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画像処理エンジニア検定とは?難易度や重要性、将来性について解説

公開日:2021/09/10
更新日:2021/09/10
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画像処理エンジニア検定とは?難易度や重要性、将来性について解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

画像処理エンジニアは近年ますます注目を集めています。エンジニアのスキル証明はポートフォリオもしくは資格取得が有効ですが、画像処理エンジニアについてはポートフォリオの作成が難しいでしょう。そのため画像処理エンジニア検定を取得してスキルを証明することは非常に有効です。当記事では画像処理エンジニア検定について解説します。

 

画像処理エンジニア検定とは?

画像処理エンジニア検定とは画像情報教育振興協会(略称CG-ARTS協会)が実施する民間資格です。エンジニア向けの資格で画像処理技術を使った開発、設計のスキルを評価する試験です。 日本のものづくりはAI技術により日々進化をしています。画像処理はその進化に必要不可欠な技術であるため、今注目を集めています。検定ではベーシックとエキスパートの2種類の難易度が用意されており、どちらも画像処理において実用的な知識を問う問題内容となっています。

二つの難易度

画像処理エンジニア検定の難易度はベーシックとエキスパートの2種類です。ベーシックは画像処理における基本的な知識をもっていれば合格を狙えるレベルです。一方エキスパートでは出題範囲が増え、より専門的な知識が必要になるため十分な勉強時間の確保が必要になります。産業や学術分野のさまざまな領域において、一定の条件(開発目標・システム環境・予算・作業工程・コストなど)のもと、ソフトウェアや関連するハードウェア、システムの開発ができる能力が求められます。工業分野、医用、リモートセンシング、ロボットビジョン、交通流計測、バーチャルスタジオ、画像映像系製品などのソフトウェアやシステム、製品などの開発を行うための知識を測ります。
参考:CG-ARTS

公式ホームページ上では試験概要について上記の説明が記載されています。

画像処理エンジニア検定ベーシックの試験概要

画像処理の技術に関する基礎的な理解と、プログラミングなどに知識を利用する能力を測ります。

画像処理の基礎的な知識と合わせてプログラミングについての知識も出題範囲です。 試験は年に2回で7月と11月に開催されます。試験日程は1日のみです。指定の受験会場にて60分間の試験です。問題数は10問で100点中70点以上の獲得で合格となります。 試験範囲は以下の通りです。

  • ・デジタルカメラモデル・ビジュアル情報の処理原理についての知識
  • ・画像の濃淡変換処理テクニックに関する基礎知識
  • ・画像の解析の基礎知識
  • ・パターンや特徴を検出するテクニックやパターン認識の基礎知識
  • ・3次元シーンの復元処理についての基礎知識
  • ・システムや周辺機器の基礎知識
  • ・知的財産権や情報セキュリティなどの関連知識

基礎レベルの知識を問う問題が多いですが、エンジニア以外の職種の方にとっては専門用語が多く、難解な内容が含まれています。

画像処理エンジニア検定エキスパートの試験概要

画像処理の技術に関する専門的な理解と、ソフトウェアやハードウェア、システムの開発に知識を応用する能力を測ります。

ベーシックと比べて専門的な知識が必要な上、開発に関する範囲も出題されます。 試験は年に2回でベーシックと同じ日に同じ会場にて行われます。試験時間は80分間の試験で問題数は10問です。こちらも100点中70点以上の獲得で合格です。

  • ・デジタル画像の撮影と画像の性質・色空間
  • ・画素ごとの濃淡変換と領域に基づく濃淡変換
  • ・周波数領域におけるフィルタリングと画像の復元・生成
  • ・幾何学的変換
  • ・2値画像処理と領域処理
  • ・パターン・図形・特徴の検出とマッチング、パターン認識、深層学習による画像認識と生成
  • ・動画像処理、画像からの3次元復元、光学的解析
  • ・画像符号化
  • ・知的財産権

上記が試験範囲です。

画像処理エンジニアの仕事内容

そもそも画像処理エンジニアとはデジタル画像技術の領域に関わる開発や運用を行うエンジニアのことを指します。必要とされる職種や職域は幅広く、現在需要が高まっている仕事の一つです。画像や映像に係る業界や仕事のほかにも印刷、医療、ロボット開発などあらゆる分野において活躍の場があります。 また画像処理にAIを利用することにより多くのデータを集める技術にも注目されています。安全な自動運転の実現には大量のデータを正しく認識させることが重要です。AIに画像データを認識させる分野においても画像処理エンジニアは活躍しています。
参考:CG-ARTS

 

画像処理エンジニア検定は役に立つのか

普段からエンジニアとして仕事をしている方にとって画像処理エンジニア検定はそれほど難易度が高くない資格です。ですが専門用語を覚える必要があり時間を確保して勉強をする必要はあります。では、画像処理エンジニア検定は勉強時間を費やしてまで取得する価値のある資格なのでしょうか。

エンジニアとして就職や転職に役に立つ

画像処理の知識やスキルを有している証明は就職や転職の際に一定の評価を受けられるでしょう。また、工業分野や医療分野、リモートセンシング、ロボットなども試験範囲となるため各業界においての実用的なスキルの証明にもなります。 資格取得による独占業務はないため、資格を取得したからといって独立ができるといった類の資格ではありません。しかし、今後ますます注目を集めていく分野でもあるため仕事を探す際には有利になることは間違いないでしょう。

画像処理エンジニアのニーズは高い

日本全体でエンジニアなどのAI人材が不足しています。なかでもロボット技術やデータ解析、ディープラーニングなどの技術に画像処理エンジニアの存在は欠かせません。これから世界を変えていくあらゆる技術の根幹を支える技術として高いニーズがあります。

フリーランスとしての仕事受注にも効果的

エンジニアとしての実務能力を証明する方法は資格とポートフォリオです。しかし、画像処理エンジニアとして勤務していても実績を表したポートフォリオを用意することは困難でしょう。そのため、信頼性を高めるために資格を有しておくことは非常に効果的です。 対外的にスキルを認められている人材であれば業務を依頼されやすくなります。今後、よりニーズが高まる分野でもあるためフリーランスの需要も高まってきます。その際には資格が効果を発揮するでしょう。

 

画像処理エンジニア検定の難易度

ベーシックもエキスパートもほかの資格試験と比べそれほど難易度は高くありません。しかし、受験者は普段から画像処理に携わっている人やエンジニアとして活動している人が多いため一概に比較はできないでしょう。初学者が合格を目指す際には、プログラミングの基礎知識から学ぶ必要があるため、試験範囲以上の内容を勉強する必要があります。 また独学で勉強することが一般的です。専門性が高く、ほかの資格と比べ受験者数が多くないため講座が充実していないのも一つの理由です。参考書や試験対策講座があるため独学でも十分合格が狙える資格です。

画像処理エンジニア検定ベーシックの難易度

合格率は約6割です。情報系の基礎知識がある場合は30時間程度の勉強時間が必要といわれています。しかしまったく基礎知識がない初学者の場合、専門用語を理解するところからのスタートになるため50時間以上は確保しておきたいところです。

画像処理エンジニア検定エキスパートの難易度

合格率は約3割です。合格率を見ると難易度が高く見えますが、受験資格を必要としていないため初学者含め受験者の知識レベルはさまざまです。受験資格を必要とする資格試験において合格率3割は難易度が高いといえますが、誰でも受けられる資格のため一概に難易度が高いとはいえないでしょう。 必要勉強時間は50時間以上と言われています。ベーシック以上に専門知識が必要になるため、初学者が初めからエキスパート合格を目指す場合には100時間程度の勉強時間は確保しておきたいところです。

 

画像処理エンジニアの将来性

画像処理エンジニアは将来より需要が高まると言われています。AI技術が進化する際に必要なスキルであり、今後あらゆる産業においてAIが浸透していくと考えられているためです。そもそも画像処理エンジニア検定の前身は1993年に設立された画像情報技能検定です。その後2005年には民間資格に変わり2010年には級位が廃止され現在の形態となっています。今の試験体制になってからも試験内容は年々変化しています。AI技術の進化は早く、新しい技術への対応が求められるからです。そのため、資格試験取得後も継続的な情報収集と勉強は欠かせないでしょう。

画像処理エンジニアは希少で年収が高い

画像処理エンジニアの年収相場は約519万円です。平均年収と比べて高い水準を維持しています。

しかし、画像処理エンジニアは基本的な開発スキルや専門言語を習得していることが多い職種です。画像処理の技術をほかのプログラミング言語や既存のスキルと組み合わせることでより希少性が高くなり、年収増も期待できるでしょう。
参考:fabcrossエンジニア

将来的にも需要は望める仕事

今後需要は一層高まると予測されています。特にディープラーニング活用型画像処理ソフトウェアの市場は2018年で約30億円でしたが、2022年には204億円に達すると考えられています。
参考:株式会社富士経済

 

まとめ

エンジニアの検定は数多くありますが、そのなかでも画像処理検定は注目度の高い資格です。エンジニア以外の職種の方には馴染みの薄い資格ではありますが確実に需要は高まっています。今後より重要性が高まってくると予測されるため、早めに取得するのに越したことはないでしょう。これを機に検討してみてはいかがでしょうか。

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