公開日:2021/05/28
更新日:2023/08/14

新入社員に求めることはどんな資質かを解説する

新入社員に求めることはどんな資質かを解説する | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

新入社員には無限の可能性があります。これからどう成長していくのか、どう変わっていくかは未知数ですが、新入社員に求める資質を整理しておくことは新入社員研修を行う場年や配属後の指導にとても重要なことです。本記事では、新入社員に求める資質をテーマに解説しています。新入社員に求める資質は企業により異なりますが、今後、自社において新入社員に求める資質を整理する際の参考にしてください。

 

01新入社員に求めることはどんなことか

多くの企業が新入社員に求めていることは「素直さ」「誠実・責任感」「コミュニケーション力」です。それぞれの資質は、どうして必要なのでしょうか。新入社員に求める3つの資質について解説していきます。

一番求められるのは素直さ

新入社員に対して求めるものは「素直さ」が代表的な資質になります。新入社員になぜ素直さを求めるかという理由は、「素直な人が一番伸びる」と考えているためです。言われたことをする、注意されたことを反省するなどには素直な気持ちが必要です。新入社員の場合には特に、指示をされること、指示内容を誤解して指摘を受けることなどが多く、こうした場面で素直に聞く姿勢があることは不可欠です。まずは、相手の言っていることを聞き、その通りに実践していくことで業務を覚える必要があるため、素直さは重要な資質となります。

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伸びる人材は誠実さや責任感を持っている

伸びる新入社員には誠実さ、責任感があります。誠実とは嘘をつかない、ごまかさないこと。そして責任感は与えられたことを最後までやりぬくことです。業務を始めて行う新入社員は、ミスを起こしても不思議ではありません。しかし、怒られることを怖れ隠したくなることもあり言い訳を考えてしまいがちです。しかし、誠実さを持ち合わせていれば隠すことなく報告します。報告があれば、軌道修正をすることも可能です。また、責任感があれば指示をしたことを最後までやりぬこうとします。この2つを兼ね備えていれば、業務を覚えるスピードも上がり、成長速度も速い人材になります。

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やはり外せないコミュニケーション能力

何かと緊張してしまいがちな新入社員ですが、コミュニケーションがあれば先輩や上司との人間関係を構築しやすくなります。挨拶をする、質問をするなどは全てコミュニケーションです。最初は緊張してしまっていたとしても、徐々に持前のコミュニケーション力を発揮していけば、周囲との関係性構築は可能です。

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02新入社員に求められる素直さとは

次に、新入社員に求める資質「素直さ」ついて、より深く解説していきます。素直さとは具体的にはどんな資質であるか、素直さを持つ人材はどんな特徴があるかなどを解説し、自社の新入社員や新入社員採用の場面で活かしてください。

最も必要な素直さはどんな素質か

最も必要な資質「素直さ」とは具体的にはどんな資質かを解説していきます。新入社員に求める素直さとは「話を素直に聞けること」です。まずは、上司や先輩からの指示を受ける、指導を受けることから業務を経験していく中で、話を聞くこと実践する素直さがなければなりません。新入社員にとって素直さとは、こうした資質だけではなく業務を覚え人間関係を構築する上で必要不可欠な資質です。

素直な資質を持つ人材の特徴

素直は資質を持つ人材の特徴は、「話を聞くこと」「ありがとう」「申し訳ありません」が言えることです。素直な人は、相手の話を聞く姿勢ができており、上司や先輩からの指示や指導を受け、その通りに行動していきます。また、感謝の気持ちや失敗した際のお詫びを口にすることにも抵抗がありません。学ぶ姿勢、成長したいと思う新入社員の多くは、この特徴を保有しており、成長するスピードも早い特徴を備えています。

素直な気持ちを維持させる指導方法

持っている素直さの資質を損なわないためには、一方的に伝える、叱る、注意するなどの方法はとらず、分かるまで説明するという姿勢で接することが必要です。素直さの資質を持っているからこそ、なぜこれをしているのか、どういう意味があるかという背景までを説明することでより理解力が上がり結果を残しやすくなります。結果が出てくることで、指導が間違っていないという認識を持つことや成果を出せたことへの自信を持つことにもつながっていきます。

 

03新入社員に求められる誠実さ、責任感とは

次に、「誠実さ」「責任感」について解説していきます。この2つの資質は関係性の深い資質です。誠実さ、責任感とはどんな資質であるか、保有する人材の特徴などを解説していくことで、もとめる資質の具体化を図っていきましょう。

新入社員に求める誠実さとは

新入社員に求める誠実さとは、嘘をつかない、真面目であることです。ミスをした時に隠すことなく報告をすることや、業務に真面目に取り組む姿勢を持つことで、大きなミスになる前に対策を講じることもできます。そして、業務に真面目に取り組むことで業務内容や手順の理解が促進され業務を任せるまでの期間を圧縮することが可能になります。業務を行う際の誠実さだけではなく、上司や先輩を始め周囲の人に誠実であることで信頼関係を早期に構築することも期待できます。

新入社員に求める責任感とは

責任感とは、業務を最後まで遂行すること、時間を守り与えられた役割を全うすることです。与えられたタスクを期限内で行うこと、会議などの時間に遅れないことなど責任感を持って行動することは、社会人としての基礎といえ業務を行う上では必須の行動様式です。自分自身の行動に責任が持てる人材は、業務を成功させるために努力を怠りません。この姿勢を持ち続けることで、いずれ大きなミッションを担当するなどの機会にも恵まれるチャンスを勝ち取ることもできます。

誠実や責任感を持つ人材の特徴

誠実さ、責任感を持つ人の特徴を解説していきましょう。誠実さや責任感を備えていると、「業務を真面目に行い最後までやりぬく、納期を守る」などの特徴があり、周囲からの信頼も厚く業務を任せられることも増えてきます。新入社員の場合には、彼に任せてみようと思う機会が増え様々なチャレンジが可能になります。

誠実や責任感を育てる指導方法

誠実さや責任感を育てるためには、真面目に取り組んでいること、納期を守っていることなどを評価していくことです。1つ1つのできていることを評価し、自信につなげていくことで真面目に取り組むことや納期を守ることは大切なことであることを体感させていくことができます。こうしたことを積み重ねていくことで行動様式を定着させていきます。

 

04新入社員に求められるコミュニケーション能力とは

次に新入社員に求めるコミュニケーション能力について解説していきます。新入社員に必要なコミュニケーション能力とはどんな能力か、能力を育てるにはどのようなことに注意していくべきかを理解していきましょう。

新入社員に求めるコミュニケーション能力とは

新入社員に求めるコミュニケーション能力とは「相手の話を聞く」「相手の立場になって考える」「相手に意思を伝える」ことができる能力です。上司や先輩の話を最後まで聞けること、お客様の立場になって考えることができること。そして、自分であればどうしたいかといった自分の意思をつたえることができる人材はコミュニケーションが取れている、コミュニケーション能力が高いと評価されます。

コミュニケーション能力は育てていく能力だと理解しておく

コミュニケーション能力を資質として持ち合わせているかに関わらず、能力は育てていくものだと理解しておきましょう。いくら資質を持ち合わせていても、上司や先輩との人間関係が簡単に構築できるわけではありません。業務中などのやり取りを通して構築される人間関係の中で、どうすれば相手の立場に立てるのか、上手く意思を伝える方法を学んでいき能力アップを図ることが大切です。業務の場面を通し、先輩の指導により円滑なコミュニケーションを取る事の重要性や方法を学ぶことでコミュニケーション能力がアップし、より深い人間関係、信頼関係の構築を図っていくことができます。

周囲の環境が大きく影響するコミュニケーション能力

コミュニケーション能力のスキルアップには周囲の環境が大きく影響します。例えば、新入社員が元気よく挨拶をしても誰も挨拶を返さない場合にはどうなるでしょうか。挨拶をすることが嫌になります。単純な例ですが、コミュニケーションは相手があって始めて構築されるものであるため、新入社員だけが頑張ることでは意味がありません。上司や先輩、会社全体で新入社員とコミュニケーションを取ることを心掛ける中で、スキルアップすることを忘れないでおきましょう。

 

05新入社員に求めることで注意をしたい課題とは

新入社員にも素直さ、誠実、責任感やコミュニケーション能力を求める場合に、注意しておきたい課題が2つあります。課題を理解し育成をすることで、より求める資質を強化することが可能になります。

新入社員のポテンシャルを引き出すことを重視する

ポテンシャルとは、「普段は見ることができない内面に秘めた能力の可能性」を意味しています。緊張しがちなためにコミュニケーション能力が低いと判断するなど表面上の特徴だけにとらわれず、新入社員個々人が持つ特性を引き出すことが大切です。

職種別のカリキュラムと目標を設定する

職種や部署により優先する資質が異なる場合があります。各部署や職種により求める資質をあらかじめ整理しておくことで、優先順位をつけて強化していくカリキュラムや目標を設定していきましょう。資質については、簡単に数値化できる目標ではなく上司や先輩の定性評価による判断となりますが、どうなっていることで目標を満たしているか、どう変ったかを評価することで成長度合を判断していきましょう。また、人間の資質を変えることは簡単なことではありません。短期で結果を出す、変えるということではなく期間を設けて育成を行うことも必要です。


 

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06Schoo for Businessの新入社員研修

Schoo for Businessでは8,000本以上の授業をご用意しており、様々な種類の研修に対応しています。その上、自己啓発にも効果的な内容の講座を毎日配信しているため、研修と自己啓発の両方に対応することができるシステムになっています。研修と自己啓発を掛け合わせることにより、誰かに要求されて学ぶのではなく、自発的に学び、成長していく人材を育成することが可能になります。ここでは、Schoo for Businessの具体的な活用方法と、特徴、さらにはどのようなメリットがあるのかを解説します。

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1.研修と自己啓発を両方行うことができる

Schoo for Businessは社員研修にも自己啓発にも利用できるオンライン学習サービスです。通常の研修動画は、研修に特化したものが多く、社員の自己啓発には向かないものも少なくありません。しかし、Schooの約7,000本にも上る授業では、研修系の内容から自己啓発に役立つ内容まで幅広く網羅しているため、研修と自己啓発の双方の効果を得ることができるのです。

2.Schooの新入社員研修カリキュラム

様々な研修に対応できるSchoo for Businessの研修パッケージですが、もちろん新入社員研修にも対応しています。Schooの新入社員研修パッケージには、新入社員がまず身につけなければならないビジネスマナーや報連相に関する知識から、ビジネスパーソンとして必要なOAスキルやコミュニケーションスキルまでがラインナップされており、新入社員に必要なスキルや知識をこの研修パッケージで網羅できます。

さらに、社員に研修動画を受講してもらった後に、意見の共有会やディスカッションを行うことで、学んだことをより効果的に定着させることができます。

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3.管理画面で受講者の学習状況を可視化できる

Schoo for Businessには学習管理機能が備わっているため、研修スケジュールの作成を容易に行うことができます。さらに、社員の学習進捗度を常に可視化することができる上に、レポート機能を使って学んだことを振り返る機会を作ることも可能です。ここでは学習管理機能の使い方を簡単に解説します。

管理画面の使い方1

まず、Schoo for Businessの管理画面を開き、「研修を作成するという」ページで作成した研修の研修期間を設定します。ここで期間を設定するだけで自動的に受講者の研修アカウントにも研修期間が設定されるため、簡単にスケジュールを組むことができます。

管理画面の使い方2

この、管理者側の管理ツールでは受講者がスケジュール通りに研修を受けているかを確認することができます。もし決められた研修をスケジュール通りに行っていない受講者がいれば注意したり、話を聞くことができるなど、受講者がしっかりスケジュールを守っているかを確認することができます。

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07まとめ

本記事では、新入社員に求める資質について解説しています。新入社員にはどういった資質を持って欲しいか、その特徴や資質を伸ばす際の留意点を解説していますので、今後の新入社員の育成を検討する際の参考にしてください。

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  • 登壇者:高木 一史 様
    サイボウズ人事本部 兼 チームワーク総研所属

    東京大学教育学部卒業後、2016年トヨタ自動車株式会社に新卒入社。人事部にて労務(国内給与)、全社コミュニケーション促進施策の企画・運用を経験後、2019年サイボウズ株式会社に入社。主に人事制度、研修の企画・運用を担当し、そこで得た知見をチームワーク総研で発信している。

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