきましょう。

 

01メルクマールの定義

メルクマールはドイツ語で、「目標達成までの道のり」「中間目標」「ゴール」の意味で利用されます。ビジネスシーンにおいては、目標を達成するプロセス指標として利用されるため、重要な項目として扱われます。その他にも、目標達成のための行動や方法が遂行されているかを見極める指標としても使われ、ビジネスにおける重要な指針として利用していきます。メルクマールは、目標の指標として扱われることが多いため、プロジェクトの進行における中間地点として利用されることが多い点も理解しておきましょう。

マイルストーンとの違い

メルクマールに類似している用語に「マイルストーン」があります。マイルストーンは、最終目標に向かうまでの節目や通過点のことを意味します。もともとは、道路標識を示す用語で、あとどれくらい進むことでゴールに到達するかを表す意味を持っています。メルクマールは、中間目標などを意味するため、到達しているかどうか、達成しているかどうかを示す意味で異なります。

KPIとの違い

KPIも、メルクマールの類似用語として扱われることが多い用語です。KPIとは、最終目標(KGI)の達成に向けた進捗度合を示す用語で、中間管理指標とも呼ばれます。中間の達成度合を測定する意味では、メルクマールとほぼ同意語として扱われることが多い用語です。2つの違いについては、KPIが目標達成に関する管理に重きをおいた用語であるのに対して、メルクマールは目標の管理以外の広義の意味を持つ点に違いがあります。

 

02メルクマールの重要性

ビジネスにおいてメルクマールが重要視される理由とは、どのような内容なのでしょうか。次に、メルクマールの重要性について解説していきます。ビジネスにおいてメルクマールを設定しておくことは、最終目標に到達するまでの中間目標が明確になり、到達度ごとに見直しやモチベーションの維持に役立つとされています。では、より具体的にその重要性を理解していきましょう。

KPIの代用として活用できる

メルクマールはKPIの代用として活用することができます。KPIは「重要業績評価指標」とも訳されて、最終目標に至る数値指標をとして利用されます。最終目標を達成するまでに各プロセスの進捗度合いを定量的に測定します。ビジネス的には、何をもって進捗するのかについて見極めていきます。この指標をメルクマールで行うには、メルクマールの目標を定量化させることで代用できます。中間地点で、各プロセスがどこまで達成できているかを把握することで、最終目標への到達度合や軌道修正の必要性について見極めていきます。

課題が明確にできる

メルクマールは課題の明確化にも役立ちます。目標達成までの道のりについて、達成、未達成の項目についての識別ができることで、何が課題となっているかを整理することが可能になります。この中間地点での課題整理ができれば、早期に課題の対応策を立て軌道修正を行うことが可能になります。中間地点で課題の解決ができなければ最終目標の達成せず、または、課題を抱えたまま大きな遅れを出すことにつながってしまいます。このようにメルクマールを活用することで、課題を明確にし課題が大きくなる前に対応することが可能です。

最終目標の達成の道しるべになる

メルクマールの最大の重要性は、最終目標達成の道しるべになることです。最終目標に向って進む中間点での目標となるため、その到達度合により軌道修正などの対応が容易となります。最終目標達成までの道のりが長ければ長いほど、中間の到達度合が図れなければ課題が大きくなってしまいます。そうならないためには、メルクマールを設定することで、到達度合の測定が可能となる点は大きなメリットの1つとなります。中間点での目標達成度合により課題の整理を行うこと、軌道修正の有無や目標達成の可能性を極めることは大きな道しるべになります。

 

03メルクマールの利用方法

次に、メルクマールの利用方法について解説します。メルクマールは、どのように活用していくことが正しいのでしょうか。メルクマールを正しく活用する方法を知ることで、より最終目標到達に向けた施策の立案が可能になります。メルクマールの利用について段階をおって理解しておきましょう。

最終目標の設定を行う

まず最初に行うのは、最終目標の設定です。より具体的な施策として定量的、定性的な基準を設定します。最終的な目標設定は、慎重に行う必要があります。あきらかに無理な目標設定であれば、到達することができません。しかし、時には到達が難しい最終目標を決めなければいけない場合もあります。こうした場合には、最終目標を達成するための手順を明確にし、その手順を繰り返し検討することが必要な点も忘れないでおきましょう。最終目標の設定については、慎重に取り決めることが重要となり、その目標を到達する目的についても同時に整理していくことも必要です。

メルクマールの設定を行う

最終目標の設定後には、メルクマールの設定を行います。最終目標の中間地点では、どのような到達点に至っていることが望ましいか、到達すべきかについて見極めていきます。その到達点をメルクマールとして設定します。メルクマールの設定についても、最終目標と同様に具体的な定量的な目標を定めます。メルクマールの設定については、到達することで最終目標達成可否を判断する基準になります。そのため、メルクマールの基準設定が誤っていると最終目標への達成可否を判断できなくなる危険があるため、中間地点で達成すべき内容がどういった内容であるかを、定量的、定性的な視点で明確に確認できるようにする必要があります。

短期目標の設定を行う

最終目標までの中間地点でメルクマールを設定することになりますが、それ以外にも短期目標を設定することが必要です。最終的な目標達成するまでの長期的な期間の中間にメルクマールを設定します。しかし、メルクマールまでの間にも期間を必要とする場合もあるため、その間にも短期目標を設定します。一つ一つの短期的な目標をクリアすることで、メルクマールを確実に到達することができます。その先には、最終目標を達成する流れを構築していきます。短期目標も明確な基準で設ける必要がある点に注意しておきましょう。メルクマールを含め、到達すべき短期目標も定量的、定性的な観点で基準を明確にしておくことで、到達度合の見極めを行えるようにする必要があります。

 

04メルクマールを達成させるためのポイント

次に、メルクマールを達成させるためのポイントを2つ解説していきます。メルクマールを設定した後に、どのようなポイントをおさえていくことが達成させる方法なのでしょうか。実際に、意識しておきたいポイントになりますので、しっかりと理解しておきましょう。

情報共有と一緒に活用する

メルクマールの設定を行っているからといって、途中、途中での確認が不要な訳ではありません。単純にクリアできる目標を立案するのではなく、有効な最終的な目標達成をすること、その目的を達成することこそが必要です。そのためには、メルクマールのポイント以外にも情報共有や報告の頻度を取り決め実施する必要があります。目標が達成しているかを見極めることは難しいことです。目標を達成しているかは、上司や同僚など周囲の判断も必要になることを理解し、定期的な情報共有の場を設けることで、その達成度合いを測定していくことにしましょう。情報共有の場で確認をするなど、一緒に活用することが有効な方法になります。

問題の早期発見にはコミュニケーションが大事

メルクマールの目標達成の課題については早期に発見できることが必要です。この問題点の早期発見には、日々のコミュニケーションが大事になります。日常で行われるやり取り野中で、問題の発生や課題などを相談する、会話から早期に発見できれば、大きな問題になる前の課題解決を行うことができます。こうした早期発見には、日常で何気なく交わされる会話が重要である点もポイントになると理解しておきましょう。

 

05メルクマールの導入事例

最後に、メルクマールの導入事例をご紹介します。実際にどのような取組みをしているかを知ることは、自社にメルクマールを導入する際の参考になります。成功事例については、ネット上でも検索可能です。自社における同業種などを参考に自社の導入の参考にしていきましょう。

楽天

楽天はもともと、事業運営の根幹にKPIを置いています。しかし、2015年よりKPIへNPSも導入しています。NPSとは特定の商品を人にどの程度すすめたいを数値化したものです。その例が企業やブランドに対する顧客ロイヤリティのことです。この推知を調査、分析することで、こきゃくとの関係性を評価します。2019年以降には、NPSの導入・浸透活動の開始とともに計測を始めたNPSの数値によりサービスの継続的向上を実現しています。

参考:楽天「企業情報_顧客満足を推進する全社KPI設計」

URL:https://corp.rakuten.co.jp/careers/division/customer_strategy/project/kpi/

メルカリ

メルカリはKPIを決める際に「納得感」に着目しています。LTV(Life Time Value)を上げるためにKPIを考えている事例があります。KPIがサービスの理想像とそぐわないケースお避けるあめに「納得感」が重要と考えたのです。KPIを立てるためには、ステークホルダーが話し合うしかないと考え1泊2日の合宿を実施し立案しています。

参考:メルカリ「メルカリ流!納得感のあるKPIの決め方」

URL:https://mercan.mercari.com/articles/2016-11-22-110000/


 

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06まとめ

本記事では、メルクマールについて、その定義や導入のポイントについて解説しています。メルクマールを活用することで、長期的なプロジェクトについても軌道修正などを行うタイミングを見極めることが可能になります。最終的な目標を達成するために、メルクマールを活用し企業成長に役立てていきましょう。

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