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VUCAとは?注目される理由や必要なスキルについて解説する

公開日:2021/08/26
更新日:2021/09/09
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VUCAとは?注目される理由や必要なスキルについて解説する | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

時代の変化が激しい昨今、予測不可能な時代に入ったと言われています。この時代には、何が必要なのでしょうか。本記事では、予測不可能な時代だからこそ必要となるVUCAの概念と必要な4つの視点について解説していきます。

 

VUCAとは

VUCAとは、「先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態」を意味する俗語です。元々は1990年代後半に軍事用語として利用された用語で、2010年代に入ると、昨今の変化が激しく先行き不透明な社会情勢を指して、ビジネスシーンにおいても使われるようになりました。

VUCAは、以下の4つの単語の頭文字をとった造語です。

  • ・V(Volatility:変動性)
  • ・U(Uncertainty:不確実性)
  • ・C(Complexity:複雑性)
  • ・A(Ambiguity:曖昧性)
 

VUCA時代の変化

では、VUCA時代とも言われる昨今では、どのような変化が起きているのでしょうか。これまでも不透明な時代、変化が激しい時代と呼ばれる時代がありました。では、今回起きている時代の変化とは具体的には、どのような変化なのでしょうか。次に、時代の変化がどうおきているかについて解説していきます。

モノづくり社会の限界

1950年代から日本を支えてきたの製造業です。しかし、モノが溢れコト社会への推移にともなって、停滞が懸念されています。日本経済を支え続けてきた製造業は変化の岐路きています。日本の根幹産業が危機に瀕していることは、これまでの時代変化とはと大きく異なる点です。日本では、低迷している製造業ですが北米はやアジアの企業は伸び続け、欧州の企業はアップダウンを繰り返しながらも結果的には伸びています。日本だけにおきている変化は、今までにはなかった特徴のある変化です。

終身雇用の終焉

日本の雇用制度の柱であった終身雇用制は終焉を迎えています。年功序列制の賃金の廃止などもあり長く勤めることが美徳ではなく、いかに生産性をあげるかがテーマとなってきていることも大きな変化の1つです。人生100年時代が到来し、長く働き続けることを希望する人が増えても、同じ職場で働き続けることができな可能性も出ています。このような変化は、ここ数年来の変化であり、それ以前にはありませんでした。

デジタル社会への推移

働き方の多様化が進み、リモートワークなどの促進を受け、デジタル社会への変化が急激に進んでいます。従来の対面式会議はWEB会議となり、事務所に出勤することなく業務運営ができる環境が整いだしています。デジタル社会への推移も急激に進む中、より利便性の高い商品の販売なども繰り広げられている点も、ここ数年来におきた大きな変化の1つです。

グローバリゼーション

グローバリゼーションの推進により、国という垣根を超えた政治・文化・経済などが動く時代となりました。ひとつの情報があっという間に世界中に広がる時代は、情報化社会の一つの効果であるとも言われ、私たちの生活をも大きく変える要素となっています。この動きによりビジネス社会もグローバル化が加速し、国内だけでサービス展開をすることに限界を感じている企業も増えてきました。同時に、競争力がなくては生き残れない時代となったことで企業単位だけはなく個人単位での競争力強化が必須とされています。

 

VUCAの4つの視点

次に、VUCAの4つの視点を解説していきます。VUCAを構成している4つの視点を理解することで、VUCAについての理解を深めると同時に、本質的な意味合いを理解していきましょう。そして、なぜビジネスの世界においてVUCAが重要視されているかについても理解していくことが大切です。

Volatility(変動性)

Volatilityは「変動性」「激動性」を意味します。これまでは、大きな力やお金を持った組織が多額の広告費を支払うことでテレビやラジオ、新聞や雑誌、電車の中吊り広告など様々な媒体を通じて自社の商品やサービスを紹介していきました。その結果、販売促進の方法が確立し、時には流行を作り出してきました。しかし、現在では、個人による情報の受発信が可能となり、消費者側が主体で情報を入手し、取捨選択を行う時代となりました。その時代に合わせた手法や、主流となる媒体の成長によって、売り手と買い手の関係性は変化します。このような変動、流動性に対応できることが求められます。

Uncertainty(不確実性)

Uncertaintyは「不確実性」を意味します。経済や社会がグローバル化することで世界は大きな発展をとげた影響がある中で、互いに強く関係し合うことより、一つの国の経済的ダメージが世界規模に発展することもあります。このような状況では、世界中のどこかで何かが起きる不安が起きています。こうした予測しきれない「不確実性」に対応していかなければならない時代となりました。

Complexity(複雑性)

Complexityは「複雑性」を意味します。グローバル化にともない競合や協働の関係が世界規模となり、市場も世界各国を紐づけた変動性、多様性、細分化の促進も相まって、非常に複雑な関係性が構築されています。この複雑化した社内の中でビジネスを成功させるには、より一層の変動性のあるビジネス展開が必要になってきています。

Ambiguity(曖昧性)

Ambiguityは「曖昧性」を意味します。Volatility(変動性・激動性)によって、商品やサービスの需要がいつまで続くかの見通しを立てることが困難になり曖昧な状態が続くビジネス環境が構築されています。Ambiguityは不透明性と訳されることもあり、その意味合いは同じとして使用されています。

 

VUCA時代の意思決定方法「OODAループ」

仕事のサイクルとしは、PDCAが一般的ですが、変化の早いVUCA時代に対応するフレームワークとして「OODA(ウーダ)ループ」が注目されています。OODA(ウーダ)は、元々はアメリカ空軍の意思決定に取り込まれていた理論です。次に、このOODAについて解説していきまそう。

OODA(ウーダ)ループとは

OODAとは、「観察する(Observe)」「状況を理解する(Orient)」「決める(Decide)」「動く(Act)」の頭文字をとった単語です。4つの意味は、以下の通りです。

  • 《OODA(ウーダ)ループ》
  • ・観察する(Observe):市場や顧客など外部環境をよく観察し「データ」を収集する。
  • ・状況を理解する(Orient):集めた生データを基に、今何が起きているのかを把握・理解する
  • ・決める(Decide):理解した状況に対して、具体的な方針やアクションプランを決定する
  • ・動く(Act):プランを基に、実行に移す

OODAループが注目される理由

変則不可能な時代だからこそ、OODAループは観察と状況判断から始まり、そしてそのフェーズを重要視します。VUCA時代には、すべてを計画通りに行うことは以前よりも格段に難しくなっており現場で状況を的確に判断し、柔軟に対応していくことが必要になっています。

 

VUCA時代の人材育成方法

最後に、VUCA時代の人材育成方法について解説していきます。予測不可能な時代だからこそ、人材育成を行うことで変化に対応できる人材を育てる必要があります。この時代にあった人材育成方法を選択し、確実な人材育成を行っていくためには、その方法を複合化して行う必要があると理解しておきましょう。

OJT(On The Job Training)

OJTとは、現場の仕事を通して社員を育成する手法です。職場に配属後、その部署の先輩社員あるいは上司が指導していきます。実際に手本を見せ、社員に取り組ませ、フィードバックすることで業務経験と業務知識を習得していきます。最新の手法を学ぶことができること、実務にそっていることで研修後には即戦力として活躍することができます。

OFF -JT(Off The Job Training)

OFF-JTとは、職場を一時的に離れて行う教育訓練(研修)のことです。新入社員教育・管理職研修などの階層別研修、IT研修のようなスキル取得型研修、メンタルヘルス研修・コンプライアンス研修などナレッジ学習型の研修があります。座学型の研修となり、会社の変化や時代、外部環境の変化などに対応する知識習得に有効です。

自己啓発支援

企業が、業務上必要な知識を身に付ける社員を支援する制度です。多くは、実務に関係性のある分野に限定して支援を行いますが、VUCAの時代では、さまざまな気付きのために敢えて業務外の知識習得を支援する場合もあります。業務外に視野を広げるきっかけ作りとなり変化に対応できる知識を習得するメリットがあるとされています。

体験型研修

現在増えている研修形態が体験型研修です。新興国に出向き、現地の企業で働きビジネス上の課題をこなす研修です。激変する環境下で取り組むため社員の大きな成長が期待できます。時代の変化や文化の違いを目の当たりにし、自社での業務の違いや可能性についての発見を期待する研修形式です。グローバル化する社会の中で、自分自身の目で見た国内との違いは帰国後に大きな財産となります。

 

まとめ

本記事は、VUCAをテーマに概念の理解や社員育成の観点について解説しています。予測不可能な時代だからこそ、その時代にどう対応していくべきかを企業は考える必要性があります。また、働く側も変化に遅れないように知識の習得や変化への対応力をあげていく必要があることを理解し、変化を受入れていきましょう。本記事が、そうした変化を受入れるきっかけとなり時代を生き残れるための情報源となれれば幸いです。より一層変化が訪れる時代だからこそ、変化を楽しんでいきましょう。

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