アップスキリングとは|リスキリングとの違いや効果的な方法を紹介
アップスキリングとは、従業員のスキルの向上を助長することです。 本記事では、企業がアップスキリングに取り組むべき理由や、アップスキリングを取り入れる際の注意点について解説します。
01アップスキリングとは
アップスキリングとは、既存の従業員が新たなスキルや知識を習得し、職務遂行能力を高めることを指します。技術の進化や業務の高度化に伴い、従業員が今後の業務に必要なスキルを磨くことで、組織全体のパフォーマンス向上や競争力の強化を目指します。これにより、従業員は新たな役割や責任を果たす準備が整い、企業は持続的な成長を支える人材の育成が可能となります。
リカレントとの違い
リカレントとは、生涯にわたって教育と就労のサイクルを繰り返す教育システムのことを指します。 正確に表現すると、義務教育や高校・大学での学びを終えて社会人になってからも学ぶことをやめず、新たなスキルや知識を取得するために教育を受けていくことをいいます。 リカレント教育を最初に提唱したのは、スウェーデンの経済学者であるゴスタ・レーンです。1970年代に、国際経済全般について協議する機関「経済協力開発機構」で取り上げられ、リカレント教育の構想が脚光を浴び、世界的に広まりました。 海外では有給教育制度など、リカレント教育を受けるための制度が充実していますが、日本ではまだあまり浸透していません。そのため就労しながら大学の夜間開講制度や通信教育を受けたり、企業の研修を受けたりしなければならないのが現状です。これもリカレント教育のひとつとみなされています。
リスキリングとの違い
アップスキリングと並んで使われる言葉に、「リスキリング」があります。 「リスキリング」とは新しい職業に就くため、あるいは今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、企業が従業員に必要なスキルを獲得させることを指します。 もともとは、職業能力の再開発や再教育という意味合いで使われてきた言葉でしたが、世界規模で拡大するデジタル化に伴って生まれる新しい職業や、仕様が大幅に変わった職業に就くために、新たな知識やスキルを習得することを指すようになりました。
02アップスキリングが必要とされる理由
アップスキリングは、企業にとっても労働者にとっても「生き残り」に欠かせない戦略のひとつとされています。なぜならば、事業において新たな価値を生み出し続けるには、企業が従業員の能力・スキルを再開発するための組織的な仕組み作りが必要とされているためです。ここでは、自社におけるアップスキリングの必要性について詳しく紹介します。
企業を取り巻く変化に対応するため
現在のビジネスシーンでは、市場に飛び交う情報の量とスピードが飛躍的に上昇しているだけではなく、異分野同士のコラボレーションが新たなビジネスを創造しています。常に新しいものに迅速に対応する能力は、あらゆる企業に求められるようになり、現代ビジネスの流れに乗り遅れるのは、企業の存続にも関わる重大な問題だと考えられるようになりました。 急激に変化する時代や環境の変化に対応するためにも、アップスキリングは企業にとって欠かせないものだと考えられています。
デジタル化を促進するため
企業のDX推進が加速していることも、アップスキリングが注目を浴びる理由のひとつです。近年、急成長を遂げるAIの発展により、ロボット技術やロボティクスなどに関連する新たな職業は、今後大きく増えていくことが予想されています。これに伴い、デジタル技術を取り入れたことで仕事の進め方が大幅に変わる職業も少なくありません。こうした環境変化に適応するためにも新たなスキルを習得すること、すなわちアップスキリングが必要だと考えられるようになりました。
社内に新しいアイディアが生まれる
アップスキリングにより、従業員が新しいスキルを習得することで、社内に新しいアイデアが生まれやすくなります。アップスキリングをうまく活用できれば、社内に新しい風を吹き込めるようになり、事業の陳腐化や時代の移り変わりによる経営悪化を防ぐことが可能となります。
自律的な人材を育成するため
自律的な人材とは、みずからの価値観に基づいて考え、判断・行動して成果を出せる人材のことをいいます。上司から細かい指示を受けなくても、自分の役割を理解し、やるべき業務を見つけて仕事を遂行できる点が特徴で、自律的な人材が増えるほど組織の生産性の質は高まると考えられています。また、すべての企業の従業員には、より強いリーダーシップ力も求められています。それはチームメンバーなどを巻き込み、学び続ける意欲を掻き立て、やる気にさせる能力と、テクノロジーの導入と活用への適切な判断ができる能力です。 アップスキリングを経ることで、仕事の生産性や業務の難易度は大幅に向上します。変化の激しい現代社会において、アップスキリングは自律的な人材を育成し、企業・組織にとって今後の重要な施策となると考えられているのです。
03アップスキリングの5つのステップ
アップスキリングは、5つのステップに沿って取り組みます。定められた5つのステップに沿って展開することで、課題の発見、目標、行動計画の設定、見直しを、従業員本人が自主的に取り組むようになり、その過程の中で自然と課題解決能力を高められるのです。以下ではアップスキリングの5つのステップについて紹介します。
スキルの特定と測定
まず「未来のスキルを特定」します。今後どのようにビジネスを展開していくのか、企業の方針を明確にし、そのうえで社員に必要なスキルを定義します。次に「スキルを測定」として、自己申告や360度調査などを元に、現在社員が持っているスキルを洗い出します。
目標設定とマッピング
スキルの測定が済んだら、「個人ごとにアップスキリングの目標設定」を行います。それをもとに「学習をスキルにマッピング」をします。一人ひとりの目標とスキルレベルに合わせて、学びの場を提供することで、アップスキリングの効果をより高めることが狙いです。
学習計画の設計と実施
スキルを測定し、目標設定ができたら、どのような学習方法で学びを深めていくかを決めましょう。教材やオンラインコース、講師など、学習に必要なものをリサーチし、自分に合ったものを選択してください。加えて、学習の進捗を追跡するためには、目標やマイルストーンに対する進行状況を記録しましょう。定期的に振り返りを行い、進捗や課題を評価し、必要な調整を行います。また、学習計画の実施においては、モチベーション維持の方法を検討することも重要です。興味・関心のあるトピックを選ぶことや学習仲間、サポートシステムを見つけることでモチベーションを高めることができます。
アップスキリングの進捗の測定
続いて「アップスキリングの進捗」を測定します。実施した学びについて、本当にそのスキルが身についたかどうかを確認します。この際スキル測定時に使用したツールを用いて定期的に測定を行うのがポイントで、自分の進捗を客観的に把握することで、課題に対する取り組み方の変化を促します。
学んだことを実際の業務で実践する
アップスキリングで学んだ知識やスキルを実践するには、関連プロジェクトに参加し、実際の業務で積極的に取り組むことが重要です。メンターからのフィードバックやチームとの協力を活用し、継続的な学習と最新情報の追跡を行いましょう。このようなアプローチを通じて、自分自身の成長と組織への貢献を実現することができます。
04社内にアップスキリングを取り入れる方法と注意点
ここまでで、企業がアップスキリングに取り組むべき理由や、そのメリットについてご理解いただけたかと思います。ここからは、社内にアップスキリングを取り入れる方法と注意点について解説します。ぜひ、自社の運用開始時の参考にしてください。
必要な業務に応じた研修を実施する
必要な業務が明確になったら、そのスキルを習得するために必要な研修内容を計画します。 また、研修が終了したら、参加した従業員や担当者から研修の満足度や不満点、改善点、効果などを確認し、次回以降の研修に反映できるようにまとめましょう。
従業員のモチベーションが維持される仕組みを作る
アップスキリングに取り組む従業員の中には、途中でモチベーションが下がる人もいます。アップスキリングは継続することで効果を発揮するため、モチベーションが維持される仕組みを考えることも肝要です。「同志を集めて取り組ませる」「インセンティブを用意する」など、アップスキリングに取り組みたくなる仕組みを設け、従業員が継続してスキル向上に励める環境を整えましょう。
長期目線で研修後もフォローアップする
フォローアップとは、すでに始めたことや習ったことに対して、それを強化したり効果を認識したりするために、ある程度時間が経ってから繰り返し行うことを意味します。 従業員の帰属意識を高め、生産性を向上させるためにも、研修終了から一定期間経過後にフォローアップを行い、研修の効果をよりよいものにしましょう。
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■資料内容抜粋
・大人たちが学び続ける「Schoo for Business」とは?
・研修への活用方法
・自己啓発への活用方法 など
05アップスキリングならSchooビジネスプラン
Schooビジネスプランでは約8,500本の授業をご用意しており、様々な種類の研修に対応しています。その上、自己啓発にも効果的な内容の講座を毎日配信しているため、研修と自己啓発の両方に対応することができるシステムになっています。研修と自己啓発を掛け合わせることにより、誰かに要求されて学ぶのではなく、自発的に学び、成長していく人材を育成することが可能になります。ここでは、Schooビジネスプランの具体的な活用方法と、特徴、さらにはどのようなメリットがあるのかを解説します。
1.研修と自己啓発を両方行うことができる
Schooビジネスプランは社員研修にも自己啓発にも利用できるオンライン学習サービスです。通常の研修動画は、研修に特化したものが多く、社員の自己啓発には向かないものも少なくありません。しかし、Schooの約8,500本にも上る授業では、研修系の内容から自己啓発に役立つ内容まで幅広く網羅しているため、研修と自己啓発の双方の効果を得ることができるのです。
2.自発的に学ぶ人材を育成できるSchooの講座
上記でも説明したように、Schooでは約8000本もの動画を用意している上に、毎日新しいトピックに関する動画が配信されるため、研修に加えて自ら学び、成長する人材の育成が可能です。近年の社会のグローバル化やテクノロジーの進化などにより、企業を取り巻く環境が刻々と変化しています。それに伴い、社員の業務内容や求められるスキルも早いスパンで変化しています。このような予測のつかない時代の中で会社の競争力を維持するためには、社員一人一人が自発的に学び、成長させ続けることができる環境、いわば「学び続ける組織」になることが必要です。
Schooビジネスプランの講座では、体系的な社員研修だけでなく、自己啓発を通じて自発的に学び、成長できる人材を育成することが可能です。
ここでは、階層別に自律型人材育成に活用できるカリキュラムをご紹介します。
新入社員向け研修ラインナップ
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若手社員向けのロジカルシンキングに必要な思考法について学ぶカリキュラムです。 論理性を高めて業務を遂行していく際に必要な思考法について解説していきます。
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社会人としてのマインドセットを習得するためのカリキュラムです。 「思考」「実行」の2つの視点で、すぐに現場で実践できるビジネスに必要な力を学びます。
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見やすいグラフやスライド資料の作成方法を学ぶカリキュラムです。 独学で悩みがちの本テーマを、具体例や実践例を交えながらお伝えします。
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Excelの基礎技術を学習するためのカリキュラムです。 見やすいグラフの作成方法や、よく使う関数などを解説します。
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ビジネス文書やメール作成ついて学ぶカリキュラムです。 社会人として求められる文章能力について詳しく解説していきます。
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新社会人のためのビジネスマナーの基本を学ぶカリキュラムです。 第一印象の磨き方や、社会人としてのマナーを学びます。
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組織で働く全ての人のための情報セキュリティやハラスメントなどのコンプライアンスを学ぶカリキュラムです。
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若手社員向けのロジカルシンキングに必要な思考法について学ぶカリキュラムです。 論理性を高めて業務を遂行していく際に必要な思考法について解説していきます。
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PowerPointの基礎技術を学習するためのカリキュラムです。 ツールの操作はもちろん、資料作成のための前提知識も解説します。
若手社員研修ラインナップ
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若手社員向けに仕事の主体性向上を目的としたカリキュラムです。 主体性を持って即戦力としていち早く成果を出すために必須なスキルやマインドに関して解説しています。
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若手社員向けの基礎的なOAスキル(WordやExcel、PowerPointなど)の向上を目的としたカリキュラムです。
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若手社員向けの後輩育成スキル向上を目的としたカリキュラムです。
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若手社員向けの職場でのリーダーシップの発揮を目的としたカリキュラムです。
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若手社員向けのストレス対処力向上を目的としたカリキュラムです。 仕事中に感じる不安やストレスへの対処法を学び、生産性向上につなげる方法について解説していきます。
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若手社員向けにビジネスマンの基礎となるビジネススキル体得を目的としたカリキュラムです。
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若手社員向けの業務遂行力向上を目的としたカリキュラムです。 いち早く成果を出せる若手社員になるために必要な業務遂行力について解説していきます。
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メールの書き方や業務効率が上がるOAスキルなど、若手社員向けの基礎的なオフィスワークスキルの向上を目的としたカリキュラムです。
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若手社員向けのロジカルシンキングに必要な思考法について学ぶカリキュラムです。 論理性を高めて業務を遂行していく際に必要な思考法について解説していきます。
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見やすいグラフやスライド資料の作成方法を学ぶカリキュラムです。 独学で悩みがちの本テーマを、具体例や実践例を交えながらお伝えします。
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Excelの基礎技術を学習するためのカリキュラムです。 見やすいグラフの作成方法や、よく使う関数などを解説します。
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ビジネス文書やメール作成ついて学ぶカリキュラムです。 社会人として求められる文章能力について詳しく解説していきます。
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組織で働く全ての人のための情報セキュリティやハラスメントなどのコンプライアンスを学ぶカリキュラムです。
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若手社員向けのロジカルシンキングに必要な思考法について学ぶカリキュラムです。 論理性を高めて業務を遂行していく際に必要な思考法について解説していきます。
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PowerPointの基礎技術を学習するためのカリキュラムです。 ツールの操作はもちろん、資料作成のための前提知識も解説します。
中堅社員研修ラインナップ
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中堅社員に向けた課題解決に関するカリキュラムです。 ケーススタディを交えて課題解決思考を鍛えることができるパッケージになっています。
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中堅社員を対象とした、セルフマネジメントのカリキュラムです。 仕事の効率化に活かせるセルフマネジメント方法について学べる内容になっています。
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中堅社員を対象とした、OJT研修に関するカリキュラムです。 中堅社員がOJTを通じてどのように部下を育成していけばいいかを学べる内容になっています。
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中堅社員を対象とした、モチベーションアップを目的としたカリキュラムです。 一通り業務を実践してきた中堅社員がモチベーションを保つコツを学べる内容となっています。
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中堅社員を対象とした、業務効率化について学べるカリキュラムです。
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中堅社員を対象とした組織運営について学ぶカリキュラムです。 経営学の基本や具体的なチームビルディングのポイントなどを学べる研修となっています。
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中堅社員のコミュニケーションスキル向上を目的としたカリキュラムです。
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中堅社員を対象とした、リーダーシップを学ぶカリキュラムです。
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組織で働く全ての人のための情報セキュリティやハラスメントなどのコンプライアンスを学ぶカリキュラムです。
管理職研修ラインナップ
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マネージャー向けの交渉力向上を目的としたカリキュラムです。
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マネージャー向けの経営数字力強化を目的としたカリキュラムです。
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部下の力を引き出すOJTとメンタリングの方法など、マネージャー向けの部下育成を学べるカリキュラムです。
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マネージャー向けのリスクマネジメントを学べるカリキュラムです。リスクマネジメントを事例を交えながら体系的に学べる内容となっています。
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ビジョンとは何かという基本的な内容から具体的なビジョン実現のためのアプローチ方法まで、マネージャー向けのビジョンマネジメントを学べるカリキュラムです。
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マネージャー向けのリーダー力向上を目的としたカリキュラムです。 偉人の考え方や過ごし方から、リーダー力向上のヒントになるような内容を学べる研修になっています。
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マネージャー向けのチームの生産性向上を目的としたカリキュラムです。 モチベーションに依存せずチームで成果を出し続けるために必要なことが学べる研修となっています。
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マネージャー向けの組織マネジメントについて学べるカリキュラムです。
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マネージャー向けの部下とのコミュニケーション向上を目的としたカリキュラムです。
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ファシリテーションの基礎知識から実演を通して学ぶ実践的なスキルまで、マネージャー向けのファシリテーションを学べるカリキュラムです。
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マネージャー向けのメンタルヘルスについて学べるカリキュラムです。 メンタルヘルスの基礎から実践的なケーススタディまで幅広く学べる研修となっています。
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マネージャー向けのコーチングを学べるカリキュラムです。チームで成果を出すために必要なコーチングについて学べる内容となっています。
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営業マネージャー向けのカリキュラムです。
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「営業マネージャーに求められること」などを学ぶ、営業マネージャー向けのカリキュラムです。
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若手メンバーのキャリアマネジメントや人事考課とフィードバックの方法などを学ぶ、新任マネージャー向けのカリキュラムです。
3.受講者の学習状況を把握し、人材育成に役立てることができる
Schooビジネスプランには学習管理機能が備わっているため、社員の学習進捗度を常に可視化することができる上に、受講者がどんな内容の講座をどれくらいの長さ見ていたのかも把握することができるため、社員のキャリアプランの傾向を掴むことも可能です。ここでは学習管理機能の使い方を簡単に解説します。
管理画面では受講者それぞれの総受講時間を管理者が確認できるようになっており、いつ見たのか、いくつの講座を見たのか、どのくらいの時間見たのか、ということが一目でわかるようになっています。
さらに、受講履歴からは受講者がどのような分野の動画を頻繁に見ているかが簡単にわかるようになっており、受講者の興味のある分野を可視化することが可能です。これにより、社員がどのようなキャリアプランを持っているのかを把握できるだけでなく、社員のモチベーションを高めながら人材育成するためのヒントを得ることができます。
さらに、社員に自己啓発を目的として受講してもらっている場合、社員がどのような内容の授業を受講する傾向があるのかを把握できるため、社員のキャリアプランを把握することができます。
06Schooを導入したアップスキリング事例
企業のみならず、省庁でもアップスキリングの取り組みを行っております。ここでは、Schooを導入したアップスキリング事例をいくつか解説していきます。
内閣官房内閣人事局
国家公務員の人事管理に関する戦略的中枢機能を担う、内閣官房内閣人事局では、人材育成への課題認識がありつつも、スキルアップは個人に委ねるケースが多く、業務面では前例を踏襲する面もあり、多様化した時代への対応が必要という課題がありました。このような課題に対して、個人のアップスキリングを実現するために、さまざまな業務や能力、興味関心に応えられる豊富なコンテンツを揃えるSchooを導入。個人学習、チーム学習として各々が興味を持った授業を視聴してもらうことで個人のアップスキリングを実現しました。また、共通言語を獲得したことで、業務の質向上や進行が円滑になりました。
株式会社小学館集英社プロダクション
書籍やコミックのアニメ化などのライツ事業や、幼児教室の運営など総合保育サービスを行うエデュケーション事業などを展開する株式会社小学館集英社プロダクションでは、デジタル人材の育成に課題があり、Webの基礎的なリテラシーなどを学んでもらう必要がありました。また、新規事業立ち上げ時は、立ち上げメンバーの職種も経験も様々で共通言語がない状況でした。そこで社員のアップスキリングのために、Schooを導入しました。推奨授業を組み合わせてカリキュラムを作成し、社員の自発的な学習を推進。結果として、イノベーションやデジタルシフトに関して、社員のアップスキリングを実現することができました。
旭化成株式会社
マテリアル・住宅・ヘルスケアの3領域で事業を展開する総合化学メーカーの旭化成株式会社では、持続的な企業成長のための新規事業の創出や、若手社員を含む働く社員の価値観の多様性へ向き合う必要性が生じていました。そこであらゆる職種、年齢層の社員が自分のニーズに応じて学べる幅広いコンテンツがあるSchooを導入。まずはグループ内の1社でトライアルを実施し、運用面のポイントや課題を洗い出してから全社へと展開しました。結果として、Schooで学んだ社員の約半数が「個人の成果につながった」と回答し、社員のアップスキリングを実現しています。
07まとめ
アップスキリングにより、組織全体のスキルアップが達成できれば、生産性の大幅な向上に期待ができるようになります。 また、アップスキリングを行う際には、自社の目的や必要な業務・スキルを明確にすることが大切です。ぜひ、本記事を参考にアップスキリングに取り組み、企業力をより強くしていきましょう。