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デザイン思考とは?ビジネスで必要とされる理由とスキルアップ方法について解説する

公開日:2021/09/09
更新日:2021/09/10
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デザイン思考とは?ビジネスで必要とされる理由とスキルアップ方法について解説する | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

デザイン業務で広く使われていたデザイン思考の概念は、ビジネスにおける課題解決に役立つ思考法です。本記事では、デザイン思考をテーマにビジネスで利用される理由やスキルアップ方法について解説していきます。デザイン思考の概念をビジネスに取り入れ課題解決力をアップしていきましょう。

 

デザイン思考とは

デザイン思考(Design Thinking)とは、主にデザイン業務で広く用いられていた用語です。現在では、その考え方や手法を、ビジネスとして利用可能に解釈し、ユーザーの課題を解決するための道筋を立てていく思考プロセスとして利用されtいます。このデザイン思考の考え方は日立や富士フィルムなど国内大手企業、AppleやGoogleもに取り入れられている考え方です。

デザイン思考が求められる理由

デザイン思考が必要とされる背景には、従来行ってきたの考え方だけでは顧客ニーズの変化に対応しきなくなっている現状があります。モノや情報があふれている現在は、ただ新しいだけでは顧客に受け入れられません。こうした課題を解決するために、デザイン思考を取り入れ顧客に受入れられる商品やサービス作りを行う必要性が出ています。

アート志向との違い

デザイン思考と同じように注目されている思考方法に「アート思考」があります。アート思考とは、これまでに存在していなかった価値を、自ら生み出して形成する思考プロセスのことです。自分にしか生み出せない唯一無二の価値や作品を探究し、作品として完成させます。デザイン思考とアート思考の違いは対象となるのが「自分以外であるか」か「自分であるか」にあります。

 

デザイン思考のプロセス

次にデザイン思考における5つのプロセスを解説します。デザイン思考は、5つのプロセスにより展開されています。5つのプロセスとは「共感(Empathise)」「問題定義(Define)」「アイデア創造(Ideate)」「試作(Prototype)」「テスト(Test)」です。この5つのプロセスはビジネス上でデザイン思考を展開する上では欠かせないものです。

共感 (Empathise)

デザイン思考のベースとなるものは、顧客の認識です。デザイン思考は「人が抱えている悩みをいかに解決するか」に焦点を置きます。そのため、対象となる人が考えていることを理解できなければ、具体的な課題解決策のアイデア創出に至りません。まずは対象となる人の理解を深めることから始めて、実際に抱えている悩みや現状の声を認識を行います。

定義 (Define)

問題定義のパートでは、ユーザー理解の深掘りを進めます。顕在化しているニーズだけではなく潜在的なニーズを探ります。ユーザーの声に「なぜ?」を繰り返し潜在的なニーズは何であるかを見極めていきます。潜在的なニーズを見極め、それを満足させてこそ顧客満足を得られる結果を得れます。このように、顧客の認識をもとにニーズの定義を行っていきます。

概念化 (Ideate)

次に、定義したニーズにどう回答すべきかを考えます。ニーズを満たす解決策案を導くことです。この解決策を概念化し、よい具体的な解決策を導いていきます。どういった方法や手順でニーズを満たしていくかの設計をすると考えると良いでしょう。この設計については、盲点がないかどうかを繰り返し確認しておく必要があります。

試作 (Prototype)

次は概念化した解決策を開発する段階に入ります。試作パートで大切なのは、とりあえず作ってみる、やってみることです。機能は必要最小限のみを有する、シンプルな構造で問題ありません。試作を行うことで判明する考慮不足や盲点があります。試作は、こうした都度発生するアイデアや問題点を選別し、開発を進めていきます。試作は行って問題ありません。顧客ニーズを満たす方法が確立されるまで繰り返し行います。

テスト(Test)

最後にテストを行います。実際に試作品を実装して、悩みを抱えている顧客に使用してもらう段階に入ります。使うことでフィードバックを得らることで試作までの間では発見できなかった問題点や改善策の発見、新しいアイデアなどが生まれてきます。その他に仮説として定義したニーズが正しかったのかかも検証することが可能です。大切なのは、テストパートで終わらずにPDCAを回すことです。このPDCAを繰り返し行い、ブラッシュアップを重ね顧客ニーズを満たすサービスや商品を作り上げていきます。

 

デザイン思考のメリット

次にビジネスシーンでデザイン思考を用いることで起きるメリットについて解説していきます。デザイン思考を取り入れることでビジネスにおける変化や効果にはどのようなことが起きるのでしょうか。メリットを理解しておくことでビジネスへの展開の際の判断基準を設けることが可能になります。

アイデア創出と提案の活性化

デザイン思考では、実現性にとらわれずアイデアを常に提案することが大事です。その結果、使われないアイデアがたくさん生まれることもあります。また、アイデアを試してみたものの、効果が得られない場合もあるでしょう。そうした場合にはアイデアが採用されなかった理由やその原因を分析し、採用されるために必要な要素を洗い出します。これを繰り返すことで、よりよいアイデアを生み提案力を高めることにつながります。結果として、提案の活性化を実現することが可能となるのです。

組織力の強化

デザイン思考の考え方やステップが組織全体で定着すれば、コミュニケーションの活性化につながります。ペルソナに対してどのようなアプローチが有効なのか。そのアイデアを組織全体で共有できるようになります。このように、アイデアの共有化が促進されることで、プロジェクト内の士気が高まり、組織力の強化にもつながっていき、より良いサービスや商品の開発を実現できます。

 

デザイン思考の注意点

次に、メリットだけではなくデザイン思考の注意点について解説していきます。どのような思考法にもメリットとデメリットが存在しています。メリットだけではなく、デメリットを理解することで、デザイン思考を導入する際の対策を講じておくことが可能になります。

デザイン思考の理解不足

管理者がデザイン思考を理解していない場合には、導入時のトラブルを招きやすくなります。管理者がデザイン思考を理解していなければ、提案をしても承認されることが難しくなりスケジュールだけが厳しくなります。こうした場合には、デザイン思考の理解を深めてもらうためにデザイン思考から生まれた成果や成果物見せ理解を促します。理解をしてもらうことが目的となるため、完全な完成品である必要はありません。具体的な成果や成果物によりデザイン思考によってどのようなものが生み出されるのかをイメージしてもらい理解を促していきましょう。

顧客観察と共感が必要

デザイン思考は顧客の悩みを解決に導くための思考法です。そのため、顧客の観察と共感は必要不可欠になります。抱えている悩みを深掘りし、寄り添うことが必須だと考えておく必要があります。顧客からの生の声をもとに何を考えているか理解しなければ、成果物に満足を得ることはできません。

 

デザイン思考のフレームワーク

デザイン思考を行う上で、有効なフレームワークがあります。次に、デザイン思考で利用可能なフレームワークについてご紹介していきます。デザイン思考を効率的に使用するためにも、フレームワークを利用しデザイン思考を活用していきましょう。

共感マップ

共感マップとは、顧客が考えていることや実際の行動を洗い出し、整理を行い顧客ニーズを抽出していくフレームワークです。共感マップには、6つの基本要素があり、その基本要素をもとに整理していきます。

  • 「共感マップ6つの基本要素」
  • (1)考えていること・感じていること(Think and Feel)
  • (2)見ているもの(See)
  • (3)聞いていること(Hear)
  • (4)行っていること・行動(Say and Do)
  • (5)悩みやストレス(Pain)
  • (6)得られるもの(Gain)

この6つの要素を洗い出し、顧客ニーズを深掘りしていくアプローチは、サービスのユーザー体験に直結するUX設計や、既存システムの改善に取り入れられています。

ビジネスモデルキャンパス

ビジネスモデルキャンバスとは、ビジネスの構造を見える化するフレームワークです。ユーザーについて深掘りする共感マップとは異なり、自社ビジネスへの理解を深めることを目的とします。自社ビジネスの理解を深める観点は以下の通りです。

  • 「ビジネスモデルキャンパス 整理観点」
  • (1)価値提案:どのような価値を提供するのか
  • (2)主要活動:価値提供するうえで主要な活動は何か
  • (3)リソース:価値提供するうえで必要なリソースは何か
  • (4)パートナー:ビジネスモデルを構築するビジネスパートナーは誰か
  • (5)コスト構造:ビジネスで発生するコストは何か
  • (6)顧客セグメント:誰に価値提供するのか
  • (7)顧客との関係性:顧客とどのような関係を作るのか
  • (8)チャネル:どのチャネルを活用するのか
  • (9)収益の流れ:何にお金を支払うのか

事業環境マップ

事業環境マップとは、4つの外部環境が自社ビジネスにどのような影響をもたらすのかを可視化するフレームワークです。

  • 「4つの外部環境」
  • (1)市場:市場規模の成長率
  • (2)業界:競合他社の動きや業界の推移
  • (3)トレンド:今後のトレンド
  • (4)マクロ経済:変動性の経済的要因
 

まとめ

本記事は、デザイン思考にとは何かをテーマに解説しています。デザイン業界で利用されていた概念でしたが、現在ではビジネス領域においても重要や思考法として活用されています。今後もより多くの場面で利用される概念となるため、本記事を参考にデザイン思考についての理解を深めてください。

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