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アグリゲーターとは?今注目されている新しい働き方を解説

公開日:2021/09/10
更新日:2021/09/10
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アグリゲーターとは?今注目されている新しい働き方を解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

近年注目されているアグリゲータについて解説します。VUCAと言われる時代において社内の閉ざされた環境から生まれるアイディアだけでは限界が来ています。その時代のなかで注目されているのがアグリゲーターという働き方です。アグリゲーターとはどんな働き方なのか、どんな役割を果たすのかを解説します。

 

アグリゲーターとは?

アグリゲーターとは近年注目されている新しい職種や働き方のことです。直訳すると「集める人」といった意味です。元々は電力の需要と供給をスムーズにするために活動しているマーケターやブローカー、地方公共団体、非営利団体を指しました。需要家の電力需要を集めて効果的にエネルギーマネジメントを行う役目を担います。 ビジネスにおいては経営コンサルタントの柴沼俊一氏が提唱しました。ビジネスのなかで社内外の多様な能力や情報を集め、かけ合わせることでサービスを作り上げる人材のことをアグリゲーターと呼びました。 企業の枠を超えて情報や技術、人材を集めて新たなサービスを作り上げるアグリゲーターは、新たな企業価値の創造において重要な役割を果たします。

アグリゲーターの役割

企業が抱える課題に対して新たな解決策を示すことが可能になります。企業が今抱えている商品やサービス、知識やノウハウを超えて社外までを巻き込んで新しい可能性を見出します。 アグリゲーターは経営者、管理者、実行者の3つの役割を同時に担います。経営者の立場で経営課題を分析して課題解決に必要な人材やリソースを集積します。同時に管理者として広い視野でプロジェクト全体を見渡し最適化を図ります。またプレイングマネージャーとして自らも実務に携わることもあるでしょう。

 

なぜ今アグリゲーターが注目されているのか

アグリゲーターが注目されたのは、柴沼俊一氏が2013年に書籍「知られざる職種アグリゲーター 5年後に主役になる働き方」にて提唱したのが始まりです。多様化したビジネスにおいて企業体質の変革が求められている現代において、自社に固執しない幅広い知見と行動力を兼ね備えたアグリゲーターが注目されているのです。

ビジネスの複雑化

現代はVUCAの時代と呼ばれています。VUCAとはVolatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)という単語で作られた言葉です。消費者のニーズは多様化し、市場は激しく変化しています。また新しい技術が瞬く間に誕生し将来の予測が立てづらく、不確実性にあふれた現代において組織内の情報やノウハウに固執してしまうことは危険を伴います。アグリゲーターは組織の枠を超え情報や人材を集めます。最新の情報を社外から取り入れてくることで、複雑化したビジネスにおいて生き残れる可能性が高まるでしょう。

市場の変化に対応する

激しく変化する現代において、生き残るために素早く変化に対応することは必要不可欠です。技術の発達に伴い市場は日々変化しています。また情報収集や分析の技術も進化して他社の進化のスピードも早まっています。ときには業務を外部委託することも有効です。アグリゲーターの役割を外部の人材に担わせているケースもあります。 そのような変化の早い現代においては、やはり社外の知識をもって行動できるアグリゲーターの存在は必要です。

イノベーションの必要性

VUCAの時代において、ただ時代についていくだけでは大きな成長はできないでしょう。新しい技術を取り入れたとしてもすべて後手です。そのため飛躍的な成長にはイノベーションが欠かせません。 しかし、イノベーションは待っていても起こせません。他社にない強みの追及や新たなビジネスチャンスの開拓など行動を起こす必要があります。イノベーションを起こす際には必ず今までの知識やノウハウでは対処できないことが起きます。むしろ、今までの知識やノウハウに頼っていたらイノベーションは起こせないのです。 そこでアグリゲーターが活躍します。環境や市場の動向を見極めて俯瞰的な立場から企業価値の向上を目指すアグリゲーターは、今までの常識にない発想が可能であるためです。

 

アグリゲーターは必要なのか

上述の通りアグリゲーターは現代において重要な効果を発揮します。しかし、そのような人材を育てるのは難しいでしょう。また、アグリゲーターが間違った判断をしてしまうことで大きな損失を被ることも考えられます。アグリゲーター個人の能力に依存してしまう部分も多いためリスクはあるでしょう。

アグリゲーターがもたらすプラスの効果

アグリゲーターは現代において注目されている新しい職種です。働き方の多様化が進んだ現代において、新しい働き方が続々と生まれてくるなかアグリゲーターという職種を設置することは経営面以上の効果を発揮します。

企業価値の向上につながる

アグリゲーターは複数の分野や企業の専門性や知識をもっています。人を動かす必要があるため、人材をとりまとめ事業を展開していくためのチームを結成することもできるでしょう。 また社外でも活躍するアグリゲーターは、会社の顔としての機能も果たします。他社との連携の際や業界を超えたつき合いにも発展することもあるため、会社の知名度向上にも貢献します。

経営者視点をもった人材の育成

アグリゲーターを育成することは、新たなリーダーを育成することにつながります。アグリゲーターのポジションを用意すれば、目指す従業員も現れるでしょう。明確な目的を用意することで従業員のキャリアアップの道筋を示すことにもつながります。 アグリゲーターの考え方や視点は経営者に近いものです。そのため自主性をもって自走できるリーダーを育てることにもつながるでしょう。

アグリゲーターがもたらすマイナスの効果

そもそもアグリゲーターに求められる能力や素質は曖昧です。人を集めるためには人徳が必要です。情報を集めるためには外交力や地頭の良さ、情報整理能力も必要です。そして自分で考えて自走できる人材は自主性をもっています。 しかしそれらの評価基準は曖昧です。テストで測れるものではありません。経験を積み重ねた上で身についてくる能力ですが、経験を重ねたからといって必ず身につくわけではありません。

育成が困難

アグリゲーターには経営者視点をもたせることが重要です。育成するためには新規事業の立ち上げなど、自らで考えて行動する機会を与えることが有効です。しかし、そのような機会は多くはありません。 また、アグリゲーターとしての仕事を用意したとしても、会社としてアグリゲーターを有効活用しなければリソースの無駄となってしまいます。社内外で比較的自由に活動するとはいうものの、目的なしには効果は薄いでしょう。社内で目標を明確にし、アグリゲーターにも目標を与え、会社として管理しなければなりません。

評価や待遇の不平等をもたらす

アグリゲーターには能力が高く優秀な人材が抜擢されます。必然的に給与は高く設定する必要があるでしょう。しかし、ほかの従業員から見ると何をやっているのか明確ではない仕事でもあります。成果を出すまでに時間がかかることもあるため、従業員や役員から待遇面で不平不満が出ることも考えられるでしょう。

 

アグリゲーターに求められる素質

アグリゲーターには管理職としての能力やスキル、知識はもちろんですが素質も求められます。社内外で活動する人材のため会社を代表するに値する人材である必要があるのです。

人徳

アグリゲーターには人的資源の集結力が欠かせません。プロジェクトの遂行に必要な能力をもつ人材を集結させるため、アグリゲーター自身に魅力がある必要があります。また、人材の能力を見極める力も必要です。そして、業種横断的な知識を有している必要があります。誰がどのような仕事をしていて、どれほどの能力をもっているのかを把握するためにはある程度業務に対する知識は必要でしょう。そのような、他者や他者の活動に興味をもち、他者から慕われるような人徳が必要となります。

推進力

知識や人を集めるだけでなく、行動し、活動を進める力もなければいけません。アグリゲーターはただの管理職ではなく実行にも関与します。社内のルールに比較的縛られない立場であるとはいえ、管理職として従業員の健康管理や労働時間の管理などは必要です。また失敗した際にもPDCAを繰り返し次につなげてまた行動しなければなりません。 アグリゲーターの仕事は不確実性が高く、前例がないことも多いため、失敗も多くあるでしょう。しっかりと状況を見極め検証し、強い推進力をもって行動することが求められます。

柔軟性

新しい変革をもたらすためにアグリゲーターは存在しています。柔軟な視点や考え方をもって従来にないサービスを生み出せることが大切です。既存の考え方に固執するのではなく、新しい知識やサービスに柔軟に対応する必要があります。 しかし、企業独自のこだわりを捨てる必要はありません。企業理念やこだわりを大切にしたうえで新しい発想を考える人材がアグリゲーターには向いているでしょう。

 

まとめ

アグリゲーターは、変化の激しい現代には確かに有効です。しかし、育成や活用には困難が伴います。またアグリゲーターを抜擢したからといってすぐに効果が出るわけではありません。社内のリソースに余裕があり、研修に投資ができる状態であれば検討してみてはいかがでしょうか。

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