公開日:2023/10/25
更新日:2023/10/26

体験型研修の効果とは|メリット・デメリットやおすすめ7選を紹介

体験型研修の効果とは|メリット・デメリットやおすすめ7選を紹介 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

座学・講義型研修のウィークポイントを補う手法として、体験型研修が注目を集めています。体験型研修とは、いわゆるワークショップ形式の研修スタイルで、高い研修効果が期待できるとして導入する企業が増えているようです。 この記事では、体験型研修の概要とメリット・デメリット、おすすめの体験型研修コンテンツを紹介します。

 

01体験型研修とは

体験型研修とは、参加者どうしが対話や共同作業を通じて学びを深めていく、ワークショップ形式の研修スタイルです。講義型の研修は、講師対参加者の「1対多」の関係でおこなわれるものです。知識のインプットには適しているものの、参加者が自ら考えて気付きを得るといった効果は、薄いといわざるを得ません。 これに対し体験型研修は、参加者どうしが協力して取り組むことで、さまざまな考えに触れ、自ら気付きを得て学びを深められます。高い学習効果が期待できるとして、注目を集めているのです。

体験型研修の種類

体験型研修には、さまざまな種類があり、多くの研修会社からコンテンツが提供されています。おおむね、屋外で実施する研修、屋内(オンライン)で実施する研修の2種類に分類されるようです。

屋内で実施する体験型研修の例

  • ・ビジネスゲーム
  • ・謎解きゲーム
  • ・カードゲーム

屋外で実施する体験型研修の例

  • ・キャンプ
  • ・農業体験
  • ・サバイバルゲーム

さまざまなコンテンツがありますが、いずれもゲーム感覚で楽しく取り組め、学びを得られるスタイルになっています。

 

02体験型研修の効果

体験型研修の効果は学習内容の定着率が高い点にあります。講義型の研修による知識のインプットは、その場では学びを得ても実践をともなわないため、翌日には学んだことを忘れるといったことが起きがちです。実務に応用することも起きにくいものです。 体験型研修では、研修中にゲームを通じた体験を得ることで、学習効果が飛躍的に向上します。体験を経て得た学びは実務においても応用ができるもので、個人のスキルとして定着していくのです。

 

03体験型研修のメリット

体験型研修のメリットは高い学習定着率にあり、学んだことを実践につなげやすい点にあります。座学研修の目的は、参加者に知識をインプットし「分かる・理解する」といった状態にすることです。一方、体験型研修の目的は、体験を通じて参加者を「できる・できるようになる」という状態までもっていくことです。 具体的なメリットを以下に挙げます。

  • ・体験を通じて学びが定着しやすい
  • ・チームワークが生まれる
  • ・フィードバックが受けやすい

体験を通じて学びが定着しやすい

研修のなかで実践(アウトプット)の場があることにより、理解が深まることが大きなメリットといえるでしょう。覚えたことをすぐに人に教えることで知識が定着しやすいように、アウトプットが前提の学びは定着しやすいものです。 座学研修のように「頭では分かっても実践できない」「すぐに忘れてしまう」といったことは起きにくくなります。学びをその場で実践できる体験型研修は、知識の定着を促し、現場での応用に適した実効性の高い研修といえるでしょう。

チームワークが生まれる

体験型研修は、参加者どうしが協力し合い、課題(ゲーム)に臨むカリキュラムが多く、チームワークが生まれる効果が期待できます。全員が力をあわせないと課題が解決できず、ゲームに勝つこともできません。 体験型研修を通じて得た経験により、職場に戻っても良質なコミュニケーションが維持されるなど、実務においてのチームワーク向上にも作用します。

フィードバックが受けやすい

体験型研修は研修の性質上、ファシリテーターからのフィードバックを受けやすくなる点がメリットです。知識や技術を身につけて「できるようになる」プロセスでは、各個人で間違った認識やクセが生じやすく、修正が必要になる場面があります。 そうしたときに、ファシリテーターが適度にフィードバックをおこなうことで、軌道修正を図れるのです。課題に取り組む参加者やチームの状態を見ながら、タイムリーに介入することで、より学習効果が高まります。

 

04体験型研修のデメリット

体験型研修は、学習効果の高さが期待できる反面、いくつかのデメリットがあることも知っておく必要があります。実践をともなう研修である以上、研修場所や時間の確保など、クリアしなければならない要素が多くなることは否めません。 具体的なデメリットとして考えられるのは以下の3つです。

  • ・ファシリテーターの力量により効果に差が出る
  • ・時間のコントロールが難しい
  • ・伝える情報量が少なくなる

ファシリテーターの力量により効果に差が出る

場とコンテンツを用意するだけでは「単なる体験」で終わってしまうでしょう。参加者に学びを定着させ、応用できる段階まで引き上げるのは、ファシリテーターの役割によるところが大きいといえます。 ファシリテーターが適度に介入することにより、参加者が体験から得た気付きを学びのレベルにまで昇華させ、職場での実践につなげていくのです。そのためファシリテーターの力量が不足する場合は、十分な研修効果が得られないといったことも考えられます。

時間のコントロールが難しい

体験型研修は、参加者が主体となり進めていく性質上、時間のコントロールが難しくなることは覚悟しなくてはなりません。チームで話しあったり、行動したりすることを重視する以上、ある程度納得できるまで時間をかけなければ、不完全燃焼に終わってしまいます。 また、複数のチームが同時進行で研修を進める場合は、進行にばらつきが出てしまうことも考えられます。早く答えを出したチームが手持ち無沙汰になるといったことが起きないように、全体の進行状況をコントロールしなければならないのです。

伝える情報量が少なくなる

講義型の研修に比べ、伝える情報量は圧倒的に少なくなります。体験型研修は参加者が考えたり、話し合ったりする時間に重きをおいているからです。座学研修は、正解を伝え理解してもらうことが目的なのに対し、体験型研修は自分たちで答えを導くことを目的としています。 そのため、しっかりと知識を伝えなければならない場合は、座学の時間を前段階で設け、その後実践に移るなど研修の組み立てに工夫が必要になってくるでしょう。

 

05おすすめの体験型研修7選

ここでは、おすすめの体験型研修コンテンツを7つ紹介します。 ボードゲーム・カードゲーム形式のコンテンツや、体を動かすもの、屋外で実施する研修など形態はさまざまです。実施を検討する場合は、研修目的に応じたコンテンツを選択しましょう。 以下が、この記事でおすすめする体験型研修7選です。

  • ・会社経営ゲームバトル
  • ・合意形成研修コンセンサスゲーム
  • ・SDGs カードゲーム「2030SDGs 」
  • ・チャンバラ合戦–戦IKUSA-
  • ・リモ謎
  • ・ワールドリーダーズ
  • ・サバイバル研修(サバ研)

会社経営ゲームバトル

ボードゲーム形式の体験型研修で、ボードゲーム「Marketing Town」を使用して、マーケティングの知識を深めながら会社経営を疑似体験していくカリキュラムです。プレイヤーは、ゲーム上の仮想の街で小売店を経営していきます。 ターンごとに変わる市場環境に対応するために「市場調査」「出店」「広告」「仕入れ」「販売」「資金調達」の選択肢のなかから、意思決定をおこないます。利益の最大化を目指すには、マーケティング知識が不可欠であり、ゲームを通じて実践的なマーケティング知識と経営感覚が身につく研修です。

▶︎会社経営ゲームバトル

合意形成研修コンセンサスゲーム

合意形成コンセンサスゲームは、複数の参加者で合意形成をしていくプロセスを体験しながら学べる研修です。参加者どうしの議論を通じて他者の思考を知ることや、結論に至るまでの論理的思考や情報整理力を高めることが目的です。 「ジャングルサバイバル」「帰宅困難サバイバル」の2つのストーリーを通じて、ゲームのなかで5人から8人のチームで合意形成を図っていきます。攻略するには密度の高いコミュニケーションや価値観の違いを知ること、協調性や論理的思考力を発揮することが求められます。 ゲームを通じて、チームビルディングやリーダーシップ、ファシリテーションスキルの重要性を学べるカリキュラムです。

▶︎参考:合意形成研修 コンセンサスゲーム ONLINE

SDGs カードゲーム「2030SDGs 」

SDGs カードゲーム「2030SDGs 」は、日本国内でのべ20万人以上が参加した、カードゲーム型の体験型研修です。2019年には国連本部でも実施されるなど話題になりました。ゲームを楽しみながら、2030年の私たちの世界がどうなっているのか、シミュレーションしていく内容です。 社員のSDGsに対する理解を深めることを目的とした体験型研修です。ゲームの最後には振り返りの時間を設け、ゲーム内の体験と現実に起きている問題を結びつけて考えます。自社とSDGsの関連性を、より深く認識できるようになっていきます。

▶︎参考:SDGs カードゲーム「2030SDGs 」

チャンバラ合戦–戦IKUSA-

アクティビティ型の体験型研修です。参加者はスポンジの刀を武器に、敵の腕に付けられた「命」と呼ばれるボールを落とすために戦います。チームを編成し、ほかのチームと戦う「合戦」を中心にゲームが進行していくという内容です。 合戦の合間に作戦会議「軍議」をおこなうなかで、チームビルディングやPDCAサイクル、戦略の立て方やリーダーシップを学べます。作戦を練っても実践ではうまくいかず、甘さを痛感したり、逆に追い風の状況が生まれ勝利につながったりと、短時間のゲームでさまざまな体験を得られるカリキュラムです。

▶︎参考:チャンバラ合戦–戦IKUSA-

リモ謎

オンラインで実施される、謎解き型の体験型研修です。オンライン上のチームビルディングを目的としたカリキュラムで、最大6名ほどのチームで謎解きに挑戦します。7つのストーリーからプランを選べ、趣向を凝らした謎解きを通じて学びを深めていきます。 オンライン上の適切なコミュニケーションやビデオチャットツールの使用方法、役割分担をはじめとしたチームビルディングを学べる研修です。

▶︎参考:リモ謎

ワールドリーダーズ

SDGsの要素を取り入れた企業経営を疑似体験できるカリキュラムです。チームを編成し、ゲーム上で架空の企業を経営していきます。資本と労働力が分配され、活用しながら利益の最大化を目指します。ゲームが進むにつれ、利益の追求だけでは企業価値の向上が難しいと実感できる仕組みです。 長期的な利益を得るためには、環境や社会のさまざまな要素を考慮しなければならないことに気が付きます。SDGsにおける企業の役割やチームビルディング、戦略思考や駆け引きを学べる体験型研修です。

▶︎参考:ワールドリーダーズ

サバイバル研修(サバ研)

サバイバルゲームを題材にした体験型研修です。勝つためのフレームワークとして注目される「OODA LOOP」を学べます。「OODA LOOP」とは、アメリカ空軍出身の元軍人が提唱した戦場で勝つためのフレームワークです。刻一刻と変わる状況に応じた、柔軟な意思決定が可能になり、臨機応変な対応が求められるビジネスにも応用できます。 明確に役割が決められた少人数のチームで活動するため、誰も手を抜くことなく目的達成(勝利)のために動き続けなくてはなりません。リーダーシップやチームビルディングも学べる研修となっています。

▶︎参考:サバイバル研修(サバ研)


 

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06まとめ

体験を経て得た学びは、実際の職場でもすぐに実践できるスキルや知識となり定着します。講義型研修で望むような効果が得られないと、物足りなさを感じているのであれば、ぜひ導入を検討してみるとよいでしょう。 講義型・体験型、どちらの研修にもメリットとデメリットがあります。大切なことは、狙いたい研修効果に応じて、バランスのよいカリキュラムを組むことです。

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この記事を書いた人
Schoo編集部
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Schooの「世の中から卒業をなくす」というミッションのもと活動。人事担当や人材育成担当の方にとって必要な情報を、わかりやすくご提供することを心がけ記事執筆・編集を行っている。研修ノウハウだけでなく、人的資本経営やDXなど幅広いテーマを取り扱う。
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