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ティール組織とは?意味から導入するメリットまで詳しく解説

公開日:2021/04/30
更新日:2021/05/07
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ティール組織とは?意味から導入するメリットまで詳しく解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

組織設計はビジネスマネジメントにおける永遠の課題かもしれませんが、現代社会に合った組織モデルとして注目されているのがティール組織です。働き方改革の流れの中で、より柔軟な企業へと進化していくためにも重要なティール組織とは何かと、導入するメリットについて詳しく解説します。

<目次>
ティール組織とは?
ティール組織とホラクラシー組織の違い
ティール組織を実現するために必要な3つのブレイクスルー(突破口)とは
1.Wholeness(全体性)
2.Evolutionary purpose(存在する目的)
3.Self Management(自己管理能力)
ティール組織に至るまでの5つの段階について
1.Red(レッド)組織
2.Amber(琥珀)組織
3.Orange(オレンジ)組織
4.Green(グリーン)組織
5.Teal(ティール/青緑)組織
ティール組織のメリットとデメリット
ティール組織のメリット
ティール組織のデメリット
ティール組織の導入事例ー株式会社ガイアックス
Schooビジネスプランの特徴
1.研修と自己啓発を両方行うことができる
2.自発的に学ぶ人材を育成できる
3.受講者の学習状況を把握し、人材育成に役立てることができる
まとめ
 

ティール組織とは?

ティール組織とは、企業内における全ての組織メンバーが目的実現に向けて自律的に工夫し、意思決定していく新しい組織モデルで、従来のピラミッド型組織のような指揮命令系統が存在しません。 ティール組織は2014年、フレデリック・ラルーの著書「Reinventing Organizations」によって提唱されました。 著書内でフレデリック・ラルーは「旧来のマネジメント手法は成果が上がっており正解だと思われているが、実は組織に悪影響を与える可能性をはらんでいる」との指摘を行いましたがこれが注目され、ティール組織という概念が広く知られるようになったのです。

<参考>フレデリック・ラルー「Reinventing Organizations」

ティール組織とホラクラシー組織の違い

ティール組織とよく比較されるのがホラクラシー組織で、こちらも組織モデルの1つですが、「経営者」「役員」といった役職を持たない組織を指します。 従業員1人1人の声が施策に反映されやすいため組織風土の改革がしやすく、社内政治が起こらないのがメリットだと言えるでしょう。 ティール組織とホラクラシー組織を比較してみると、ティール組織では役員や経営者といった役職は残すものの、一方的な指示系統は存在しないという違いがあります。

 

ティール組織を実現するために必要な3つのブレイクスルー(突破口)とは

ティール組織はフレデリック・ラルーによって提唱されてからまだ日が浅いため、確実に実現できる手法というのはまだ存在していません。 しかし既存の組織をティール組織に進化させるために、フレデリック・ラルーが重視した方が良いと示した考え方が次の3つのブレイクスルー(突破口)です。

1.Wholeness(全体性)

最初のブレイクスルーはWholeness(全体性)です。 会社とプライベートを分離せずに1つのものとして考えることと「Reinventing Organizations」では解説されています。 会社だからと自分を取り繕わず誰もがありのままで出勤できる職場では、組織メンバーが本来持つ情熱や創造性をいかんなく表現できるでしょう。 また個人が不安や弱さを見せた時も、それに寄り添い励ましたり、フォローしたりすることができるでしょう。 このように組織メンバーの持つ本来の力を引き出すため、Wholeness(全体性)は重要だと位置づけられているのです。

2.Evolutionary purpose(存在する目的)

次のブレイクスルーはEvolutionary purpose(存在する目的)です。 ティール組織では、組織の存在目的と個人の人生の使命が共鳴した時に最も大きな力が発揮できるとされています。 組織のする仕事にエネルギーを注いでくれる人が増加するためです。 このことから定期的に組織が存在する目的を確認し続け、従業員が各自の使命を模索できる環境であるかどうかをチェックすることが大切だとされています。 また個人も組織も生き続ける中で環境に応じて進化していくので、それに合わせてEvolutionary purpose(存在する目的)も変化していくのを忘れてはいけません。

3.Self Management(自己管理能力)

最後のブレイクスルーはSelf Management(自己管理能力)です。 ティール組織では社長や管理職からの指揮命令がないため、意思決定に関する権限と責任は全ての組織メンバーが持ちます。 しかし自然発生的に組織メンバーが全員Self Management(自己管理能力)を身に付けられるわけではないため、次の3つのルールを守ることが重要だとされているのです。

  • ・情報の透明化(パフォーマンスや給与を含めたあらゆる情報を公開すること)
  • ・意思決定プロセスの権限委譲(個人の意思決定を尊重しながらも、組織的なフィードバックも届くようにすること)
  • ・人事プロセスの明確化(採用・退職、給料決定のプロセスが独自に明確化されており、社長や役員等の個人的な権力が及びにくいようにすること)

この3つのルールを意識することで、組織メンバー全員が少しずつSelf Management(自己管理能力)を行うことができるようになっていくでしょう。

 

ティール組織に至るまでの5つの段階について

ティール組織について理解を深め、3つのブレイクスルーを意識すると組織はどのような段階を経てティール組織へと変化していくのでしょうか。 5段階に分けてご紹介します。

1.Red(レッド)組織

今から約1万年前に生まれた最古の組織形態で「狼の群れ」と比喩され、現在でもギャングやマフィア、スラム街などでこの組織形態が存在します。 Red組織のリーダーは圧倒的な力を持ち、高圧的な態度と組織メンバーに恐怖を与えることで服従させ、組織の崩壊を防ぐのです。 しかしRed組織は現在にのみ焦点を当てるため戦略性が低く、短絡的・衝動的な行動が多く見られます。 個人の力に依存しているため再現性が低く、長期的な視野に立って物事を進めていくのは難しいでしょう。

2.Amber(琥珀)組織

権力や階級、官僚制、制度、秩序、統制などの概念が組み込まれた組織モデルで「軍隊」と比喩され、大半の政府機関や公立学校、宗教団体、軍隊が該当します。 社会的な階級に基づいた指揮命令系統を持つためリーダーへの依存度は減少し、個人は組織の中で割り振られた役割に沿って行動するようになりました。 Amber組織は長期的視野に立って物事を進めることができて安定的ですが、時代の流れなどの変化には柔軟に対応することができません。

3.Orange(オレンジ)組織

Amber組織と同じピラミッド型の構成ではあるものの、社会的な成功を最終目標に掲げプロセスやプロジェクト、研究開発、マーケティング、製品管理など社会的な変化に対応できる概念を組織モデルに組み込むことによって生まれ、「機械」と比喩されます。 Orange組織では成果を出した組織メンバーは評価され、昇進することが可能となりました。 Orange組織では時代の変化などにも柔軟に対応できますが、組織目標の達成と株主の利益を追求するがあまり個人の想いや組織内の人間関係は軽視されがちです。 現在の企業マネジメントの大半が、このOrange組織の段階にあると言われています。

4.Green(グリーン)組織

Orange組織と同じピラミッド型の構成に、個人が人間らしくあることを追求するためにダイバーシティ(組織に多様な個性、背景を持つ人材が存在する状態)やインクルージョン(組織メンバーが全員受け入れられ認められていると実感できる状態)、ステークホルダーマネジメント(事業の利害関係者に参画意識を促し、協力者へと変えていくこと)などの概念を加えたもので「家族」と比喩されます。 Green組織のリーダーは組織メンバーにとって活動しやすい環境を作ったり、メンバーを支えたりするのが役割となり、組織内で個人に焦点を当てるようになりました。 意思決定に関する多くの権限を組織メンバーに与えているため風通しの良い組織と言えますが、ルールがはっきりしていないため決定から実行までに多くの時間を費やし、ビジネスチャンスを逃してしまう場合もあるでしょう。

5.Teal(ティール/青緑)組織

Teal組織は「生命体」と比喩され、経営者や役員といった役職はあるものの、組織メンバーの意思決定がルールに沿って行われ、個人の使命と組織の存在目的が共鳴しています。 組織は組織メンバー全員のものであり、信頼関係に基づいて目的実現のために必要な行動を取ることができます。 組織にとって個人ができる最善のことと個人目標が結びついているため、組織メンバーは常に自己成長を続けながら組織内で活動できるでしょう。

 

ティール組織のメリットとデメリット

組織と個人、両方の成長を促すことができるティール組織ですが、メリットだけではなくデメリットも存在します。 メリットとデメリットがそれぞれどのような内容なのか見ていきましょう。

ティール組織のメリット

ティール組織のメリットを3つご紹介します。

1.メンバーそれぞれが主体性と責任感を持って行動できる

ティール組織では個人の能力に応じて仕事が割り振られ、意思決定においては組織メンバーの主体性が尊重されるため、当事者意識が高まり最終的には企業に利益がもたらされます。 従業員が持つ組織へのエンゲージメントの向上も期待できるでしょう。

2.計画を実行する社員が増加する

従来の組織では計画を立てるメンバーと実行するメンバーが異なっていたためスピード感が損なわれ、個人のスキル向上も妨げていましたが、ティール組織では組織メンバーがそれぞれ目的のために行動するので自然に計画を実行する人が増加し、生産性が向上します。

3.変化に対応しやすく打たれ強い組織になる

近年グローバル化やインターネット技術の発達により企業を取り巻く環境や市場は急激に変化しています。 このようなことから起こりうる不測の事態や緊急性の高いことへの対応もティール組織では即時に判断・行動できるため問題なく行うことができるのです。

ティール組織のデメリット

ティール組織のデメリットを3つご紹介します。

1.セルフマネジメントができない人が多いと組織が成り立たない

ティール組織では組織メンバーに意思決定が委ねられるため、セルフマネジメントができない人が多いと組織として成り立たず、生産性が低下します。 セルフマネジメント力が低下しているとわかった時点で、原因や改善策を話し合うことが重要です。

2.仕事の進捗管理が困難になる

ティール組織では指揮命令系統が存在しないため、組織メンバーが現在それぞれどのような仕事をし、どこまで進んでいるのかが見えにくくなります。 定期的に情報共有や相談を行う環境を整え、問題発生時にもサポートができるようにしておきましょう。

3.リスクマネジメントが難しくなる

ティール組織では明確なトップダウンでの指示がないため、収益性があまり高くなかったり、成功する可能性が低かったりしても組織メンバーの話し合いでそのプロジェクトが実行に移される可能性があります。 これを防止するためには、組織の存在目的を組織メンバーに再確認させ、リスクを認識してもらうことが重要です。

 

ティール組織の導入事例ー株式会社ガイアックス

株式会社ガイアックスはフリー・フラット・オープンな組織文化で、従業員本人がライフプランをもとに報酬テーブルをつくる目標管理制度、独立採算制度や予算・実績・着地予想の業績のリアルタイム公開などを行っています。 メンバー一人一人の生き方を尊重するため仕事上の目標とライフワークがずれないように配慮し、現場を優先しボトムアップで事業戦略を作っていくのです。 上場企業でありながら個人主体でプロジェクトが生まれ、プロジェクトごとのコミュニティが生まれるイメージなので外からは会社組織のようにあまり見えないかもしれません。 ティール組織を最初から目指したわけではなく、個人の持つエネルギーを最大限尊重していった結果ティール組織となっていったのが株式会社ガイアックスの特徴だと言えるでしょう。

 

Schooビジネスプランの特徴

▼Schooビジネスプランの紹介動画▼

Schooビジネスプランでは約6000本の授業をご用意しており、様々な種類の研修に対応しています。その上、自己啓発にも効果的な内容の講座を毎日配信しているため、研修と自己啓発の両方に対応することができるシステムになっています。研修と自己啓発を掛け合わせることにより、誰かに要求されて学ぶのではなく、自発的に学び、成長していく人材を育成することが可能になります。ここでは、Schooビジネスプランの具体的な活用方法と、特徴、さらにはどのようなメリットがあるのかを解説します。

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1.研修と自己啓発を両方行うことができる

schooビジネスプランは社員研修にも自己啓発にも利用できるオンライン学習サービスです。通常の研修動画は、研修に特化したものが多く、社員の自己啓発には向かないものも少なくありません。しかし、Schooの約6000本にも上る授業では、研修系の内容から自己啓発に役立つ内容まで幅広く網羅しているため、研修と自己啓発の双方の効果を得ることができるのです。

2.自発的に学ぶ人材を育成できる

上記でも説明したように、Schooでは約6000本もの動画を用意している上に、毎日新しいトピックに関する動画が配信されるため、研修に加えて自ら学び、成長する人材の育成が可能です。近年の社会のグローバル化やテクノロジーの進化などにより、企業を取り巻く環境が刻々と変化しています。それに伴い、社員の業務内容や求められるスキルも早いスパンで変化しています。このような予測のつかない時代の中で会社の競争力を維持するためには、社員一人一人が自発的に学び、成長させ続けることができる環境、いわば「学び続ける組織」になることが必要です。

Schooビジネスプランでは、体系的な社員研修だけでなく、自己啓発を通じて自発的に学び、成長できる人材を育成することが可能です。

3.受講者の学習状況を把握し、人材育成に役立てることができる

Schooビジネスプランには学習管理機能が備わっているため、社員の学習進捗度を常に可視化することができる上に、受講者がどんな内容の講座をどれくらいの長さ見ていたのかも把握することができるため、社員のキャリアプランの傾向を掴むことも可能です。ここでは学習管理機能の使い方を簡単に解説します。

管理画面の使い方2

管理画面では受講者それぞれの総受講時間を管理者が確認できるようになっており、いつ見たのか、いくつの講座を見たのか、どのくらいの時間見たのか、ということが一目でわかるようになっています。

管理画面の使い方1

さらに、受講履歴からは受講者がどのような分野の動画を頻繁に見ているかが簡単にわかるようになっており、受講者の興味のある分野を可視化することが可能です。これにより、社員がどのようなキャリアプランを持っているのかを把握できるだけでなく、社員のモチベーションを高めながら人材育成するためのヒントを得ることができます。

さらに、社員に自己啓発を目的として受講してもらっている場合、社員がどのような内容の授業を受講する傾向があるのかを把握できるため、社員のキャリアプランを把握することができます。

Schooビジネスプランの資料を請求する

 

まとめ

ティール組織とは、企業内における全ての組織メンバーが目的実現に向けて自律的に工夫し、意思決定していく新しい組織モデルですが、個人の意思や生き方を尊重し、ビジネスが高速化して意思決定を早める必要がある現代社会に合った組織モデルだとわかりました。 ティール組織の考え方を柔軟に取り入れ、これからの時代に合った組織作りを行うことでさらに企業は進化していけるのではないでしょうか。

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