公開日:2022/09/15
更新日:2022/11/17

創造力はビジネスの武器になる!創造力を高めるために行うべき取り組みとは

創造力はビジネスの武器になる!創造力を高めるために行うべき取り組みとは | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

創造力とは、発想を活かして独自のものを作り出すスキルです。クリエイターだけでなく、幅広い職種で必要とされています。本記事では、ビジネスにおける創造力の必要性や、創造性が高い人の特徴、創造力を高めるための取り組みなどを詳しく解説します。

 

01ビジネスにおける創造力とは?

創造力は、「クリエイティビティ」と呼ばれることもあり、これからの日本においてニーズが高まっているスキルの1つです。生まれながらの才能ではなく、自らの行動で身に付けられるため、ビジネスの場で注目が集まっています。創造力とはどのようなスキルなのか、詳しくみてみましょう。

  • 1.独自のものを一から作り出すスキル
  • 2.高い生産性を目指すために必要なスキル
  • 3.想像力との違いとは

1.独自のものを一から作り出すスキル

創造力とは、それまでの発想ややり方などにとらわれず、新しいものを作り出すスキルを指しています。また、一から新しいものを作るだけでなく、既存のアイデアに知恵や工夫を施したり、組み合わせたりして形を変え、さらに高い成果を生むことも創造力の1つです。 ここで重要なのは、ただ新しいだけではビジネスで注目されないという点です。新しいことに加えて価値を持っていることが、創造力と呼ぶための必須条件と考えられています。

2.高い生産性を目指すために必要なスキル

ビジネスに創造力が求められるのは、高い生産性を目指すために必要なスキルであるからです。日本の企業の多くでは、少子高齢化に伴い人手不足が深刻な問題であり、問題を解決するには生産性を上げなければなりません。 今までよりも少ない人数で生産性を上げるには、革新的な考え方やアイデアを生み出し、プロセスを見直す必要があります。これを実現するために、創造力が求められるのです。

3.想像力との違いとは

創造力と同じ読み方をする漢字に、「想像力」があります。同じような場面で使われることがあるものの、意味はまったく異なります。 創造力が新しく何かを作り出す力であるのに対し、「想像力」は経験していない、見ていないものについてイメージする力を指します。例を挙げると、頭の中に空想の話を思い浮かべるのが「想像力」であり、空想の話を物語として仕上げるスキルが「創造力」です。 創造力はイノベーション、すなわち技術革新を生み出す原動力と言われており、ビジネスに必要不可欠なスキルなのです。

 

02なぜ創造力がビジネスで必要なのか?

創造力がビジネスで必要とされるのには、現在のビジネススタイルの変化が大きな要因となっています。具体的な要因を1つずつ見ていきましょう。

  • 1.市場変化に対応するため
  • 2.AI活用が進んだ社会でも活躍し続けるため
  • 3.効率的に仕事を進めるため
  • 4.創造力はあらゆる仕事に求められる

1.市場変化に対応するため

現代の市場は、様々な情報が飛び交っており、消費者のニーズが多様化しています。同じマーケティング手法を続けていても、商品やサービスが消費者に受け入れられなくなったと感じる企業もあるでしょう。 商品やサービスを、消費者に購入してもらうには、新たな目線でマーケティングを行う必要があります。この時に、創造力が必要となるのです。新しいものを生み出すためには、多様な情報を集めたうえで、組み合わせたり視点を変えたりしながら創造力を働かせることが重要です。

2.AI活用が進んだ社会でも活躍し続けるため

人間の代わりにAIが仕事をする場面は、今や珍しいものではありません。AIの普及により、人間の仕事がなくなるのではないかという懸念が広がっているほどです。 しかし、創造力は人間が持つ固有のスキルであり、人間の創造力をAIが完全に再現するまでには至っていません。人間固有のスキルである創造力を前面に打ち出すことで、人間とAIが共存したビジネスが可能となるのです。

3.効率的に仕事を進めるため

業務の効率化を図るためには、仕事の進め方を再確認し、社員同士が意見を出しやすくする仕組み作りが求められます。仕組みを構築することで、活発な意見交換により情報共有が可能となり、ディスカッションが活性化されます。この流れによって、発想力に優れた考え方やアイデアが生み出され、創造力の高まりにつながっていくのです。

4.創造力はあらゆる仕事に求められる

創造力と言うと、コンサルタントやクリエイターなどの仕事にのみ求められるとの印象を持つかもしれません。しかし、創造力はあらゆる仕事に必要なスキルです。 例えば、商品開発部門やマーケティング部門などで、他社と一線を画した商品開発をするには、創造力を駆使した開発が求められます。仕事を進める上での課題や問題を解決するのにも、創造力を張り巡らして解決策を講じる必要があります。業務全体のスムーズな進行には、創造力が必要不可欠です。

 

03創造力がある人の特徴とは?

創造力がある人とは、閃きやアイデアなどの才能を持ち合わせている人ではありません。共通点として、真摯で前向きな姿勢をもって仕事に取り組んでいることがあげられます。具体的な特徴を見ていきましょう。

  • 1.物事に高い興味や関心がある
  • 2.目的を明確にし積極的に行動できる
  • 3.多角的な視点を持っている
  • 4.誰とでも協力して仕事に取り組める

1.物事に高い興味や関心がある

創造力が高い人は、好奇心が旺盛です。アイデアを生み出すためのヒントにするため、様々な物事に対して興味や関心を示します。 常識に捉われず、考える癖を付けることで、新たな発見ができるようになります。一旦のめり込むと、自分が納得するまで徹底的に追求するのも、創造力が高い人の特徴です。

2.目的を明確にし積極的に行動できる

創造力が高い人は、成果を出すために目的を定めて行動します。目的を達成するのに必要な行動や思考を考えるときに、さらに創造力が高まっていくのです。 また、自分が思い付いたことが実行可能かどうか、すぐに試してみたくなる行動力も持っています。新しいアイデアを早速仕事に活用している人は、その一例といえるでしょう。

3.多角的な視点を持っている

創造力が高い人は、物事を1つの角度から見るのではなく、様々な角度から見て検証することができます。正解は1つではないとの考えで、柔軟な思考を持ってあらゆる方法を模索します。 その結果、今まで発見できなかった概念や切り口が見出せるようになり、新たな考え方が生まれるきっかけになるのです。

4.誰とでも協力して仕事に取り組める

創造力が高い人は、独自のアイデアを生み出すと同時に、固定概念や決まり切ったやり方に批判的であるという特徴もあります。しかしそれは必ずしも周囲に敵対的であるという訳ではなく、顧客やクライアントから評価されるサービスを考えたり、効率よく仕事を進めたりするのに、幅広い分野の人たちと積極的に協力します。また、アイデアに詰まったときも、より良いサービスや商品の開発に多角的な視点を取り入れるため、周囲の意見を聞き入れます。この姿勢が、仕事に対してプラスになる要素です。

 

04創造力を高めるために会社でできる取り組みとは?

創造力は、才能よりもスキルに起因している部分が大きいものです。社員の創造力を高めると、社員のアイデアが会社の大きな成功につながる可能性もあります。 創造力を高めるために会社でできる取り組みとは何なのか、5つ紹介します。

  • 1.仮説思考を鍛える
  • 2.部署間の交流を活発に行う
  • 3.社員の行動を振り返る時間を確保する
  • 4.自己学習・啓発を促進する
  • 5.勉強会や研修を実施する

1.仮説思考を鍛える

仮説思考とは、問題解決にあたって今ある情報から「仮の答え=仮説」を設定し、その仮説に基づいた情報収集や検証を行う思考法を指します。例えば、ある月の店舗売上が例年より低かったという問題があったとします。その場合に売上を変動させる要素を一から全て洗い出して考えるのではなく、「この月は天候が悪かったので来店人数が少なかったのではないか」など、限りある情報から可能性が高そうな結論を先に設定して検証するというフローです。 仮説思考を行うと、作業の際に試行錯誤する時間が短縮できるため、作業のスピードと質が上がります。仮説思考を鍛えると、アイデアの引き出しが増えたり、手元の情報から発想を膨らませる力が身につくため、創造力の強化に繋がります。

2.部署間の交流を活発に行う

社内の交流が、部署内の社員のみに限られてしまうと、生み出せるアイデアがどうしても偏ってしまいます。人によって考え方が異なるのは、アイデアが異なることとも関係するため、施策実現に向けて多くのアイデアを生み出すために、部署間の交流を推進するのも大切な手法です。 部署間の交流により、絆が深まるだけでなく、社員の創造性が刺激されるようになります。

3.社員の行動を振り返る時間を確保する

日々の仕事に追われていると、社員が自分自身の行動を振り返る時間が確保できなくなり、新たに創造力を導き出すのが難しくなってきます。社員が行動を振り返り、学びや気づきから新たな視点で物事を見るためには、1on1ミーティングもしくはワークショップの実施による振り返りが効果的です。 1on1ミーティングとは、上司と部下が1対1で定期的に行うミーティングを指します。人事面談ではなく、部下の成長をサポートしモチベーションを向上させる目的で行われるものです。話す内容に決まりはなく、業務における困りごとを探りながら、部下が自ら学びや気づきを深めていきます。 ワークショップとはグループでのディスカッションなどを通して、参加者が自発的に意見を述べる研修スタイルです。あらゆる意見を聞く中で、自分の行動を振り返ることができます。

4.自己学習・啓発を促進する

創造力を高めるのに必要な知識や情報などを社員が吸収し、身に付けられるように、知識をインプットする機会を促進することも必要です。成長やモチベーションアップ、資格取得などを目的とした自己啓発や、知識を蓄えられる本の購入など、社員が取り組みやすい方法を提案してみましょう。

5.勉強会や研修を実施する

会社全体としての創造力を高めるために、勉強会や研修を実施するのも効果が見込めます。外部機関による研修で、専門の講師から生きた知識を学ぶことで、創造力の重要性や習得方法などを効率よく身に付けられます。思考の幅の広げ方や問題解決など、創造力に必要なスキルを体系的に学べるカリキュラムが特徴です。

 

05創造力を向上させるSchooのオンライン研修

Schoo for Businessは、国内最大級8,000本以上の講座から、自由に研修カリキュラムを組むことができるオンライン研修サービスです。導入企業数は2,700社以上、新入社員研修や管理職研修はもちろん、DX研修から自律学習促進まで幅広くご支援させていただいております。

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Schoo for Businessの特長

Schoo for Businessには主に3つの特長があります。

【1】国内最大級8,000本以上の講座数
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創造力に関するSchooの講座を紹介

Schooは汎用的なビジネススキルからDXやAIのような最先端のスキルまで、8,000本以上の講座を取り揃えております。この章では、創造力に関する授業を紹介いたします。

斬新なアイデアやビジネスを創造する思考の“道具箱”

この授業ではクリエイティブなアイディアやビジネスを創出しようとした時に役立つ、思考のフレームや発想方法をいくつかご紹介していきます。

 
  • 戦略コンサルタント

    埼玉県深谷市生まれ。 早稲田大学政治経済学部、国際政治経済学科を卒業したのち、野村総合研究所入社。 2016年、サステナビリティ―とイノベーションに特化したコンサルティングファーム、株式会社KI Strategy(旧ライフドラムラボ)設立、代表取締役に就任。 趣味は囲碁で、第54回全日本囲碁大学選手権にて全国制覇。 近著『クリエイティブ・イノベーションの道具箱』(雷鳥社)

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アート思考って何だ? -自分だけの価値をつくり出す創造的思考法-

今回の授業では、もともとは建築やアートの研究者であり、大企業の新規事業立ち上げなどに関わったのち、現在はスタートアップを経営している若宮先生を講師としてお招きし、「今、なぜアート思考なのか」を紐解きつつ、実例を交えて「アート思考の効果や未来」について受講生の皆さんと考えていきます。

 
  • uni'que代表/ランサーズ タレント社員

    uni'que代表/ランサーズ タレント社員/コアバリューファシリテーター 建築士としてキャリアをスタート。その後東京大学にてアート研究者となり、建築・アート論、ニーチェ研究をしつつ、アートイベントを主催。 2006年、モバイルインターネットに可能性を感じIT業界に転身。NTTドコモ、DeNAにて複数の新規事業を立ち上げる。 2017年、女性主体の事業をつくるスタートアップとしてuni'queを創業。「全員複業」という新しい形で事業を成長させ、東洋経済「すごいベンチャー100」やバンダイナムコアクセラレーターにも選出。ビジネス領域に限らず、アートや教育などでも女性の活躍をサポートする。多数の企業に新規事業やコアバリュー経営のアドバイザリーを行い、複業やコミュニティ関連でもメディア掲載、講師、イベント登壇多数。

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06まとめ

創造力は、一部の人が持つ能力ではなく、トレーニングにより誰でも鍛えることができるスキルです。社員の創造力を高めると、会社全体の士気向上につながります。 本記事で紹介した内容を参考に、社員の創造力を高める取り組みを進めていきましょう。

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