公開日:2020/05/21
更新日:2023/08/04

テレワーク時代の研修とは|生産性を上げるために必要な3つのスキル

テレワーク時代の研修とは|生産性を上げるために必要な3つのスキル | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

テレワークを導入していく企業が増えていく中で、企業の研修もこれまでと同様という訳にはいきません。テレワークでも生産性を担保し、最大化させるためにはテレワークに求められるスキルを研修で養う必要があります。このコラムでは、テレワークに求められるスキルから、具体的にどのような内容を研修で養うべきかまで含めてご紹介します。

 

01テレワークとは

新型コロナウイルス感染症をきっかけにさまざまな場所で導入されるようになった「テレワーク」ですが、そもそもどのような意味を指し、今後どのように発展していくのでしょうか。ここでは、テレワークの意味や今後の広まりについて解説していきます。

テレワークは離れた場所で働くという意味

テレワークとは、離れた場所で働くことを意味します。そもそもテレワークのテレとは、英語の「tele」という離れた所を意味する言葉と、「work」という働くという言葉を掛け合わせた造語です。また、teleという言葉を用いた言葉は、以前から日本にも広く広まっており、televisionやtelephoneのような言葉のteleも同様の離れたところを意味しています。単純に訳すと、離れたところで働くという意味合いのテレワークではありますが、一般社団法人日本テレワーク協会は、テレワークを下記のように定義しています。

テレワークとは、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことです。
引用:一般社団法人日本テレワーク協会
 

リモートワークとの違い

テレワークと似た言葉でリモートワークというものが存在しますが、前述したようにテレワークが「ICTを活用した場所や時間にとらわれない柔軟な働き方」を指すのに対し、リモートワークは「オフィス以外の場所で働くこと」を意味します。そのため、テレワークの手段として、リモートワークがあると考えると良いでしょう。

▼リモートワークについて詳しく知りたい方はこちらから▼
【関連記事】リモートワークとは?メリットや導入の際のポイントを解説

 

テレワークは今後さらに広まっていく

新型コロナウイルスの影響で、強制的にテレワークを強いられた方も多いのではないでしょうか?これまでは出社することが当たり前だった企業も、強制的にテレワークでの業務を強いられたことで、その利便性やメリットに気づき、アフターコロナの世界でもテレワークを許容する企業も増えていくでしょう。全従業員がテレワークで業務を行なえば、本社の賃料や光熱費などのランニングコストを抑えることができるので、スタートアップのような資金力が充分ではない企業から、この流れはさらに強まるのではとも言われています。毎日新聞の社説でもテレワークの広がりを以下のように述べています。

新型コロナウイルスの感染拡大でテレワークの利用が広がった。内閣府によると、経験した人の割合は全国で34・6%で、東京23区では55・5%に上る。富士通やカルビーが7月からオフィス勤務の基本をテレワークとするなど、コロナ禍の後も定着しそうだ。
引用:毎日新聞 社説「広がるテレワーク 不安除き新たな働き方を」
 

02テレワークで求められる3つのスキル

テレワークで求められる3つのスキル

テレワークでは次の3つのスキルが求められます。

  • 1:文字でのコミュニケーションスキル
  • 2:自己管理スキル
  • 3:自己開示スキル

ここでは具体的に上記の3つがそれぞれどのようなスキルなのかを解説していきます。

1:文字でのコミュニケーションスキル

テレワークでは、必然的にチャットでのコミュニケーションが主となってきます。これまで対面で指示を出していた内容も、テレワークではチャットの文字で部下に指示を出すことが多くなるでしょう。したがって、文字で正確に自分の意図を伝えるコミュニケーション能力は重要視されます。部下が自分の指示と違う内容の成果物を出してきたとします。その内容が実は指示通りで、自分の伝え方が悪かった場合、チャットでのコミュニケーションはログが残るので、自分の指示が悪かったことがすぐに判明してしまうのです。このように、これまでは言った・言わないのようなエビデンスがないことでうやむやになっていた部分も、これからは全てログが残る時代になることで、より一層自分の指示や発言が相手に正しく伝わるかどうかは意識していく必要があります。

2:自己管理スキル

自己管理スキルもテレワークでは重要です。自宅やカフェなどの会社の人間の目が無い場所で仕事をするので、サボろうと思えばサボれてしまうのも事実。そのため、自分の業務を管理し、生産性を落とさないようなスキルの有無で、評価に大きな影響が出るでしょう。何時までに何をする。業務を細分化し、進捗を管理する。テレワークでなくても当たり前のようにしなければならないことですが、テレワークではさらにこのスキルが求められると思っておく必要があります。これまでは会社で上司が「あれ、どうなってるの?」と、ふとリマインドしてくれていたことも、自分で管理しなければなりません。テレワークで管理が緩むということは、自分の責任の幅が広がると同義なので、気をつけましょう。

3:自己開示スキル

他者と対面で関わることがなく、閉鎖的になる傾向があるテレワークだからこそ、自己開示スキルが求められます。適切なコミュニケーションは、相手の主義・嗜好・働き方などの情報を基に行われるため、出来るだけ自分のことを開示するように努めなければなりません。また、その一方で相手の話を聞くヒアリング能力も同時に求められます。チャットのコミュニケーションが増えるテレワークだからこそ、相手の人となりを理解して、お互いの業務が最大化されるようなコミュニケーションを取る必要があるのです。また、業務に関しても自己開示スキルは重要です。自分がいま何をしているのか、今後どのようなことをするのかを開示することで、上司の管理工数を減らせるだけではなく、他部署と思いもよらぬ取り組みが進むこともあるでしょう。「あの人、何やってるかわからない」というような状況を作らないように、互いに自己開示し合い、業務効率をあげる取り組みをしていく必要があるのです。


 

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03テレワーク時代に必要なスキルを養うSchooのオンライン研修

Schoo for Businessでは8,000本以上の授業をご用意しており、様々な種類の研修に対応しています。その上、自己啓発にも効果的な内容の講座を毎日配信しているため、研修と自己啓発の両方に対応することができるシステムになっています。研修と自己啓発を掛け合わせることにより、誰かに要求されて学ぶのではなく、自発的に学び、成長していく人材を育成することが可能になります。ここでは、Schoo for Businessの具体的な活用方法と、特徴、さらにはどのようなメリットがあるのかを解説します。


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研修時間目安: 6時間分(60分×6コマ)

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授業名 超基本 テレワークならではのマナー講座
時間 1時間(60分×1コマ)
学べること ・仕事におけるマナーの重要性
・テレワークマナーの悩み
授業名 これから求められるデジタルコミュニケーション力
時間 5時間(60分×5コマ)
学べること ・効果的な「間」の取り方
・メリハリのある「伝え方」
・画面越しでコミュニケーションをとるときのポイント
・リアル会議とリモート会議との違い
・会議前にやっておくべきこと
・会議が盛り上がる「見える化」のテクニック
・オンライン会議で映えるテクニック
・相手の本音を引き出す「油田堀り」メソッド
・無意識を意識化するヒアリング
・自分探しのための「モーニングクエスチョン」
・プレゼンで分かりやすい伝え方
・シチュエーションに合わせたプレゼン
・五感を生かした伝え方
 

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リモートワークはこれからのスタンダードになるのか?

リモートワークはこれからのスタンダードになるのか?
 

いま、COVID-19の影響でリモートワークが全国的に推奨されていますが、この状況が収束したあと、働き方はどう変化しているのでしょうか?リモートワークが主流になるのか、それともこれまで通りオフィスに出社して仕事をするスタイルに戻るのか、疑問に感じている方も多いのではないでしょうか? そこでこの授業では、この先の働き方がどのように変化していくのかということを、リモートワークに深く関わりのある山本 正喜先生・石倉 秀明先生・倉貫義人先生に解説していただきます。

 
担当講師:倉貫 義人先生
株式会社ソニックガーデン 代表取締役社長

大手SIerにて経験を積んだのち、社内ベンチャーを立ち上げる。2011年にMBOを行い、株式会社ソニックガーデンを設立。月額定額&成果契約で顧問サービスを提供する「納品のない受託開発」を展開。全社員リモートワーク、オフィスの撤廃、管理のない会社経営など新しい取り組みも行っている。著書に『ザッソウ 結果を出すチームの習慣』『管理ゼロで成果はあがる』『「納品」をなくせばうまくいく』など。

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アフターコロナのリモートワーク指南

アフターコロナのリモートワーク指南
 

これまで日本では、国土が狭くリモートワークの必然性が低かったですが、リモートワークをせざるを得ない状況を一度経験したことによって、リモートワークをスムーズに行うために様々な工夫が各社・個々人で行われています。 更にリモートワークに限らず、社内ミーティングや研修、商談や採用面接までオンライン化したことによって、「あれ?なんでオフラインでわざわざ集まっていたんだろう?」という声も次第に増えてきています。 この授業では「リモートチーム」というマネジメントを提唱され『リモートチームでうまくいく マネジメントの“常識”を変える新しいワークスタイル』の著者でもある倉貫先生と、成果につながるリモートワークとそのやり方について学んでいきましょう。

 
担当講師:倉貫 義人先生
株式会社ソニックガーデン 代表取締役社長

大手SIerにて経験を積んだのち、社内ベンチャーを立ち上げる。2011年にMBOを行い、株式会社ソニックガーデンを設立。月額定額&成果契約で顧問サービスを提供する「納品のない受託開発」を展開。全社員リモートワーク、オフィスの撤廃、管理のない会社経営など新しい取り組みも行っている。著書に『ザッソウ 結果を出すチームの習慣』『管理ゼロで成果はあがる』『「納品」をなくせばうまくいく』など。

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新時代の働き方再考

新時代の働き方再考
 

コロナによるリモートワークや、デジタルによるDXは個人の就業観を変え、組織にも不可逆な変化を与える可能性が高いと考えられています。 組織をマネジメントする方、そして組織に属する方にとって「働き方を考え直し、チームと自分のこれからについて」考えるきっかけとしていただきたい授業です。 未来をただ予測するのではなく、この状況の正しい課題を認識し、どのような組織・働き方であるとよいのかについて、気づきとこれからの仕事に役立てるTipsを共有していきます。

 
担当講師:流 拓巳先生
株式会社ガイアックス/人事マネージャー

山口県出身。立教大学経営学部2017年卒。 大学時代に暮らしていた自治運営の男子学生寮での代表経験をきっかけに、「組織」や「コミュニティ」に興味を持つ。株式会社ガイアックスでは内定者時代に新規事業のマーケティングを担当後に、関西拠点立ち上げ責任者を拝命。縁もゆかりも無い地の為、社長のご実家に移り住み夢中で働く。現在は、各事業部や各社員の自由を尊重する同社にとって初となる人事部門を立ち上げ、マネージャーを務める。社外でも10~20のコミュニティでの活動を続け、毎年1ヶ月程度の短期移住を繰り返しながら「会社」を「コミュニティ」化するべく奮闘中。

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Schoo for Businessを活用すれば管理画面で受講者の学習状況を可視化できる

Schoo for Businessには学習管理機能が備わっているため、研修スケジュールの作成を容易に行うことができます。さらに、社員の学習進捗度を常に可視化することができる上に、レポート機能を使って学んだことを振り返る機会を作ることも可能です。ここでは学習管理機能の使い方を簡単に解説します。

管理画面の使い方1

まず、Schoo for Businessの管理画面を開き、「研修を作成するという」ページで作成した研修の研修期間を設定します。ここで期間を設定するだけで自動的に受講者の研修アカウントにも研修期間が設定されるため、簡単にスケジュールを組むことができます。

管理画面の使い方2

この、管理者側の管理ツールでは受講者がスケジュール通りに研修を受けているかを確認することができます。もし決められた研修をスケジュール通りに行っていない受講者がいれば注意したり、話を聞くことができるなど、受講者がしっかりスケジュールを守っているかを確認することができます。

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04まとめ

離れたところで働くという意味のテレワークですが、この働き方を選択する人は今後ますます増えていくでしょう。アフターコロナの世界で、テレワークが当たり前になった場合、テレワークに求められるスキルを研修で培う必要が出てきます。文字で正確に自分の意図を伝えるコミュニケーションスキルや、監視の目がなくても生産性をあげるための自己管理スキル、適切なコミュニケーションを取るための自己開示スキルなど、これまで重要視されていなかったスキルが、テレワークという働き方を取る上では必要になってきます。これらのスキルを研修でいかに培い、社員それぞれが業務の生産性をあげることができるかどうかが、今後重要になってくるでしょう。

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働き方に関する制度改善を多数行ってこられた株式会社クロスリバー 代表取締役 越川慎司氏をお招きし、「残業削減ではない方法で働き方改革を行い、社員の自発性と意欲を著しく向上させ、離職率を低下させるための自律学習の制度設計」について語っていただいたウェビナーのアーカイブです。同社の調査・分析内容と自律学習の制度設計を深堀ります。

  • 登壇者:越川 慎司様
    株式会社クロスリバー 代表取締役

    ITベンチャーの起業などを経て2005年に米マイクロソフト本社に入社。業務執行役員としてパワポなどの責任者を経て独立。全メンバーが週休3日・リモートワーク・複業の株式会社クロスリバーを2017年に創業し、815社17万人の働き方と成果を調査・分析。各社の人事評価上位5%の行動をまとめた書籍『トップ5%社員の習慣』は国内外で出版されベストセラーに。

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