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キャリアアダプタビリティとは?キャリア形成の必要性と適応力を高める方法

公開日:2021/08/26
更新日:2021/09/14
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キャリアアダプタビリティとは?キャリア形成の必要性と適応力を高める方法 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

時代変化の大きい昨今、その変化に対応できる能力は個人にとっても企業にとっても非常に大きな意味を持ちます。本記事では、キャリアアダプタビリティをテーマにキャリア形成を行う重要性や類似用語との違いについて解説していきます。本記事を参考に、個々人のキャリアアダプタビリティを高める参考にしてください。

 

キャリアアダプタビリティとは

「キャリアアダプタビリティ」とは、時代背景などによる環境変化に合わせた適応ができる能力のことです。こうした変化に前向きな意味を持つととらえ、自らのキャリアを切り開くことができる力こそ、これからの社会には求められるため、ビジネスパーソンの必須のスキルとして注目を浴びています。

キャリアとは自分の生き方

キャリアとは、働くことに対する継続的なプロセスであり、働き方にまつわる「生き方」と表すことができます。つまり、キャリアとは自分自身が長い期間、働くことに対する自分自身の価値観などをきめる生き方といえます。キャリア形成とは、自分の生き方を形成することとなり、自分自身の人間性の形成にも紐づいていると考えることができます。

ドナルド・E・スーパーによって提唱された概念

キャリアとはドナルド・E・スーパーによって提唱された概念です。ドナルド・E・スーパは、「自分は何者なのか」「何に価値・興味があるのか」について生涯の自己概念として発達していくもであり、仕事を通じて得る満足感は自己概念に大きな影響を与えると唱えています。

 

キャリアアダプタビリティと類似用語の比較

キャリアアダプタビリティと類似している用語について解説します。類似用語との比較を通して、キャリアアダプタビリティの意味をより深く理解していきましょう。他の用語についてもビジネスシーンでは利用することの多い用語です。

キャリアデザインとの違い

キャリアデザインとは、自分自身が将来どんな仕事に就き、どのような働き方をしたいかについてのビジョンを明確にし、そのビジョン達成に向けた行動に移すことを意味しています。上司や会社の意見によってキャリア形成を行うことではなく、自分自身が主体となり自律的な視点でキャリアについて考え、行動に移すことでキャリアを構築していくことこそがキャリアデザインです。

キャリアアップとの違い

もう1つ類似している用語にキャリアアップがあります。キャリアアップとは、特定の分野について、今よりも専門性を高めたり、知識を身に付け、能力アップをはかることで経歴を高めることを指します。自社の昇格試験を受験したり、転職による収入やポジションアップを図ることもキャリアアップです。

 

キャリア形成の必要性

キャリア形成の必要性については、経済農業協同組合連合会(経済連)でも公式な記事として発表しています。企業における競争力を始めとし、個々人のキャリア形成がどのような観点で重要であるかを解説していきます。
参考:経済農業協同組合連合会(経済連) 「主体的なキャリア形成の必要性と支援のあり方」

人材力の向上によるグローバル化への対応力強化

個々人のキャリアアップが促進されると、人材力の向上が実現します。この人材力の向上は、企業の競争力を高めることにつながります。企業は大きな時代の変化とともにグローバル化が求められており、企業の競争力を高めるには人材成長が欠かせません。このように人材力の向上は企業の対応力を強化する要因となります。

リーダーシップの向上による組織力の強化

キャリア形成は個々人の人材力を向上させますが、その中でもリーダー層の成長は組織力の強化に大きな影響を与えます。リーダーシップの向上が図られることにより、メンバー間で共通した課題への対応力が増し、コミュニケーションの活発化も期待できます。この一連の流れにより組織力の強化がはかられ課題解決だけではなく、企業全体の組織力、競争力の強化にもつながっていきます。

キャリア形成が促進されることで人材力がアップするだけではなく、現場における個々人の活動にも変化がもたらされます。この変化は、課題解決力、分析力の強化にもつながり日々行っている業務への生産性向上にも期待ができるでしょう。キャリア形成が行われることで、単体の効果を期待するだけではなく相乗効果にも期待がもて企業成長に大きな影響を与えることができます。

 

キャリアアダプタビリティの4つの資源

キャリアアダプタビリティの概念には、4つの資源があります。「関心」「統制」「好奇心」「自信」の4つの資源が揃うことでキャリアアダプタビリティの目的が達成でます。次に、この4つの資源について解説していきましょう。

関心

関心とは、自分自身のキャリアに対して関心を持っていることを指しています。目の前の短期的なキャリア形成ではなく、長期的視点である未来のキャリアに関心を持つことや自分自身でキャリア形成を行うことへの意欲がキャリア関心です。4つの資源の中では最も重要な資源とされ、関心を持つことで自分の夢や願望、ビジョンを持ち、それらを仕事に結び付けて行動に移すことができます。関心があることは、環境の変化が生じた場合にも、その変化に対応したキャリアを考えることができ、行動へ結びつけることができます。

統制

統制とは、自分のキャリア形成は自分で作っていくという自己統制を意味しています。キャリア形成は決して他人が行うものではなく、自らが関心を持ち自らの行動により培うことが必要であると考え、自分自身のキャリア形成に意欲的に取り組むことが必要です。与えられた環境だけではキャリア形成は実現できないことを理解し自分自身をマネジメントすることが必要だと理解しておきましょう。環境の変化によりキャリアについて再検討を行う場合にも、自分自身を管理し環境変化にあったキャリア形成とは何かを考えることが可能になります。

好奇心

好奇心とは、自分が行っている業務に対しての好奇心を持ち続けるという意味です。業務への好奇心を持つことで、必要なスキルとは何か、どうすればより効率的になるかなどを意識することが可能になります。この好奇心があることで、自分がどのようなスキルを保有することが必要であるかを理解し行動することでキャリア形成につなげることでができます。業務の変化が起きた場合にも、どの様な変化であり、それに対応するにはどうすれば良いかを考え、行動に結びつけることが可能になる好奇心もキャリアアダプタビリティには重要な要素です。

自信

自信とは、どのような環境であっても自分は対応できると考えて行動に移すことを意味しています。自分自身が環境の変化にも対応でき、キャリア形成を行えると信じて行動することは、どの様な場面にも対応できる対応力の向上にももつながります。自信を持ち、自分の求めるキャリア形成に向かい行動し続けることは、キャリアアダプタビリティに必要な要素の1つです。

 

キャリアアダプタビリティを高める方法

次に、キャリアアダプタビリティを高める方法について解説していきます。キャリアアダプタビリティを高めるには、どの様な観点が必要であるかを理解することで、企業として、個々人として何をすべきかを見極めるヒントになります。

キャリア形成に興味を持つ

キャリアアダプタビリティの4つの要素でもある「関心」が最も重要な観点です。企業においては、各人のキャリアとは何かを考える場を設けるなど、個々人のキャリアについて考える機会を提供する必要があります。個々人においては、そうした場を活用し自分自身のキャリアについて見直しを行い将来に向けた計画を立案する必要があります。

変化に敏感になる

企業には、常に内的・外的な変化に対応する責任があります。企業を取り巻く環境の変化は、従業員にとっても大きな変化の機会です。キャリアアダプタビリティでは、こうした変化に対応できる能力であるため、企業は変化が起きていることを従業員に伝え、その変化にどう対応していくべきかを考える機会を提供していきます。個々人においても企業の変化に敏感となり、必要に応じてキャリアについての軌道修正を行い対応を行う必要があります。

必要なスキル習得を行う

キャリアアダプタビリティを行うためには、必要なスキル習得を個々人が行う必要があります。企業は、スキル習得を実現できる場を提供し、積極的な参加を促します。個々人においては、現状の業務に関係するスキル習得だけに囚われず長期的な視点でのスキルアップを目指す必要もあります。企業が提供するスキル習得の機会を最大限に活用し、自分自身のためにスキル習得を継続的に実施していきます。

自分のスキル向上に責任を持つ

キャリアアダプタビリティを行うためには、企業側が提供するスキル向上の機会だけに頼ってはいけません。研修などに参加する場合にも、その学びをスキルとして習得し業務に活かすのは、個々人の責任です。自分自身のスキル向上も同様に、自分自身がどうあるべきか、何を学び何を高める必要があるかを理解して行動に移す必要があります。

明確な役割と目標の提示を行う

企業側は、各人に対して明確な役割定義と目標の設定を行う責任があります。今、担当している業務、ポジションについての位置付けを理解してもらい、何を期待しているのか、今期何を達成して欲しいかを明確にした上で伝え、意識付けを行います。方向性の違いは、時としてモチベーションの低下や大きな失敗につながる可能性も秘めています。個々人の能力を活かし、スキルアップにつながる指導を行いましょう。

キャリアマップの整備と周知を行う

企業は、あらかじめ業務別、ポジション別などの軸をもとにキャリアマップの整備を行う必要があります。どのポジションでは何を求めているか、必要なスキルは何かをあらかじめ定義し周知することで、目標設定を明確にし目指すキャリアアップの方向性を定義しやすくします。環境の変化が生じた場合には、キャリアマップの変更も随時行い、変更の都度、周知を行っていくことも忘れないようにしましょう。

 

まとめ

本記事では、キャリアアダプタビリティをテーマに必要性や注意点などを解説しています。現在は時代の変化、顧客の変化など企業が受ける変化も大きなものがあり、そこで働く重魚インにも変化を求められる時代です。キャリアアダプタビリティとは、こうした変化にも対応できる人材を育成するには欠かせない概念であるため、本記事を参考に自社の仕組みを見直すきっかけとしてください。

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