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中途採用者に研修は実施すべき理由と研修のポイントや内容を徹底解説

公開日:2021/04/21
更新日:2021/04/21
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中途採用者に研修は実施すべき理由と研修のポイントや内容を徹底解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

中途採用で入社してくる社員の場合、新入社員とは異なり社会人経験があるうえに、社員によっては業務に必要なスキルを持ち合わせている即戦力であることから、研修の必要性を感じない人事担当者も少なくないと思われます。 しかし、中途採用者であっても、新しい環境に置かれることになるため、スムーズに業務をこなせるとは限りません。企業の文化や業務の進め方に戸惑ってしまったり、事業の全体感をうまくつかめないことで、思うように力を発揮できないということになると、早期離職となってしまうリスクもあります。 この記事では中途採用者に研修を実施した方がよいと言える理由を解説し、研修の実施ポイントや具体的な内容について詳しく解説します。

<目次>
中途採用者に研修を実施すべき理由
企業の経営理念を理解してもらう
社内の業務や役割を理解してもらう
新しい職場環境に馴染んでもらう
中途採用者への研修プログラムに「オンボーディング」が注目されている
「オンボーディング」が注目されている背景
「オンボーディング」に基づいた内容例
「オンボーディング」を導入している企業の事例
中途採用者を研修するときのポイント
教育担当者とは別のバディをつける
社内のナレッジを共有する
定期的な面談やフォローアップを実施する
まとめ
 

中途採用者に研修を実施すべき理由

前述したように、中途採用者はある程度の社会人経験を積んでいるため、基礎的なビジネススキルを指導する研修は基本的に不要となります。 しかし、自社で働くことは初めてなので、新しい環境で働くうえでの会社の文化やルールに馴染んでもらうためにも、研修は必要です。 ここでは、研修が必要な理由について詳しく解説します。

企業の経営理念を理解してもらう

中途採用者は社会人経験や必要なビジネススキルはある程度備えているとしても、入社する企業に関する情報は新入社員と同じくらいと考えられます。 今まで異なる経営理念を持つ企業の下で働いてきた社員に、自社で力を発揮して成果を出してもらうために、企業側としては経営理念を十分に理解してもらう必要があります。 そのため、改めて経営理の説明を行う機会を設けるために研修を行うことが望ましいと言えるのです。

社内の業務や役割を理解してもらう

業務への取り組み方や社内ルールは企業によって異なるため、中途採用者に対してしっかりと説明する必要があります。他業界から入社した社員はもちろんのこと、同じ業界から入社した場合でも求められるスキルは若干異なることも少なくないでしょう。 そのため、企業全体に加えて部署単位でのルールや必要なスキルなどの理解をしてもらう必要があるのです。 また、配属される部署が社内においてどのような立ち位置にあるのか、その業務内容やどれくらい重要な事業として見られていているのかなど、業務に入る前に組織の全体像などといった大前提を認識してもらうことも研修を行う理由の一つです。

新しい職場環境に馴染んでもらう

中途採用者は新入社員とは異なり、同時に入社する人数は少なくなるため、社員間の繋がりがどうしても生まれづらくなります。 新しい環境で、異なる社員と業務を進めていかなければならないこともあり、ストレスを感じてしまう人も少なくないと思われます。 業務に取り組む中で自然と馴染めるようになるだろうと放置しまうと、本来の力を発揮するまでに時間がかかってしまうこともあります。 中途採用者が孤独を感じてしまうことがないよう、既存社員との交流ができる機会を設けることが重要となります。

 

中途採用者への研修プログラムに「オンボーディング」が注目されている

中途採用者が早期に新しい環境に馴染み、成果を出してもらうための施策として「オンボーディング」が注目されています。 オンボーディングとは、新入社員の「受け入れ~定着・戦力化」を早期に実現するための施策です。「船や飛行機に乗っている」という意味の「on-board」から派生した言葉です。 ここでは、なぜ「オンボーディング」が注目されているのか、そしてどのように研修を実施していけばいいのかについて解説します。

「オンボーディング」が注目されている背景

「オンボーディング」が注目されるようになった背景として、採用した人材の定着・早期戦力化が重要な課題となっていることが挙げられます。 新しい環境に馴染めず、早期離職となってしまうのには、入社後の短期間しか研修・フォローがないことが要因の一つとして挙げられる。そのため、継続的なサポートが必要と考えられるようになりました。 また、即戦力として入社したにも関わらず、新しい企業文化に馴染めず、期待された成果を上げるまでに時間がかかってしまうことが多くの企業で課題とされています。 こうした背景から、既存社員も巻き込んで職場全体で中途採用者を受け入れるというアプローチをとるプログラムである「オンボーディング」が注目されるようになったのです。

「オンボーディング」に基づいた内容例

入社の初期では前述した通り、経営理念や社内ルールや役割の説明がメインとなります。また、既存社員との交流機会を設け、社風や既存社員の価値観を実際にコミュニケーションを取ることで把握してもらいます。 そして、入社のタイミングで研修を実施して終わりではありません。OJTでの教育に加えて、業務上や人間関係の悩みを相談するメンター制度の導入により、中途採用者の心理的サポートを行っていきます。 他にも、OJTの段階で上司の負担を軽減しつつも充実したフォローを行うために、業務や社内ルールについてわからない点を相談できるナビゲーターのような存在のスタッフを配置することも方法の一つとして挙げられます。 「オンボーディング」では、こうしたプログラムを1か月以上、導入している企業では1年以上の期間を設けて実施しているケースもあります。

「オンボーディング」を導入している企業の事例

中途採用者の研修プログラムとして注目されている「オンボーディング」ですが、実際に導入している企業がどのような施策を実施しているのか気になると思われます。 そこで、実際に導入している2社について紹介します。

日本オラクル株式会社

日本オラクル株式会社では、入社した社員のオンボーディングを全社員の仕事として位置づけて取り組んでいます。 当社では、入社した社員が会社の印象を決めるのは、最初の1か月程度だと考え、5週間の研修を実施しているそうです。 内容としては、初めに沿い気におけるルールなどの基本的な内容を学び、その後OJTで実務を学びます。 そして、OJTの教育担当者だけでなく、業務の細かな部分をサポートするナビゲーターや、毎週1時間の面談時間を設定してエンゲージメントを測るサクセスマネージャーがおり、多方面からサポートを行っています。

GMOペパボ株式会社

インターネット関連サービスを提供するGMOペパボ株式会社では、「ペパボカクテル」や「ランチワゴン」といった独特な名称のオンボーディングプログラムが設けられています。 中途入社した社員は、チャットツールで社内チャンネルである「カクテルチャンネル」に参加し、新しく参加した社員に対してご飯に誘ったり、自己紹介にコメントしたりと、新しく入社した社員を歓迎する文化を構築しているそうです。 こうした中途採用者を歓迎する雰囲気があると、当事者は馴染みやすくなります。

 

中途採用者を研修するときのポイント

中途採用者に研修を実施する時には、どのようなことを意識すればよいのでしょうか。 ここでは、最低限押さえておきたいポイントについて解説します。

教育担当者とは別のバディをつける

一定期間の集中的なオリエンテーションを経た後は、OJTとして教育担当者が実務での指導に当たります。 その教育担当者とは別で一緒に作業を行ったり、アドバイスをしたりと教育担当者よりもより綿密にコミュニケーションを取れるバディをつけると、新しい環境に馴染みやすくなります。 中途採用者は業務以外の悩みや不安を話せる存在がいないと、孤独を感じてしまいがちです。そのため、そういった役割として、バディをつけることを制度として導入している企業は少なくありません。

社内のナレッジを共有する

入社後はわからないことも多くなるため、人事担当者やOJTの教育担当者に質問することがどうしても多くなり、負担が大きくなります。 より効率的に教育していくにあたり、社内のナレッジをまとめた資料を作成して共有することもおすすめです。 社員個人が持っているナレッジは、言わば会社の財産です。指導する側と指導される側の双方で欲しい情報が簡単に手に入ることで、研修の効率が格段に向上します。 ナレッジの共有には、共有用のツールを導入したり、自社に合わせた運用ルールを設けて実施するとよいでしょう。

定期的な面談やフォローアップを実施する

入社して1年間など、期間を設けて四半期ごとに面談やフォローアップを行いましょう。 会社の文化に馴染めているかどうか、業務に関する不安などをヒアリングし、それに対してアドバイスや職場環境を改善できます。 面談者は中途採用者が配属されている部署の上司が行うこともありますが、部署内では言えないこともあるため、人事担当者などの他部署の社員が担当することが望ましいでしょう。

 

まとめ

中途採用者はある程度社会人経験があるため、研修は必要ないと考えられがちですが、スキル面ではなく自社に馴染めるかといった心理的側面からのサポートが非常に重要となります。 この記事で解説したオンボーディングの例を参考にしていただき、中途採用者が自社に定着し、力を発揮できる環境を整備していきましょう。

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