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心理的安全性とは?組織における大切さと高める方法について解説

公開日:2021/05/28
更新日:2021/05/31
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心理的安全性とは?組織における大切さと高める方法について解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

心理的安全性とは、組織のメンバーが気兼ねなく発言をしたり、行動を起こしたりできる状態のことをいいます。これは、組織が最大限のパフォーマンスを発揮するための重要な要素で、昨今の組織運営において注目を集めているキーワードのひとつです。 当記事では、心理的安全性について、その概要や組織へもたらすメリットおよび、注意点について解説します。

 

心理的安全性とは

心理的安全性(psychological safety)とは、「組織・チームのメンバーが、業務において不安や恐怖を感じることなく、安心して業務に従事できる状態」のことを指します。心理的安全性が高まることで、従業員同士が遠慮なく発言できたり、自然体のまま働くことができたりするため、組織としてパフォーマンスが発揮されやすくなります。

エイミー・C・エドモンソンが提唱した

心理的安全性を最初に提唱したのは、組織行動学の研究者であるエイミー・C・エドモンソンです。論文「Psychological Safety and Learning Behavior in Work Teams」で提唱した心理学用語「psychological safety」が、日本では「心理的安全性」と訳されました。 エイミー・C・エドモンソンは、「人と人がチームになって仕事を通しての学習を繰り返し、成果を上げる」ことを「チーミング」と呼び、このチーミングが有効に機能するための条件のひとつとして、心理的安全性を挙げました。

チームにおいて気兼ねなく業務に従事できるか測るものさし

心理的安全性は、チームにおいてメンバーが、気兼ねなく働けているかを測るものさしになります。心理的安全性が不足していると、「無知だと思われているのではないか」「無能だと思われているのではないか」といった不安が増してしまいます。 このような問題は、不十分なコミュニケーションによって、組織にとって有意義な意見が出てこなくなってしまったり、メンバーがミスをしたときに迅速な報告ができなくなることで大きなトラブルに繋がってしまったりします。 その結果、チーム全体の成果も下がってしまいやすく、働きづらさや居心地の悪さを感じた従業員が、職場を離れることにも繋がってしまうのです。

成功するチームの土台としてGoogleが提唱している

心理的安全性がチームにもたらす有効性については、Googleも提唱しています。 従来、上位校でのリクルート活動を積極的に実施しており、Google社はスター選手になりうる優秀な人材を採用してきたものの、自社における優秀なチームの特性は、所属する個々の才能ではなく、心理的安全性の高さであるということを発表しました。 心理的安全性の高いチームは、メンバーの離職率が低く、チーム内のメンバーnアイディアを有効に活用し、管理職から評価される機会も多いという特徴があることを示しました。

 

心理的安全性が高まることのメリット

ここまでの概要で解説した通り、心理的安全性を高めることはチームにとって様々な良いこ効果を与えます。ここからは、心理的安全性が高まることのメリットについて、4つに分け、さらに具体的に解説します。

コミュニケーションにかかわるストレスを軽減

心理的安全性が高まることで、まず挙げられるメリットが、コミュニケーションに関わるストレスを軽減できることです。業務にかかわる発言や行動を気兼ねなく取れるようになると、精神的な負担が軽減され、心に余裕が生まれます。 広い視野で物事を見られるようになり、さらに活躍できるチャンスを増やしていけるため、メンタルヘルスケアの一貫としても効果を期待できるのです。

組織の生産効率が向上できる

心理的安全性を高めるメリットとして、2つ目に挙げられるのが、組織の生産効率の向上に寄与する点です。従業員が考えてしまいがちな、 「こんな発言をしたらばかにされてしまうのではないだろうか」といった不安要素を取り除かれている現場では、活発な意見交換や情報共有が行われます。 そのため、 業務における価値観の共有が根付くことで、従業員のポテンシャル向上に繋がり、組織としての生産効率を上げることができます。

組織内の課題の早期発見・解決に繋がる

組織内のコミュニケーションが活発に行われると、組織の課題に早いタイミングで気づくことができ、早期解決に繋がります。 心理的安全性の高い組織においては、ミスや叱責を恐れて報告が遅れてしまうこともないため、トラブルが起きた際にも迅速な対応を実現できます。 また、従業員同士で、自由な議論ができる組織では、目指すビジョンを明確にできるため、全員で同じ目標に向かって業務にあたることもできます。

優秀な人材の定着率向上

心理的安全性を高めることで、従業員1人1人がパフォーマンスを発揮しやすくなることから、人材の定着率も向上します。 活発な意見交換を通じて組織がアップデートされ続けることで、長期にわたって業務にやりがいを感じられ、居心地が良くなるため、優秀な人材が職場に定着しやすくなります。

 

心理的安全性の作り方や高める方法

組織の活発化や、従業員がの働きやすさを生み出すことに寄与する心理的安全性の向上。実際の職場において、心理的安全性を高めるためにはどのようにしたら良いでしょうか。 4つに分けてご紹介します。

メンバー同士がお互いを尊重し合える環境をつくる

心理的安全性を高める方法として、重要なのが、所属するメンバー同士がお互いを尊重し合える環境をつくることです。 組織には様々な人が所属しており、お互いの多様性を認め合うことで、メンバー同士が尊重し合う雰囲気づくりを進められるのです。 具体的な方法として挙げられるのが、メンバーに対して均等な発言機会を提供することです。優秀なメンバーや、役職などによって発言が優遇されることのないように、全てのkメンバーが発言できる機会を作るのがおすすめです。

定期的な1on1ミーティングで信頼関係を築く

お互いが尊重し合えているかを実感するにあたっては、相手との信頼関係がどの程度築けているかが重要な要素になります。強い信頼関係が築けているからこそ、不安なく発言ができるようになるものです。 この信頼関係を築くためには、定期的な1on1ミーティングを実施するのが効果的です。 1on1ミーテイングの時間を設定することが難しい場合には、雑談の時間を設けることでもカバーが可能です。適度に本音で話すことのできる機会を設けることで、業務の場においても考えていることを発言しやすくなるのです。

組織内の透明性を上げる

心理的安全性を高めるのに効果的な方法として、3つ目に挙げられるのが組織の透明性を上げることです。自分の提案や意見がチームの中でどのように扱われたか可視化することで、メンバー自身も次の意見の出し方に活かしたり、自信に繋がったりする効果が表れやすくなります。 また、組織内の評価制度に関する内容も透明性を上げることで、達成すべき目標が明確になるため、1人1人のモチベーション向上に繋がりやすくなります。

ピアラーニングやピアボーナスを導入する

ピアラーニングやピアボーナスの導入も、心理的安全性を高める上で効果的です。 ピアラーニングとは、メンバー同士が相互に教え合い学びを深めていく手法で、メンバー同士の協力体制が構築されやすくなります。ピアボーナスとは、メンバー同士で報酬を贈り合える仕組みのことで、業務を通じて感謝や評価を送りたい相手に、メッセージやポイントを送付しておくことで、一定のタイミングで個人の評価や手当の支払いに繋げる手法です。 メンバー同士の評価が可視化されることで、業務のモチベーション向上に繋がりやすくなり、心理的安全性を高めることができます。

 

心理的安全性を向上させるときの注意点

最後に、職場の心理的安全性を向上させるときの注意点について解説します。 きちんと仕組み化をしていくことで、チーム全体で心理的安全性を高めていく環境づくりができるため、導入をする前に注意点を確認しておきましょう。

心理的安全性は都度測定する

心理的安全性を高める上でよくあるのが、マネジメントする側が心理的安全性が高まっていると感じていても、実際に働くメンバーがそのように感じていないというケースです。 ここまでご紹介しおてきた施策を講じていても、効果は測定しなければわかりません。 エイミー・C・エドモンソンは、心理的安全性を測る7つの質問を挙げています。

心理的安全性を測るための7つの質問

ここで活用される質問の特徴は、プロジェクトの目的や自分の役割について、確認の意味をもって問いただすためのものではないことです。 7つの質問に対して、ネガティブな回答をするか、ポジティブな回答をするかによって、チームの心理的安全性を測るためのもので、ポジティブな回答が多い方が、心理的安全性が高い状況にあると判断できる質問になっています。

  • チームの中でミスをすると、たいてい非難される。
  • チームのメンバーは、課題や難しい問題を指摘し合える。
  • チームのメンバーは、自分と異なるということを理由に他者を拒絶することがある。
  • チームに対してリスクのある行動をしても安全である。
  • チームの他のメンバーに助けを求めることは難しい。
 

まとめ

職場における心理的安全性を高めることの重要性と、その方法について解説しました。 心理的安全性を高めることは、1人1人の業務に対するモチベーションを発揮させることを促し、組織の成果に繋がります。 ただ誰もが働きやすい環境を作るのではなく、適切なアプローチでメンバーが気兼ねなく働くことでパフォーマンスを発揮できるような組織づくりが重要です。

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