eラーニングに最適な受講時間は?学習効果の最大化に向けたおすすめの取り組み方法

インターネットを通じて、オンラインで学習することをeラーニングと呼んでいます。eラーニングは、個人の学習のみに向けられたものに限らず、最近では企業でも研修や教育として活用されるようになりました。eラーニングは、自分のペースで学習できるというメリットがありますが、学習成果を実感するには取り組み方に工夫が必要です。この記事では、eラーニングの効果的な取り組み方を解説します。
- <目次>
- 1.eラーニングに最適な時間とは
- 1日当たりどれくらいの時間を割くべきか
- 学習効率を高めるための最適な時間配分
- 2.eラーニングの学習効果・学習効率を最適化するためのポイント
- eラーニングの学習効果を高める学習方法その1:さまざまなデバイスを活用しよう
- eラーニングの学習効果を高める学習方法その2:最終的に学びたいことから逆算してコンテンツを選ぼう
- eラーニングの学習効果を高める学習方法その3:オフラインの学びの場も活用しよう
- eラーニングの学習効果を高める学習方法その4 :アウトプットの機会を設けよう
- 3.企業研究の学習効果を最大限高めるeラーニングの取り組み方
- 企業研究の学習効果を最大限高めるeラーニングの取り組み方その1
- 企業研究の学習効果を最大限高めるeラーニングの取り組み方その2
- 企業研究の学習効果を最大限高めるeラーニングの取り組み方その3
- 4.Schooが提供する企業向け学習パッケージ
- Schooのサービスの特徴
- Schooの研究パッケージの紹介
1.eラーニングに最適な時間とは
1日当たりどれくらいの時間を割くべきか
個人のスキルアップを目的とした学習の場合、ほとんどの方が仕事やプライベートの合間の時間を使って学習されるのではないでしょうか。学習計画を立てる際に注意すべき点は、無理なく継続できる計画になっているかどうかという点です。やったりやらなかったりなど学習にムラがあると、継続自体が難しくなることもあり得ます。継続できるかどうかに重きをおいて考えると、1日あたり合計で1時間から1時半程度の学習が理想です。
学習効率を高めるための最適な時間配分
人が集中できる時間はとても短く、15分程度だと言われています。30分、1時間、1時間半と長い時間連続して学習を行うよりも、15分×3セットというサイクルで間に小休憩を挟みながら学習を行ったほうが効果的です。自分のペースで学習が可能なeラーニングの場合は、一時停止などもできるので、時間を区切った学習に最適です。
集中力に関するSchooのおすすめ授業:集中力 -仕事に没頭する心理学-

「仕事中、気が散ってしまい時間の割に進みが遅い」「苦手な仕事が終わらず残業してしまう」など、仕事のスピードに関する悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか? この授業では、そもそも集中とは何かを理解し、仕事に没頭するためのテクニックを心理学的アプローチによる集中力UP特訓を通して身につけられます。
心理学ジャーナリスト。「ハック」ブームの仕掛け人の一人。専門は認知心理学。 1973年北海道旭川市生まれ。97年獨協大学卒業後、ドコモサービスで働く。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。 同大学卒業後、04年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年に帰国。
2.eラーニングの学習効果・学習効率を最適化するためのポイント
eラーニングの学習効果を高める学習方法その1:さまざまなデバイスを活用しよう
eラーニングは、時間や場所が自由になるだけでなく、デバイスも限定されることがありません。スマートフォンやタブレット端末などを介して学習することも可能なので、通勤の電車の中や待ち時間でも気軽に学習ができます。隙間時間の学習は、自宅で学習時間の確保が難しいと感じる方や効率を重視される方にもおすすめです。お気に入りのカフェなどで学習していても、スマートフォンやタブレットであれば、他の人の邪魔になることなく勉強に集中することができます。
eラーニングの学習効果を高める学習方法その2:最終的に学びたいことから逆算してコンテンツを選ぼう
eラーニングの特徴は、とにかくコンテンツが多いことです。さまざまなジャンル、切り口のコンテンツが存在するため、目的も定まらないうちにいきなり学び始めてしまうと思うような成果につながらないこともあります。数多くのコンテンツがありますから、今の自分にとってどのような学びが必要なのかをきちんと見極める必要があります。ですから、eラーニングを始める前には、自分のなりたい姿や学びを通して何を身につけていきたいかなどを整理しておき、必要に応じたコンテンツを選ぶという手順でスタートすることをおすすめします。
eラーニングの学習効果を高める学習方法その3:オフラインの学びの場も活用しよう
eラーニングで受講するだけで終わりにせず、自分が興味を持った先生のセミナーなどに出かけ実際に講義を受けてみることも、学びをより深める方法としてはおすすめです。eラーニングのタイプによって異なりますが、オンラインでは講師の先生に直接質問することができず、受け身型の学習になってしまうケースも少なくありません。しかし実際に目の前に講師の先生がいれば、わからなかったところは個別に質問することも可能ですし、場合によっては質問を深く掘り下げて講義をしてくれることもあり得ます。それだけではなく、同じテーマに興味を持っている人たちと知り合うこともできます。リアルでのセミナーが情報交換の場となり、より多くの学びを得られることもあります。
eラーニングの学習効果を高める学習方法その4 :アウトプットの機会を設けよう
何事もそうですが、学んだことをアウトプットする機会をきちんと設けることで、学習効果を高めることができます。アウトプットの方法として、自分のノートにまとめるという方法もありますが、ブログに書いたりSNSで情報を発信したりする方法もあります。特に、学んだことを踏まえて情報発信を行う場合、どのようにしたら人に伝わるのかなどと、学んだ内容をより深く考え自分の言葉に置き換えていく作業が必要になりますが、その過程こそが自らの勉強になります。
アウトプットに関するSchooのおすすめ授業:『学びを結果に変えるアウトプット大全』

この授業は、『学びを結果に変えるアウトプット大全』という本について、著者である樺沢紫苑さんが解説してくださる授業です。業務外の研修やセミナーで色々学んでいるが、なかなか仕事で活かせていない、効果が出ているのかわからない。という方もいらっしゃるのではないでしょうか?そこで、この授業では学びを仕事に活かし、結果に結びつけるアウトプット方法や、仕事を効率的に進められるようにするメンタルケア方法、脳科学に基づいた、脳の働きを最大化する生活リズムなどを学ぶことができます。
1965年、札幌生まれ。 1991年、札幌医科大学医学部卒。 札幌医大神経精神医学講座に入局。 大学病院、総合病院、単科精神病院など北海道内の8病院に勤務する。 2004年から米国シカゴのイリノイ大学に3年間留学。 うつ病、自殺についての研究に従事。 帰国後、東京にて樺沢心理学研究所を設立。 神医学の知識、情報の普及によるメンタル疾患の予防を目的に、Facebook 14万人、メールマガジン15万人、 Twitter 12万人、累計40万人のインターネット媒体を駆使し、精神医学、心理学、脳科学の知識、情報をわかりやすく発信している。 毎日更新のYouTube番組「精神科医・樺沢紫苑の樺ちゃんねる」(14万人)も大好評。 著書『学びを結果に変えるアウトプット大全』『学び効率が最大化する インプット大全』(共にサンクチュアリ出版)はシリーズ累計60万部超えの大ベストセラー。
3.企業研修の学習効果を最大限高めるeラーニングの取り組み方
企業研修の学習効果を最大限高めるeラーニングの取り組み方その1:新人研修などで活用しよう
eラーニングは、毎年同じ内容で行われる新人研修などで利用する教材として活用することが可能です。例えば社内や業界で使われる用語の解説や関係する法律・ルールなどの解説は、毎年頻繁に変わるものではありません。受講生全員に平等に教育を行いたいという場合は特に、eラーニングが有効です。場所や時間、人などのコスト削減にもつながります。
企業研修の学習効果を最大限高めるeラーニングの取り組み方その2:新商品やサービスの周知に活用しよう
また、自社の新商品や新たなサービスの概要を社員全員に周知してもらうためのツールとしても役立ちます。eラーニングがあれば、同じ内容の研修を何度も繰り返す必要はありません。自社の他の社員たちは、皆バラバラのスケジュールで活躍していますが、eラーニングがあれば、スケジュール調整を行い全員が出席できるような日程で提示するなんていうことを行わなくてもよいのです。
企業研修の学習効果を最大限高めるeラーニングの取り組み方その3:研修等の復習や達成度チェックなどに活用しよう
同じ内容の授業を何度でも繰り返し受講することが可能なeラーニングは、研修や勉強会などで学んだことの復習や、業務で必要な事柄の再確認などにも活用することができます。例えば研修を終えた新入社員が現場に入って仕事に慣れた頃、達成度チェックのような形でもう一度研修の内容を復習する機会を作る、ということも可能です。
4. Schooが提供する企業向け学習パッケージ
Schooのサービスの特徴
schooビジネスプランでは、動画配信という形でさまざまなニーズに応えられる授業を提供しています。授業へのご登壇には、各業界における第一人者や著名な専門家の方々をお迎えしています。ご登壇される講師の方々は、ビジネス現場での経験に基づいた事例などを教えてくださるので授業は具体的でわかりやすく、受講者はチャットなどを通じて講師に直接質問をすることもできるため、eラーニングであっても、実際の研修を受けるのと限りなく近い状態で学習することが可能です。受け身型の学習にならないようなコンテンツが多いのも、Schooのeラーニングの特徴です。
Schooの研修パッケージの紹介
Schooの研修パッケージでは、階層別・職種別・テーマ別の研修パッケージをご用意しています。今の社員研修に必要なコンテンツがわかりやすいため、コンテンツ選びで迷うことなく、効率的に研修を組むことができます。
例えば入社後の若手社員を対象にした研修パッケージであれば、16種類もの研修パッケージ例をご用意。ビジネスマインドや基本的なコミュニケーションスキル、ロジカルシンキングなど、社会人として求められる基礎的な力をつけるためのコンテンツのほか、WordやExcel、PowerPointといったビジネスで必須のソフトの使用方法、メールの書き方などがわかるコンテンツも多数用意しています。