公開日:2022/10/06
更新日:2022/11/16

21世紀型スキルとは?注目されている理由や育成するための方法について解説

21世紀型スキルとは?注目されている理由や育成するための方法について解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

変化の激しい時代において求められるスキルは従来とは異なることも多いです。21世紀の時代に求めるスキルを把握しておかないと、研修などでの適切な社員育成ができなくなってしまいます。本記事では21世紀型スキルとは、21世紀型スキルの種類、21世紀型スキルの育成方法、などについて解説します。

 

0121世紀型スキルとは?

21世紀型スキルとはこれからの時代に適応するために必要なスキルの総称です。21世紀型スキルは国際団体ATC21sによって定められました。日本の文部科学省も21世紀型スキルを身につけることの重要性を「21世紀にふさわしい学校や学び、学校教育の情報化が果たす役割等について」の資料の中でまとめています。

21世紀の情報社会では、情報想像力や批判的思考力、問題解決力、コミュニケーション力、プロジェクト力、ICT活用力などのスキルが求められていくと文部科学省の資料で解説されています。また、こういったスキルは従来の学校教育では身につけることが難しく、学習環境やカリキュラムも見直していく必要もあるとしています。

▶︎参考:文部科学省「21世紀にふさわしい学校や学び、学校教育の情報化が果たす役割等について」

21世紀型スキルと従来のスキルの違い

21世紀型スキルの特徴として「考える力が強く求められる」というものが挙げられます。これまでの日本の教育は、知識や教養を身につけることが中心でした。今後は思考力や分析力、柔軟さなど、状況に応じて何をすべきか考えるスキルを身につけるための教育が必要であると、文部科学省の資料でも語られています。

21世紀型スキルが注目されている理由

21世紀は20世紀までと比べて変化の激しい時代であると言われています。働き方や求められるスキルはもちろんのこと、IT技術の発展から、人々の価値観の変化やトレンドの移り変わりが激しいといった特徴があります。

このような変化が激しい時代においては、従来の常識や経験が通用しない場面も多いため、状況に応じて柔軟に対応するための「考える力」が必要になってきます。21世紀型スキルが注目されているのには、こういった背景があるのです。

 

0221世紀型スキルの種類

21世紀型スキルと一口にいっても様々なスキルがあります。21世紀型スキルは大別すると次の4つに分けることが可能です。これら4つのスキルをバランス良く身につけることが、変化の激しい時代に適応するために重要です。

  • 1.思考の方法
  • 2.仕事の方法
  • 3.仕事のツール
  • 4.社会生活

1.思考の方法

1つ目は自ら解決方法を導き出すための思考力です。21世紀においては以前よりも考える力の重要性が高まっていると言えます。自分で課題を解決し、解決するためのフローを考え実行できるだけのスキルが社員一人ひとりに必要です。思考力を高めるには、論理的思考力や批判的思考力を高めたり、メタ認知を鍛え自分の思考状況を客観的に見る力を養ったりすることが重要になります。社員の思考力が高まると、新規プロジェクトが立ち上がりやすくなったり、イノベーションが起こりやすくなったりして、事業が停滞した際に打破しやすくなると言えるでしょう。

2.仕事の方法

2つ目は他人と協力して仕事をこなしていくためのスキルです。仕事を行ううえで重要なスキルにコミュニケーション能力やチームワークがあります。21世紀ではコミュニケーション能力やチームワークがさらに求められてきます。同じ部署の人達だけでなく、部署同士で連携してプロジェクトを行ったり、企業同士で共同解決を行ったりすることが重要になります。異なる価値観や考え方を持つ人とも積極的に関係性を築ける能力が必要です。

3.仕事のツール

3つ目は仕事で扱うツールを使いこなすためのスキルです。21世紀は技術の進歩が早くなっており、新しいITツールが次々と誕生しています。競合他社が生産性の面で負けないためにも、最新のITツールを導入して業務効率化を図ることが求められます。ITツールを使いこなすためには、社員一人ひとりが情報リテラシーを高めなくてはいけません。ソフトウェアやパソコン操作に苦手意識のある方は、21世紀の業務についていけなくなる可能性があります。

4.社会生活

4つ目は社会生活を健全に営むためのスキルです。昨今は様々な人々や多様性のある考え方を受け入れることが求められています。また、変化の激しい時代においては、自分の考えに拘らず、時代に合わせてアップデートしていくことが重要です。新しい考え方を柔軟に取り入れられる人の方が、幅広い視点から新規事業のアイデアなどを考えられます。

 

0321世紀型スキルの基礎となるスキルについて

21世紀型スキルの重要性に関してお分かりいただけたかと思います。しかし、21世紀型スキルは一朝一夕に身につけられるものでもありません。また、社会人としての土台となるスキルがないと、21世紀型スキルを培っていくのは難しくなります。そこで21世紀型スキルの基礎となる「社会人基礎力」について解説します。「社会人基礎力」とは次の3つを指します。

  • 1.前に踏み出す力
  • 2.考え抜く力
  • 3.チームで働く力

▶︎参考:経済産業省「人生100年時代の社会人基礎力」

1.前に踏み出す力

社会人には前に踏み出し積極的に物事に取り組んでいく力が求められます。ただ言われた仕事をこなすだけでなく、自分で新規プロジェクトの提案を行いそれに取り組むなど、積極性がないといけません。また、仕事で失敗したり顧客から失望されたりすることがあっても、粘り強く取り組むことも重要になります。失敗から改善点を見つけ出し、再度挑戦できるだけのメンタルの強さも社会人には必要です。

2.考え抜く力

社会人には、状況を冷静に分析し目的や課題を明らかにするための考え抜く力も必要です。論理的思考力を身につけ物事を順序良く考えられるようにし、思いついた解決策に問題や矛盾点がないか客観的に確かめられるようにならなくてはいけません。また、問題解決のためにどういう道筋を辿っていくべきか、プロセスを思いつく力も必要です。このような考え抜く力は、新しいアイデアや発想を思いつくための基礎力にもなります。

3.チームで働く力

社会人にはチームで協力して働くための協調性が求められます。自分の意見を分かりやすく伝えるこめのコミュニケーション能力や、相手の話から言いたいことを汲み取れるだけのヒアリング能力は社会人の基礎スキルと言えます。このようなスキルを磨くことで、チーム間での意思疎通がスムーズになり業務効率化に繋がるでしょう。また、チーム外や社外の人とも協力を図っていくための基礎力にもなります。

 

0421世紀型スキルを育成する方法

現在社会人として働いている方は、当然21世紀型スキルを身につけるための学校教育を受けていません。そのため、これからの時代に適応できなくなってしまう可能性があると言えます。人事部や教育担当者の方は、企業全体の生産性を高めるためにも社員のスキルを育成することが重要です。21世紀型スキルは社会人になってからでも十分高めることができます。21世紀型スキルを育成する方法には次の4つのようなものがあります。

  • 1.研修によって情報リテラシーを高める
  • 2.1on1ミーティングを導入する
  • 3.コミュニケーション研修を導入する
  • 4.思考フレームワークを導入する

1.研修によって情報リテラシーを高める

21世紀型スキルを育成するには、外部研修を活用し情報リテラシーを高めることが重要です。ExcelやWordなどのソフトや業務システムを使いこなし業務を円滑に進める能力は21世紀において必須と言えます。また、ITパスポートなど情報リテラシーを高めるために有効な資格の取得を支援する制度を設けるのも良いでしょう。

2.1on1ミーティングを導入する

1to1ミーティングを行うことは、思考力や主体性を高めるうえで有効と言えます。1to1とは部下と上司が1対1で定期的に行う面談のことであり、業務での課題や今後のキャリアプランなどについて話し合います。1対1で会話することで、現状に真摯に向き合うことができると共に、思考を言語化できるため考える力の育成につながります。

3.コミュニケーション研修を導入する

21世紀においてはコミュニケーション能力の重要性が更に高まるため、コミュニケーション研修を導入することも重要になります。事業の規模が大きくなれば、他企業にアウトソーシングしたり共同で新商品開発を行ったりすることも増えるため、社外とのやり取りを円滑にするためのコミュニケーション能力も必要です。そこで、外部のコミュニケーション能力を導入し、企業の中だけではなく社会全体で使える意思疎通の手段やツールの活用方法を学ぶことが重要です。

4.思考フレームワークを導入する

これからの時代には考える力がより求められるようになります。とはいえ、思考力を身につけるのにはある程度時間がかかります。そこでおすすめなのが、業務において思考フレームワークを導入することです。フレームワークを導入することで、どのような手順で思考を巡らせていくべきか分かるようになります。フレームワークの代表例としてはPDCAやSWOTなどがあります。フレームワークを導入することで、社員の自己解決力が高まり、次のステップに進みやすくなります。

 

0521世紀型スキルを向上させるSchooのオンライン研修

Schoo for Businessは、国内最大級7,000本以上の講座から、自由に研修カリキュラムを組むことができるオンライン研修サービスです。導入企業数は2,700社以上、新入社員研修や管理職研修はもちろん、DX研修から自律学習促進まで幅広くご支援させていただいております。

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21世紀型スキルに関するSchooの講座を紹介

Schooは汎用的なビジネススキルからDXやAIのような最先端のスキルまで、7,000本以上の講座を取り揃えております。この章では、21世紀型スキルに関する授業を紹介いたします。

本当に必要なビジネススキルとは

リクルートの住宅領域の新規事業であるスーモカウンター推進室室長時代に同事業を6年間で売上30倍、店舗数12倍、従業員数を5倍にした立役者として活躍され、現在は株式会社中尾マネジメント研究所 代表取締役社長の中尾隆一郎さんに、著書『最高の成果を生み出すビジネススキル・プリンシプル』(フォレスト出版)をもとにお話いただき、受講生のみなさんと一緒にどう活用していけるのか考え・自分の力にできるよう習得できることを目指す1時間です。

 
  • 中尾マネジメント研究所 代表取締役社長

    中尾マネジメント研究所 代表取締役社長 兼 LIFULL取締役、旅工房 取締役、博報堂フェロー、東京電力フロンティアパートナーズ 投資委員、LiNKX監査役。2019年中尾マネジメント研究所を、自律してマネジメントできる経営リーダを育成するために設立。仕事をするスタンスとして、世の中に役立つ会社の世の中に役立つテーマである事。そして当社が役立てる内容、形で、『気持ちの良い方々と一緒』にプロジェクトを進められる事を大事にしています。リクルートグループ29年間でIT会社社長、住宅領域での事業開発担当執行役員などを通じて事業執行、事業開発、管理会計、マーケティング、人材採用、組織創り、KPIなどのスキルを習得。著書として『最高の結果を出すKPIマネジメント』12刷。『「数字で考える」は武器になる』6刷など13冊。最新刊として『世界一シンプルな問題解決』を2022年2月19日発売。

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ニューノーマル時代に必要とされる「問う力」とは

この授業では、8月9日に発売された書籍『「問う力」が最強の思考ツールである』の著者である井澤 友郭先生を講師にお招きし、これからの時代に必要となる「問う力」とは何かについて、対話や学びを深めるための問いのつくり方について教えていただきます。

 
  • こども国連環境会議推進協会 事務局長

    1974年生まれ。二児の父。2003年から「持続可能性」や「危機管理」をテーマに、各地の学校や企業、自治体などにワークショップなどの教育コンテンツを提供。2016年から持続可能な開発目標:SDGsをテーマに理念浸透や新規事業開発、地域活性化を目的としたプログラムを多数開発しながら、ファシリテーション講座なども開催している。進行役として年間200回以上登壇、延べ4万人以上の学生・社会人を育成してきた。プログラムは、講義など一方的な知識伝達のスタイルではなく「他者理解」と「合意形成」そして「主体形成」が育成される実践的ワークショップとして定評がある。領域:人材開発、21世紀型能力開発、SDGs、ビジョン形成、理念浸透

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06まとめ

21世紀型スキルを身につけることは変化の激しい時代を生き抜く上で重要になるため、人事部の方は社員育成を行う際に意識することが求められます。外部研修も上手く活用し、ITスキルやコミュニケーションスキルなどを高めることも検討した方が良いでしょう。

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