更新日:2026/01/20

出張研修とは?メリット・デメリットから選び方まで紹介

出張研修とは?メリット・デメリットから選び方まで紹介 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

出張研修は、講師が企業に出張して行う研修です。受講者の移動負担を無くせること、外部の公開セミナーに参加させるよりも一括で実施できること、自社の課題に合わせたカスタマイズされた学びを得られる点がメリットです。一方で他の開催形態と比べると費用が高くなりやすい点、人事担当者が準備工数の負担が増える、研修会社とのコミュニケーションを密に取る必要があるなど、デメリットもあります。本記事では、出張研修の特徴や最適な研修を選ぶためのポイントまで、詳しく解説します。

 

01出張研修とは?

出張研修とは、研修講師が依頼先の企業に出向いて実施する研修のことです。研修会社が開催する公開セミナー型研修に企業が参加する場合は、他企業と合同開催となるケースもありますが、出張研修の参加者は基本的に自社の従業員のみとなります。そのため内容のカスタマイズがしやすく、講師への質疑応答やロールプレイの実施ハードルが低いというメリットがあります。また、受講者の移動時間や交通費負担も軽減できる点も利点です。

出張研修とその他の実施形態の比較

研修の実施形態は、主に以下の5つがあります。

  • ・出張研修
  • ・社内研修
  • ・公開セミナー型
  • ・オンライン研修(ライブ型)
  • ・eラーニング(オンデマンド型)

それぞれの違いは以下のとおりです。

研修種別 概要 開催場所 費用 開催の手間 特徴(メリット・留意点)
出張研修 講師が依頼企業へ出向き、自社従業員のみを対象に行う研修。カリキュラムのカスタマイズが可能。 依頼者の指定による(自社内または外部会場) 中~高(受講人数が多いほど1人あたりのコストは抑えられる傾向) 大(会場手配・準備、事前打ち合わせなど) 受講者の移動負担軽減。個別サポートや質疑応答がしやすい。企業課題に合わせた内容で効率的に学べる。研修後のフォローサービスが利用できる場合もある。
社内研修(※内部講師) 自社内の社員が講師となり実施。企業の課題に合わせた内容を構成しやすい。 社内 低(外注費用が抑えられる) 中~大(講師の業務負荷、企画が必要 企業の実情に沿った研修が可能。スケジュール調整やアフターフォローが柔軟にできる。講師の質の個人差、新鮮味のなさ、受講者が本音を話しにくいといったデメリットもある。
公開セミナー型 不特定多数の受講者が外部会場に集まり、大人数で同時に受講する形式の研修。特定の企業向けではなく、汎用的なテーマを扱うことが多い。 外部海上 中~低(出張研修よりは費用が低い傾向) 小(企画などはすべて外部)。 多くの人と交流できる可能性があるが、自社の課題に特化した内容ではないことが多い。受講者の時間的・体力的負担がある。
オンライン研修(※ライブ型) インターネットを通じてリアルタイムで実施される研修。場所を選ばずに受講でき、講師への質問や双方向のコミュニケーションが可能。 問わない(インターネット環境があればどこでも)。 中~低(出張研修よりは費用が低い傾向) 中(ツールや通信環境整備の案内が追加で必要)。 どこからでもリアルタイムで受講可能。その場で講師に質問でき、双方向のやり取りができる。移動負担の軽減。実技を伴う研修は難しい。通信トラブルのリスク。
eラーニング(※オンデマンド型) 録画された動画コンテンツを視聴する研修。受講者は自分の好きな時間・場所で、自身のペースで繰り返し学習可。 問わない(好きな時間・好きな場所で自由)。 低(Schooは1ID/月額1,650円~ ※利用は20IDから)。 小(講師手配・時間設定不要。受講管理機能で効率化)。 講義を繰り返し視聴可能。再生速度調整で効率的な学習。個人の理解度に合わせて学習できる。時間・場所を問わず学習可能。教育の質を均一に保てる。事前学習や復習にも活用。受講者間のコミュニケーションが不足しがち。強制力が小さい。実技研修には不向き。
 

02出張研修のメリット

出張研修には以下のようなメリットがあります。

  • ・移動負担を最小限に押さえられ、現場の業務に穴を開けにくい
  • ・専門性の高い講師から自社課題に沿って学べる
  • ・自社内で無駄のない学びを提供しやすい
  • ・質疑応答・ディスカッションの活発化

この章では、それぞれのメリットについて詳しく紹介します。

移動負担が少なく業務調整がしやすい

出張研修は講師側が企業に出向くため、受講者の移動負担が比較的少なく、研修受講による拘束時間を短くしやすいという特徴があります。一般に研修会社が開催するセミナー型の外部研修に参加するケースは、日時や開催場所が選択型であることが多いです。そのため出張研修は、「外部の研修を利用したいが、参加者の日程調整が困難」という場合に適していると言えるでしょう。

専門性の高い講師から自社課題に沿って学べる

出張研修で派遣される講師は、担当領域のプロフェッショナルです。そのため外部から固有のノウハウを持った人材を招へいすることで、社内に不足する専門分野の知識やスキルを習得できることも、出張研修のメリットに挙げられます。実績のある講師が行う研修は、受講者の学習意欲や集中力を高める効果が期待できるでしょう。また研修会社によって、講師として希望する人物を指名できる場合もあります。

自社内で無駄のない学びを提供しやすい

出張研修は、自社が抱える独自の課題やニーズに合わせて研修内容を柔軟にカスタマイズできます。受講者の経験値や業務特性を考慮してカリキュラムを構成することで、必要な知識やスキルを効率的に学べるように調整が可能です。

質疑応答・ディスカッションの活発化

出張研修の参加者は基本的に、自社の従業員のみです。そのため、質疑や議論がしやすい雰囲気で進行できる点もメリットの一つです。また研修講師が対面で受講者一人ひとりを丁寧にサポートできるため、内容の定着や深い理解も期待できるでしょう。講義の理解が進むと、踏み込んだ質疑応答やディスカッションにもつながります。


 

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03出張研修の具体的なデメリットと課題

この章では、出張研修の具体的なデメリットと課題を紹介します。特に注意すべきデメリットは、主に以下の3つです。

  • ・少人数開講だと一人あたりの単価が割高になる
  • ・研修会社とのコミュニケーションコスト
  • ・開催までの講師・会場・社内調整の工数が大きい

それぞれのデメリット・課題について、以下で詳しく紹介します。

費用効率が悪くなることがある

出張研修は、内容のカスタマイズ性の高さや専門講師の派遣料金によって、他の研修形態に比べると費用が高くなる傾向があります。大規模開催の場合にはボリュームディスカウントによって一人当たりコストを抑えられる場合もありますが、反対に少人数開催の場合は割高になりやすいでしょう。

研修会社とのコミュニケーションコストが高い

出張研修は、企業独自の課題に合わせて内容をカスタマイズできる一方、そのメリットを十分に活かすには研修会社や講師との綿密な事前すり合わせが不可欠です。もし内容の齟齬が生じれば、期待通りの研修効果が得られず、受講者や企業の満足度低下につながる可能性があります。

会場・予定調整の難易度が比較的高い

出張研修を開催する際は、研修講師と自社関係者のスケジュールを調整の上で日時を決定します。開催日時が選択型であることが多い公開セミナー型の研修と比べると、スケジュールの柔軟性は高い一方、人気の講師に依頼する場合などは調整難易度が上がります。またカリキュラムのカスタマイズ性を高める場合や、大規模に開催したい場合には余裕をもって調整を開始する必要があります。

 

04最適な出張研修を選ぶための4つの観点

ここでは、最適な出張研修を選ぶための4つの観点を紹介します。特に重要な観点は、主に以下の4つです。

  • ・研修の目的と内容の合致度
  • ・講師の専門性と実績
  • ・予算と費用のバランス
  • ・運用サポートと柔軟性

それぞれの観点について、以下で詳しく紹介します。

研修の目的と内容の合致度

全ての研修に出張研修が向いているわけではありません。例えば、eラーニングで十分な知識習得が可能なテーマに出張研修を選ぶと、費用対効果が悪くなる可能性があります。一方で、講師の専門性や対面形式の強みを活かすことのできる研修は、出張研修に向いています。ビジネスマナー研修やプレゼンテーション研修など、実技やワークを伴う実践的なテーマは、特に出張研修が適していると言えるでしょう。

講師の専門性と実績

出張研修では、研修を担当する講師の専門知識、指導経験、および過去の実績が適切であるかを見極めることが重要です。講師の専門性と実績を十分に精査をして、自社の課題解決に適した講師を選びましょう。

また、ビジネスパーソンとしてだけでなく、研修講師としての実績も重要です。優れたプレイヤーが優れた管理職とは限らないように、仕事で実績があるからといって教えることが上手とは限らないのです。

予算と費用のバランス

最適な出張研修を選ぶには、研修の総費用が設定予算内に収まるか、そしてその費用に見合う効果が得られるかのバランスが重要です。出張研修は講師派遣の費用がかかるため、特に少人数では一人あたりコストが割高になる可能性があります。自社の課題に合わせたカスタマイズ性や専門性の高さといったメリットと、それにかかる費用を比較しながら、慎重に見極めることが不可欠です。

運用サポートと柔軟性

出張研修の内容は、提供企業によってさまざまです。そのため研修会社が企画から実施してくれるか、研修後のサポート体制はどうなっているのか、日程や内容変更への対応をどのくらいしてくれるのかなどを、事前によく確認しましょう。その他、会場準備等の運用面を含めたサポートまで対応してくれる場合、研修担当者の工数が大幅に削減されるでしょう。


 

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05出張研修にも対応するSchoo for Business

Schoo for Businessは、国内最大級の9,000本以上の講座から自由に研修カリキュラムを組むことができるオンライン研修サービスです。これまでに培った専門性の高い講師の方々とのネットワークと学習コンテンツ制作のノウハウを活かして、企業における学びを加速する対面の「講師派遣型ワークショップ」にも対応しております。

<h3>集合研修ソリューションの特徴

Schoo for Businessでは、研修の現場でよく聞かれる「その場限りの研修で効果が実感しにくい」「社員が受け身で学んでいる」といった課題を解決するため、次のような特徴があります。

  • Schooに登壇する講師がインプット・アウトプットを伴走
  • ・リアルな現場を想定した課題や参加者同士のグループワークなど、アウトプットを基軸とした実践的なカリキュラム
  • ・日常業務でよく用いるツールやスキルを題材として、参加者の納得度を高める
  • 気づきを連鎖的に繰り返し、気づけば熱中している体験を提供
<h3>担当講師一例

ビジネスの一線で活躍する実績豊富な講師陣が、プログラム監修から当日の講義実施まで対応。現場のリアルを押さえた実践的な学びが得られます。

  • Beth合同会社 社長

    デザイン思考の専門家で、経産省・特許庁 I-OPEN SUPPORTER、長野県官民連携共創推進パートナー、三重県伊賀市DXアドバイザー(非常勤特別職)、愛知県南知多町 町長相談役 兼 行財政マネジメント総合政策アドバイザーの現職として活躍する(2023年1月18日現在)。デザイン思考顧問業を展開するBeth合同会社社長と、日本語教育のSmart Japanese合同会社の社長を兼務。慶應義塾大学大学院SDM研究科を優秀賞で修了。日本IBM、デロイトトーマツコンサルティングにてデザイン思考の専門家として活躍。その後、友人とThink Experience株式会社を創業したものの、方向性の違いにより廃業。そこから個人でBeth合同会社を創業し現在に至る。独立後の主な実績としてトヨタ自動車、金融庁、特許庁などへの次世代事業創出支援、ビジネスモデル転換支援や大阪万博のビジョン検討を支援。また東京商工会議所でDX・デザイン思考の講師を務める。考えるとは何か?を考える、思考マニア。
  • 東京コミュ塾代表/ファシリテーションコーチ/話し方コーチ

    4年半の英国駐在中、欧州本社のサプライチェーンマネージャーとしてアジアから欧州全土への輸入販売の責任者となりました。この時のメンバーはそれぞれが個性の強い欧州人。彼らの意見を纏めたり、本社の意向をメンバーに分かりやすく説明するのは至難の業でした。この経験の中で培ったのがファシリテーションスキルです。もちろん初めは上手くいかず、会議は炎上するはプレゼンは途中で遮られるは困難の連続でした。日本風の「和をもって尊しとなす」という考えは世界では通用しませんでした。そこからコミュニケーションスキルを磨くべく会議では毎回ファシリテーター役を担い、プレゼンの機会は逃さず挑戦しました。そうすることで少しずつコツを掴み、全員が納得出来るような分かりやすい話し方や会議を纏めるファシリテーション技術を身に付けることが出来ました。講座では経験の中で培った「実践ですぐに使える!」技術を体系的にお伝えします。世界に通用するコミュニケーションスキルを身につけましょう!

 

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06まとめ

出張研修は、講師が会社に来てくれる形式で、自社の社員だけを対象に実施されます。社員が移動する手間が省けますし、自社特有の課題に合わせた内容にできるので、その場で活発に質問しながら学べるのが魅力です。ただ、費用は割高になりがちですし、研修会社との打ち合わせや日程調整に手間がかかるといった面もあります。出張研修を選ぶ際は、研修内容が目的に合っているか、講師に十分な専門性や実績があるか、予算に見合っているか、柔軟に対応してもらえるかといった点を総合的に見て判断するとよいでしょう。

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この記事を書いた人
Schoo編集部
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Schooの「世の中から卒業をなくす」というミッションのもと活動。人事担当や人材育成担当の方にとって必要な情報を、わかりやすくご提供することを心がけ記事執筆・編集を行っている。研修ノウハウだけでなく、人的資本経営やDXなど幅広いテーマを取り扱う。
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