公開日:2020/06/25
更新日:2022/09/29

ブレンディッドラーニングとは?研修方法や効果が上がるポイントを解説

ブレンディッドラーニングとは?研修方法や効果が上がるポイントを解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

社内で研修環境が整っていない企業にとって、今はどんな企業研修を行われているかについて知りたい方は多いのではないでしょうか。従来のオーソドックスな研修とは異なり、企業研修は大きく変化しています。 そこで、この記事では今どんな企業研修の導入形態があるのか、またそれを踏まえておすすめの研修方法について解説します。

 

01ブレンディッドラーニングとは?

ブレンディッドラーニング(Blended Learning)とは、複数の学習方法をブレンドして(組み合わせて)用いる学習方法を指します。現在、eラーニングなどのオンライン研修や対面での集合研修など様々な学習方法が目的に応じて用いられています。ブレンディッドラーニングではそれらの学習方法の利点を活かしながら併用して学習を行います。一つの学習方法だけではカバーできない部分を補い合うことで、より効果的かつ効率的な学習が可能になるのです。

 

02ブレンディッドラーニングの実施方法

複数の学習形態を組み合わせて行うブレンディッドラーニングですが、その効果をしっかりと発揮する為には、組み合わせる学習方法を適切に選ぶことが重要です。具体的には、研修のフェーズによって分けるという方法が挙げられます。

ブレンディッドラーニングでは複数の学習方法におけるメリットをそれぞれ活かすことができます。その為、研修の段階に応じて学習方法を変えることで各段階の学習効果を最大にすることが可能です。例としては、次が挙げられます。

  • 1.初歩的な知識などの事前学習:オンライン研修
  • 2.実践的な学習:集合研修
  • 3.研修の効果をさらに高めるための学習:オンライン研修

それぞれについては次で詳しく解説していくので参考にしてみてください。

1.初歩的な知識など事前学習をおこなうオンライン研修

事前学習や初歩的な知識のインプットを行う段階では、個人のペースで学習を進めることができるオンライン研修が適しています。また、オンライン研修では各自の学習状況を把握できる為、受講者の理解度に応じてその後の研修内容を予め調整することができるというメリットもあります。実践的な学習を行う段階では、オンライン研修では扱いきれない内容も少なくありません。そのため、知識の習得後は場合に応じて実践に移ったり、得た知識を定着させたりする段階に入ります。

2.実践的な学習をおこなう集合研修

知識の定着の為には継続的な学習や復習が必要ですが、オンラインでの個別学習では疑問点を解消できなかったり、モチベーションの維持が難しかったりといった要因で効果が下がってしまうこともあります。そこで、こういったフェーズの変化に合わせて集合研修に学習方法を切り替えることで研修の効果を高めることができます。集合研修では実演もしやすく、分からないことがあればその場で解消することが可能です。また、他の受講者との交流の場にもなる為、モチベーションの向上にも繋がります。

3.研修の効果をさらに高めるためのオンライン研修

更に研修の効果を高める方法として、必要に応じて研修後の事後学習のフェーズを再びオンライン研修で行うのも効果的です。オンライン研修を用いることで受講者は好きな時間にじっくりと研修内容の振り返りを行うことができ、研修内容の浸透度の高まりに繋がります。複数の学習方法を組み合わせるのがブレンディッドラーニングですが、ただやみくもに組み合わせれば良いというものではありません。研修のフェーズに合わせて、そのフェーズに一番合った学習方法を提供することで、学習の効果を最大化することができます。

 

03ブレンディッドラーニングのメリット

ブレンディッドラーニングの導入は、研修を実施する企業にとっても受講者にとってもメリットがあります。ここではブレンディッドラーニングを導入することで得られるメリットについて、研修を行う企業側と受講者側に分けて解説していきます。

企業側のメリット

まずは、ブレンディッドラーニングを行う企業側にとってのメリットを解説していきます。ブレンディッドラーニングの利点を知り、自社に合った形で取り入れていきましょう。ブレンディッドラーニングを導入する企業側のメリットは以下の2つです。

  • 1.経費が削減できる
  • 2.効果的に人材育成ができる

1.経費が削減できる

ブレンディッドラーニングを導入する企業にとってのメリットとして、経費を削減できるという点があります。集合研修のみで研修を行う場合にはその間に全ての内容を扱わなければならず、必然的に研修期間が長くなります。すると場所の確保にかかるコストも高くなってしまいます。その他にも、集合研修を行う為には遠方からの参加者の宿泊代や交通費、配布する資料の印刷代など、様々な出費が必要になります。ブレンディッドラーニングを導入して他の学習方法と組み合わせれば集合研修の期間を最低限に抑えられる為、こういったコストの削減が可能です。

2.効果的に人材育成ができる

ブレンディッドラーニングを導入することで集合学習を行う前に、オンライン研修で基礎知識のインプットを行うことができます。そのため、集合研修では実践演習に使う時間を増やすことができます。また、オンライン研修では学習管理システムを用いて受講者の習得度を把握することができるので、オンライン研修の際に受講者が苦手としていた学習内容の補足などを集合研修の際に無駄なく行うことが可能です。受講者のレベル感を予め把握して実践演習に移ることで、円滑で充実した集合研修の実施に繋がるのです。

参加者側のメリット

続いて、ブレンディッドラーニングの受講者側にとってのメリットを解説します。ブレンディッドラーニングを導入することで受講者にとっては主に以下の2つの利点があります。

  • 1.研修期間が短くなり、参加への負担が減る
  • 2.業務との両立がしやすくなる

研修期間が短くなり、参加への負担が減る

ブレンディッドラーニングによって参加者が得られるメリットとして、研修に参加する際の負担が軽減されるという点が挙げられます。ブレンディッドラーニングでは集合研修の期間が必要最小限に抑えられる為、参加者にとっては日程の都合が合いやすくなり、参加しやすくなります。また、遠方から参加する場合などは移動する手間も最小限にすることができます。

業務との両立がしやすくなる

ブレンディッドラーニングを導入することで、受講者は他の業務と研修の両立がしやすくなります。集合研修のみで研修を行う場合、時間が決まっているのでスケジュールの調整の必要があったり会場までの移動時間を確保したりと、参加者の負担が大きくなってしまいがちです。ブレンディッドラーニングでオンライン研修を取り入れることで、一人ひとりのペースやタイミングで学習を進めることができるので、業務との両立がしやすくなります。同時に集合研修の期間も短くなる為、研修の時間を最小限にとどめ、参加者の負担を軽減することが可能になります。

 

04ブレンディッドラーニングの注意点

ブレンディッドラーニングを実際に行う際にはただ学習方法の組み合わせを行うだけでなく、有意義な研修の為にいくつか注意しておくべきことがあります。ここでは、ブレンディッドラーニングを導入する際に注意すべき以下の2点について解説します。

  • 1.オンラインでの事前学習と対面での集合研修の内容に一貫性を持たせる
  • 2.事前学習を徹底させる

1.オンラインでの事前学習と対面での集合研修の内容に一貫性を持たせる

ブレンディッドラーニングでは複数の学習方法を組み合わせますが、全ての学習方法を通して内容に一連性を持たせる必要があります。あくまで研修のフェーズや内容に応じて学習方法を変えているのであって、研修全体を通してのテーマや目的は一貫していなければなりません。オンライン研修で扱う内容と集合研修のテーマにずれがあるなど、学習方法によって内容がぶれてしまっていると研修内容が散漫し、学習効果が下がってしまいます。例えば集合研修で特定のテーマでディスカッションを行うのであればそのディスカッションに必要な知識をオンライン研修の内容に盛り込むなど、ある程度焦点を絞って一貫性のある研修内容を構成することが大切です。

2.事前学習を徹底させる

ブレンディッドラーニングを行う際には、事前学習が形骸化していまわないように注意する必要があります。研修を通して知識を習得し実践していく為には、事前学習でしっかりとした土台を作っておくことが大切です。しかし、オンラインでの個別学習などでは学習のメリハリがなくなり、形式的になってしまいがちです。事前学習が不十分な状態で集合研修などを行っても知識が定着せず、有意義な研修を行うことはできません。そうならない為にも、受講者に事前学習の重要性を認識してもらう必要があります。事前学習は、集合研修の時間はもちろん研修全体を通しての充実度を高める為の重要なフェーズです。そのことを受講者に共通認識として理解してもらい、主体的な姿勢で事前学習に取り組んでもらえるように努めましょう。また、学習管理システムなどを通じて受講者の学習状況を適宜管理しておきましょう。

 

05効果的なブレンディッドラーニングのポイント

ここでは、効果的なブレンディッドラーニングを行う為に押さえておきたいポイントについて解説します。有意義な研修を行う為に、以下の3つのポイントをしっかりと把握しておきましょう。

  • 1.研修の目的を明確にする
  • 2.各学習方法の特徴を理解する
  • 3.研修設計をきちんと行う
  • 4.フィードバックの準備を行う

1.研修の目的を明確にする

ブレンディッドラーニングをより効果的に実施する為には、研修の目的が明確化されていることが大切です。どの学習方法をどのタイミングで受講者に提供するのかを決める際、研修を通しての目標が定まっている必要があります。研修の目的が曖昧なままブレンディッドラーニングを行っても、それぞれの学習方法の良さを最大限に活かすことができません。研修の目的や得たい効果を明確にした上で、それに合った学習方法を選択するということは、ブレンディッドラーニングにおいてとても重要です。自社が求めている人材や研修を通して習得させたい能力を適切に把握しましょう。

2.各学習方法の特徴を理解する

ブレンディッドラーニングは複数の学習方法を組み合わせることでそれぞれの方法の利点を活用すると同時に、1つの方法だけではカバーしきれない部分を補い合うことで学習の効果を高める方法です。その為ブレンディッドラーニングを行う際には、それぞれの学習方法のメリットやデメリットについて十分に理解していなければなりません。学習方法は様々ありますが、それぞれ効果を最大限に高められるシチュエーションは異なります。ブレンディッドラーニングで組み合わせる学習方法を選定する前には、オンライン研修や集合研修などの学習方法の利点や欠点について改めて確認しましょう。その上で研修のフェーズや扱う内容などに応じて学習方法を選択することで、研修をより効果的なものにすることができます。

3.研修設計をきちんと行う

企業側にとっても受講者側にとってもメリットの大きいブレンディッドラーニングですが、研修設計を綿密に行ってこそ着実な効果を得ることができます。研修の目的の明確化はもちろん、習得させたい知識やスキル、その為に最適なコンテンツの模索などを行い、実施前にはしっかりと構成を練りましょう。オンライン研修では豊富にコンテンツがあるからこそ、どのスキルを学ぶ必要があるのかを慎重に見極めなければなりません。それぞれの学習方法の良さを最大限活かす為には研修全体の構成を組むだけなく、取り扱う内容一つ一つを丁寧に決定しておくことが大切です。研修の計画には十分な時間を取り、より有意義な研修を目指しましょう。

4.フィードバックの準備を行う

オンラインでの研修を取り入れる場合、受講者が孤独感を感じやすかったり、実施した内容に対して、「この学習が業務の何に繋がるのかわからない」といった不安感を抱く場合があります。そのため、「自分がこの知識を身につけなければならない理由」を理解するためのコンテンツを組み込んでいきましょう。そうすることで、受講者に目的意識を生むことができます。また、社内のチャット機能や掲示板機能などを活用し、気軽にコミュニケーションが取れる環境を作ることもおすすめですよ。


 

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06まとめ

研修のオンライン化が大きく進んだ今、ブレンディッドラーニングはオンライン研修と対面研修のメリットを両立できる研修方法だと言えます。それぞれの良さを上手く両立することで、研修の効果をこれまで以上に大きくすることができるでしょう。一方で、ブレンディッドラーニングはまだまだ進化の最中にあります。新しい方法だからと言って闇雲に取り入れようとせず、まずは自社の研修に必要な学習方法を分析し、研修設計を行った上で導入していきましょう。

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    株式会社クロスリバー 代表取締役

    ITベンチャーの起業などを経て2005年に米マイクロソフト本社に入社。業務執行役員としてパワポなどの責任者を経て独立。全メンバーが週休3日・リモートワーク・複業の株式会社クロスリバーを2017年に創業し、815社17万人の働き方と成果を調査・分析。各社の人事評価上位5%の行動をまとめた書籍『トップ5%社員の習慣』は国内外で出版されベストセラーに。

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