公開日:2022/11/18
更新日:2023/01/20

客観力とは?客観力の高い人材の特徴や鍛え方のポイントを紹介

客観力とは?客観力の高い人材の特徴や鍛え方のポイントを紹介 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

客観力とは、自分を客観的に見る能力です。本記事では、客観力の概要やビジネスにおいて客観力が重視されている理由、客観力を高めるメリットについて解説しています。客観力を鍛えるためのトレーニング方法についても紹介していますので、教育担当者の方は、ぜひ参考にしてください。

 

01客観力とは

客観力とは、その名の通り「自分自身を客観的に見る力」のことです。特定の立場や考え方にとらわれず、物事を見たり考えたりすることができる能力とも言えるでしょう。客観力を持つことで、「自分の主張に対する矛盾点に気づくことができる」「相手の主張と自分の主張を組み合わせて、最適解を導き出すことができる」などのメリットを得られます。

ビジネスにおいて客観力が重視されている理由

自分を客観的に認識することは社会人にとって重要なことと言われています。なぜなら、自分を客観的に見ることで自分は何をするべきかを判断しやすくなるためです。ビジネスシーンでは優秀な人ほど、自己認識力や客観力が高く、意図的に自分の感情をコントロールしながら冷静に仕事を進められる傾向があります。

 

02客観力がある人に見られる特徴

客観力がある人材にはいくつか共通した特徴があり、主に以下の5つが挙げられます。 下記では、それぞれの特徴について詳しく解説します。

  • 1.先入観なく冷静に現状を把握できる
  • 2.自分に足りない能力を見極められる
  • 3.感情に振り回されることなく、常に最善の行動を取れる
  • 4.失敗から反省と改善につなげられる
  • 5.トラブルに対処しやすくなる

1.先入観なく冷静に現状を把握できる

ビジネスパーソンとして企業に貢献し、利益を上げるためには自分が置かれた状況を正しく把握し、自分がいかなる役割を果たすべきか、そして今後のためにどのような行動を取るべきかを考える力が必要です。客観力がある人は、往々にして状況把握能力に優れており、先入観なく冷静に現状を把握できます。

2.自分に足りない能力を見極められる

客観力がある人は、偏見なしに自分の得意分野や苦手分野、また足りていない能力を把握することに長けています。正確な自己分析ができるため、成長スピードが早く、良い部分を伸ばしながら、悪い部分を改善できます。

3.感情に振り回されることなく、常に最善の行動を取れる

客観力が高い人は、何か行動を始める前に「なぜそうするのか」「この方法は本当にベストか」など、冷静な評価と具体的な目的を設定する傾向にあります。これによって個人的感情に流されることなく、最善の言動をとることができるのです。また、常に自身の現状やなすべき方向性を把握できているため、周囲との信頼関係を築きやすく、成長意欲も高くなります。

4.失敗から反省と改善につなげられる

客観力が高い人は、万が一仕事でミスをしてしまっても、再発防止のためにどうすべきかを考え、次に活かすことができます。これに加え、ミスによって新しく何かを学び、仕事に活かせる柔軟性も持っています。失敗をただの失敗で終わらせず、反省と改善につなげられるため、成長の機会が多いことは言うまでもありません。

5.トラブルに対処しやすくなる

「トラブルに対処しやすくなる」といったメリットも存在します。なぜなら、客観力が高まることで、トラブルに対しても、今までより冷静に対処できるためです。客観力が低い人は、トラブルに遭遇すると焦ってしまいます。周りが見えなくなり、効果的な判断を下せなくなってしまうのです。一方で、客観力の高い人は焦っている自分を認識して、落ち着いた判断を下せます。

 

03客観力を高めるメリット

では、客観力を高めることで、どのようなメリットを得られるのでしょうか。以下では、客観力を高めるメリットについて紹介します。

  • 1.状況を冷静に分析し、物事を俯瞰的に捉えられる
  • 2.経験や勘に頼らない原因分析ができるようになる
  • 3.VUCAに適応できる人材になる
  • 4.自分の得手不得手を正しく把握し、成長スピードを加速できる
  • 5.職場環境が改善される

1.状況を冷静に分析し、物事を俯瞰的に捉えられる

客観力を磨くと状況を冷静に分析し、物事を俯瞰的に捉えられるようになります。これにより、今までの考え方では難しかった問題が解決できることがあります。例えば、業務の効率化において、従来のやり方を押し通すだけでは今後の発展は望めません。一方、物事を冷静に分析し、客観的に問題を見つめ直すことで、これまで思いつかなかった対策が生まれることは決して珍しくないのです。

2.経験や勘に頼らない原因分析ができるようになる

仕事で同じミスが頻発するとき、「きっと原因はこれだ」と直感で思っていても、それが本当かどうかは分からないものです。しかし、「この作業で必ずミスが起こるから、原因はおそらくここにある」と客観的な視点を入れて分析できれば、経験や勘に頼らない正しい原因分析を行えます。

3.VUCAに適応できる人材になる

スマートフォンやインターネット、AIなどの普及で、世の中は劇的に変化しています。客観力は、このような変化の激しいVUCA時代に適応するためにも重要なスキルです。客観力が高い人は、激しく変化する世の中で、自分の知識や考え方は古くないかを冷静に見直すことができます。変化に柔軟に対応できる能力は、今の世の中では非常に重要だと考えられているのです。

4.自分の得手不得手を正しく把握し、成長スピードを加速できる

客観力が高まると、自分の得手不得手を正しく理解できるようになります。これにより、今の自分に足りていないスキルを冷静に分析できるようになります。冷静で客観的な自己分析ができれば、短所を補うためにはどのような努力をすれば良いのかが自ずと見えてくるようになり、結果的に成長スピードを加速できます。

5.職場環境が改善される

客観力を磨くことで、主観と客観の使い分けができるようになるため、状況を正しく判断したうえで、適切な発言ができます。また、自分の言動についても的確に相手に伝えられるようになるはずです。これによって周囲との協調性を高めることができ、組織の活性化や職場環境の向上に大きく作用します。

 

04客観力を鍛えるためのトレーニング方法

客観力は、一朝一夕で身につくものではありません。客観力を磨くためには、客観的に自分を見つめ直すことが重要です。以下では、客観力を鍛えるためのトレーニング方法を4つ紹介します。

  • 1.クリティカルシンキングを習得させる
  • 2.セルフモニタリングを実施する
  • 3.ゼロベース思考で考えさせる
  • 4.勉強会や研修を実施する

1.クリティカルシンキングを習得させる

クリティカルシンキングとは、物事の本質を見極める思考プロセスのことです。クリティカルシンキングを用いて、あえて批判的な視点や立場で物事をとらえることで、それまで見えていなかった深い部分に意識を向けられるようになります。「なぜこうなっているのか」「これは本当に正しいのか」といった疑問を持つことで、主観的な意見ではなく、客観的な考えを持てるようになるのです。

2.冷静さを身につける

客観力には、冷静さが必要です。自分の苦手な部分を客観的に見直すには、冷静にならなくてはいけません。誰でも自分の嫌な部分や苦手な部分は見たくないものです。しかし勇気を持ってしっかりと過去の自分を振り返り、冷静さを保つよう訓練してみましょう。

2.セルフモニタリングを実施する

自分のことを客観視して、言動や思考を分析・評価することを「セルフモニタリング」と言います。セルフモニタリングを実施することで、自分を客観的・俯瞰的に見る能力を身につけることができます。過去の自分の行動を、定期的に分析・評価することで、自分の課題が明確になり、具体的な解決策を講じられるようになるでしょう。

3.ゼロベース思考で考えさせる

ゼロベース思考とは、新たな着想を得たり、問題を解決したりするときに有効な、クリティカル・シンキングの思考法です。ゼロベース思考では、過去の経験や知識、思い込みなどをすべてリセットし、白紙の状態から物事をとらえ直します。これにより、「自分の強みはここだから、もっとこのスキルを伸ばそう」というような客観的視点で、物事を考えることができるのです。

4.勉強会や研修を実施する

客観力を高める方法として最もおすすめなのが、勉強会や研修を実施することです。研修では、客観力を構成するスキルや客観力を高めるために必要なノウハウを体系的に学ぶことができます。そのため、客観力が短期間で身につきやすいといったメリットが存在します。

 

05客観力を向上させるSchooのオンライン研修

Schoo for Businessは、国内最大級7,000本以上の講座から、自由に研修カリキュラムを組むことができるオンライン研修サービスです。導入企業数は2,700社以上、新入社員研修や管理職研修はもちろん、DX研修から自律学習促進まで幅広くご支援させていただいております。

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Schoo for Businessの特長

Schoo for Businessには主に3つの特長があります。

【1】国内最大級7,000本以上の講座数
【2】研修設定・管理が簡単
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客観力を向上させるSchooの講座を紹介

Schooは汎用的なビジネススキルからDXやAIのような最先端のスキルまで、7,000本以上の講座を取り揃えております。この章では、客観力を向上させる授業を紹介いたします。

クリティカルシンキング実践演習

クリティカルシンキングとは、物事の本質を見極める思考法です。例えば会議や議論の場で、雑多な意見や抽象的な情報、偏った思考にとらわれそうになるとき。クリティカルシンキングを活用することで、本質的な答えを導き出すことができるようになります。この授業では、とある企画会議を題材にしたケーススタディ方式の問題に取り組みながら、クリティカルシンキングの力を高めるために必要な視点と考え方を紹介します。

 
  • YouTuber/外資系コンサルタント

    大阪府出身。ITソフトウェア企業に入社後、プロジェクト管理業務に従事。経済産業省プロジェクトマネージャ試験、国際資格PMP(Project Management Professional)などを取得。プロジェクトマネジメントの専門家として 大手メーカーのプロジェクトマネジメント業務に携わる。その後外資系コンサルティングファームに転職しIT・会計を中心とした経営コンサルタントとして従事。副業ではプレゼンテーション・思考法の専門家として、コンサル・セミナー・執筆などで活動。YouTubeチャンネル『マナビジネス』では「学び」+「ビジネス」をテーマに仕事の現場で使える仕事術についての情報を発信している。【YouTube】https://www.youtube.com/c/manabusiness

クリティカルシンキング実践演習を無料視聴する

※研修・人材育成担当者限定 10日間の無料デモアカウント配布中。対象は研修・人材育成のご担当者に限ります。

「脳内整理」のための内省の習慣

このコースでは、頭の中をシンプルにし自分の軸を明らかにする「内省」を日々の習慣にするために、メソッドや朝と夜の習慣を学び実生活に取り入れることをゴールにしています。 なかなか振り返りができない、自分を見失いそう、雑念が混じり集中できないなど、忙しいなかで頭をシンプルにして自分の将来をより明確にできるようにしていきましょう。

 
  • 一般社団法人21世紀学び研究所 代表理事

    ハーバード大学経営大学院でMBA取得後、金融機関金庫設備の熊平製作所・取締役経営企画室長などを務めた後、日本マクドナルド創業者に師事し、新規事業開発を行う。昭和女子大学キャリアカレッジでは、ダイバシティおよび働き方改革の推進、一般社団法人21世紀学び研究所ではリフレクションの普及、一般財団法人クマヒラセキュリティ財団ではシチズンシップ教育に取り組む。Learning For All等教育NPO活動にも参画。2018年には、経済産業省の社会人基礎力に「リフレクション」を提案し、採択される。文部科学省中央教育審議委員、内閣官房教育再生実行会議高等教育ワーキンググループ委員、経済産業省『未来の教室』とEdTech研究会委員などを務める。

「脳内整理」のための内省の習慣を無料視聴する

※研修・人材育成担当者限定 10日間の無料デモアカウント配布中。対象は研修・人材育成のご担当者に限ります。

課題設定力の磨き方~本質的な課題を導き出す方法~

本授業では、生産性やアウトプットの質を高める上で重要な「課題設定力」をどのように磨いていくか、そのノウハウについて学んでいきます。

 
  • 株式会社アンド・クリエイト 代表取締役社長

    大手アパレル企業を経て、1998年にプライスウォーターハウスコンサルタント(現IBM)入社。企業変革戦略コンサルティングチームのリーダーとして、多くの変革プロジェクトをリード。「人が変わらなければ変革は成功しない」との思いから、専門を人材育成分野に移し、人材開発のプロジェクトをリード。 2005年に当時の社長から命を受け、コンサルティング&SI事業の人材開発部門リーダーとして育成プログラムを設計導入。ベストプラクティスとして多くのメディアに取り上げられた。2013年に独立し執筆・講演活動を開始。講師として、大前研一ビジネス・ブレークスルー、日本能率協会、日経BPセミナー、大手銀行系研修会社などに多数のプログラムを提供し、高い集客と満足度を得ている。 著書は「一流の学び方」など現在18冊を出版。東洋経済オンライン、プレジデントオンラインなど連載多数。

課題設定力の磨き方~本質的な課題を導き出す方法~を無料視聴する

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06まとめ

今回は、客観力の概要やビジネスにおいて客観力が重視されている理由、客観力を高めるメリットについて紹介しました。客観力の高い人は、自分の長所だけでなく短所も的確に把握しており、どのような場面においても冷静に行動できます。また仕事においても、その仕事がどのような意味をもっていて、どのような目的で行うのかを考えて本質を捉えているため、仕事の効率や生産性が高く、的確に仕事をこなすことが可能です。このように、客観力を向上させることでさまざまなメリットがあるため、ぜひ本記事を参考に客観力を鍛えてビジネスに活かしてみてはいかがでしょうか。

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