公開日:2022/01/26
更新日:2022/06/10

成長実感をもつことによるメリットとは?成長実感をもつためのポイントも紹介

成長実感をもつことによるメリットとは?成長実感をもつためのポイントも紹介 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

業務を遂行していくなかで、みなさんは成長を実感しているでしょうか。成長実感をもちながら仕事をすることは非常に大切です。本記事では、そもそも成長実感とは何か、成長実感を感じることのメリット、また成長実感を感じている人の特徴や、ポイントについてもご紹介します。

 

01成長実感とは?

自身が成長している実感をもちながら行動できる状態が、成長実感がある状態です。 実は、成長実感をもつのは簡単なことではありません。なぜなら、自身が成長しているということを客観的に理解することや、自身の成長を積極的に肯定することは非常にハードルが高いためです。 もちろん周囲からの賞賛などを通じ、客観的な要素を通じて自身の成長を実感できる場合もあります。ですが多くの場合、自身の成果を積極的に肯定することは、意識的に慣れないと難しい行為なのです。 いずれの場合にも、自身が成長していることを肯定し、自信をつけていく過程のなかで成長実感は育まれていきます。

成長との違い

成長実感と成長とは何が違うのでしょうか。 成長は、さまざまな経験を通じて自身が取り組むことができる幅を広げていくことを指します。成長自体は客観的な評価の元実感することが多く、自身が成長したという実感がなくても、他者が「成長した」という評価をする場合には、自身も自分が成長したと理解して問題ありません。 ただし成長は形があるものではなく目に見えにくいため、実際に成長していたとしてもそれを自身で実感するのは難しいものと言えるでしょう。

成長志向との違い

成長志向とは、成長を志している状態のことです。成長実感は既に成長してから感じることですが、成長志向は実際の成長の有無に関わらず、心持ちの状態に使用される言葉です。 成長志向があるからこそ人は成長していくものの、実際に業務に影響を与えやすいのは、成長志向ではなく成長実感とされています。成長を自分自身が実感できている状態になると、自信をもって取り組むことができる業務の幅も広がっています。 したがって成長志向は、成長実感をもつための下地作りとして必要だと言えます。

 

02成長実感をもっている人の特徴

では、実際に成長実感をもっている人はどのような人なのか、詳しく見ていきましょう。 前提として、成長実感をもっている人は、自身が業務を通して成長していることを正しく評価し、肯定できる性質があることを知っておきましょう。ゆえに、自分の仕事内容や発言、行動などに自信があります。また、スキル面や知識面だけではなく、精神的にも成長している人が多いと言えます。 そのため常に前向きに、向上心をもつ人が多いです。 ここからはより具体的に、どのような特徴があるのかをご紹介します。

業務内容や、関わる人に広がりがある

成長実感がある人は、業務を通じて自身を積極的に成長させていきます。成長している実感があるからこそ、もっと成長したいという強い気持ちをもちながら成長を続けているのです。 そのため、必然的に業務スキルはもちろん、関わる業務内容にも広がりが生まれていきます。業務内容に隔たりを設けず、何事も積極的に取り組んでいくからこそ、業務内容がどんどん広がっていくのです。 業務内容が広がることで、関わる人も変化していきます。関わる人にも広がりが生じるため、幅広いコミュニティで、さまざまなタイプの人とのコミュニケーションが生まれます。そういったやりとりを通じて、自己を磨いていると言えるでしょう。

責任感をもって仕事をしている

成長実感がある人は、自身の仕事がどのように周囲に影響を与えるのかを強く理解しています。したがって、自身に仕事があることを当たり前だと思わずに、積極的に仕事を行うことができるのです。 周囲への影響と仕事があることのありがたさを理解している人は、自身の仕事への責任感を強くもっています。責任感がある人は、結果が出るまで仕事を全うします。その結果、周囲からの信頼を獲得することができ、結果として新たな仕事を多く手に入れることができるでしょう。そしてその過程で、さらなる成長を実感していくのです。

社外のネットワークも継続してもっている

成長実感がある人の視野は、社内に留まりません。先ほどは「関わる人に広がりがある」と述べましたが、その関わりは社外にも伸びています。本当に自分が成長できているのかを客観的に把握したいという考えのもと、社外のネットワーク構築も積極的に行っている傾向があります。 自社内でも十分に成長実感を得ることはできますが、他社で働く同世代や同じ職種の人と比較すると、より強く成長を自覚できる可能性があります。また、逆に他社同期の成長度合いに焦り、成長志向が強まる可能性もあるでしょう。 常に成長実感を高くもつために、自分を鼓舞する要素のひとつとして、意識的に社外ネットワークを構築しているという特徴があるのです。

 

03成長実感をもてない理由

ここまでは、成長実感をもっている人はその性質上、多くのメリットを自己と周囲にもたらしていることを見てきました。では、成長実感をもてない場合は、どのような点がネックになっているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

成長実感がある仕事は、ストレスが溜まると思われている

もっとも大きな理由として挙げられるのが、成長実感がある仕事はストレスが溜まるという認識があることです。 近年若者を中心に、仕事におけるストレスを少しでも軽減するために、成長実感がある仕事を避ける傾向があります。ここで言う成長実感がありそうな仕事とは、多くの人や部署と関わりながらさまざまな業務を担う仕事です。 ストレスを回避するために、単純作業や繰り返しが多い仕事を継続していると、成長を実感することは少なくなります。ストレスを回避しすぎると、成長実感をもちにくくなるのが現実です。

短期的な成功にのみ注目している

短期的な成功にのみ注目している場合にも、成長実感はもちにくくなります。 短期的な成長を重ねることは、一見すると多くの成長実感を得ることができそうです。ですが、小さな成功が多くなるため満足感にはつながりにくくなります。 成長実感を得やすいのは、成功に至るまでに難しい要素が多かった場合です。したがって小さな成功を消化するように繰り返してしまうと、成長実感はもちにくくなってしまうでしょう。

自己承認ではなく、他者承認に依存している

成長実感をもつ際は、もちろん他者からの承認によることが多いでしょう。表彰や賞賛など、他者から褒められることで得られる成長実感もあります。 ですが、他者からの承認のみに依存していると、自分で成長実感を感じにくくなってしまいます。他者だけではなく、まずは自分自身で、自分の成長を認めることも大切です。 他者からの承認を得ることはもちろん重要ですが、自分が求めるタイミングで必ずしも賞賛を得ることができるとは限りません。自己肯定をするタイミングは、他人に左右される必要がないことを前提に、適切な評価のもとで自己承認を行うクセをつけましょう。

報酬など、可視化された数字に囚われている

成長実感を得る際に、可視化された数字は非常に分かりやすいと言えます。目標数字や報酬など、達成した場合や昇給などを経て得る成長実感は確かにありますが、成長は数字だけで測るものではありません。 実際には難しい業務を通じて成長できたにも関わらず、目標数字が未達成だったために肯定的にとらえられない、というケースも生じてしまいます。 このことを理解し、自己評価の際には可視化された数字だけに留まらないようにしましょう。

 

04成長実感をもつために必要なポイントは?

成長実感をもてない人は、成長実感をもっている人が自己や周囲に与えるメリットを享受できないのでしょうか。決してそのようなことはりません。いくつかの要点を理解し実践することで、成長実感をもつことができるようになります。 そのために必要なポイントを解説していきます。

長期的なゴールを設定する

まず行うべきは、設定するゴールを長期的なものにすることです。短期的なゴール設定では、得られる成長実感も短期的なゴールに比例して小さいものとなります。 長期的なゴールを設定すれば、達成までのプロセスが必然的に長くなります。何度も超えなければならない壁が登場するため、その度に成長している実感を得ることができるはずです。

できたことは自分で認めるクセをつける

他者承認ではなく、自己承認で自分の成長を認められるようになることも大切です。できたことを自分で認めるクセをつけることで、自身の成長を肯定的にとらえられるようになります。 仮に何か失敗したとしても、できたことはできたこととして認めていけば、必然的に成長実感ももちやすくなるでしょう。 ただし、正しく自己成長を認識する必要があります。成長をどのようにとらえ、どこまで達成することができたら自身が成長したとみなすのか、その点を甘く設定してしまうとうまくいきません。 自分で自分を認めるクセを正しくつけることで、効果的な成長実感をもてるようにしましょう。

新しい知識を定期的に身につける

同じ領域内で同じことを繰り返していると、なかなか成長したという実感を得ることはできません。それがどれほど難しいことだったとしても、何度も繰り返すことで人は慣れていってしまうものです。結果として、同じことを同じ量で繰り返しているに過ぎなくなり、成長実感をもちにくくなります。 そこで有効なのが、新しい知識を定期的に身につけることです。新しい知識と共に新たな領域を広げていけば、常に刺激ある成長を遂げることができます。 知識の深さを問わず、できることから初めてみてはいかがでしょうか。


 

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05まとめ

成長実感をもつことは、難しいことではありません。成長実感をもつと、仕事に大きなメリットとなることを理解し、ポイントを抑えながら成長実感をもてるようにしましょう。 現時点で成長実感をもてていなくても、日々の心がけ次第で成長実感をもつことは可能です。この記事をきっかけに、成長実感をもてるように心掛けてみてはいかがでしょうか。

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