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グローカル人材とは?求められる背景や育成方法を解説

公開日:2021/09/09
更新日:2021/09/10
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グローカル人材とは?求められる背景や育成方法を解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

グローカル人材とは、国際社会で通用する能力やグローバルな視点、経験を持っており、地域社会や地域経済の活性化や持続的発展に貢献する人材です。本記事では、グローカル人材の背景や求められるもの、育成方法について紹介します。グローカル人材の育成導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

 

グローカル人材とは

グローカル人材とは、国際社会で通用する能力やグローバルな視点、経験を持っており、地域社会や経済の活性化、持続的発展に貢献する人材のことです。 また、グローカル人材はグローバルとローカルを合わせた造語であり、もともと存在した言葉ではなく、時代の変化と共に作られた言葉です。グローカル人材は地域の魅力を世界に発信して、地域と海外のマーケティングの基盤を作るなど、企業にとって必要な人材として期待されています。

グローバル人材との違いとは

グローバル人材とグローカル人材には違いがあります。グローバル人材もグローカル人材も一定水準の語学力や異文化コミュニケーション能力持ち合わせています。グローバル人材はさらに複雑で、難しい課題の問題解決を行えるスキルを持っており、指導するリーダーシップを持ち合わせています。 一方、グローカル人材は課題目的へのリーダーシップまでは求められていません。グローバル人材の方が高度なスキルを要求されていると認識してください。

 

グローカル人材が求められる背景とは

グローカル人材が求められている背景にはどのようなことが考えられるかみていきます。背景を理解することで、自社に必要な人材なのか判断できます。グローカル人材が必要なのは以下の理由があります。

国内市場縮小のなか世界を視野に市場を広げられる

ひとつ目の理由は、国内市場縮小にともない、世界に市場を広げるためです。日本は少子化の問題で、地域の過疎化や人手不足が進行しています。国内市場のみで地域の産業を発展させて収益を上げていくのが難しくなっているため、世界への市場に視野を広げることが重要です。 地域産業を国内から世界の市場に広げ、その産業を評価してくれる国と取引を行うことで、人材と収益の確保を行える可能性が出てきます。地域産業発展の戦略として、世界と地域をつなぐ能力があるグローカル人材は、非常に必要な人材と言えます。

国内の外国人人口が増え多様化が求められているため

2つ目は国内の外国人人口が増加していて、多様化が求められているためです。そのため、地域特有の文化にこだわるのではなく、多様化して外国人に受け入れてもらえるようにする必要があります。 外国人に合うように地域の産物を工夫できれば、魅力を伝えられ、収益と人材を確保できるきっかけになる可能性もあります。そのためにも、グローバルな視点から戦略を立てられるグローカル人材が必要といえます。

 

グローカル人材に求められるものとは

グローカル人材は地域の発展や収益確保のために必要な人材ですが、グローカル人材に求めらるのはどのようなスキルなのか理解しておく必要があります。ここからは、地域の戦略となるために必要とされるスキルをひとつずつ解説します。

語学力とコミュニケーション能力

グローカル人材は語学力とコミュニケーション能力が必要です。外国人を相手に地域の説明や産業の紹介をする必要があるため、国際的に通用する英語力が求められます。会話とビジネス用語など、一定水準の語学力は持ち合わせておく必要があります。 さらに、相手からの質問に答えることや上手く説明するためのコミュニケーション能力がないと、外国人に理解してもらえません。会話スキルが高いほど魅力を伝えやすく、特に外国人は率直に話すことを好むため、はっきりとした内容を伝える必要があります。

海外を含めた他地域の魅力と課題を見つける力

地域だけでなく、海外を含めた地域の魅力と課題を見つける力も必要です。海外の他地域の魅力と課題を知っていると、相手に説得力を与えることができるからです。地域の産業をアピールするときに、相手の課題だけを指摘していては、相手は魅力を感じずビジネスの交渉がうまくいかない可能性が高いです。 相手の地域の魅力を述べたうえで、課題解決をし、さらに発展するために自分の地域の産業が役に立つことを説得できると、相手も納得できると考えられます。他地域の知識を持っていることは、とても有利といえます。

他地域の習慣や文化を理解する力

他地域の習慣や文化を理解する力も必要です。地域によって習慣や文化は違うため、文化の違いを理解していないと、失礼な行為にあたるおそれがあります。 例えば、中東の方はイスラム教徒の方が多く、宗教上の理由から豚肉を食べません。しかし、その文化を知らずに交流の食事会で豚肉料理を出すなら、大きなマナー違反となります。 地域の魅力を伝えるためには、相手の習慣や文化を尊重することが重要なため、グローカル人材には必要な知識と言えます。

グローバルな視点をローカル地域発展につなげる力

グローバルな視点をローカル地域発展につなげる力も必要です。グローバルな視点は海外留学など、外国に住むことである程度習得できますが、ローカル地域の発展につなげるためには、マーケティング能力や柔軟な発想も必要です。 例えば、ファースト店で知られるマクドナルドは、日本人に合う味としてテリヤキマックバーガーを販売しました。テリヤキは日本でも馴染みがあるため、受け入れてもらえ、今でも人気商品として販売されています。このようにグローバルな視点を活用して発展につながる発想力が重要といえます。

地域に定着し、活性化に貢献できる力

地域に定着して活性化に貢献できる力があることも必要です。外国のものを地域の産業に取り入れる場合は、地域性によって受け入れられるものと拒絶してしまうものがあります。 万が一、拒絶されれば無駄に終わり再考しなくてはいけないため、手間と時間が浪費されます。また地域に受け入れられても、その導入により活性化できなければ意味をなさないため、綿密な戦略やマーケティング能力が求められます。 定着させるためには地域の特性を理解して、多くの人に認めてもらう必要があるため、地域についての文化を積極的に深める態度も必要となります。

 

グローカル人材を育成する方法とは

グローカル人材がいると、地域の活性化などに貢献してもらえます。企業側は、グローカル人材を育成する方法についてあらかじめ理解しておく必要があります。方法を実践し、グローカル人材を育成できれば、より良い成果を期待できます。

社員を留学させグローバルな視点を身につける

グローカル人材を育成するひとつの方法は、社員を海外に留学させることです。日本国内で書籍や外国人の話を聞くだけでは、想像だけに終わってしまい、グローバルな視点を身につけることは難しいといえます。 海外留学して現地で生活をすると、外国人の価値観や見方、考え方を実感できるため、リアルなグローバル視点を学習できます。また、海外留学で語学力の向上を見込めるため、グローカル人材に必要なスキルを身につけられます。ぜひ予算を組み海外留学を検討してみてください。

グローバル市場で活躍してきた人材を採用する

グローバル市場で活躍してきた人を採用するのもひとつの手です。グローバル市場で活躍した人は、どのような知識やノウハウが必要なのか理解しています。 経験を活かして、企業に貢献してもらうこともできますが、グローカル人材育成のための講師として、経験やスキルを社員に指導してもらうのも良い方法です。マーケティング方法や地域と海外の結びつけ方など、実際の経験を聞くことで、生きた戦略方法を学習できます。

グローカル人材研修を受ける

グローカル人材研修を行うことで、必要なスキルや知識を覚え、実践に活かすことが可能です。グローカル人材研修は、異業種合同研修により対話型で実践していくプログラム、会話の内容を可視化してスムーズな議論を生み出すスキルアップ研修、語学力を鍛える英語学習のプログラムなどの導入を検討してください。 グローカル人材はさまざまなスキルが求められるため、社員に必要なプログラムを考え、丁寧な指導を行うことが重要といえます。

 

グローカル人材育成に取り組む自治体の事例

ここからは、グローカル人材育成を成功させるための取り組みとして、京都と岩手、広島の3つの自治体の具体例をあげて解説します。今後、自社でグローカル人材の育成に取り組もうとしている方は、ぜひ参考にしてください。

京都府の取り組み

京都では地元の企業の協力を得て、いくつかのプロジェクトを作っています。理由は、学生が地元企業への深い理解や、グローバルな視点からの課題解決力を身につけられるようにするためです。 プロジェクトには留学生も含めており、学生が地元の企業や産業、土地の特性などの知識を身につけられるようにし、京都の魅力を理解できるようサポートしています。企業との関わりを持つことで、学生は就職の際の利点となるほか、企業側はグローカルな視点を持つ学生を採用できる仕組みになっています。
参考:目指すならグローカル人材|地球規模で地域的?グローカル人材とは

岩手県の取り組み

岩手県は、観光客の増大や東日本大震災から復興を契機として、地域でグローカル人材を育成するよう取り組んでいます。「いわてグローカル人材育成推進協議会」を発足して、県内で学ぶ学生の海外派遣や留学支援、また外国人留学生の誘致などを行い、国際交流を盛んにしています。 県内の学生を海外留学させ、グローバルな視点を身につけるサポートを行い、国際理解を深めた人材を、企業が採用できるようになっています。
参考:いわてグローカル人材育成推進協議会

広島県福山市の取り組み

広島県福山市では「ふくやまグローカル人材育成事業」を実施し、地域の活性化のために、海外留学と地元企業を結びつけるプログラムといえます。学生を海外留学させることでグローバルな視野を持てるようにし、その後に企業がグローカル人材を採用できる仕組みになっています。 地元の企業にとってもグローバルな視野を持つ人材は重宝しているため、企業の協力を得ながらグローカル人材育成に取り組んでいます。
参考:ふくやまグローカル人材育成事業

 

まとめ

グローカル人材は、地域と地元企業の発展のために必要な人材です。育成するためには自治体と企業が一体となって育成プログラムに取り組むことが重要です。グローカル人材による企業の発展のためにも、人材育成に真剣に取り組むようにしてください。

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