プレゼンで伝わりやすい話し方とは?意識すべき7つのポイントをご紹介

プレゼンテーションは話し方によって成功が左右されるといっても過言ではありません。どんなに優れた商品やサービスなどを紹介しようとしても話し方次第では魅力が十分に伝わりません。本記事ではプレゼンテーションにおいて伝わりやすい話し方をするために意識すべきポイントをご紹介します。
01プレゼンが重要な理由とは
そもそもプレゼンテーションはなぜ重要なのでしょうか? 苦手意識を持つ人が多いプレゼンテーションですがビジネスマンである以上避けられないケースが多いです。なぜ重要なのか、3つの理由から解説します。
ビジネスの交渉の場で必要不可欠なため
まず第一にビジネスの交渉の場においてプレゼンテーションが必要不可欠であるということが理由に挙げられます。多くのビジネスシーンにおいて交渉はつきものであり、社内の予算会議や社外の人との取引シーン、コンペなどの交渉の場においてプレゼンテーションは必ずといって良いほど登場します。 どんな仕事であれ他者との交渉がない仕事はほとんどないためビジネスマンである以上プレゼンテーションは避けることができません。 その出来次第では交渉がうまくいくこともあれば破談してしまうこともあります。 有利に交渉を進めるためにもプレゼンテーションは非常に重要であるといえます。
自社の魅力を十分に伝えるため
自社のサービスや商品を売り込む際にもプレゼンテーションは必須と言えます。 前述の通り、如何に商品やサービスが魅力的で競合と比較して優れていたとしても、それが相手に伝わらなくては意味がありません。 プレゼンテーションにおいての話し方次第では自社の魅力を必要以上に伝えることもできますし、一方で魅力を全く伝えることができないということもあり得ます。 せっかく優れた商品やサービスであっても相手にその魅力が伝わらなくては意味がないため、話し方を磨いてプレゼンテーションでその魅力を最大限に伝えられるようにしましょう。
自分の成果を正しく認識してもらうため
プレゼンテーションは社外の人との取引や交渉の場において用いられることが一般的ですが、社内で自分の成果を上司や他部署の人に報告する際に使われることも多いです。 自分がどれだけ優れた成績を残せていたとしても、成果を残すに至った背景やその成果が会社にどういった影響を与えたのかなどを正確に伝えることができなければ、正当な評価を受けることができなくなってしまいます。 自らの成果を正しく認識してもらい正当な評価を受けるためにもプレゼンテーションは非常に重要です。
02プレゼンテーションを成功させる3つの準備
プレゼンテーションを成功させるには、主に3つの準備が重要です。ここでは、Schooの講座「伝わるプレゼンのコツ」での内容をもとに解説していきます。
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株式会社スパークスラボ マスタートレーナー
株式会社スパークスラボ マスタートレーナー。国際コミュニケーション学学士、心理学学士。日本航空客室乗務員、研修会社講師を経て、枠に囚われない現場のニーズに即した学びと気づきの場を提供すべく、現会社設立に参画。その後、ホテル インターコンチネンタル東京ベイの研修支配人としても活躍した。心理学やコミュニケーション学に基づいたメソッドをもとに、新入社員研修、接遇研修、管理職研修などを企画から実施まで手がけ、研修を通じ企業の人材育成に携わっている。受講生からは「浅井さんのようになりたい!」との声、ファンレターも多数。スパークスきっての人気講師。 共著に『仕事がデキる人が必ずおさえている謝罪・クレーム対応の鉄則』(インプレスコミュニケーションズ)がある。
行動を促したい相手を明確にする
プレゼンテーションの最大の目的は「相手の行動を促すこと」にあります。授業では、浅井 真紀子先生は「何を伝えたいのかの前に、目的は何で聴き手は誰なのかをまず考えることが重要」としています。 立場や役割、重視している価値観、現在抱えている課題、欲している成果などについて仮説を立てます。可能であれば事前にヒアリングを行い、「こういう条件なら行動につながるか」を確認すると精度が高まります。相手を抽象的に捉えるのではなく、できる限り具体的な人物像として描くことが、説得力あるプレゼンの出発点となります。
構成を組み立てる
プレゼンテーションは、聞き手の感情や認識を変え、行動につなげるための設計が重要です。そのためには、まず最初に結論を示し、「何を伝えたいのか」「何をしてほしいのか」を明確にします。その上で、理由や根拠、具体例を整理し、納得感のある流れを作ります。ここでは、目的から逆算して構成を考える視点が不可欠です。ここで2つのフレームを紹介します。
SDS法
SDS法は「Summary(要点)→Detail(詳細)→Summary(要点)」の順で話を構成する手法です。最大の特徴は、はじめに結論や要点を明確に伝える点にあります。最初に「何が言いたいのか」を示すことで、聞き手は話の全体像を把握しやすくなります。その後、理由や背景、具体的な説明といった詳細を伝え、理解と納得を深めます。最後にもう一度要点をまとめることで、重要なメッセージを強く印象づけることができます。結論→理由→具体例→再度結論という流れは、CMや広告でも多用されており、短時間で相手の理解と行動を促したい場面に適した構成です。
PREP法
PREP法は「Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論)」の頭文字を取った構成法です。最初に結論を示し、次にその根拠となる理由を伝え、具体例でイメージを補強し、最後に再度結論を押し出します。この流れに沿って話すことで、伝えたい主張がぶれにくくなり、話の方向性に迷わず進められます。また、聞き手にとっても情報が整理されて頭に入りやすく、「引き出しに順番に収納される」ような理解が生まれます。論理的で説得力のあるプレゼンを行いたい場面で特に有効な構成です。
話し方を考える
言葉の選び方は、プレゼンの伝わりやすさを大きく左右します。ポイントとして
まず話の流れを予告し、聞き手の理解を助けます。1文は短く区切り、重要なポイントは強調して伝えます。また、抽象論だけで終わらせず、具体例や例え話を用いることでイメージを持たせることが大切です。専門用語を避け、誰にでも分かる平易な言葉を使い、特に重要な点は繰り返して伝えることで記憶に残りやすくなります。言葉は「伝える」だけでなく「動かす」ための道具です。
03よくあるプレゼンで失敗する3つのケース
続いて、プレゼンテーションにおいてよくある失敗してしまうケースも3つ紹介します。ご自分のプレゼンテーションが以下の特徴に当てはまっていないか、振り返ってみましょう。
プレゼンの内容を丸暗記しようとする
一番多い失敗例としてプレゼンテーションの内容を丸暗記しようとしてしまうことが挙げられます。特にプレゼン慣れしていない人に多い失敗例ですが、事前準備を入念にすることを意識するあまり話す内容を丸暗記してそのまま話そうとしてしまうのです。 話す内容を丸暗記してプレゼンテーションに臨んでしまうと、本番で想定外のことが起こってしまったり、話す内容を忘れてしまうとパニックになってしまい、伝えたい主張すら忘れるということになりかねません。 丸暗記しようとするのではなく、伝えたい主張とプレゼンテーションの大まかな流れ、目的をしっかりと意識し後は臨機応変に話せるようにすることが大切です。
資料を読み上げることに集中してしまう
資料を読み上げることに集中してしまい聞き手を全く意識できていないという失敗例も多く見受けられます。 プレゼンテーションにおいて聞き手の反応や理解度によって臨機応変に対応していくことが大事ですが、資料の読み上げに集中してしまうとそれが全くできなくなってしまいます。結果として聞き手を置いてけぼりにしてしまい自己満足なプレゼンテーションになってしまいます。 資料はあくまで話す内容をサポートするものでしかないので読み上げることを意識するのではなく聞き手の方に意識を向けるようにしてください。
想定される質問に備えていない
プレゼンテーションの準備段階で想定される質問に備えていないことによって失敗してしまうケースも非常に多いです。 聞き手にとって質問や疑問が全くないままプレゼンテーションが終わるということはほぼありません。聞き手の質問に万が一答えられないとなってしまってはそれまで如何に順調にプレゼンテーションが進行していたとしても台無しになってしまいます。 想定外の質問が来た際は仕方ないですが事前に想定されうる質問に対してはしっかりと回答を用意し、スムーズに答えられるようにしておきましょう。
04プレゼンテーションの話し方のコツ
Schooの講座「伝わるプレゼンのコツ」では、プレゼンテーションで話す際に、効果的に相手に伝えるためのポイントを「見た目(外見)」と「声のトーン(音)」に分けて解説しています。 ここでは、上記についてさらに詳しく解説していきます。
見た目(外見)
見た目は、話の内容以前に相手へ与える第一印象を左右する重要な要素です。清潔感や場に合った身だしなみは信頼感を高め、視線やジェスチャーなどのボディランゲージは伝えたい意図を直感的に補強します。また、特定の人だけでなく全体に視線を配り話しかけることで、場の一体感が生まれます。こうした外見面の工夫が伝達力を高めるポイントについて解説します。
見た目に配慮する
見た目は、話の内容よりも先に相手へ影響を与える重要な要素です。清潔感のある服装や髪型、場の目的に合った身だしなみは、「この人の話を聞いてみよう」という前向きな受け止めを生みます。逆に、だらしない印象を与えると、内容が正しくても説得力が下がってしまいます。見た目に配慮することは自己主張ではなく、相手への配慮そのものです。
ボディランゲージを織り交ぜる
ボディランゲージは、言葉だけでは伝えきれない感情や意図を補強する役割を果たします。身振り手振り、うなずき、姿勢、視線などを適切に使うことで、話の要点が直感的に伝わりやすくなります。特に重要なポイントではジェスチャーを添えることで印象に残りやすくなります。一方で、動きが多すぎると落ち着きがない印象を与えるため注意が必要です。言葉と動きを一致させ、自然な表現を意識することが大切です。
すべての人に話しかける
ボディランゲージは、言葉だけでは伝えきれない感情や意図を補強する役割を果たします。身振り手振り、うなずき、姿勢、視線などを適切に使うことで、話の要点が直感的に伝わりやすくなります。特に重要なポイントではジェスチャーを添えることで印象に残りやすくなります。一方で、動きが多すぎると落ち着きがない印象を与えるため注意が必要です。
声のトーン(音)
声のトーンは、話の伝わり方を確認する重要な要素です。声の大きさに強弱をつけることで要点が際立ち、聞き手の集中力を保てます。また、高すぎず低すぎない声の高さや、はっきりした活舌は理解度を高めます。さらに抑揚をつけることで感情や意図が伝わりやすくなり、説得力も向上します。声のトーン(音)について解説します。
声の大きさに変化をつける
声の大きさは、常に大きければよいわけではなく、場面に応じた強弱が重要です。重要なポイントでは少し声を張り、補足や前置きでは落ち着いた声量にすることで、聞き手は自然と要点に注意を向けやすくなります。また、あえて声を落とすことで「ここだけの話」という印象を与え、内容への集中を高める効果もあります。声量の変化は、話の構造を分かりやすくし、伝えたい部分を印象づける有効な手段です。
声の高さに注意する
声の高さも、プレゼンテーションの印象を左右する重要な要素です。高すぎる声は軽く聞こえ、低すぎる声は重くなりすぎるため、目的に応じた使い分けが求められます。(「声も高ければいいわけではないですね。かといって低ければいいわけでもないです」)一般に、やや高めの声は親しみや好印象を与え、低めの声は落ち着きや安心感を伝えます。(「低い声というのは、安心感を伝える要素になる」)伝えたいメッセージに合わせて声の高さを調整することで、内容の説得力が高まります。
活舌を意識する
活舌は「何を話すか」だけでなく「どう伝わるか」に直結します。日本語では「あ・い・う・え・お」をはっきり発音することが、聞き取りやすさの基本です。活舌が悪いと、同音異義語の多い日本語では誤解を生みやすく、話し手の印象も軽くなりがちです。信頼感や安心感を伝えたい場面ほど、言葉を明瞭に届ける意識が重要になります。
声に抑揚をつける
抑揚のある声は、聞き手の注意を引きつけ、理解を深めます。一定のトーンで話し続けると内容が単調になり、集中力が低下しがちです。一方で、声を高くしたり、強調したり、間を取ったりすることで、話のリズムが生まれます。こうした変化によって、聞き手は自然と「大事な部分」を察知できます。抑揚は、内容理解を支える重要な表現技法です。
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■資料内容抜粋
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05プレゼンテーションの話し方を鍛えられるSchoo for Business
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伝わるプレゼンのコツ
プレゼンに苦手意識を持つ人向けに、人前で話す際の考え方と具体的なテクニックを学ぶ授業です。講師の浅井真紀子氏が、プレゼンの6大要素(目的・構成・言葉・印象・役割・情熱)「最後は情熱」で伝える大切さを説く、実践的かつ心理的なアプローチが特徴です。
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株式会社スパークスラボ マスタートレーナー
株式会社スパークスラボ マスタートレーナー。国際コミュニケーション学学士、心理学学士。日本航空客室乗務員、研修会社講師を経て、枠に囚われない現場のニーズに即した学びと気づきの場を提供すべく、現会社設立に参画。その後、ホテル インターコンチネンタル東京ベイの研修支配人としても活躍した。心理学やコミュニケーション学に基づいたメソッドをもとに、新入社員研修、接遇研修、管理職研修などを企画から実施まで手がけ、研修を通じ企業の人材育成に携わっている。受講生からは「浅井さんのようになりたい!」との声、ファンレターも多数。スパークスきっての人気講師。 共著に『仕事がデキる人が必ずおさえている謝罪・クレーム対応の鉄則』(インプレスコミュニケーションズ)がある。
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聞き手を惹き込む 「プレゼンの振る舞い」
聞き手を惹きつける「ノンバーバルコミュニケーション(非言語情報)」を学びます。ボディランゲージ、アイコンタクト、間の取り方、声のトーンなど、視覚・聴覚に訴える振る舞い方に焦点を当てた実践的な内容です。単に話すだけでなく、相手の心を掴み「面白かった」と思われるプレゼンを目指します。世界基準のスキルに基づいた、即実践可能な技術を習得できるのが特徴です。
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東京コミュ塾代表/ファシリテーションコーチ/話し方コーチ
4年半の英国駐在中、欧州本社のサプライチェーンマネージャーとしてアジアから欧州全土への輸入販売の責任者となりました。この時のメンバーはそれぞれが個性の強い欧州人。彼らの意見を纏めたり、本社の意向をメンバーに分かりやすく説明するのは至難の業でした。この経験の中で培ったのがファシリテーションスキルです。もちろん初めは上手くいかず、会議は炎上するはプレゼンは途中で遮られるは困難の連続でした。日本風の「和をもって尊しとなす」という考えは世界では通用しませんでした。そこからコミュニケーションスキルを磨くべく会議では毎回ファシリテーター役を担い、プレゼンの機会は逃さず挑戦しました。そうすることで少しずつコツを掴み、全員が納得出来るような分かりやすい話し方や会議を纏めるファシリテーション技術を身に付けることが出来ました。講座では経験の中で培った「実践ですぐに使える!」技術を体系的にお伝えします。世界に通用するコミュニケーションスキルを身につけましょう!
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つい長くなりがちな話をスッキリ簡潔にまとめる「鉄板の法則」を学びます。会議やプレゼンで使える3つのポイントを習得し、「ダラダラ話す」から「相手を動かす短い言葉」への改善を目指します。「紙1枚にまとめる」メソッドの専門家による解説で、シチュエーションに応じた使いこなし方を実践的に学べるのが特徴です。報告や提案を短く、分かりやすく伝えたい方に最適な講座です。
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横田伊佐男 1枚超訳のマーケティングコーチ。約6000商品のプロモーション開発、大手企業100社超のコンサルティング経験を体系化し、「“紙1枚”にまとめる」メソッドをプログラム化、これまでの受講者は、のべ4万人を超える。主著の『最強のコピーライティングバイブル』(ダイヤモンド社)は、Amazonビジネス部門、楽天ブックス、紀伊国屋にて1位の3冠を獲得するベストセラー。著書として、『迷えるリーダーがいますぐ持つべき1枚の未来地図』(日経BP社)他多数。横浜国立大学大学院博士課程前期経営学(MBA)修了。横浜国立大学成長戦略センター研究員、横浜国立大学客員講師、早稲田大学エクステンションセンター講師。CRMダイレクト株式会社代表取締役。
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06まとめ
プレゼンテーションは話し方次第で成功にも失敗にもなりうるものです。自社の魅力や製品の良さをしっかりと聞き手に認識させるためにも話し方には特に意識するようにしてください。 話すことに苦手意識を持っている人は5つの話し方のコツを意識するようにするとプレゼンテーションが上達するはずです。