更新日:2026/01/26

メンター研修とは?導入するメリットや学ぶ内容、ポイントを解説!

メンター研修とは?導入するメリットや学ぶ内容、ポイントを解説! | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

メンター研修とは、メンターとなる社員に対して実施される研修のことです。後輩指導に必要なコーチングやフィードバック、メンタリングなどを習得するために行われます。この記事では、メンター研修のメリットや具体的なカリキュラムについてご紹介します 。

 

01メンター研修とは

メンター研修とは、新入社員や若手社員のメンターとなる先輩社員を対象に、メンティーを効果的に支援するためのスキルやマインドセットを習得させる研修のことです。

具体的には、メンターの役割やマインドセットから、コーチングやフィードバック、メンタリングなどのスキルを学びます。

メンター制度とは

メンター制度とは、経験豊かな先輩社員(メンター)が双方向の対話を通じて、後輩社員(メンティ)のキャリア形成上の課題解決や悩みの解消を支援して個人の成長をサポートする制度のことです。

メンターはOJTを担当する先輩社員や直属の上司ではなく、他部署の先輩社員が務めることが多いです。なぜなら、メンターはメンティの「相談役」という位置付けとなることが多く、通常業務で関わりのある人であると気兼ねなく相談しにくかったりするからです。

▶︎参考:厚生労働省|女性社員の活躍を推進するためのメンター制度導入・ロールモデル紹介・地域ネットワークへの参加マニュアル・事例集
▶︎関連記事:メンター制度とは?導入方法や定着活用のポイントを紹介

 

02メンター研修の目的

メンター研修を行う目的には、主に以下の3つがあります。

  • 1:メンターの役割を理解する
  • 2:メンター制度の理解や支援体制の把握
  • 3:メンターに必要なスキルの習得

上記についてここで詳しく解説します。

1:メンターの役割を理解する

会社がメンターにどのような役割を期待していて、どのような支援をメンティにしてほしいのかを理解することは、メンター研修を実施する重要な目的の1つです。

OJT担当者と同じような役割を担うと勘違いしている人も多いので、通常の業務指導ではなくメンタルケアやキャリア相談を中心とした支援者であることを周知する必要があります。

2:メンター制度の理解や支援体制の把握

メンターとしての役割を担う期間や、メンティとの対話の頻度、報告ラインの把握などを、メンターには理解してもらわなければなりません。

また、メンターを支援する体制も知っておいてもらう必要があります。例えば、ウェルカムランチの費用負担やメンター同士の相談会の開催を実施している企業は多いでしょう。このように、メンターが利用できる支援体制を教えることは、メンター研修を行う目的の重要な1つなのです。

3:メンターに必要なスキルの習得

メンター研修を行う最大の目的は、メンターに必要なスキルの習得です。まず、相談役となるので傾聴力や対話力などのコミュニケーションスキルは必須と言えます。

また、メンタルケアもメンターの役割なので、メンタルヘルスに関する知識は習得してもらう必要があります。

 

03メンター研修を実施するメリット

メンター研修を実施することは、メンティ・メンター・企業それぞれにメリットがあります。この章では、メンター研修を実施するメリットについて、それぞれの視点から紹介します。

メンティ

まず、メンティのメリットとしては、何でも話せる相談相手を得られることが挙げられます。

研修によって、メンターが相談役として必要なスキルを習得し、メンターとして機能することで、メンティは安心してキャリアやメンタルについての相談をすることができるのです。

特に、直属の先輩や上司には言えないようなことを、メンターに相談できるようになれば、メンティとしては安心材料となるでしょう。

メンター

メンター研修を受けることで、コミュニケーション能力やメンタルケアのスキルを習得できるというメリットがあります。

これらのスキルは管理職となった場合に欠かせないスキルなので、将来的に管理職になる準備を早期から始められるという利点も享受できるでしょう。

企業

メンター研修を実施することによって、メンターとメンティの関係性が向上すれば、メンティの長期就労も期待できます。

採用コストが年々増加していく中で、せっかく採用した人に長く働いてもらう環境づくりは、これからの時代に欠かせなくなるでしょう。

 

04メンター研修の内容

メンター研修は、主に以下の内容で実施されることが多いです。

  • ・メンターの役割・マインドセット
  • ・傾聴に重きをおくコミュニケーション能力
  • ・対話を通じて悩みを解決に導くコーチング力
  • ・信頼関係を構築する力
  • ・メンタルケアに関する知識

ここでは上記について、それぞれ詳しく解説します。

メンターの役割・マインドセット

メンターの役割

オンライン学習サービスSchooの「新人の力を引き出すOJTとメンタリングの方法 」という授業で、中小企業診断士の松本真也氏は、「メンティの多岐にわたる問題・課題・ニーズを把握し、対処すること」がメンターの役割であると説明しています。

メンター研修では、松本真也先生がSchooの授業で説明しているような、メンターの役割が多岐にわたることを理解してもらい、メンターとしてのマインドセットを持ってもらうことが重要なのです。このマインドセットの醸成がうまくいくと、メンターに求められる多様なスキルに対しての習熟も早くなります。

  • 松本真也中小企業診断士事務所

    ICU 国際基督教大学 卒業。中小企業診断士。 芸能プロダクションの株式会社アミューズに新卒入社。アイドルやダンスグループのマネジメントに携わる。 その後、Webインテグレーション国内最大規模のIMJ Groupに転じ、Web広告プランナー、人事、経営企画、新規事業開発など、Webの最前線で幅広く経験を積む。 現在は、テクノロジーの分かる中小企業診断士として、エンタメ業界やクリエイティブ業界での起業や事業成長をサポートしている。

傾聴に重きをおくコミュニケーション能力

メンターの役割を果たすために、傾聴に重きをおくコミュニケーション能力は欠かせません。メンターはメンティの話を理解し、彼らの立場や視点を尊重する必要があるためです。また、傾聴はメンティが自分の考えや感情を自由に表現し、問題を共有するための安全な環境を提供します。

このように、傾聴はメンティのニーズや課題を正確に把握するための基盤となり、適切なアドバイスや指導を提供するのに役立ちます。傾聴はメンティとの信頼と結びつきを強化し、効果的なメンタリング関係の基盤を築く重要なスキルです。

対話を通じて悩みを解決に導くコーチング力

メンターはコーチング能力を養うことも求められます。コーチングは、メンティが自身の課題や悩みに対処し、解決策を見つけるために必要なスキルです。メンターは適切な質問を使ってメンティの中にある答えを引き出し、メンティの自己解決能力を高める役割を果たさなければなりません。

信頼関係を構築する力

メンターは、メンティとの信頼関係を構築しなければなりません。信頼関係は、メンティがメンターの意見やアドバイスを受け入れ、オープンに意見交換するために不可欠です。

メンターとメンティの信頼関係が築かれると、メンティは率直に自分の課題を共有し、メンターの助言に耳を傾けやすくなるでしょう。このように、信頼関係を構築する能力はメンターに必要不可欠であり、メンター研修の内容として必須のカリキュラムと言えます。

メンタルケアに関する知識

メンターは、メンティの抱えている悩みや不安を聞く「相談役」としての役割も担います。特に新入社員がメンティの場合、業務に関する悩みだけでなく人間関係の悩みや不安を抱く人も少なくありません。そのため、メンターはこのような精神面の支援をするための知識が求められるのです。

 

05メンター研修の効果を高めるポイント

メンター研修を実施するにあたり、内容や研修後について工夫することで効果を高めることができます。ここでは、研修効果を高めるための施策について解説します。

実践的なシナリオやロールプレイを盛り込む

メンター研修において、実践的なシナリオやロールプレイを取り入れることは非常に効果的です。具体的なシチュエーションを再現することで、メンターは理論を実践に応用するスキルを身につけることができます。例えば、メンティーが困難な状況に直面した際の対応方法や、効果的なフィードバックの提供方法など、リアルな場面を体験することで、自信を持って実際のメンタリングに臨むことができるようになります。

研修後も継続的にフォローアップする

メンター研修の効果を最大限に引き出すためには、研修後の継続的なフォローアップが欠かせません。研修終了後も定期的なフォローアップを設けることで、研修で学んだ内容の定着を図ります。さらに、メンターが実際のメンタリングで直面する課題についての相談やフィードバックを受ける機会を提供することで、研修内容の実践への移行をサポートします。

メンター間の交流の機会を設ける

メンター間の交流を促進することは、メンター研修の効果を高めるための重要なポイントです。研修参加者が互いに情報交換やベストプラクティスを共有する機会を設けることで、メンターとしてのスキルをより一層高めることができます。定期的なネットワーキングイベントやワークショップを開催し、メンター同士が経験や知識を共有する場を提供します。

eラーニングの活用

メンター研修の効果を高めるために、eラーニングを活用することが有効です。eラーニングでは、メンターに求められる基礎知識や指導スキルを、場所や時間を問わず学習できます。例えば、コミュニケーションの基本、メンタルケアの方法、コーチング技術などのコンテンツを動画で提供することで、メンターは自身の能力を高めることができます。また、進捗管理が可能なため、受講者ごとの学習状況を把握し、必要に応じたフォローアップができる点もメリットです。これにより、メンターがより実践的なスキルを身につけ、研修の効果を最大化できます。


 

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■資料内容抜粋
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06メンター研修|Schoo for Business

Schoo for Business

オンライン研修/学習サービスのSchoo for Businessでは約9,000本の講座を用意しており、様々な種類の研修に対応しています。メンター研修に必要なメンタリングの基礎知識や、コーチングやメンタルケアの授業も揃っています。研修としての活用だけでなく、自律学習のツールとしても活用できることがSchoo for Businessの特徴です。

受講形式 オンライン
(アーカイブ型)
アーカイブ本数 9,000本
※2023年5月時点
研修管理機能 あり
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費用 1ID/1,650円
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大企業から中小企業まで4,000社以上が導入

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Schoo for Businessは、大企業から中小企業まで4,0000社以上に導入いただいております。利用用途も各社さまざまで、階層別研修やDX研修としての利用もあれば、自律学習としての利用もあり、キャリア開発の目的で導入いただくこともあります。

導入事例も掲載しているので、ご興味のあるものがあれば一読いただけますと幸いです。以下から資料請求いただくことで導入事例集もプレゼントしております。そちらも併せて参考にいただけますと幸いです。

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メンター研修におすすめの授業を紹介

Schoo for Businessでは約9,000本の講座を用意しています。この章では、メンター研修に関する授業をご紹介します。

新人の力を引き出すOJTとメンタリングの方法

本授業では、OJTやメンタリングをどのように進めれば良いのか、全2回の授業を通じて基礎的な知識について学ぶことができます。授業を担当するのは、経営コンサルタントとして唯一の国家資格「経済産業大臣登録 中小企業診断士」を育成する資格の学校TACの人気講師 、松本真也先生です。

 
  • 松本真也中小企業診断士事務所

    ICU 国際基督教大学 卒業。中小企業診断士。 芸能プロダクションの株式会社アミューズに新卒入社。アイドルやダンスグループのマネジメントに携わる。 その後、Webインテグレーション国内最大規模のIMJ Groupに転じ、Web広告プランナー、人事、経営企画、新規事業開発など、Webの最前線で幅広く経験を積む。 現在は、テクノロジーの分かる中小企業診断士として、エンタメ業界やクリエイティブ業界での起業や事業成長をサポートしている。

後輩・部下と話すとき、“メンター視点”足りてる?

本授業では、メンター担当でなくても部下や後輩と関わる際に意識すべき「メンターシップ」を解説します。リーダーシップやコーチング、OJTとの違いを整理しながら、日常のマネジメントに落とし込む方法まで学ぶことができます。

 
  • (株)Mentor For代表取締役CEO

    早稲田大学(教育)で学士号、早稲田大学大学院(教育)で修士号取得。 INSEAD(Executive Master in Change / 臨床組織心理学)で修士号取得。 PR会社、教育系NPO、コンサルティング会社を経て起業。起業後に妊娠するも、臨月でパートナーが海外赴任、ワンオペ育児。女性がキャリアアップする際の壁・社会の中の無意識バイアスにぶつかった経験が契機となりD&Iを推進する社外メンター事業を2018年に立ち上げる。その後、数年に渡るドイツ2拠点生活を経て事業を拡大、現在は日本。2023年「女性部下や後輩をもつ人のための1on1の教科書」出版。3刷、1万部突破。INSEADにてAdvancing Diversity and Inclusion コースも修了、D&Iの知見を深める。DE&I、女性活躍、メンター・スポンサー育成等の登壇実績、受賞歴多数。/東京都「女性首長によるびじょんネットワーク」「東京女性未来フォーラム」運営事業者アドバイザー/第23回Japan Venture Awards JVA審査委員会特別賞/ 第4回東京都女性経営者アワード 継続成長部門/第21回 女性起業家大賞 グロース部門優秀賞(全国商工会議所女性会連合会会長賞)/EY Winning Women 2022等。

心を許したくなる聞き方のコツ

本授業では、若手社員やチームメンバーとの間で「ミスや困りごとを報告してくれる」「ちょっとした話で気まずくならない」といった良い信頼関係を作る方法について、ビジネスコーチ・​ファシリテーターとして活躍されている谷益美(株式会社ONDO 代表取締役)先生から学びます。

 
  • (株)ONDO 代表取締役

    (株)ONDO 代表取締役 早稲田大学ビジネススクール非常勤講師 1974年香川県生まれ、香川大学卒。建材商社営業職、IT企業営業職を経て2005年独立。 専門はビジネスコーチングおよびファシリテーション。企業、大学、官公庁などで研修やワークショップなど、年間約200本の対話を通した学びの場づくりを行う。2015年及び2019年、優れた講義を実施する教員に贈られる「早稲田大学ティーチングアワード」を受賞。著書「リーダーのための!コーチングスキル(すばる舎)」「リーダーのための!ファシリテーションスキル(すばる舎)」「チームの成果を最大化する オンライン会議BASICS100(日本能率協会マネジメントセンター)」『入門 新リーダーの必須スキル チームがまとまる! 成果が上がる! ファシリテーション・ノウハウ(PHP研究所)』他。
 

07まとめ

若手社員のメンタルケアを目的とした研修は数多く存在しますが、メンター制度は一度ノウハウを蓄積できると、その後は社内のみで継続的に実施することが可能です。 若手社員の早期離職に悩みを抱いている企業は、ぜひこの期にメンター制度の導入を考えてみてはいかがでしょうか。

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Z世代の自律型組織開発法をテーマにしたウェビナーのアーカイブです。将来の会社の成長を担う若手世代。「すぐに離職してしまう」「モチベーションの管理方法がわからない」など、Z世代を含む若手の扱いに対して課題を抱えている人事責任者の悩みに対し、若手社員の成長を促進する組織作りについて深掘ります。

  • 登壇者:高木 一史 様
    サイボウズ人事本部 兼 チームワーク総研所属

    東京大学教育学部卒業後、2016年トヨタ自動車株式会社に新卒入社。人事部にて労務(国内給与)、全社コミュニケーション促進施策の企画・運用を経験後、2019年サイボウズ株式会社に入社。主に人事制度、研修の企画・運用を担当し、そこで得た知見をチームワーク総研で発信している。

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この記事を書いた人
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Schooの「世の中から卒業をなくす」というミッションのもと活動。人事担当や人材育成担当の方にとって必要な情報を、わかりやすくご提供することを心がけ記事執筆・編集を行っている。研修ノウハウだけでなく、人的資本経営やDXなど幅広いテーマを取り扱う。
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