リフレクション研修の必要性は?効果的な方法とポイントを紹介

リフレクション研修とは、自分の行動を振り返り悪かった点を認識して、同じことを繰り返さないようにするための研修です。本記事ではリフレクション研修の必要性や実施方法、注意点について紹介します。これからリフレクション研修の導入を考えている人は、参考にしてください。
- 01.リフレクションとは?
- 02.社内におけるリフレクション研修の必要性
- 03.リフレクションの実施方法
- 04.キャリア別で取り入れたいリフレクション研修
- 05.リフレクション研修を実施するときの注意点
- 06.まとめ
01リフレクションとは?
リフレクションには「反射」や「反映」という意味があります。ビジネスシーンで通常業務から一度離れて、自分の行動や考え方などを振り返ることや見つめ直すことを意味します。 そして、リフレクションで自分を振り返るときは抽象的ではなく客観的に振り返り、自分の感情に流されないようにする必要があります。感情が入ると自分を正当に評価できません。そのため、自分の仕事や目標達成のために、何が必要なのか、どの部分を軌道修正すべきなのか正確に考えられるようにする必要があります。
リフレクションと内省・反省の違い
リフレクションは内省や反省と同じ意味で使用されることがありますが、意味に違いがあります。反省や内省は自分がした行動を振り返り、良くなかった点を認識して同じミスを繰り返さないように行動を改めることです。また、主観や感情が入って間違いを行ったことを責めることがあります。 しかし、リフレクションは自分の行動を客観的に振り返り、自分の状態を感情を抜いて正当に評価することです。さらに言えば、リフレクションの場合は主観ではなく、また自分を責めて行動を改めることでもありません。主観と自責という部分でリフレクションと内省、反省は大きな違いがあります。
02社内におけるリフレクション研修の必要性
会社においてリフレクション研修をすることで、人材育成にも効果を期待できます。優秀な人材を育てることで会社の利益にも直結するため、リフレクション研修を行う必要性は十分あります。リフレクション研修を行うことで、以下のような良い効果がもたらされるはずです。
業務全体を俯瞰して見られるようになる
リフレクション研修を行うと、組織全体を俯瞰して見られるようになります。組織を円滑に運営していくためにはひとつの分野ではなく、広い視野で全体を見渡す必要があります。 プロジェクトを行うときも自分の作業だけではなく、周りの仲間の作業を確認しながら行わなければ、スムーズに仕事が進みません。社員がリフレクション研修を受けることで、自分を客観的に振り返りつつ自己中心的な行動を改め、周りに気遣いを行う考え方が身に付きます。 さらに、組織を俯瞰して見渡せることで、会社が今必要としている行動を自分で考え適切に実行することも可能です。
自分自身の長所や欠点に気付く
自分の長所欠点に自分で気付くことは、ビジネスにおいて重要です。自分の長所がわかれば、仕事に活かせる行動を取れるようになり、欠点が分かれば改善できるように行動できます。 例えば、自分の長所がコミュニケーション能力とわかれば、営業や取引の点で力を発揮することができます。欠点が早口になっている部分であれば、ゆっくり話そうとする努力をして相手が自分の内容を理解できるように改善できます。 自分の長所や欠点がわからないのであれば自分を成長させることができず、仕事のやりがいも感じにくくなるため、自分自身のことに気付く能力は身につけておいて損はありません。
リーダーシップを鍛えられる
リフレクション研修を行うことで、リーダーシップが取れるようになります。リーダーシップが取れる人は全体を見渡す能力や相手をサポートすることが求められます。 客観的にチームの状況や自分のことを見られないようであれば、チームに必要なパフォーマンスや目標達成のための軌道修正が行えません。また、仕事がうまく進まずに仲間から信頼を得ることもできないでしょう。リーダーシップは、自分のことで精一杯になっている人には務まらないため、リフレクション研修を通じて全体を客観的に見渡せる能力を養わせることをおすすめします。
仕事へのモチベーションアップにつながる
リフレクション研修で客観的に自分を見ることができるようになれば、モチベーションアップにつながります。例えば、プロジェクト終了後で自分の行動を振り返ったときに、全体を上手くまとめることができるようであれば、自分に自信を持つことができます。 誰かに褒められて自信を持つこともできますが、常に自分の成果を上司などが正当に評価してくれるとは限りません。自分で良かった点を認められたら、たとえ誰にも評価されない小さなことでも、仕事を行うモチベーションを維持でき、楽しく仕事を行うことができます。
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