新入社員研修に使えるゲーム20選|具体的なルールや注意点について紹介
新入社員教育では、自ら学ぶ意欲を持って参加してほしいと考える研修担当の方が多いでしょう。しかし、座学が続くとついつい睡魔に負けてしまいがちな社員も。 また、新入社員教育の重要なテーマに、学生から社会人への意識改革、基本のビジネスマナー、チームワークがあります。このような研修では、座学とよばれる講義中心の内容では、なかなか効果が出ません。では、どうすればよいのでしょうか。 研修の参加者から積極的な姿勢を引き出し、より研修を効果的にするために、「教育訓練ゲーム」を取り入れる方法があります。そこで、この記事では新入社員教育で教育訓練ゲームを取り入れることのメリットとすぐに使えるゲームのネタをご紹介します。
01新入社員研修にゲームを取り入れるメリット
新入社員教育にゲームを取り入れると、楽しみながらビジネスを学ぶことができる、新入社員の本来の姿を見れるなどといったメリットがあります。本章では、3つのメリットを取り上げて解説していきます。
楽しみながらビジネスの考え方を体験できる
実際の仕事に役立つ考え方を、楽しみながら身に着けることができます。例えば、コミュニケーションに関するゲームを利用することで「報・連・相」の必要性やチームで仕事をすることの重要性を実感するでしょう。また、自分の頭や身体を使うゲームであれば、学んだことが強く印象に残り、定着しやすくなります。
気分の切り替えを行い集中力を維持できる
人間が集中できる時間は限られています。延々と座学が続くと、飽きてしまい集中力の低下につながります。しかし、ゲーム要素を取り入れると気分の切り替えができ、集中力の維持に繋がるのです。特に、講義が続いた時や、眠くなりやすい午後一番に取り入れると効果的でしょう。
面接では見えなかった素の姿が見える
ゲームの実施中は素の姿が見えることが多いでしょう。面接では見えなかった部分が分かるかもしれません。「周りを見て調整するタイプ」「積極的に発言していくタイプ」等、配属の際の参考になる情報が得られます。特に、長時間行うコミュニケーションゲームの際は、講師だけでなく配属に関わる人物が一緒に見ることをおすすめします。
02新入社員研修に使えるゲーム20選
この章では、新入社員研修に活用できるゲーム20選を紹介します。それぞれ、人数や所要時間、遊び方などをまとめて紹介しているので、参考にしてみてください。
ジェスチャーゲーム
人数 | 3〜8人 |
所要時間 | 10分〜 |
遊び方 |
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事前に準備しておくべき物がほとんど必要なく、お題さえあればどこでも行うことができるのがジェスチャーゲームです。出されたお題を言葉を使わずにジェスチャーだけで見ている人に伝えるため、表現力と相手の伝えたいことを理解する必要があります。チームで動いていく上で必要不可欠な意思疎通の能力を鍛えることができる上に、ノンバーバルコミュニケーションの力を伸ばすことも可能です。
バースデイライン
人数 | 8〜15人 |
所要時間 | 5〜15分 |
遊び方 |
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バースデイラインは、制限時間内に誕生日の早い順から順番に一列に並ぶゲームです。終始無言でおこない、言葉を使う事はもちろん、筆談も禁止されています。このゲームでは、言葉を使って行うコミュニケーションの大切さと、言葉を使わずに相手の気持ちを推測するノンバーバルコミュニケーションの重要性を同時に学ぶことができます。
ピンポン玉リレー
人数 | 6人〜 |
所要時間 | 10分 |
遊び方 |
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ピンポン玉リレーは、スプーンやお箸を使ってリレー形式でピンポン玉を運ぶという非常にシンプルなゲームです。折り返し地点を設けたり障害物を設置したりしてコースを作り、ピンポン玉を受け渡しながら最も速く全員がゴールしたチームが優勝です。非常に軽くて不安定なピンポン玉をリレー形式で受け渡していくため、メンバーのチームワークが非常に重要になり、チームワークを養うことができます。
ウソつき当てゲーム
人数 | 5〜10人 |
所要時間 | 10分 |
遊び方 |
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非常に簡単なルールのゲームですが、簡単なお題より少し難しい設定にするとチーム内で嘘をついている人を当てようとする動きが活発になり、会話が弾みコミニケーションも図れます。また、嘘を見破ろうとする中で、人の話を注意深く聞く力や、個々の集中力、洞察力が高まります。
条件プレゼン
人数 | 10〜20人 |
所要時間 | 30分 |
遊び方 |
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時間もかからず、道具などもほとんど必要ないため、手軽に行えるのが条件プレゼンです。チームになってプレゼンを行うため、チーム内でのコミュニケーションが活性化され、メンバー同士の仲が深まります。さらに、お題をいかに面白くプレゼンするかを考える中で、想像力が高まり、相手にどのように伝えるのかということを考えることで、プレゼン力も身に付きます。
ペーパータワー
人数 | 3〜8人 |
所要時間 | 5分 |
遊び方 |
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このゲームは紙と机さえあればどこでも行える簡単なゲームです。時間内でできるだけ高くタワーを積み重ねたチームが勝ちとなるため、素早く考える思考力と、チームの協調性が養われます。
質問ゲーム
人数 | 4人〜 |
所要時間 | 1分〜 |
遊び方 |
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このゲームは初めてメンバーが集まる時など、メンバーの中の親交があまり深まっていない状態で行うことが効果的です。1分ほどの短い間に相手に質問し、答えてもらい、その人をいかに知ることができるかを競うだけのとても簡単なゲームです。短い間で簡潔に質問し、あるいは簡潔に答えることで、質問力、対話力の強化につながります。
似顔絵当てゲーム
人数 | 5人〜 |
所要時間 | 15分〜 |
遊び方 |
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このゲームも、ペンと紙さえあればできる非常に簡単なゲームです。課題を芸能人などといった範囲の広いものではなく、メンバーの人全員が知っている身近な人を課題とすることで、ちょうど良い難易度になります。基本的に楽しく行えるゲームであるため、コミュニケーションを活性化させることができます。
十人十色
人数 | 3人〜 |
所要時間 | 20分〜 |
遊び方 |
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「他者の視座」に対する意識を喚起するきっかけとなる経験を提供するためにデザインされた、"ゆるやかな形式"のオープンソース・ゲームです。 チームの中にいる一人を対象者とし、「炭水化物なら米、パン、麺のうちどれが一番好きか」という問題を出して、好みや傾向を予想して当てるゲームです。自分の好みと他人の好みは違うと再認識し、第三者の好みや趣向を意識することで、コミュニケーションの本質的な考え方を学べます。
NASAゲーム
人数 | 4人〜 |
所要時間 | 30分〜 |
遊び方 |
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「NASAゲーム」は「月に不時着してしまった宇宙飛行士」という設定で、320km離れた母船へ戻るために、手元のアイテムに対して優先順位を決めていきます。個人で優先順位をつけた後にチームで話し合いながら全員で1つの結論を導くという流れです。NASAによる模範解答に最も近い解答を出したチームが優勝です。チームでの話し合いで、それぞれのコミュニケーションの癖が出るため、フィードバックなど行うと効果的です。意見が対立したときに、多数決や諦めで決めるのではなく、しっかりと話し合って合意を形成する力が身につきます。
人狼ゲーム
人数 | 6人〜 |
所要時間 | 30分〜 |
遊び方 |
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人狼ゲームは、村人であるチームメンバーのうち誰が人狼かを当てていくゲームです。村人チームは、全員が村人のふりをしているメンバーから、誰が人狼なのかを探し出します。人狼チームは、自分の正体が相手にわからないように嘘をつきます。 人狼ゲームを使ったトレーニングは、コミュニケーション能力において重要とされる「聞く力」と「伝える力」のどちらもトレーニングすることができます。
グッド アンド ニュー
人数 | 3人〜 |
所要時間 | 10分〜 |
遊び方 |
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グッド アンド ニューは3人以上10人ほどの人数のチームに分かれ、それぞれみんなの前で一人ひとり「良かったこと(Good)」と「新しい発見(New)」を発表していき、発表が終わったら全員で発表者に対して拍手を送ります。 グループのメンバーはランダムに選び、話は1分以内でまとめることがポイントです。 話し手の価値観や着眼点を共有できることや、メンバー同士の相互理解が深まるというメリットがあります。
共通点探しゲーム
人数 | 3人〜 |
所要時間 | 5分〜 |
遊び方 |
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共通点探しゲームは、アイスブレイクとして研修の序盤で取り入れると効果的です。グループワークを求めたり、活発な議論を期待する研修で、チームのコミュニケーションを活性化するための手段として、このゲームを用いると良いでしょう。また、新入社員研修のように同期の繋がりを作ることも目的としている研修に使うのも効果的です。
メイク10
人数 | 3人〜 |
所要時間 | 10分〜 |
遊び方 |
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メイク10は算数を通じながら、論理的な思考力を鍛えることができるゲームです。チームでいかに分担作業をできるかが、安定して時間を短くできるかに影響します。
地図作成ゲーム
人数 | 4人〜 |
所要時間 | 10分〜 |
遊び方 |
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地図作成ゲームは、コミュニケーション能力や傾聴力を鍛えることのできるゲームです。それぞれに異なる情報が記載されているので、自然と全員の発言が必要になります。また、与えられた情報を正確に受け取る能力も鍛えることができます。少し準備に時間はかかりますが、社員も能動的に参加できるので、おすすめの研修ゲームの1つです。
3択クイズ
人数 | 2人〜 |
所要時間 | 5分〜 |
遊び方 |
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3択クイズは、研修のアイスブレイクとして活用すると効果的なゲームです。自分のことについて発表することで自己紹介の代わりにもなりつつ、相手への質問力を鍛えることができます。
他己紹介ゲーム
人数 | 4人〜 |
所要時間 | 10分〜 |
遊び方 |
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他己紹介ゲームも、研修のアイスブレイクで活用すると良いでしょう。短い時間で相手の情報を集める必要があるので、ヒアリング能力を養うことができます。また、他人の紹介をするということで緊張感が生まれ、プレゼン能力の向上も期待できます。
ビブリオバトル
人数 | 3人〜 |
所要時間 | 15分〜 |
遊び方 |
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ビブリオバトルは、プレゼンテーション能力を鍛えることができるゲームです。自分の好きな本の紹介をすることで、自身の人となりを伝えることもでき、アイスブレイクとして活用する人もいます。
絵しりとり
人数 | 10人〜 |
所要時間 | 10分〜 |
遊び方 |
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絵しりとりは、研修参加者のコミュニケーションの糸口として使うと良いでしょう。このゲームで何か特定の能力向上が期待できるわけではないですが、ゲーム性に特化している分だけ場が盛り上げるという効果はあります。
定番当てゲーム
人数 | 4人〜 |
所要時間 | 10分〜 |
遊び方 |
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定番当てゲームも、研修参加者のコミュニケーションの糸口として使うと良いでしょう。このゲームに関しては相手が何と答えるかを予想することも重要なポイントとなるので、一定の関係性がある人同士で実施するとさらに効果的です。
03新入社員研修にゲームを取り入れる際の注意点
新入社員研修にゲームを取り入れる際には、いくつか注意点があります。ゲームはあくまで効果的な研修を行うための方法です。「楽しかった」で終わらないように次のようなことを意識しましょう。
ゲームをすること自体を目的にしない
ゲームをすることが目的となってしまい、ゲームをしただけで満足してしまうとゲームの効果は薄れてしまいます。ゲームを行った社員それぞれがゲームを通して何を学ぶかを明確に理解した上でゲームを行い、ゲーム後にはゲームを振り返って何を学んだかを確認しましょう。さらに、ゲームの出来事を振り返るところにとどまらず、日常とリンクさせたり、講師から仕事の現場での実践に繋がるようなフィードバックがあると効果的です。
ゲームの位置づけを明らかにしよう
上記でも説明していますが、ゲームをする側の社員がしっかりとゲームの意図・目的・研修によって何を実現したいのか、ということを理解した上でゲームを行うことが大切です。どんなに効果的な研修・ゲームを実施しても、ゲームをする社員が目的などを理解していなければ意味がありません。そのため、ゲームの目的・意図などはゲームを行う前に明確にしておくことが大切です。また、前後のプログラムとのつながりを考えることも大切です。
正しい知識のインプットも行う
あくまでも研修なので、正しい知識のインプットは必要不可欠です。仮に、社員にコミュニケーションの必要性を認識してもらいたいという目的であれば、コミュニケーションの正しい理解・知識を座学で学ぶという時間は必要です。この座学をゲームの前にするか後にするかは、ゲームを動機付けに利用するのか、アウトプットに使うのかによって異なります。
04Schoo for Business|新入社員研修
オンライン研修/学習サービスのSchoo for Businessでは約8,500本の講座を用意しており、様々な種類の研修に対応しています。新入社員研修はもちろんのこと、若手社員研修・管理職研修からDX研修まで幅広いコンテンツで全てを支援できるのが強みです。
受講形式 | オンライン (アーカイブ型) |
アーカイブ本数 | 8,500本 ※2023年5月時点 |
研修管理機能 | あり ※詳細はお問い合わせください |
費用 | 1ID/1,650円 ※ID数によりボリュームディスカウントあり |
契約形態 | 年間契約のみ ※ご契約は20IDからとなっております |
Schooの新入社員研修の特長は、ビジネスマナーからマインドセット、ロジカルシンキングやExcelまで、新入社員に求められるスキルに関する幅広いコンテンツが充実しているという点にあります。また、営業基礎やマーケティング基礎のような授業も揃っており、現場に配属されてからの研修や自律学習という側面でも活用できるという点も特長です。
また、Schooはeラーニングによる研修受講となるので、社員1人ひとりが好きな時間や場所、タイミングで研修を受講することができるので、リモートワークを導入している企業や多拠点展開している企業におすすめです。
大企業から中小企業まで4,000社以上が導入
Schoo for Businessは、大企業から中小企業まで4,000社以上に導入いただいております。利用用途も各社さまざまで、階層別研修やDX研修としての利用もあれば、自律学習としての利用もあり、キャリア開発の目的で導入いただくこともあります。
05まとめ
この記事では、新入社員研修にゲームを取り入れることのメリットと使えるゲームのネタ20個をご紹介しました。新入社員研修にゲームを取り入れることで、コミュニケーションの活性化や主体的な学びが期待できます。ぜひ、貴社に合った内容のものを取り入れて下さい