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ナレッジマネジメントとは?定義から企業が行うメリットまで詳しく解説

公開日:2021/04/30
更新日:2021/08/30
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ナレッジマネジメントとは?定義から企業が行うメリットまで詳しく解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

ナレッジマネジメントとは個人や企業が持つ知恵を企業全体で共有する経営手法のことを指します。転職市場が活発化し、企業が得た知識やノウハウを社内に効率良く残したり、継承したりするのが難しくなっている現在、競争力を維持するためにもナレッジマネジメントは企業にとって重要な手法だと言えるでしょう。この記事ではナレッジマネジメントとは何かから企業が行うメリットまで詳しく解説します。

<目次>
ナレッジマネジメントとは?
ナレッジマネジメントが生まれた背景
ナレッジマネジメントの考え方について
暗黙知と形式知とは
SECIモデルとは
ナレッジマネジメントを実践するための手法
データマイニング
データウェアハウス
知識の共有
可視化
エンタープライズサーチ
ナレッジマネジメントを導入するメリットとデメリット
ナレッジマネジメントを導入するメリット
ナレッジマネジメントを導入するデメリット
人材育成の手法としてのSchooビジネスプラン
1.研修と自己啓発を両方行うことができる
2.自発的に学ぶ人材を育成できるSchooの講座
3.受講者の学習状況を把握し、人材育成に役立てることができる
まとめ
 

ナレッジマネジメントとは?

ナレッジマネジメント(Knowledge Management)とは社員が持つノウハウや経験、また企業が持つ情報や知識を組織全体で蓄積・共有して、企業全体の生産性や市場での競争力、また企業価値を高めていく手法です。 1990年代初頭に経営学者の野中郁次郎が、同じ経営学者竹内弘高との共著「知識創造企業」の中で提唱しました。 ナレッジマネジメントは企業側から見ると経営における管理領域の1つで、生産管理、販売管理(マーケティング)、財務管理、人的資源管理、情報管理に続く第6の管理領域とも言われます。 ナレッジマネジメントを適切に行うことによって企業では新たな変革を促し、全体的な生産性の向上、または業務改善につなげることができるでしょう。

ナレッジマネジメントが生まれた背景

ナレッジマネジメントが生まれた背景を2つご紹介します。

1.日本の高度経済成長期を支えた要因の1つであるため

日本の企業、その中でも製造業のモノづくりは素晴らしいことが世界中に知られていても、欧米ではなぜ日本企業が成功したのかは謎とされてきました。 経営学者の野中郁次郎は、この謎に対して「組織的知識創造」の技能・技術を持ち合わせたのがその成功要因だと述べたのです。 知識を企業の資産と考えるナレッジマネジメントが生まれたのは、日本企業成功の謎を野中氏が理論的に解き明かしたことが背景にあったのです。

2.団塊の世代が定年を迎えたため

2000年代後半になると、団塊の世代が定年を迎え始めました。 これにより、各企業においてモノづくりのノウハウや経験をどのように組織で伝承するのかが改めて問われ、ナレッジマネジメントが注目され始めたのです。 業務の属人化を防ぎ、組織的なナレッジマネジメントを意識することで各企業は弱体化せず生き残ることができたと言えるでしょう。

 

ナレッジマネジメントの考え方について

経営学者の野中郁次郎が提唱した知識経営が、現在のナレッジマネジメントの基礎となっていますが、ナレッジマネジメントを行う上で重要な考え方を2つご紹介します。

暗黙知と形式知とは

暗黙知とは企業において個人が仕事において蓄積してきた経験や技能、ノウハウなどを示し言葉や数字で表現しにくいのが特徴です。 また形式知も企業において個人が蓄積してきたという点では暗黙知と同じですが、こちらは言語化や図解化ができるのでデータやマニュアルとして共有されることが多いでしょう。 ナレッジマネジメントではこの暗黙知をできるだけ形式知へと変換し、組織で共有することを求められます。 暗黙知を形式知へと変えることで、さらに高度な知識を生みだして組織全体を進化させることができます。

SECIモデルとは

ナレッジマネジメントを実践する際に使うフレームワークがSECIモデルです。 新たな知識や変革を生みだす経過を表す4段階、「Socialization(共同化)」「Externalization(表出化)」「Combination(連結化)」「Internalization(内面化)」の頭文字を取って名づけられました。 それぞれの段階について説明します。

1.Socialization(共同化)

共通体験を持つことで暗黙知の獲得や伝達を図ります。 OJTなどがこれに当たり、暗黙知で暗黙知を伝える段階だと言えるでしょう。

2.Externalization(表出化)

得られた暗黙知を共有できるよう形式知化します。 マニュアル化などがこの段階に当たり、企業として1つの財産となる知識が完成するでしょう。 ナレッジマネジメントの肝とも言える段階です。

3.Combination(連結化)

既に存在する形式知と新たな形式知を連結させ、組織内に存在しなかった新たな知識を生みだします。 企業にとって変革を起こす最初の段階と言えるでしょう。

4.Internalization(内面化)

連結された形式知が企業内で利用され、新たな暗黙知へと変わります。 個人が形式知を基に実践することで、新たな経験やノウハウが得られるでしょう。

 

ナレッジマネジメントを実践するための手法

企業でナレッジマネジメントを行うための手法にはどのようなものがあるのでしょうか。 代表的な5つの手法である「データマイニング」「データウェアハウス」「知識の共有」「可視化」「エンタープライズサーチ」について、概要や特徴をそれぞれご紹介します。

データマイニング

企業に蓄積されたデータ(形式知)から、人工知能や統計学を活用して知識(暗黙知)を抜き出す手法です。 近年はデータマイニング用のツールが発達しているので、人間の力だけでは辿り着けないような知識も抽出することができるでしょう。

データウェアハウス

データウェアハウスとは直訳すると「データの倉庫」で、1990年にアメリカの計算機科学者ビル・インモンによって、「意志決定(Decision)のため、目的別(Purpose-oriented)に編成され、統合(Integrate)された時系列で、削除(Delete)や更新(Update)しないデータの集合体」と定義づけられました。 ナレッジマネジメントにおけるデータウェアハウスとは、データベースから収集したデータを多角的にまとめることで通常では気づきにくい傾向を察知する手法です。 データマイニング同様、形式知から新たな暗黙知を生みだす段階で役に立ちます。

知識の共有

企業内で知識を共有化できる仕組みを作ることです。 グループウェア、エクセルでの管理、電子掲示板の利用など業務内容に応じてツールを使い分けるのがよいでしょう。 暗黙知を形式知に変換するのに役立つ手法です。

可視化

理解しにくい情報を視覚に訴える形で表現することです。 図や表、グラフなどに変えるのが一般的ですが、CGや動画で表現するのも良いでしょう。 暗黙知が表現しにくいものである場合に可視化の手法を用いると、形式知として使いやすいものにできる可能性があります。

エンタープライズサーチ

企業内の書類、人事情報、経営情報などを統合し、社内で検索できるようにしたシステムを指します。 大企業や歴史の長い企業では共有した方が良い形式知自体の数が多いため、キーワードやタグで必要な知識を検索できるエンタープライズサーチを構築しておくのは重要だと言えるでしょう。

 

ナレッジマネジメントを導入するメリットとデメリット

ナレッジマネジメントはその理論や手法も含めて、優れた経営手法であるということがご理解いただけたことでしょう。 しかしこのようなナレッジマネジメントにも、いざ企業で導入するとなるとメリットだけではなくデメリットも発生します。 具体的な導入後のイメージができるようになるために、ナレッジマネジメントのメリットとデメリットをそれぞれご紹介します。

ナレッジマネジメントを導入するメリット

ナレッジマネジメントを導入するメリットは次の3つです。

1.業務が効率化できる

個人が持つ経験やノウハウが、データベースやマニュアルなどの形式知として共有されることで、スムーズに業務が遂行できるようになるでしょう。 効率的な作業方法が共有されることで、企業全体の生産性向上にもつながります。

2.業務の属人化を防止できる

ナレッジマネジメントを行うことで特定の人しかできない業務がなくなり、知識やノウハウの継承もしやすくなります。 従業員の転職や不在に伴って業務が成り立たないという状態を防ぎ、組織としての活動を活発化させることができるでしょう。

3.企業としての競争力が高まる

ナレッジマネジメントにより個人のスキルアップが図れるため、組織としての能力も同時に拡大します。 部署間の情報共有が活発化することからセクショナリズムが解消され、新しいアイデアが浮かびやすくなるので企業としての競争力が高まるでしょう。

ナレッジマネジメントを導入するデメリット

ナレッジマネジメントを導入するデメリットは次の2つです。

1.事業を拡大すると運用しにくくなる

エンタープライズサーチなどの回避策はあるものの、事業を拡大し企業が大きくなるとナレッジマネジメントはその分だけ運用しにくくなります。 これは組織が大きくなった分だけナレッジマネジメントの重要性が社員に伝わりにくくなることと、共有するノウハウが多い年配社員が業務とマネジメントに手を取られ、ナレッジマネジメントに時間を割くのが難しくなるのが原因です。 また成果主義な会社においては、成果につながるノウハウを企業内で共有したくないと考える社員も出てくるでしょう。 機会損失や業務上の障害につながる可能性もあるので、グループウェアや電子掲示板などのツールを積極的に活用し、ナレッジマネジメントを止めない努力が大切です。

2.組織で浸透・普及するまでに時間がかかる

暗黙知を形式知に変換しにくい場合、ナレッジマネジメントを導入しても浸透しにくくなってしまいます。 例えばカスタマイズ部分が大きい商品やサービスの場合、提案時の留意点や必要書類などが都度異なるため、提案方法をマニュアル化したいとなった時にその時点でつまづいてしまいます。 このような場合可視化の手法やツールもあまり役に立たないため、ナレッジマネジメントの導入自体をあきらめてしまいかねません。 しかし場合分けや細分化してマニュアル化する、商品やサービスが入れ替わるたびにマニュアルを作り直すといった継続的な努力をすれば、ナレッジマネジメントを続けていくことができるでしょう。 ナレッジマネジメントは導入後、社内に浸透するまで根気よく続けることが重要です。

 

人材育成の手法としてのSchooビジネスプラン

▼Schooビジネスプランの紹介動画▼

Schooビジネスプランでは約6000本の授業をご用意しており、様々な種類の研修に対応しています。その上、自己啓発にも効果的な内容の講座を毎日配信しているため、研修と自己啓発の両方に対応することができるシステムになっています。研修と自己啓発を掛け合わせることにより、誰かに要求されて学ぶのではなく、自発的に学び、成長していく人材を育成することが可能になります。ここでは、Schooビジネスプランの具体的な活用方法と、特徴、さらにはどのようなメリットがあるのかを解説します。

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1.研修と自己啓発を両方行うことができる

schooビジネスプランは社員研修にも自己啓発にも利用できるオンライン学習サービスです。通常の研修動画は、研修に特化したものが多く、社員の自己啓発には向かないものも少なくありません。しかし、Schooの約6000本にも上る授業では、研修系の内容から自己啓発に役立つ内容まで幅広く網羅しているため、研修と自己啓発の双方の効果を得ることができるのです。

2.自発的に学ぶ人材を育成できるSchooの講座

上記でも説明したように、Schooでは約6000本もの動画を用意している上に、毎日新しいトピックに関する動画が配信されるため、研修に加えて自ら学び、成長する人材の育成が可能です。近年の社会のグローバル化やテクノロジーの進化などにより、企業を取り巻く環境が刻々と変化しています。それに伴い、社員の業務内容や求められるスキルも早いスパンで変化しています。このような予測のつかない時代の中で会社の競争力を維持するためには、社員一人一人が自発的に学び、成長させ続けることができる環境、いわば「学び続ける組織」になることが必要です。

Schooビジネスプランの講座では、体系的な社員研修だけでなく、自己啓発を通じて自発的に学び、成長できる人材を育成することが可能です。

ここでは、人材育成に活用できるSchooの講座をご紹介します。

指示待ち部下が自ら考え動き出す!

指示待ち部下が自ら考え動き出す!

「最近の若いものは……」というのは、人類永遠のテーマ。 上司と部下との間で起こるミスマッチ。 そこからくる人間関係のストレス。 この悪循環を断ち切る方法をお伝えします

 
担当講師:大平 信孝先生
目標実現の専門家 メンタルコーチ

株式会社アンカリング・イノベーション代表取締役。 第一線で活躍するリーダーのためのメンタルコーチ。 目標実現の専門家。中央大学卒業。長野県出身。 脳科学とアドラー心理学を組み合わせた、独自の目標実現法「行動イノベーション」を開発。 その卓越したアプローチによって、これまで1万人以上のリーダーの人材育成に関する悩みを解決してきたほか、経営者、オリンピック出場選手、トップモデル、ベストセラー作家、ビジネスリーダーなど各界で活躍する人々の目標実現・行動革新サポートを実施。 その功績が話題となり、各種メディアからの依頼が続出している。 リーダー向けの企業研修やパーソナルコーチングは、現在3カ月待ちとなっている。 さらに2018年からは年間セミナーである「行動イノベーションアカデミー」を運営。 「行動イノベーション・メソッド」により業績を上げる人に留まらず、人間関係や心身の健康にも効果を実感する人が続出。 数多くのリーダーに、研修、講演、個人サポートを提供している。 これまでサポートしてきた企業は、IT、通信教育、商社、医療、美容、小売りなど40以上の業種にわたる。 8冊の著作の累計発行部数は18万部を超え、中国、台湾、韓国など海外でも広く翻訳されている。 おもな著書に、『本気で変わりたい人の行動イノベーション』( だいわ文庫)、『先延ばしは1冊のノートでなくなる』(大和書房)「指示待ち部下が自ら考え動き出す!」(かんき出版)などがある。 日刊メルマガ「行動イノベーション365・ネクストステージを目指す! 行動のヒント」を毎日配信中!

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決算情報を読み解きながら学ぶ財務スキル

決算情報を読み解きながら学ぶ財務スキル
 

この授業では「決算情報から、企業を研究する方法を学び、事業・戦略・財務などを読み解く力」を解説します。

 
担当講師:野添 雄介先生
株式会社ストレイナー 代表取締役CEO

2014年にDeNA入社。フィンテックベンチャーを経てStockclip株式会社(現・株式会社ストレイナー)を創業。「経済情報をもっとシンプルに」をミッションに掲げ、決算資料を中心とした"ファクト情報"を中心に社会のトレンドを考える経済メディア『Strainer』を運営。

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アイデア量産の思考法

アイデア量産の思考法

本授業は、努力しているのにアイデアが浮かばない人のために新しいマーケティング手法の1つである「新奇事象」を通じて「アイデアの種」をゲットしてもらう授業です。

 
担当講師:松本 健太郎先生
株式会社JX通信社

1984年生まれ。龍谷大学法学部卒業後、データサイエンスの重要性を痛感し、多摩大学大学院で"学び直し"。 その後、株式会社デコムなどでデジタルマーケティング、消費者インサイト等の業務に携わり、現在は「テクノロジーで『今起きていること』を明らかにする報道機関」を目指す報道ベンチャーJX通信社にてマーケティング全般を担当している。 政治、経済、文化など、さまざまなデータをデジタル化し、分析・予測することを得意とし、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌にも登場している。 ◇主な著書 「なぜ「つい買ってしまう」のか?~「人を動かす隠れた心理」の見つけ方~」(光文社)2019 「誤解だらけの人工知能」(光文社)2018 「データサイエンス「超」入門 嘘をウソと見抜けなければ、データを扱うのは難しい」(毎日新聞出版)2018

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3.受講者の学習状況を把握し、人材育成に役立てることができる

Schooビジネスプランには学習管理機能が備わっているため、社員の学習進捗度を常に可視化することができる上に、受講者がどんな内容の講座をどれくらいの長さ見ていたのかも把握することができるため、社員のキャリアプランの傾向を掴むことも可能です。ここでは学習管理機能の使い方を簡単に解説します。

管理画面の使い方2

管理画面では受講者それぞれの総受講時間を管理者が確認できるようになっており、いつ見たのか、いくつの講座を見たのか、どのくらいの時間見たのか、ということが一目でわかるようになっています。

管理画面の使い方1

さらに、受講履歴からは受講者がどのような分野の動画を頻繁に見ているかが簡単にわかるようになっており、受講者の興味のある分野を可視化することが可能です。これにより、社員がどのようなキャリアプランを持っているのかを把握できるだけでなく、社員のモチベーションを高めながら人材育成するためのヒントを得ることができます。

さらに、社員に自己啓発を目的として受講してもらっている場合、社員がどのような内容の授業を受講する傾向があるのかを把握できるため、社員のキャリアプランを把握することができます。

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まとめ

ナレッジマネジメントは社員が持つノウハウや経験、また企業が持つ情報や知識を組織全体で蓄積・共有して企業全体の生産性や市場での競争力、また企業価値を高めていく手法ですが、日本初の経営理論としてさまざまな企業で活用されているとわかりました。 ナレッジマネジメントの考え方は、これまでもビジネスのあり方を大きく変化させてきたと言えます。 そして個人で稼ぐ人が増加し、インターネットを通じたグローバル化というビジネス環境の進化の中で、さらにナレッジマネジメントの新しい手法やツールは開発され続けていくでしょう。 ぜひナレッジマネジメントについて理解し、自分の所属する企業と自分自身のために、役に立つ知識やノウハウを積極的に共有してみてください。

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