公開日:2021/04/30
更新日:2024/06/20

スキルマップとは|作り方やテンプレートを紹介

スキルマップとは|作り方やテンプレートを紹介 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

従業員ひとり一人のスキルを可視化する際に用いられる「スキルマップ」。どのように作成し、また活用するメリット・デメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。本記事では、企業内でスキルマップを作成することになった際、どのように作成したら良いのか、その手順や作成方法についてご紹介します。

 

01スキルマップとは

スキルマップとは、業務に必要なスキルが一覧化され、それぞれの社員がどの程度のスキルを保有しているかを可視化できる表のことです。

スキルマップは企業によって呼び方が変わり、スキルマトリクスや力量表・力量管理表・技能マップなどと呼ばれています、また、海外ではSkills Matrixと呼ばれることが多いです。

 

02スキルマップを導入する目的

スキルマップは、適切な人材配置や人材育成の効率化を目的に導入されることが多いです。

人事異動の際に、誰がどのようなスキルを保有しているのかは非常に有意義なデータとなります。また、自身のスキルレベルが数値化されることによって、社員も自分自身でどのようなスキルを伸ばす必要があるのかを自覚することができるようになります。

社内のスキルを可視化

スキルマップを作成することで、社員がどのようなスキルを持っているのか、組織内に必要なスキルを持った人が何人いるのかなどを把握することができるようになります。

また、不足しているスキルの洗い出しを簡易化することも可能です。もし、特定の従業員だけしか取得していないスキルがあった場合、その従業員が急病や退職といった事態に見舞われた場合、企業で対応しきれないリスクがあります。そのようなリスクマネジメントにもスキルマップは役立ちます。

従業員のモチベーションアップ

スキルマップを社員に共有することによって、自身に求められているスキルが明確になります。さらに、他のメンバーのスキルの保有状況を確認することで競争心が刺激されるなど、社員の成長意欲やモチベーションの向上を期待できます。

社員一人ひとりのスキルが高まることで、質の高い仕事が効率よくスムーズに行えるだけではなく、仕事に対する意識改革のきっかけになるはずです。このような効果を生み出すためには、スキルマップは自社の共有サーバーを経由して、社員がいつでも閲覧可能な状態にしておきましょう。また、個別面談の際に見せる方法もおすすめです。

社内の適切な人材配置に活躍する

スキルマップにより社員のスキルを正確に把握することで、適材適所な人員配置や、客観的で公正的な人事評価ができるようになるなど、社内の人事業務にも役立ちます。いま身につけているスキルだけでなく、不足しているスキルも可視化することで、今後の教育方針が決めやすくなり、人材育成ツールとしての活用も期待できます。

 

03スキルマップの作り方

スキルマップの作成手順

スキルマップはそれぞれの企業や職場に適したものを作成する必要があります。作成方法については 専門的な知識や技術は必要なく、基本的な作成方法さえ理解していれば、作成はさほど難しいものではありません。ここではスキルマップ作成時に役立つ代表的なポイントを、4つ紹介していきます。

スキルマップのフォーマットを決める

まずは、スキルマップのフォーマットを決定します。一般的にはExcelシートを使用するケースが多いものですが、最近は無料でダウンロードできるテンプレートも多く流通していて、手軽に作成することができます。さまざまなフォーマットを比較して、自社に最適なものを選ぶようにしてください。

スキルの体系を決める

フォーマットが決定したら、従業員に見出すスキルの内容を明確に分類する必要があります。社員に求めるスキルの内容がきちんと定まっていなければ、後々のスキル管理の効果が薄れてしまいます。そのため、スキルの体系決めは、まさにスキルマップ作成の肝になるプロセスといえるのです。 縦軸に業務内容と必要能力・資格など、横軸に従業員名を配し、そのクロスしたところにスキルの達成度合いを表します。スキルの評価項目は、最終目標のスキルを習得するまでの流れとなる項目を、段階的に設定するといいでしょう。

評価基準を決める

スキルの体系が決まったら、次にスキルマップでの評価基準を設けることが重要です。評価基準については、「できる/できない」だけではなく、「どの程度できるのか」を目安にした習熟度で評価するといいでしょう。 習熟度の評価は、業務を行ううえで「一人でできる/補助が必要」といった形で、状態を詳細にすることで、スキルマップ上に人的コストが可視化されます。

スキルを評価する

スキルマップが完成したら、実際に社員一人ひとりのスキルを評価していきます。前述した通り、「できる/できない」だけでなく、どの程度できるのかといった階層ごとに記載していきます。A・B・Cの三段階や1~5の五段階評価を設けると定めやすいでしょう。また、スキルマップは公正かつ総合的な評価をするために、必ず担当者を決めて管理するようにしてください。

 

04スキルマップの作成に使えるテンプレート

スキルマップのテンプレートとして、厚生労働省が公開している「職業能力評価シート」を紹介いたします。導入・活用マニュアルも併せてダウンロードすることができるので、自社にまだスキルマップがないという方は、ぜひこちらを利用してみてください。

スキルマップのダウンロード方法

職業能力評価シートは、厚生労働省の「キャリアマップ、職業能力評価シート及び導入・活用マニュアルのダウンロード」というページにてダウンロードすることが可能です。また、職業能力評価シートのダウンロード用のファイルは以下の3つに分かれています。

  • ・表紙(使用方法を記載)
  • ・評価シート(本体)
  • ・サブツール(評価シート(本体)の具体的な知識や能力を記載)

▶︎参考:厚生労働省|キャリアマップ、職業能力評価シート及び導入・活用マニュアルのダウンロード

業種別・スキルマップのテンプレート

厚生労働省のサイトでは、下記16種類の業種別スキルマップテンプレートが用意されています。

  • ・事務系職種
  • ・エステティック業
  • ・警備業
  • ・葬祭業
  • ・ディスプレイ業
  • ・外食産業
  • ・フィットネス産業
  • ・卸売業
  • ・在宅介護業
  • ・スーパーマーケット業
  • ・電気通信工事業
  • ・ホテル業
  • ・ビルメンテナンス業
  • ・アパレル業
  • ・ねじ製造業
  • ・旅館業

自社に適した形式のテンプレートを選択し、まずはスキルの洗い出しから始めてみましょう。


 

研修をしてもその場限り」「社員が受け身で学ばない」を解決!
研修と自己啓発で学び続ける組織を作るスクーの資料をダウンロードする


■資料内容抜粋
・大人たちが学び続ける「Schoo for Business」とは?
・研修への活用方法
・自己啓発への活用方法 など


Schoo_banner
 

05スキルマップが適している業界

導入することで、さまざまなメリットが得られるスキルマップ。では実際にスキルマップの導入が適している業界はどこなのでしょうか。ここからは、現在とりわけ導入が進んでいる、ふたつの業界を紹介します。

製造業

業種別に見ていくと、製造業はあらゆる業種のなかでも、最もスキルマップの導入が進んでいる業種といえます。ISO9001の力量管理や顧客企業からの要請に対応するために、従業員のスキルを一覧で確認することができるスキルマップは、製造業に適しているツールといえるでしょう。

IT業界

最近のトレンドとして、IT業界でもスキルマップの導入企業が増加しています。専門性と技術力のどちらも必要とされるIT業界では、組織が持つスキルを可視化することでパフォーマンスの向上が計れることから、スキルマップが重宝されています。新しいものを積極的に取り入れる傾向があるIT業界にとって、スキルマップは肯定的に捉えられているようです。

 

06スキルマップを作るときの注意点

あらゆるメリットが感じられるスキルマップですが、明確な目的やルールがなければ、有効に活用することができません。ここではスキルマップを運用する際の、主な注意点を紹介します。

評価後のアクションを考えておく

スキルマップは、ただ作成しただけでは意味がありません。スキルマップで評価した後は、基準に満たないスキルを身につけるために、何らかのアクションを起こさなければいけません。セミナーや研修内容の見直し、個人の目標の再設定など、評価の結果に合わせて適切な施策を検討するようにしてください。

定期的に更新する

スキルマップは業務内容・人員配置の変更や、社内の組織構造の変化などに合わせて定期的にブラッシュアップや更新業務を行いましょう。更新頻度としては、1か月を目安として、スキル習得に必要な期間を考慮して行うようにしてください。また、社会的に大きな変化のあったタイミングでの見直しも効果的です。

評価者の選定は慎重に

スキルマップは評価基準のズレ防止や公平性を保つために、評価者を上司もしくは教育担当者に設定します。この際、スキルマップをどれだけしっかりと設定したとしても、評価者が適切に評価項目や基準を理解し、判断できていなければ意味がありません。 制度に沿った評価を行うためには、評価者としてふさわしい能力や知識、さらには経験を備えた人物をなるべく複数選定して、適切な評価を実施するようにしてください。

 

07オンライン研修|Schoo for Business

Schoo for Business

Schoo for Businessでは、約8,500本の授業をご用意しており、様々な種類の研修に対応しています。新入社員研修や管理職研修はもちろんのこと、コンプライアンアンス研修や情報セキュリティ研修なども実施可能です。

受講形式 オンライン
(アーカイブ型)
アーカイブ本数 8,500本
※2023年3月時点
研修管理機能 あり
※詳細はお問い合わせください
費用 1ID/1,650円
※ID数によりボリュームディスカウントあり
契約形態 年間契約のみ
※ご契約は20IDからとなっております

Schoo for Businessの資料をダウンロードする

大企業から中小企業まで4,000社以上が導入

Schoo導入企業ロゴ

Schoo for Businessは、大企業から中小企業まで4,000社以上に導入いただいております。利用用途も各社さまざまで、階層別研修やDX研修としての利用もあれば、自律学習としての利用もあり、キャリア開発の目的で導入いただくこともあります。

導入事例も掲載しているので、ご興味のあるものがあれば一読いただけますと幸いです。以下から資料請求いただくことで導入事例集もプレゼントしております。そちらも併せて参考にいただけますと幸いです。

Schooの導入事例集をもらう

 

08まとめ

今回はスキルマップを導入するメリットや作成・導入にあたってのポイントについて紹介しました。 スキルマップは、非常に汎用性が高いツールであり、あらゆる業務に取り入れることができ、上手に活用することで、企業の弱み・強みを把握することができます。また、社員のモチベーション向上や不足しているスキルの教育計画など、人材教育面でもフレキシブルにも役立ちます。計画的な人材育成ツールとして、ぜひスキルマップの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

  • Twitter
  • Facebook
  • はてなブックマーク
  • LINE
この記事を書いた人
Schoo編集部
Editor
Schooの「世の中から卒業をなくす」というミッションのもと活動。人事担当や人材育成担当の方にとって必要な情報を、わかりやすくご提供することを心がけ記事執筆・編集を行っている。研修ノウハウだけでなく、人的資本経営やDXなど幅広いテーマを取り扱う。
執筆した記事一覧へ

20万人のビジネスマンに支持された楽しく学べるeラーニングSchoo(スクー)
資料では管理機能や動画コンテンツ一覧、導入事例、ご利用料金などをご紹介しております。
デモアカウントの発行も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

お電話でもお気軽にお問い合わせください受付時間:平日10:00〜19:00

03-6416-1614

03-6416-1614

法人向けサービストップ