公開日:2021/05/28
更新日:2023/12/28

人間力とは?構成する要素と高め方について解説

人間力とは?構成する要素と高め方について解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

人間力という言葉をよく耳にします。しかし、この言葉は概念が漠然としていて、具体性に欠けるため説明が難しい言葉です。人によって解釈も異なるため、曖昧に捉えられる言葉でもあります。当記事では人間力について、内閣府がまとめた「人間力戦略研究会報告書」における定義をもとにした、ひとつの考察としてわかりやすく解説します。

 

01人間力とは?

人間力とは、内閣府が2003年にまとめた「人間力戦略研究会報告書」によると、「社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」と定義されています。 そして、この人間力は次に挙げる3つの要素、「知的能力的要素」「社会・対人関係的要素」「自己制御的要素」により構成されるとしています。

人間力の3要素

知的能力的要素

知的能力的要素は「基礎学力」や「専門的な知識」にはじまり、情報を収集し論理的、分析的に表現する「論理的思考力」、新しい価値や新たな行動を生み出す「創造力」の4つにより構成されるとしています。

社会・対人関係力的要素

社会・対人関係力的要素は、異なる文化・世代の人たちとともに理解し合う「コミュニケーション力」、チームを目標達成に導く「リーダーシップ」、社会の利益のために行動できる「公共心」、規律のもとである「規範意識」、他者を尊重し切磋琢磨しながらお互いを高め合う力「相互啓発力」の5つにより構成されるとしています

自己制御的要素

自己制御的要素は、学習・就業・社会参加・目標に対する「意欲」、信念をもって粘り強く取組む「忍耐力」、自分らしい生き方や成功を追求する「自己受容・自己実現力」の3つにより構成されるとしています。

それぞれの構成要素をつぶさに見ていくと、「人間力戦略研究会報告書」の定義する人間力とは「学問を活用する力」「人との関わりにおいて社会に役立とうとする力」「自分を律する力」、そしてこの「3つの力を束ねた総合力」と言い換えられそうです。

参照:内閣府「人間力戦略研究会報告書」

 

02人間力が求められる理由

人間力が求められる理由は、社会やビジネス環境が複雑化し、人と人とのつながりがますます重要になっているためです。コミュニケーション力やリーダーシップ力を持つ人材が、企業の成長や変革に不可欠な存在となっており人間力を高める重要性が増していると言えるでしょう。

多様化する社会環境

時代の変化が激しい昨今、予測不可能な時代に入ったと言われています。このような時代はVUCA環境と呼ばれ、従来のビジネスモデルや戦略では対処できなくなっており、リーダーシップ、柔軟性、創造性、コミュニケーション能力、問題解決能力といった人間力がVUCA環境での適応力を高め、成功を収めることを可能にします。また、グローバル化が進む中で、多様な文化や価値観を持つ人々との関係構築が求められます。人間力を持った人材は、相手の立場や文化に配慮し、柔軟かつ適切な対応をすることができます。

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非ルーチン業務の増加

昨今、AIやロボットによるDX化により、さまざまな業務の自動化が進んでおり、非ルーチン業務の重要性が高まっています。非ルーチン業務には、創造性や問題解決能力が求められます。人間力を持った人材は、自ら考え、創造的な解決策を導き出すことができます。また、DXは、技術だけでなく、人間の能力と文化も変革する必要があるプロセスです。そのため、従業員がデジタル技術を効果的に活用し、デジタル時代の変化に対応するためには、人間力が不可欠です。企業や組織は、従業員のスキル開発とリーダーシップの育成に注力することで、DXに成功する基盤を築くことができます。

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リーダーシップの重要性の高まり

現代のビジネス環境では、単なる命令・指示だけではなく、共感やコミュニケーションを通じたリーダーシップが求められます。人間力を持ったリーダーは、部下の信頼を得て、チームの目標達成に導くことができます。

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03人間力が高い人の特徴

ここまで、内閣府が提言した人間力の定義と構成要素を見てきました。はたして実社会において「人間力が高い人」とは、内閣府の定義とどのようにリンクするでしょうか。
一般的に、人間力が高い人は「人として深みがあり魅力的に感じる人物」というイメージを抱く人が多いでしょう。そのイメージは、以下に挙げる要素から醸し出されると考えられます。

常に穏やかで話しやすい

人間力が高い人は、イライラや怒りといったネガティブな感情を表に出さない「忍耐力」をもっています。そのため、いつも穏やかで話しかけやすい雰囲気を漂わせています。また、どのような立場の人に対しても尊重する姿勢をもち、理解し合おうとする「コミュニケーション力」をもっているため、一緒にいると心地よさを感じます。たくさんの人に慕われる理由はここにあります。

視野が広い・視座が自由

自分は社会の一員であるという「公共心」をもっているため、自分の身の回りだけでなく、その先にある社会まで見通す視野の広さをもっています。 また、常に相手の立場に立って考える習慣が身についているので、ものごとを見る目線が偏っていません。そのため、さまざまな角度から事象を捉える柔軟さを身につけています。

自分をもっている

人間力が高い人は、周囲に流されない芯の強さをもっています。普段は、協調性と思いやりから優しい雰囲気を漂わせていますが、ときには特定の相手や周囲の人々のためを思い、あえて苦言を呈する強さをもっています。それは信念に裏付けされた、ものごとに対する判断軸をもっているからにほかなりません。

リーダーシップがある

人間力が高い人は、自分の信念のもと「意欲」をもって行動します。それは、目標達成のために必要な力であるといえます。自分の目標、チームの目標、いずれに対しても達成のため努力する姿勢は、周囲の人々を感化する力をもっています。このような人が「リーダーシップ」を発揮するとチームは目覚ましい成果をあげるでしょう。

モラルがある

モラルがあり礼儀正しいことも特徴として挙げられます。人間力が高い人は、自分が恥ずかしい振る舞いをしていないか、常に自分自身を客観視しています。「規範意識」が高く、自らを律しているため、常に発言と行動が一致しています。この点が、多くの人から人間的に尊敬できると思われる理由ではないでしょうか。

ストレスに対する対処法を持っている

高い人間力を持つ人は、ストレスに対処するスキルを備えています。感情の認識と管理に優れ、冷静な判断ができます。ストレス管理の技術を実践し、自分なりのストレス発散法などでストレスを軽減します。さらに、困難な状況にも冷静に対処し、問題解決能力が高いです。感情のコントロールとストレス軽減のスキルを持つことで、個人としての心身の健康を保ちつつ、対人関係や仕事においても効果的な対処が可能です。

成長意欲が高く、新しい事象に対して積極的にチャレンジする

人間力が高い人は、常に学び続け、成長意欲が旺盛です。新しい知識やスキルの習得に積極的であり、変化に対して柔軟で適応力があります。彼らはリスクを恐れず、新たな挑戦に取り組みます。失敗から学ぶ姿勢を持ち、リーダーシップを発揮し、組織や個人の成功に向けて前向きなエネルギーを発揮します。この意欲と積極性は、変化の激しい現代社会での競争において大きなアドバンテージとなります。

 

04人間力が低い人の特徴

人間力が低い人の特徴は様々です。主な特徴としては、「自己中心的」「自分を持っていない」といったものが挙げられます。これらは一見相反するもののように感じますが、人間力という観点では、繋がりがあるのです。また、人は成長や変化が可能であるため、これらの特徴が全て当てはまるからといって、その人が将来も変わることがないわけではありません。これらを踏まえて、ここではそれぞれについて具体的に解説していきます。

自己中心的

周囲の人から「人間力が低い」と思われる人がもつ、共通する特徴に「自己中心的」であることが挙げられます。「自分さえ良ければいい」という考え方です。自分を大切にすることは大事ですが、その振る舞いが他者への思いやりや配慮を欠いてしまうと、周囲の人からは距離を置かれてしまうでしょう。

自分をもっていない

自己中心的であること、流されやすい、感情的になりやすいこと、これらはすべて自分に対する自信のなさの現れであると考えられます。自分の生き方に自信がなく、心が満たされないのです。精神的に満たされていないため、成功し尊敬を集めている人、人間力が高く慕われている人に嫉妬の感情を抱いたり、立場が弱い人に悪意を向けたりするのかもしれません。

 

05人間力を構成する具体的なスキル

前述の通り、人間力とは 「社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」です。ここでは、人間力を構成する3つの要素から、具体的にどういうスキルを身につけるべきかご紹介します。

人間力を高めるスキル

知的能力的要素

知的能力的要素とは、「基礎学力(主に学校教育を通じて修得される基礎的な知的能力)」、「専門的な知識・ノウハウ」を持ち、自らそれを継続的に高めていく力。また、それらの上に応用力として構築される「論理的思考力」、「創造力」といったものが挙げられます。ここではそれぞれについて具体的に解説していきます。

基礎学力

言語能力や数理能力などの基礎的な学力を身につけることで、社会人として必要な知識やスキルを習得することができます。日々の積み重ねによって向上させることができます。

専門的な知識・ノウハウを持ち、自らそれを継続的に高めていく力

自分が関心を持っている分野について、専門的な知識を深めることで、自己成長を促進することができます。学習、実践、情報収集などを通して継続的に学ぶことが重要です。

論理的思考力

物事を正確に理解し、論理的に考える力を身につけることで、問題解決能力や創造力を高めることができます。論理的思考に慣れるために、課題を与えて論理的に考える練習を行うことが効果的です。

<論理的思考力についてのSchooおすすめ授業>

論理的思考力は、人間力を高めるために必要なスキルですが、問題解決や提案・交渉の場など、ビジネスの様々な場面でも非常に求められるスキルです。
この授業では、日々の仕事や身近なコミュニケーションにロジカルシンキングを役立てていくことができるため、人間力向上において、論理的思考力が足りていないという方にぜひ受講していただきたい授業となります。

「すぐに使える ロジカルシンキング超入門」

すぐに使える ロジカルシンキング超入門

  • 天平株式会社 代表取締役

    日体大卒。脳みそまで筋肉!と言われていた学生時代から、会社経営&コンサルができるまでに成長。その秘訣は「ロジカルシンキング」です。ロジカルシンキングのことを「苦手だな~」「自分なんかが受けても大丈夫?」と不安な方にこそ学んでほしい。安心して学べる場をご用意しています☆彡

創造力

新しいアイデアや解決策を生み出す力を持つことで、業務やプライベートでの問題解決能力を高めることができます。創造力を養うためには、アウトプットの機会を増やしたり、自分の好奇心を刺激する習慣を身につけることが重要です。

社会・対人関係力的要素

社会・対人関係力的要素には、「コミュニケーションスキル」、「リーダーシップ」、「公共心」、「規範意識」や「他者を尊重し切磋琢磨しながらお互いを高め合う力」といったスキルが挙げられます。ここではそれぞれについて解説していきます。

コミュニケーションスキル

相手の気持ちや立場を理解し、適切なコミュニケーションを取ることができる力を持つことで、ビジネスやプライベートでの人間関係を構築することができます。コミュニケーションスキルを向上させるためには、積極的に相手と会話する習慣を身につけることが大切です。

<コミュニケーションスキルについてのSchooおすすめ授業>

人間力を高めるためには、相手の気持ちや立場を理解した上で、コミュニケーションを取る必要があります。
この授業では、科学的な手法で研究される心と行動の学問である心理学に基づいて、身の回りに起きている出来事がどのような心と行動によって起きているのかを学んでいきます。
心理学に基づくトレーニングを行い、相手の立場を考える訓練をしていきましょう。

「岸正龍の ”心と行動”をトレースしようよ」

岸正龍の ”心と行動”をトレースしようよ

  • 一般社団法人日本マインドリーディング協会理事

    上智大学経済学部卒、多摩美術大学芸術学部除籍。大学卒業を前に萩本欽一さんの事務所で芸人になるが、お笑いが「人の心理」や「言葉」に大きく左右されることに魅せられコピーライターに転身。「人の心を動かす言葉」を深めたあと32歳でオープンした7坪の眼鏡店が年商5億円を突破するとテレビや新聞などマスコミ取材が殺到。1,500社が集うマーケティング団体で年間最優秀賞を受賞した。ところが目の前に、安さが武器の大型店がオープンして売上げ半減。「心理学は役に立たないのか」との絶望の中、無意識に介入する知見に巡り合いV字回復。近年は実業のかたわら、自身を助けてくれたこの心理学を本や講演やラジオなどを通して伝え、多くの成功例を生んでいる。『禁断の心理話術エニアプロファイル』(フォレスト出版)や『人生を変える心理スキル99』(きこ書房)など著作多数。

リーダーシップ

自己のビジョンを持ち、他者を指導することができる力を持つことで、チームや組織を導くことができます。リーダーシップ力を向上させるためには、実践的なトレーニングやメンターシッププログラムに参加することが有効です。

<リーダーシップについてのSchooおすすめ授業>

組織で働く全ての人々が、発揮する機会を持っているリーダーシップ。このコースでは、リーダーシップを「全ビジネスパーソンのための必修科目」と捉え、代表的な考え方や事例を学びます。
この授業では、先人たちの研究や理論を自身と紐づけ、確固たる武器としてのリーダーシップを形づくることができます。

「実践のためのリーダーシップ理論 -伝統と最先端-」

実践のためのリーダーシップ理論 -伝統と最先端-

  • 立教大学統括副総長/立教大学経営学部教授/博士(経営学)

    慶應義塾大学法学部卒。慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士・博士課程修了後、山梨学院大学、米国・オレゴン大学客員教授を経て現職。2014-2017年の間、立教大学経営学部長。2014-2020年の間、立教大学リーダーシップ研究所所長。専門分野は組織行動論、リーダーシップ論。著書に『リーダーシップの理論』(単著)、『シェアド・リーダーシップ』(単著)、『グローバル研究開発人材の育成とマネジメント』(分担執筆)、『Organizational Leadership: Concepts, Cases and Research』(分担執筆)など多数。また、国際学会や国際学術誌での発表も多く、2014年にはPan-Pacific Conference XXXIにてOutstanding Paper Awardを受賞。現在、国内学術誌である『組織科学』および『人材育成研究』に加えて、国際学術誌であるAsia Pacific Business ReviewにてInternational Editorを務める。

公共心

自分だけでなく、周りの人々や社会全体の利益を考える心のことを指します。養う方法としては、社会貢献活動やボランティア活動などを通じて、社会に貢献することや、公共施設や公共交通機関の利用など、共有するものを大切にすることが挙げられます。

規範意識

倫理や道徳、法律などに基づいた正しい行動をとることができる意識を指します。養う方法としては、法律や社内ルールなどを学ぶことや、倫理的な判断力を身に付けるための議論や討論を行うことが挙げられます。

他者を尊重し切磋琢磨しながらお互いを高めあう力

人との関係性を大切にし、互いに学び合い、成長し合う力を指します。養う方法としては、コミュニケーションを大切にし、相手の意見に耳を傾け、共通点や違いを理解し合うことや、チームでのプロジェクトやグループワークを通じて、協力することが挙げられます。

自己制御的要素

自己制御的要素とは、「知的能力的要素」や「社会・対人関係力的要素」を十分に発揮するための「意欲」、「忍耐力」や「自分らしい生き方や成功を追求する力」が挙げられます。具体的には次の通りです。

忍耐力

困難な状況やストレスを耐え忍び、諦めずに最後まで取り組む力を指します。養う方法としては、自分自身の限界に挑戦することや、挑戦した結果に対して反省し、改善点を見つけることが挙げられます。

<忍耐力についてのSchooおすすめ授業>

忍耐力を高めていくためには、積極的な挑戦と振り返りが必要不可欠です。
ですが、積極的な挑戦をしていくためには、メンタルを強くすることも大事です。 メンタルの”免疫力”向上には、自分の心の構成要素である「言葉」を習慣的に変えていく必要があります。この授業では、ネガティブで落ち込みやすい方や否定語を無意識に口にしてしまう方向けに、「口ぐせ」にフォーカスし、自己肯定感を高める習慣を身につける方法を学びます。

「口ぐせで心の免疫力を上げる」

口ぐせで心の免疫力を上げる

  • 自己肯定感の第一人者/資格発行団体”torie”代表

    自己肯定感アカデミー代表。自己肯定感の第一人者でありカリスマとして、独自の自己肯定感理論の重要性をすべての人に伝え、自立した生き方を推奨することをミッションに活動し、著書は累計62万部、累計800以上のオンラインメディアに寄稿。 これまで15,000名を超えるクライアントに行ってきたカウンセリングは回復率95%、「奇跡の心理カウンセラー」と呼ばれ、上場企業の研修オファーも殺到。 また、カウンセラー・メンタルトレーナー・コーチング・児童教育メソッドの資格を発行し、育成した数は5万人以上に登る。 新しい生き方や哲学を探求する「風・輝塾」も主催するほか、中島流自己肯定感メンタル・メソッドを広く知ってもらうために開催する講座は、毎月常時500名を超している。

自分らしい生き方や成功を追求する力

自分自身の理念や価値観に基づいて、自分らしい人生を築くために、自己成長や目標達成に向けて努力する力を指します。養う方法としては、自分自身の強みや弱みを知り、自分の価値観や理念を明確にすることや、自分自身の能力を伸ばすための研修や学習を積極的に行うことが挙げられます。

 

06社員の人間力を向上させるには

それでは社員の人間力を向上させるには、具体的にどのような取組みをすれば良いのでしょうか。ここでは教育制度や研修、キャリア支援など人間力を向上させる取り組みについてご紹介していきます。

フィードバック文化の導入

社員同士や上司と部下の間で、フィードバックを行う文化を導入することで、社員の自己理解や成長を促進できます。具体的には、上司が部下に定期的なフィードバックを提供することや、社員同士がお互いにフィードバックを行うことが挙げられます。

キャリア支援の充実

社員のキャリア支援を充実させることで、社員が自己実現感を得られるようになります。具体的には、キャリアパスの明確化や、社員の能力やスキルに合わせたキャリアアップの支援を行うことが挙げられます。また、社員が自分の成長と組織の成長を関連づけることで、組織へのコミットメントが生まれます。長期的な視点で組織に貢献し続ける社員が増えることが期待されます。

ワークライフバランスの改善

長時間働き続けることは、身体的・精神的な健康に悪影響を与える可能性があります。また、疲れた状態での仕事はミスやモチベーション低下につながりかねません。ワークライフバランスの改善は、社員の健康や幸福感の向上につながります。そのため、社員が健康的な生活を送り、仕事とプライベートのバランスを取ることができるように、ワークライフバランスを改善する施策を導入することが大切です。

教育・研修制度の充実化

昨今、VUCA時代と呼ばれているように、技術や業界の変化が速い中で、社員が最新のスキルを身につけることは重要です。そのため、社員に必要なスキルや知識を提供するための充実した教育・研修制度を整備することで、社員のスキルアップや自己啓発につながり、社員は変化に迅速に対応できます。また、社員一人ひとりが成長することで、組織全体の能力が向上します。共通のスキルや理解を持つことで、チームの連携がより効果的になります。


 

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・大人たちが学び続ける「Schoo for Business」とは?
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07人間力を高めるにはSchoo for Business

Schoo for Businessは約8,000本の授業をご用意しており、様々な種類の研修に対応しています。その上、自己啓発にも効果的な内容の講座を毎日配信しているため、研修と自己啓発の両方に対応することができるシステムになっています。研修と自己啓発を掛け合わせることにより、誰かに要求されて学ぶのではなく、自発的に学び、成長していく人材を育成することが可能になります。ここでは、Schooビジネスプランの具体的な活用方法と、特徴、さらにはどのようなメリットがあるのかを解説します。

研修と自己啓発を両方行うことができる

Schoo for Businessは社員研修にも自己啓発にも利用できるオンライン学習サービスです。通常の研修動画は、研修に特化したものが多く、社員の自己啓発には向かないものも少なくありません。しかし、Schooの約8,000本にも上る授業では、研修系の内容から自己啓発に役立つ内容まで幅広く網羅しているため、研修と自己啓発の双方の効果を得ることができるのです。

人間力を高めるのにおすすめのSchooの講座

Schoo for Businessでは約8,000本の授業をご用意しています。 ここでは、人間力を高めるのにおすすめのSchooの講座をご紹介します。研修・人材育成担当者の方であれば10日間Schooの授業を無料トライアルすることが可能なので、気になるものがあれば是非デモアカウントの発行をご依頼くださいませ。

知的能力的要素

社会・対人関係力的要素

自己制御的要素

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受講者の学習状況を把握し、人材育成に役立てることができる

Schooビジネスプランには学習管理機能が備わっているため、社員の学習進捗度を常に可視化することができる上に、受講者がどんな内容の講座をどれくらいの長さ見ていたのかも把握することができるため、社員のキャリアプランの傾向を掴むことも可能です。ここでは学習管理機能の使い方を簡単に解説します。

管理画面の使い方2

管理画面では受講者それぞれの総受講時間を管理者が確認できるようになっており、いつ見たのか、いくつの講座を見たのか、どのくらいの時間見たのか、ということが一目でわかるようになっています。

管理画面の使い方1

さらに、受講履歴からは受講者がどのような分野の動画を頻繁に見ているかが簡単にわかるようになっており、受講者の興味のある分野を可視化することが可能です。これにより、社員がどのようなキャリアプランを持っているのかを把握できるだけでなく、社員のモチベーションを高めながら人材育成するためのヒントを得ることができます。

さらに、社員に自己啓発を目的として受講してもらっている場合、社員がどのような内容の授業を受講する傾向があるのかを把握できるため、社員のキャリアプランを把握することができます。

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08まとめ

ここまで、人間力という抽象的な概念について触れてきました。人それぞれ、さまざまな捉え方があり、意見の相違もあるかもしれません。しかし、人材育成に関わるすべての人に「人間力」が不可欠なのは間違いのないことです。育成者と被育成者、双方が互いに尊重し切磋琢磨する「相互啓発力」を高めることが、人材育成の理想といえるのかもしれません。

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