注目されているVR研修の仕組みと最新事例を紹介する

注目されているVR研修について、その仕組みと成功事例をご紹介します。注目を浴びているVR研修では、今までにはできなかったテーマでの研修も可能になります。本記事では、VR研修の仕組みと最新事例、成功事例についてご紹介していきます。企業の人材育成は、企業成長には欠かせない経営課題です。ぜひ、今後の研修方法の1つとして検討していく材料としてください。
- 01.VR研修とは
- 02.VR研修に注目が集まる理由とは
- 03.VR研修を実施するメリットとは
- 04.VR研修におけるデメリット
- 05.VR研修の導入時に考えておきたいポイント
- 06.VR研修導入の成功事例
- 07.VRに関連するSchooの授業を紹介
- 08.まとめ
01VR研修とは
VR研修とは、どんな研修のことでしょうか。VR研修が向いている内容を踏まえてご紹介していきます。注目を浴びているVR研修について理解し、自社の研修に活かしていくことができるか考えていきましょう。
VR研修とはどんな研修方法なのか
VR研修とは、「Virtual Reality(仮想現実)技術を用いた研修方法のことです。ゲームなどで活用されているVR技術を社員研修の場に応用することで、従来では行えなかった研修コンテンツや研修テーマを実施することが可能となり、人材育成の場面において高く評価される様になっています。
VR研修が向いている内容とは
従来の研修とは異なり、VR研修を行うことで、よりリアリティのある研修を実行することができます。e-ラーニングのように映像を見る研修では受動的な研修になってしまう点も改善され、受講する側も能動的な参加が可能となり研修内容をリアルに効果的に受講することが可能となります。高所作業や危険を伴う業務を習得する場合など、今までであれば研修を行うことができず、現場での習得が必要だった研修などに向いており、リアルな体験を通して人材育成を行うテーマで活用され始めています。また、受講者の体感を通して実際の実務の動きやサービスを利用する顧客の動きを学ぶことが必要なテーマでの研修でも活用されている実績があります。
02VR研修に注目が集まる理由とは
VR研修に注目が集まる理由について解説していきます。VR研修を企業が選ぶには、理由があります。VR研修が注目されているかを理解し自社において活用することが、効果的であるかについて検討していく材料にしていきましょう。
体験型研修により理解度が高くなる
VR技術を使った研修を行うことで、リアルな体験型研修を行うことができます。高所などで実際に作業を行っている体験や人・モノの動きを体感できることで、聞くだけの研修に比べ理解度が高くなります。人は見る、聞くだけよりも体験することの方が習得しやすいと言われVR技術で仮想とはいえ体感することにより、いろいろな気付きや理解を促進することが可能になります。
受講者が積極的に参加する傾向がある
VR研修を行うことで、通常の研修よりもゲーム感覚で楽しんで研修に参加することができます。コンテンツの中で、身体を使い体感をすることで理解できることも増える、受講者が積極的に参加することを期待できます。社内で予定される研修に参加することには抵抗があった受講者にとっても、体感できる研修への参加意欲は高くなる傾向にあり、研修への参加意欲が高まり積極的に参加し、スキルを身に付ける人を増やし業務に活かすことを期待できます。
03VR研修を実施するメリットとは
次にVR研修を実施するメリットについて解説していきます。実際にVR研修を導入することでは、どのようなメリットがあるかを整理してご紹介していきます。自社にVR研修を導入する前に、メリットについて理解し効果を期待できるかの判断を行っていきましょう。
時間や場所の制約を取り除くことができる
VR技術の特性を活かし、仮想空間に研修場所を設けることにより外部の力を借りなくても自社内での研修を実現することができます。特に、通常は野外で行う研修などもVR内で実施することが可能となり、時間や場所に関わる制約や手間を省くことができるでしょう。受講者にとっても受講しやすい環境を構築することが可能となり、従来であれば参加できなかった従業員の参加を促進する効果も期待されます。
人件費や教材費の削減が可能
研修に掛かる費用は、決して安くはありません。研修会場への移動費や宿泊費、研修会社へ支払うコストを考えると、人数が増えれば増えるほど費用は膨らんでいきます。VR研修の導入を行った場合には、最初に撮影費用などは掛かりますが、移動費などのコストを削減することが可能です。また、仮想空間上での研修を行うことで、教材費などのコストを削減することになり、研修費用をトータルでみた際の経費削減を実現することが期待できるでしょう。
危険を伴うテーマでも訓練ができる
職種により、事故のリスクを想定した研修など危険を伴う研修もVR内で実施することが可能になります。高所作業や事故現場を想定した研修など、仮想空間ではありますが実際の現場を想定したリアルな研修をすることが可能です。従来であれば、先輩について現場の中で習得していたスキルについても、あらかじめ学び現場に出ることが可能になります。
言語にとらわれない研修を実施可能
企業の国際化が始まり従業員は国内外で働くことも増え、国籍の違う従業員が勤務することも珍しくありません。こうした環境の場合には、研修を行う際には言語の課題が起きてしまいます。VR研修を導入した場合には、言語の依存度が少ない研修であれば同じ研修を行うことが可能です。言語が変わることで、研修内容の意味合いが変わることを防ぎ同じレベルの研修を受講してもらうことが可能になります。
参加者のモチベーションが上がる
VR研修へ参加した受講生の多くは、リアルな体験がゲーム感覚でできたので楽しかったという感想を持ちます。聞くだけの研修に比べ、楽しむことができる研修は参加者のモチベーションを上げることが期待できるでしょう。参加者の気持ちにより理解度が変わることで、習得して欲しいことを理解し業務に活かすことが可能になります。
04VR研修におけるデメリット
次にVR研修におけるデメリットについてもご紹介していきます。前述でメリットをご紹介していますので、比較して確認をしていきましょう。デメリットと比較してメリットの方が大きい場合には、VR研修の導入を前向きに行うことが可能です。
初期コストが高い
VR研修の注目が高まっている中、実際の導入が進んでいない理由が初期コストです。VR研修を導入するには、観察するためのカメラ、授業用のソフトなど準備しなければいけない物があります。しかし、授業用のソフトや360°映像などの普及率は、十分ではないため初期コストは高くなります。年間を通して繰り返し複数の受講者に研修を実施する企業などにおいては、移動費などのコスト削減と比較して導入を踏み切ることは可能ですが、回数が少なく数名などを対象とする場合には、導入しづらい現状があります。
理解度の測定が必要
視覚的に伝えバーチャルの体験をさせるVR研修においては、理解度を測定する方法が確立されていません。体感を通しての習得については、従来の確認テストなどでは測定できないこともあり、受講後の理解度を正確に測ることが難しい現状があります。導入に踏み切ったとしても、理解度や効果を測定できなければ受講しただけの研修となるため、企業側としての判断材料に欠けると言わざるをえないデメリットがあります。
05VR研修の導入時に考えておきたいポイント
VR研修は最先端かつ、これまで不可能と考えられてきたことを実現するものではありますが、VRという特性を考慮しなければなりません。特にデバイスとコンテンツ選びには特に注意する必要がありますので、ここではそのポイントについて解説します。
1:デバイス
VRといえば、PS4やOculasのようなヘッドマウントディスプレイを想起する人も多いかもしれません。しかし、実際はVRデバイスを使用する必要がないものもあります。PCやスクリーンに投影する方法も、VR研修として活用され始めているのです。
VRデバイス
VRデバイスの特長は、没入感にあります。実際にその場にいるような体験を得られることが一番のメリットと言えるでしょう。この没入感によって空間的な体験もすることができるので、実際に身体を動かしながら行うことで効果の得られる研修では、VRデバイスを利用するといいかもしれません。その一方でデバイスを用意するコストがかかるということはデメリットと言えるので、予算と相談しながら考える必要があります。
画面に投影
PCやスクリーンに投影するタイプのVRもあります。こちらの特長は場所を問わないので配信に向いていたり、対象人数に限りがないことです。大人数に対してのVR研修では、こちらの方法が向いているでしょう。一方で、没入感はVRデバイスを使用するものと比較すると劣ってしまうという点は注意しなければなりません。
2:コンテンツのタイプ
VRコンテンツは、主に実写とCGがあります。実写はコストが抑えられるメリットがあり、CGはゲーム性を持たせられるので研修への意欲を上げることが可能です。
実写コンテンツ
実写コンテンツは360度カメラで撮影したパノラマ写真や、360度動画を元にして作成されます。実際の現場を研修シーンとして撮影することができ、臨場感を高められることがメリットと言えます。世界展開もしているスーパーマーケットチェーンのウォルマートでは、実際のレジの様子をパノラマ撮影した動画を用いてVR研修を実施してるそうです。
CGコンテンツ
CGコンテンツはゲームのようなコンテンツで、エンターテインメント性が高いため、社員が楽しんで研修を受けてくれるというメリットがあります。日本でも馴染み深いケンタッキーフライドチキンでは、3DCGを使ったゲーム形式のVR研修を実施しているそうです。
06VR研修導入の成功事例
最後に、VR研修導入の成功事例をご紹介しましょう。VR研修の導入を先駆けて行い、効果を出している企業5社の事例をご紹介します。自社と同業種などを検索し参考にしていきましょう。
JR東日本
JR東日本では、従来から線路関係の工事スタッフに向けて、運転者目線での乗車体験を実施していました。しかし、リアル性に欠ける面の課題があり、危険な状態を体験することが難しく、危機感の欠如を大きな課題として捉えていました。この課題を解決するために、VR研修を導入し、事故現場の様子や危機感を体感できる研修を実施しています。VR研修では、鉄道の三大労務といわれる「触車」「墜落」「感電」のうち「触車」「墜落」に関する4つの事故を再現した研修を実施しています。これにより、従来では経験できなかった危機感を感じられることになり、路線事故の怖さを理解することができるようになっています。
セコム
大手警備会社のセコム社は2017年にVR研修を導入しています。セコムが実施しているコンテンツは、自動火災報知器が発報し、セコム職員が現場に駆けつけ部屋の扉を開けると煙が充満しているなどの危険を伴う内容をVRで体験し、どう動くべきなどを学ぶ内容を制作しています。危険が伴う作業を行うセコム社においては、従来では行えなかった内容をVR研修で実施することで疑似体験を通して危険が伴う対応について習得させることに成功しています。
ウォルマート
VR研修導入の成功事例として有名なのが世界的スーパーマーケットのチェーン企業であるウォルマートです。ウォルマートではVR研修で主に接客トレーニングを行っています。特にセール時の大量の顧客への対処法などをVR研修で実施していることが有名です。有名な研修事例としては、ブラックフライデー(アメリカの感謝祭翌日の金曜日で買い物客が殺到する日)の接客や店舗の込み具合、お客様の動きを体感できることで従来起きていた顧客クレームを削減できたとしています。
ANA
日本を代表する航空会社のANA(全日本空輸株式会社)も客室乗務員訓練にVR研修を取り入れています。NECが開発した「法人VRソリューション」を利用して、3DCGで再現された機内を体感しながら、緊急事態の安全確認作業をVR上で体験する研修を実施しています。実際には体験できないことを3DCGで再現するというVRの特性を活かした研修であり、緊張感も味わうことができるので習熟度だけでなく、実際にそのような場面に遭遇してしまったときの対応力も向上しているでしょう。
Audi
大手自動車メーカーのAudiでは、物流センターで働く従業員に対してVR研修を取り入れています。コンテナや部品などを移動させる体験をVRデバイスを用いて体験できるようになっています。また、言語設定を自由に変えることができるようになっており、全世界にあるAudiの物流センターで活用しているのも特長と言えます。
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■資料内容抜粋
・大人たちが学び続ける「Schoo for Business」とは?
・研修への活用方法
・自己啓発への活用方法 など

07VRに関連するSchooの授業を紹介
Schoo for Businessでは8,000本以上の授業をご用意しており、様々な種類の研修に対応しています。その上、自己啓発にも効果的な内容の講座を毎日配信しているため、研修と自己啓発の両方に対応することができるシステムになっています。研修と自己啓発を掛け合わせることにより、誰かに要求されて学ぶのではなく、自発的に学び、成長していく人材を育成することが可能になります。ここでは、Schoo for Businessの具体的な活用方法と、特徴、さらにはどのようなメリットがあるのかを解説します。
Schoo for Business |
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受講形式 | オンライン (アーカイブ型) |
アーカイブ本数 | 8,000本 ※2023年3月時点 |
研修管理機能 | あり ※詳細はお問い合わせください |
費用 | 1ID/1,500円 ※ID数によりボリュームディスカウントあり |
契約形態 | 年間契約のみ ※ご契約は20IDからとなっております |
Schoo for Businessの特長
Schoo for Businessには主に3つの特長があります。
【1】国内最大級8,000本以上の講座数
【2】研修設定・管理が簡単
【3】カスタマーサクセスのサポートが充実
VRに関連するSchooの授業を紹介
Schooは汎用的なビジネススキルからDXやAIのような最先端のスキルまで、8,000本以上の講座を取り揃えております。この章では、VRに関連するSchooの授業を紹介いたします。
Techキーワード超解説「5G」
今回、専門家や社会実装に携わる企業の方々を講師としてお招きし授業を開講します。受講生のみなさんにはこのコースを通じて、自身の仕事や暮らしとの関連性や活用法がイメージでき、来たるべき未来に意識的に参画できる力を手に入れていただきたいです。 授業では積極的に質問や気づき、なるほどと思ったことなどをタイムラインに書き込んでいきましょう。参加者同士でコミュニケーションをとり、「知っているつもり」から「活用できる手段を見つけられる」という段階にまで、みなさんと一緒に成長していける授業を目指していきます。
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AGI Sports creative 代表取締役
兵庫県生まれ 。スポーツジャーナリスト。早稲田大学スポーツビジネス研究所・招聘研究員。江戸川大学、追手門学院大学で非常勤講師。ブロックチェーン企業 ALiSアンバサダー 、Gaudiy クリエティブディレクター。漫画『アオアシ』取材・原案協力。『スポーツビジネスの未来 2018 ー2027』(日経BP)など。NewsPicksで「ビジネスはJリーグを救えるか?」連載。Twitterアカウントは @Nao_Ueno 。趣味はサッカー、ゴルフ、マラソン、トライアスロン。
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KDDI(株)経営戦略本部ビジネスインキュベーション推進部長
平成8年、国際電信電話(株)(現KDDI)入社、INFOBARをはじめライフスタイルブランドiida、au Smart Sports等を手がける。平成26年からジュピターテレコム(株)商品企画副本部長。その後ジュピターショップチャンネル(株)執行役員を経て、現在KDDI(株)経営戦略本部 ビジネスインキュベーション推進部長として、ベンチャー支援プログラムKDDI ∞ Laboやベンチャー投資ファンドKDDI Open Innovation Fundを統括。KDDI∞Labo長/経済産業省 J-Startup推薦委員/始動Next Innovatorメンター/ILS アドバイザリーボード/クラスター株式会社 社外取締役
※研修・人材育成担当者限定 10日間の無料デモアカウント配布中。対象は研修・人材育成のご担当者に限ります。
XR技術の導入プロセスと要点 バーチャル空間の利用による新たな価値創造まで_損害保険業界/通信・医療業界
この授業では、実際の2つの導入事例の解説を通して、XR技術を自社で利用するためのプロセスや各プロセスごとに、推進のための大切な要点を学びます。 XR技術導入のための全体像や具体的なステップを知ることで、XR領域におけるDX推進を行う上での具体的なイメージを掴んでいきましょう。
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BizDev/Marketing/PR
新卒でベンチャーのPR会社に入社しPRコンサルティング等に従事した後、スタートアップにて事業開発や会社創業を経験し、XRスタートアップのSynamonに参画。現在は事業開発からセールス、マーケティング、PRを担当。。
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Business Development Manager
1990年生まれ。新卒で外資系エンタメ企業に入社し、動画配信サービスのIPコンテンツの獲得やIPタイアップ企画を担当。その後、外資系IT企業でSaaSのインサイドセールスからフィールドセールスを経験。「死ぬまでに仮想現実の世界へ行きたい」と思い、2019年よりSynamonにジョインし事業開発担当としてビジネス側全般を担当。
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Business Development Manager
東急エージェンシー(広告会社)、プルデンシャル生命を経て、Synamonに入社。SynamonではビジネスデベロップマネージャーとしてXR(VR/AR/MR)活用を企業へ提案、導入を進めている。リード獲得、営業資料や動画作成、メルマガ配信、顧客対応、案件創出までビジネス周り全般を担当。またチームリーダーを務め、チーム運営やメンバー育成も担う。
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メタバースは教育をどう変えるか
ゲームやNFTなどの文脈で取り上げられることが多い「メタバース」ですが、実は学校教育やビジネス上のトレーニングでも、その存在感は日増しに強まっています。 「より多様で、実践的な教育が可能になるのでは」といった期待が高まる一方で、「メターバースっていう言葉自体、正直よくわからない」「あんまりデジタルデバイス得意じゃないんだけど、ついていけるかな」など、戸惑っている方もいらっしゃるかもしれません。 そこで、この授業では、デジタル教育がご専門の矢野浩二朗先生から、私たちの学びのあらたな可能性についてうかがいます。
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大阪工業大学 情報科学部 准教授
1973年生まれ。千葉大学医学部医学科卒業後、マンチェスター大学生物学部大学院で修士号、リバプール大学医学部生理学科大学院で博士号取得。2004年よりケンブリッジ大学医学部生理学科博士研究員、2006年より同大学ペンブルカレッジ シニアリサーチフェロー。2011年に大阪工業大学へ着任し、現在へ至る。主要研究テーマはVRの教育分野への応用。2018年に開設したFacebook Group 「教師のためのVR活用術」(https://www.facebook.com/groups/vrsensei)は、現在、VR教育に関する日本最大のSNSグループである。
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08まとめ
本記事では、注目を浴びているVR研修をテーマにメリットやデメリット、成功事例を紹介しています。大手企業を中心に導入が加速しているVR研修ですが、初期コストの課題もあり導入を見送っている企業があることも事実です。今後、VR研修の導入を検討する際には、その導入により何を期待できるか、効果を見込めるかを検討し計画的な導入を行っていきましょう。従来では実施できなかったテーマについても研修を行うことができれば、従業員への育成ができ企業運営の武器になるはずです。