更新日:2026/03/02

パワーポイント研修の内容・カリキュラム例を紹介

パワーポイント研修の内容・カリキュラム例を紹介 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

パワーポイントは、Microsoft社が開発した「プレゼンテーション用ソフト」です。多くのビジネスシーンでプレゼンテーション時の説明資料として活用されています。本記事では、パワーポイントの重要性を改めて振り返りながら、パワーポイント研修の必要性について解説いたします。

 

01パワーポイント研修のカリキュラム例

書籍『秒で伝わるパワポ術』『秒で使えるパワポ術』(KADOKAWA)の著者である豊間根 青地先生は、Schoo for Businessの授業『1年目に知っておきたかったパワポのお作法』において、よい資料とは問題解決できる資料だと解説しています。問題解決とは、現状と理想のギャップを明確にして、その差を埋めることです。例えば経営層に向けて新商品の企画を提案する場面であれば、「企画を知らない状態」から「必要性を理解し承認している状態」へ移行させることを目指します。

このような効果を狙うには、単に見栄えが良くて読みやすい資料を作成するだけでは不十分です。聞き手の立場に立った情報設計を行い、さまざまな角度で聞き手の疑問に答えることで、説得力のあるストーリーが構築できます。以下では、聞き手の問題解決につながるパワーポイントスキルを身につけるための研修カリキュラム例を、基礎編と実践編に分けてご紹介します。

カリキュラム例(基礎編)

パワーポイント研修の基礎編では、スライド作成の基本を学びます。具体的には「情報をわかりやすく整理するためのスライド構成や論理的な流れの作り方」「視覚的に訴求力を高めるためのレイアウト設計や、文字・色彩の適切な使い方」などです。基礎編の研修におすすめの講座『1年目に知っておきたかったパワーポイントのお作法』の内容は、以下の通りです。

講座名 1年目に知っておきたかったパワーポイントのお作法
時間 60分×9コマ
想定受講期間 5~9週間程度(週1~2コマの受講)
研修内容
  • ・良い資料とは
  • ・聴き手とゴール
  • ・問いの可能性
  • ・資料のストーリー設計
  • ・階層箇条書きで情報を整理する
  • ・箇条書きで情報を整理する
  • ・抽象的なことを先に伝える
  • ・QARで伝える
  • ・図解とは
  • ・図解の正しい作り方
  • ・デザインのポイント
  • ・スライドマスターの活用
  • ・テンプレートの活用
  • ・作業効率化はスピードより手順
  • ・使いまわして手数を減らす
  • ・グラフ選びの考え方

 

カリキュラム例(実践編)

パワーポイント研修の実践編では、伝えたいメッセージを「短時間で伝わる形」に落とし込むための応用スキルを中心に学びます。具体的には、スライドの作成方法を学んだ上で、全体の統一感が出る見せ方や、読み手に意図が伝わるレイアウトの工夫の仕方などを身に付けます。実践編におすすめの講座『秒で伝わるパワポ術』の内容は、以下の通りです。

講座名 秒で伝わるパワポ術
時間 60分×8コマ
想定受講期間 5~9週間程度(週1~2コマの受講)
研修内容
  • ・型を作る
  • ・脇役を並べる
  • ・Zに並べる
  • ・グラフの図解
  • ・グラフ作成の実演
  • ・ストーリーを作る
  • ・効率を高めるショートカットキー
  • ・テンプレートの活用
  • ・図解のプロセス
  • ・言葉を括る
  • ・図形の活用
  • ・キーメッセージを作る
  • ・テンプレートの活用
  • ・言葉を揃える
  • ・シンプルに並べる
 

02パワーポイント研修を実施するメリット

パワーポイント研修では、図解の作り方や配色・文字設計の基本、聞き手の理解と意思決定を促す構成づくりなどを、幅広く学べます。研修を受講するメリットは、以下の通りです。

  • 1:提案力(合意形成力)の強化
  • 2:業務の効率化
  • 3:ビジネス基礎力の向上

提案力(合意形成力)の強化

ビジネスにおける提案力とは、関係者が納得できる結論に向けて論点を整理し、合意形成する力のことです。資料によっては、情報を盛り込みすぎて結論や論点が埋もれたり、相手の前提や関心から外れた構成になって説得力を欠いたりするケースが見られます。

パワーポイント研修で、相手視点での論理構成や、理解を助ける図解の作り方を学ぶことで、「考えを整理して伝える力」も身につきます。結果として、相手からの承認を得やすい資料を作ることが可能です。

業務の効率化

パワーポイントのようなスライド資料は、文字ベースの資料に比べて「視覚的な伝わりやすさ」を重視する必要があり、作成に時間がかかりがちです。パワーポイント研修では、作成する資料の品質向上に加えて、資料作成時の無駄を減らす効果も期待できます。

例えば、現場によって資料の体裁や構成の基準が異なると、レビューの差し戻しや作り直しが発生し、作成工数が膨らむことがあります。そこで、研修を通じてスライドマスターの使い方を学べば、構成の型、レイアウトや配色の基本、図解・グラフ化の考え方などを社内ルール(フォーマット)として共有しやすくなります。迷いどころを減らしながら作業できるため、品質のばらつきが抑えられ、手戻りの抑制につながるでしょう。

加えて、キーボードの活用術や作成手順のコツも学べば、資料作成にかかる時間そのものの短縮も期待できます。結果として、メンバーへ資料を共有できるまでのリードタイムが短くなるため、業務をよりスムーズに進めるうえでも有効です。

ビジネス基礎力の向上

通常、パワーポイントの資料作成は、社内外のプレゼンテーションや商談のために行われます。つまり、資料作成の最終的なゴールは「参加者の理解獲得」や「商談の成約」であり、資料の体裁以上に論理構成やストーリー設計が結果を左右する大きな要素となります。その観点から、品質の高いスライドを作るには、情報を整理する論理的思考力、相手の心に響かせる言語化力、受け手の立場に立つ想像力などの「ビジネス基礎力」が欠かせません。

パワーポイント研修は一見すると、ツールの操作といったハードスキルの習得を目的にしているように見えますが、本質はビジネス基礎力の強化にあります。ここで身に付いたスキルは、報告・メール・提案など、資料作成以外の場面でも再現性高く活用でき、成果につながります。


 

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■資料内容抜粋
・大人たちが学び続ける「Schoo for Business」とは?
・研修への活用方法
・自己啓発への活用方法 など

Schoo_banner
 

03パワーポイント研修の対象者

前提として、パワーポイント研修は業務でスライド資料を作成することがある、幅広いビジネスパーソンに役立つものです。その中でも、業務特性などからパワーポイント研修の効果が出やすい対象者は以下の通りです。

  • 1:新入社員
  • 2:営業職
  • 3:マーケティング・企画職

新入社員

新入社員は、学生時代にパワーポイントを利用した経験が少ない場合もあるため、研修を通じて基本的な操作をレクチャーすることで、現場でのスムーズなオンボーディングが可能になります。加えて、企業でのスライド作成には「意思決定を促す」「端的にして相手の時間を奪わない」「企業として統一感のある体裁にする」といった、ビジネスパーソンとしての作法があるため、品質について目線を揃える効果も期待できます。

さらに重要なのが、「目的を定めて情報を取捨選択し、構造化して伝える」一連の思考プロセスを実践することです。研修の中で論点整理やストーリー設計を繰り返すことで、論理的思考力に加え、聞き手視点に立って資料を見直す姿勢が身につきます。

この観点から、新人向け研修ではデザイン性だけでなく「誰に、何を、なぜ伝えるのか」といった構成の設計を重視した内容にすると良いでしょう。

営業職

営業職は、提案内容を短時間で理解してもらうために、パワーポイントで提案資料を作成する場面が多くあります。研修を通じて、結論が一目で伝わる構成・情報の絞り込み・比較表や図解の作り方などを学ぶことで、無駄のない資料を作成しやすくなります。結果として、商談での説明がスムーズになり、意思決定に必要な情報を過不足なく届けられるようになるでしょう。

加えて、質の高い資料を準備できると説明する際の迷いが減り、内容に集中してプレゼンテーションすることが可能です。資料設計とあわせて話し方・時間配分も見直す機会になるため、提案内容の説得力を高めることにもつながります。

マーケティング・企画職

マーケティング職や企画職は、企画書・提案書などを作成する機会が多いため、パワーポイントは情報を整理して伝えるための、主要ツールの一つとして活用されます。例えば、社内外の関係者に「施策の狙い・根拠・期待効果」を説明する場面では、結論が一目で分かる構成や、比較表・図解による可視化が必要です。

また、マーケティング領域では、事例や調査結果をまとめた資料(例:ホワイトペーパーや営業支援資料など)を作成するケースもあります。そのため、パワーポイント研修で「読み手視点の構成」「情報の取捨選択」「グラフ・図解の見せ方」を学べば、業務を進めやすくなるでしょう。

 

04パワーポイント研修の内容

パワーポイント研修の内容は、受講者の階層・職種や課題によって異なります。たとえば、Schoo for Businessで学べる内容として、以下の内容が挙げられます。

  • ・①パワーポイントの「基本操作」
  • ・②文字だらけを卒業する「図解化」のテクニック
  • ・③制作時間を減らす「スライドマスター」の共通化
  • ・④学んだスキルを即アウトプットする「プレゼン力」向上
  • ・⑤「Microsoft Copilot」による効率化

項目ごとに詳しく見てみましょう。

①パワーポイントの「基本操作」

パワーポイントを初めて操作する方でも一人で資料作成できるよう、資料作成時に押さえておくべき基本操作を学びます。具体的には、新しいスライドの作成、スライドの追加・順序の入れ替え、画面各部の名称や基本機能などが挙げられます。基礎となる操作を身につけながら、プレゼン資料作成の流れを体系的に理解する形が良いでしょう。

②文字だらけを卒業する「図解化」のテクニック

文字だらけの資料でも、図を使って要点を直感的に伝えるテクニックを学べます。具体的には、誤った図解化と正しい図解化の違い、フォントや色の使い方、アイコンの選び方などが挙げられます。図解の基本を押さえることで、プレゼン資料としての説得力が増し、読み手の意思決定もスムーズになるでしょう。

③制作時間を減らす「スライドマスター」の共通化

テーマに合わせて、自動的に設定された文字の書式などを管理する専用の画面「スライドマスター」の活用方法も学べます。具体的には、スライドマスターの操作方法や活用術、共通化するメリット、レイアウトマスターとの関係性などが挙げられます。スライドマスターの内容や使い方などを理解すれば、チーム内での作業効率化が期待できるでしょう。

④学んだスキルを即アウトプットする「プレゼン力」向上

パワーポイントで作成した資料をもとに、会議や提案の場で合意形成につなげるプレゼンスキルも身につけられます。具体的には、声の出し方や間の取り方、聞き手への問いかけ方、場の和ませ方などが挙げられます。伝え方を体系的に押さえることで、自信を持って発表できる状態を目指せるでしょう。

⑤「Microsoft Copilot」による効率化

生成AIツールである「Microsoft Copilot」を活用して、パワーポイントの資料を効率的に作成する方法を学びます。具体的には、スライド資料の文章作成を効率化する方法やスライドのビジュアルを生成する方法、蓄積された社内のナレッジを活用する方法などが挙げられます。手法を知ることで、作業時間を短くしつつ要点が伝わる資料を作りやすくなるでしょう。

 

05パワーポイント研修の効果を最大化させるポイント

パワーポイント研修の効果を最大化させるポイントは以下の通りです。

  • ・作成・発表の時間も取り入れる
  • ・パワーポイント以外のスキルも教える
  • ・研修講師は専門家に任せる

作成・発表の時間も取り入れる

研修内容を実務で活かすには、座学だけでなく「作成」と「発表」の時間を組み込むことが重要です。ストーリー設計や具体的なスライドデザインなど、手慣れた講師の説明を聞いてデモンストレーションを見ているだけでは「分かったつもり」に陥りやすいためです。

実際に自分で考え、手を動かしてみることではじめて、上手くいかない点や苦手な箇所を解像度高く捉えることができます。研修のプログラムに「資料を作る→発表する→フィードバックを受ける→改善する」というサイクルを取り入れることで、実践に近い学びを得ることができるでしょう。

「内容設計」のスキルも教える

パワーポイント研修の最終的なゴールは、スライドを使ったプレゼンや会議における、伝達力を高めることにあります。その観点から、研修では「ツールの使い方」だけではなく、スライドのストーリー設計といった構成力の向上に関わる内容も取り入れる必要があります。具体的には、以下のような内容です。

  • ・論点の明確化と言語化
  • ・ピラミッド構造による論理構成
  • ・相手に伝わりやすい情報伝達の設計

専門の研修講師を活用する

パワーポイントやエクセルは社内研修を行うよりも、プロに依頼するほうが効果的かつ効率的に研修を実施できる場合があります。「機能や使い方の知識」と「教え方のテクニック」を併せ持つ外部講師から質の高い研修を受けることで、受講者の理解度が高まることが見込まれます。さまざまな会社がパワーポイント研修を実施していますので、比較検討しながら自社に合う研修を探すことが大切です。

 

06パワーポイント研修|Schoo for Business

Schoo for Business

オンライン研修/学習サービスのSchoo for Businessでは約9,000本の講座を用意しており、さまざまな種類の研修に対応しています。パワーポイント研修はもちろんのこと、新入社員研修・管理職研修からDX研修まで幅広いコンテンツで全てを支援できるのが強みです。

受講形式 オンライン
(アーカイブ型)
アーカイブ本数 約9,000本
※2026年3月時点
研修管理機能 あり
※詳細はお問い合わせください
費用 1ID/1,650円
※ID数によりボリュームディスカウントあり
契約形態 年間契約のみ
※ご契約は20IDからとなっております
 

Schooのパワーポイント研修の最大の特長は、専門家から学ぶことができるという点にあります。研修のプロではなく、パワーポイントのプロから学ぶことができるので、実務に活かせる知識やスキルを習得することができます。

また、Schooはeラーニングによる研修受講となるので、社員1人ひとりが好きな時間や場所、タイミングで研修を受講することができるので、リモートワークを導入している企業や多拠点展開している企業におすすめです。

パワーポイント研修に関するコンテンツ一覧

研修内容 時間
1年目に知っておきたかったパワポのお作法 9時間
クイックに作る 伝わる図解 2時間
パワポで使えるわかりやすい図解の作り方 50分
もう迷わないパワポのレイアウト パターン3選 1時間
最低限の労力で伝わるいい感じの資料作成術 1時間
『パワポ』で使える見やすい色の選び方 50分
PowerPoint基礎 2時間20分
全部見せます「LIVEパワーポイント」 14時間6分
秒で伝わるパワポ術 8時間
 

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大企業から中小企業まで累計4,000社以上が導入

Schoo導入企業ロゴ

Schoo for Businessは、大企業から中小企業まで累計4,000社以上に導入いただいております。利用用途も各社さまざまで、階層別研修やDX研修としての利用もあれば、自律学習としての利用もあり、キャリア開発の目的で導入いただくこともあります。

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07まとめ

パワーポイントは社会人であれば必ず習得しておきたいスキルのひとつです。実際に、ビジネスシーンでもパワーポイントを駆使したデジタルプレゼンテーションが求められる機会も多いことかと思います。 パワーポイントスキルの習得には、ある程度の期間を要すため、パワーポイント研修により効率的にスキル習得を促し、操作方法を身につけられるよう指導しましょう。社員のパワーポイントスキルを深めることで、結果的に受注率のアップやグローバル展開など、自社利益の向上に繋がります。ぜひパワーポイント研修の実施を検討してみてください。

 
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この記事を書いた人
Schoo編集部
Editor
Schooの「世の中から卒業をなくす」というミッションのもと活動。人事担当や人材育成担当の方にとって必要な情報を、わかりやすくご提供することを心がけ記事執筆・編集を行っている。研修ノウハウだけでなく、人的資本経営やDXなど幅広いテーマを取り扱う。
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