プレゼンのテーマ選びで大事な4つのポイントとは?決まらない時の具体例もご紹介
プレゼンテーションを行う際は基本的にテーマは決まっていてそれに沿って進めることが多いですが、時には研修課題などでテーマが決まっておらず自由に選ぶことができる場合もあります。本記事ではプレゼンテーションのテーマを決める上で大切なポイントや、なかなか決まらない際におすすめの具体的なテーマ例をご紹介します。
- 01.プレゼンにおいてテーマが重要な理由
- 02.プレゼンのテーマを選ぶ上で大事な4つのポイント
- 03.プレゼンのテーマを決める方法
- 04.テーマが決まらない時の具体例4選
- 05.まとめ
01プレゼンにおいてテーマが重要な理由
プレゼンテーションのテーマ選びは自由だからといって何を選んでも良いというわけではありません。 以下では、なぜテーマの設定が重要なのかを二つの理由で解説します。
テーマが一貫していないと相手に伝わらない
まず、第一にプレゼンテーションを行う上でテーマが一貫していないと伝えたい内容が相手に全く伝わらないということになってしまいます。 一回のプレゼンテーションの機会で複数のテーマを扱おうとすると一つ一つのテーマに対する言及も弱くなってしまうため、聞き手の印象に残らなくなってしまいます。 例えば「私の好きなもの」のようなテーマは思いつきやすく安易に決めてしまいがちですが、複数の事柄について話すことになってしまうでしょう。 したがってテーマが自由に決まっている場合であっても複数の事柄について触れるテーマではなく一つに絞って一貫した内容を話すようにしてください。
ユニークなテーマは相手を惹きつける
プレゼンテーションで扱うテーマが独特で周囲と違った場合はそれだけで聞き手を惹きつけることができます。 テーマが自由な場合、多くの方が自己紹介などを選択しますが、それでは差別化ができず注目を集めることはなかなか難しいでしょう。 しかし、他の誰も扱っていないような独特なテーマについてプレゼンテーションを行うことができれば、それだけで注目を集めることができます。 テーマを自由に決めることができる場合はなるべく他の人と被らないようなユニークなテーマを選択するようにしてください。
02プレゼンのテーマを選ぶ上で大事な4つのポイント
続いてプレゼンテーションで扱うテーマを選ぶ際に大事なポイントを4つご紹介します。 テーマを上手く決められないという人は以下のポイントを意識した上でテーマを選ぶようにしましょう。
プレゼンを聞く相手を意識して選ぶ
まずはプレゼンテーションを行う相手となる聞き手を意識することが大切です。聞き手によって興味のある分野は異なりますので、事前に聞き手がわかっている場合は誰を相手にプレゼンテーションを行うかを意識するようにしましょう。 研修課題としてプレゼンテーションが設定される場合であれば、人事の方や上司が聞き手になることが多いでしょう。また、新卒同士で発表を行うケースもあります。 年配の方が聞き手に多そうな場合は最新の流行などを扱っても理解されにいですし、、若手社員が聞き手に多い場合は固すぎるテーマでは聞いていて飽きてしまいます。 それぞれの聞き手の興味を集められるようなテーマを選ぶようにしてください。
自分が精通したテーマを選ぶ
テーマを決める上では、自分がそのテーマに関して専門知識や知見があるなど、自分が精通したテーマであるかというのも非常に重要です。聞き手の受けだけを意識して専門外のテーマを扱うことになると知識や経験がないため、リサーチなどで苦労してしまいます。 自分が今まで経験してきたことや専門的に学んできたこと、他の人よりも詳しい分野などをテーマにすると良いでしょう。理解のあるテーマについてプレゼンテーションを行うことができれば自然と気持ちも込められますし熱意のあるプレゼンテーションが行えるはずです。
明確でイメージしやすいテーマを選ぶ
扱うテーマが明確で聞き手がイメージしやすいかどうかも大切なポイントです。 例えば漠然と「地球温暖化について」などといったテーマを設定したとしても聞き手からすると遠い話のことすぎて興味が湧かないですし、個人レベルでどうにかできるものではないので解決策を提示したとしてもイメージしづらくなってしまいます。 どちらかというと仕事に関係のあるテーマだったり、もう少し身近なテーマを選び、聞き手にも自分ごとのように考えてもらえるようなテーマを選ぶようにしてください。
周りと被らないテーマを選ぶ
他の人と被らないようにテーマを決めることも大切です。同じテーマについてプレゼンテーションを行うとなるとどうしても比較されてしまうため優劣がはっきりとついてしまいます。 また、ありきたりなテーマであったとしたら聞き手の興味を引くことは難しいでしょう。 すぐに思いつくようなテーマは他の人も同様に思い付いてしまうので安易にテーマを決めず、しっかりと時間をかけてテーマを選ぶようにしてください。
03プレゼンのテーマを決める方法
プレゼンテーションのテーマがなかなか決まらないといった時に案を出すおすすめの方法を二つ紹介します。いずれかの方法を用いれば周りと違ったユニークなテーマが思いつくはずです。
ブレインストーミング
プレゼンテーションのテーマ決めに関わらずアイデアを出す際におすすめな方法が「ブレインストーミング」です。複数人で行う必要がありますが、自分には思い付かないアイデアを生み出すこともできるため非常におすすめです。 まず最初に一つ身近なワードを決め、それについて連想される単語を連鎖的に紙に書き出していきます。「仕事」や「人間関係」などといったようにビジネスからあまり遠すぎないワードを設定することをお勧めします。 案を出し続けていくと最初のワードからかけ離れていきますが、その中で思いも寄らないテーマや自分では到底思いつかなかったワードが出てくるようになります。 このようにして生み出したテーマであれば他人と被ることも少ないのでユニークなテーマを決めることができるでしょう。
社内の過去のプレゼン事例を参考にする
可能であれば過去に社内で行われたプレゼンの事例を参考にすることも非常に効果的です。先輩社員が研修で行ってきたプレゼンテーションや仕事において行ったプレゼンテーションのデータが残っていれば積極的に閲覧しましょう。 全く同じ事例を選ぶと過去のプレゼンを真似したと思われかねなため、あくまで発想を得るために参考する程度にとどめましょう。 良さそうな過去のプレゼンテーションが見つかったら、情報をアップデートし最新のトピックを追加する形で自分なりのテーマを決めましょう。その際、自分の知見を生かすことができれば尚良いです。
04テーマが決まらない時の具体例4選
最後に、どうしてもテーマが決まらない、悩んでいるという方におすすめの具体例を4つ紹介します。ユニークなテーマもあれば外すことのない定番のテーマもあります。自分が一番話しやすそうなテーマを選びましょう。
会社が抱えている課題
会社が問題として抱えている課題についてプレゼンテーションを行うことは非常に評価を受けやすいです。自社の課題について真剣に検討し実現可能性が低いものであったとしても解決策を提示することができれば、それは非常に価値のあるプレゼンテーションとなります。 自社の課題がいまいちわからないという場合は先輩や上司に聞いてみましょう。積極的に教えてくれるはずです。 会社が抱えている課題に対する解決策というテーマは会社にとっての利益につながるため、評価を受ける可能性が高いです。せっかくなら会社の利益になるテーマを扱いたいという方におすすめです。
業界の最新ニュース
自社の業界に関する最新の話題などをテーマとして扱うことは聞き手に非常に喜ばれることが多いです。日々の業務に追われてしまうとなかなか最新の情報を得る余裕がないので、それをプレゼンとしてまとめて共有してもらえたら助かる人は多いでしょう。 また、自分の勉強にも間違いなくなるので日々の仕事に活かすことができるはずです。せっかくのプレゼンテーションの機会なので今後に活かせるようなテーマを選びたい、という人には非常におすすめのテーマといえます。
他部署へのインタビュー
自己紹介などのテーマを扱う人は多くいますが、プレゼンテーションで他部署の人へのインタビューをすることはあまり見かけないため、差別化するためのテーマとしておすすめです。 また、他部署の人へインタビューを行うことによって、自分が所属する部門以外の知見が広がることにもつながります。そうすることで部門間の連携が取りやすくなったり、アイスブレイクにもつながるため今後の仕事にも間違いなく活用できます。 自分にとってのメリットも大きいため、他部署の人へ積極的にインタビューを行っていきましょう。
最近読んだおすすめの本
自分が読んだ本でおすすめの本を要約してプレゼンテーションをするというケースも効果的です。 読んだ本で得た知識や知見は読んだだけでは身についたとは言えません。他人にそれをしっかりと教えることができて初めて身についたと言えるので、プレゼンテーションという形で他者にアウトプットすることができれば本の知識を自分のものにしやすいです。 また、仕事をする上で活きる知識であれば共有することで聞き手にメリットのあるプレゼンテーションになるので評価も受けやすいはずです。
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05まとめ
プレゼンテーションのテーマが自由に決まっている場合は面倒だと思わずチャンスだと思うようにしてください。自分をアピールできる絶好の機会になります。 安易にテーマを決めるのではなく時間をかけてアイデアを出し、他の人と被らないユニークなテーマを選び、聞き手にとってメリットのあるプレゼンテーションができるように心がけましょう。