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課題発見力とは? 課題発見力を高める教育について解説

公開日:2021/07/07
更新日:2021/09/08
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課題発見力とは? 課題発見力を高める教育について解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

課題発見力とは、「現状に満足せず、今よりもっと良くできないか」と課題を見つけ出す能力とされ、多くの有能なビジネスマンがもつスキルといわれています。当記事では課題発見力が求められる背景と、高めるために必要な教育について、さらに課題発見力が活かされる組織風土について解説します。

 

課題発見力とは

課題発見力は「現状を分析し目的や課題を明らかにする力」と定義されます。これをビジネスや仕事に置き換えると、日常の業務が滞りない状態であっても「現状よりさらに改善できることはないか」と新たな課題を見つけ出す力が課題発見力であるといえます。 例えば、「月間のノルマは問題なくクリアする実績を上げているが、この実績を今より1.5倍に延ばす方法はないか」と思考するようなことです。

課題解決力との違い

よく似た言葉に「課題解決力」というものがあります。課題解決力は要求される水準に満たない現状の「ギャップ=課題」を解消しようと働きかける力です。 これに対し課題発見力は、要求される水準を十分に満たしているが、「この現状をさらに良くすることはできないか」と新たに課題を探し設定する能力のことです。

平常時にこそ課題発見力が必要

滞りなく日常業務が回っている平常時においてこそ、課題発見力が発揮されるべきです。大きなトラブルに発展する前に、見落としている課題が放置されていないか気づく必要があります。 また企業が継続的に発展していくには、現状に満足せず「未来に向けた次の一手」を考え、実践しなくてはなりません。発展のための課題を抽出し施策を存分に実施できるのも平常時であるといえます。

 

課題発見力が求められる背景

次に課題発見力が求められる背景について見ていきます。変化が激しく人々の価値観やニーズが多様化した現代において、従来の画一的な製品やサービスでは顧客満足を獲得できない状況があります。 このような環境において企業が継続的に発展していくためには、課題発見力を従業員一人ひとりがもつ必要があります。現状に満足せず「より良い未来に向けて何をすべきか」という問いかけを常に忘れないことです。

変化が激しいビジネス環境

変化が激しいビジネス環境において、昨日まで「正解」とされていたものが、今日も「正解」であるとは限りません。価値観の多様化により、人それぞれが自分なりの「正解」をもっているのが現代社会であるといえます。 こうした不確実な要素が多い現代において、企業が継続して発展していくには、一つの「正解」ではなく、多くの人に受け入れられる「最適解」が求められます。その「最適解」を求めるスキルが課題発見力であるといえます。

価値観の多様化で見えない課題が増えている

価値観が多様化し見えない課題が増えている現代において、企業は従来の考え方に固執せず柔軟な発想で未来を考える必要があります。これまでの前提を疑い、仮説を立て未来に発生するであろう課題を検証するのです。不確実な未来において企業が発展していくために課題発見力は不可欠であるといえます。

イノベーションが求められる

企業が世の中に価値を認められるためには、これまでに存在していないサービスや製品を世の中に提供し、社会に変革をもたらすイノベーションが求められます。イノベーションを起こすために必要な力が課題発見力であるといえます。 現状に満足せず、もっと良くしたいという思考や行動が新たな課題を設定し、イノベーションを起こすのではないでしょうか。

 

課題発見力の高め方

企業が継続的に発展していくために、課題発見力が求められる背景について見てきました。 ここからは、課題発見力を高めるために必要な思考や心構えについて解説していきます。

現状に満足しない

現状に満足することは思考が停止する危険をはらんでいます。このような状態は未来へ向けた危機感が欠如している状態であるといえます。 現状はうまくいっているが、「もっと良くなる方法はないか」「何か間違っていることはないか」と思考することが重要です。何事も「このままで良いのか」と問いかけをする思考パターンは、課題発見力を高めるために必須のものです。

ゼロベース思考

既存の枠組みに固執していたのでは、新たな課題の発見は困難なものとなります。常識となっている前提を一度、疑ってみることです。 例えば、「現状の売上を維持している既存客がすべていなくなったらどうするか」というように、今あるものをないものとして捉え、現状を好転させる方法を考えます。この思考法を身につけることにより、今まで考えつかなかった課題が発見され、新たなアイデアを思いつくきっかけとなります。

評論家にならない

トラブルが発生してから「自分はその危険性を予想していた」と批評する評論家タイプは、課題発見力を発揮できません。トラブルに発展することを予想していたのであれば、周囲にその指摘をして、トラブルを未然に防ぐべきです。 些細な違和感を課題として捉え、将来大きなトラブルの原因になるのではないかとさまざまな可能性を考慮する習慣が、課題発見力を高めることにつながります。

 

課題発見力を高める教育

ここまでで課題発見力を高める思考法や心構えについて見てきました。ここからは課題発見力を高めるために身につけると良いスキルについて確認していきます。課題発見力を高めるには、以下に挙げるようなスキルを身につけてもらう教育が必要となります。

ヒアリング力

ヒアリング力は課題発見力を高めるために必要なスキルです。ビジネスで関わるさまざまな人とのコミュニケーションにおいて、相手が自分でもはっきりと気づいていないような潜在的な課題を、会話により引き出すスキルがヒアリング力です。このヒアリング力を駆使することで、さまざまな人との関わりから、新たな課題についてのヒントを得ることができます。

クリティカルシンキング

前提や思い込みを一旦ゼロにして考えるゼロベース思考を実践するには、クリティカルシンキングを身につけることも有益です。クリティカルシンキングは批判的思考という意味で、自分の主観や先入観にとらわれず物事を考える力のことです。一度、自分の主観や先入観を疑うことでゼロベース思考を実践できます。

仮説思考

課題発見力は不確実な未来を自分なりの仮説のもと、予測する習慣により高められます。現状が永遠に続くとは考えず、今手元にある情報を駆使して近い未来の仮説を立て、そこから課題を導く習慣を身につけることで高められます。

 

課題発見力と課題解決力

課題発見力を高めることは重要ですが、単純に課題だけを発見すれば良いというわけではありません。課題を発見したのであればそれを解決する方法まで考えて実践しなくてはなりません。 課題発見力と課題解決力はセットで高める必要があります。課題を発見しそれを指摘することは大切です。しかし解決に向けてアイデアを出したり行動を起こしたりしないのであれば、単なる評論家として見られ周囲の人々の信頼を得ることはできないでしょう。

 

課題発見力を最大限に活かし企業が発展するには

課題発見力は現状に満足せず、さらに良い未来を目指して改善すべき課題を見つけ出す力です。この課題発見力を最大限に活かして企業が発展していくためには、課題の発見から解決に至るプロセスがスムーズに進む必要があります。 さまざまな考えをもつ人々で構成されている企業においては、現状に満足せず課題発見力を発揮し改善を図ろうとする人もいれば、それを良く思わない人もいます。両者の軋轢を生むことなく課題発見力を最大限に活かしていくためには、次に挙げるような組織風土を育む必要があるのではないでしょうか。

コミュニケーションが活発な組織

コミュニケーションが活発で風通しの良い組織においては、課題発見力と課題解決力が十分に発揮されます。上司と部下、異なる部門間のコミュニケーションが活発であれば率直な意見交換が活発に行われるでしょう。こうした環境では、未来における課題の発見と解決に向けた取り組みが積極的、かつスムーズに行われます。このような組織は一体感があり、さまざまな課題をしなやかに解決し発展を続けるのではないでしょうか。

セクショナリズムが無い組織

セクショナリズムとは企業全体の利益や効率を考えず、自部門の利益や権利にこだわることです。場合によっては他部門に対して非協力的で排他的な態度をとるようなネガティブな状態に陥ることもあります。セクショナリズムが根強く残る組織においては、課題発見力と課題解決力は発揮できないでしょう。 本質的な課題が発見されてもそれを解決することが自部門にとって不利益になる場合、改善を阻害しようとするかもしれません。そのようなときに、セクショナリズムは大きな弊害となります。こうした状況は早い段階で解消する必要があります。

若手人材が発言しやすい組織

キャリアが浅く社会人経験の乏しい若手人材であっても自由に発言できる環境であれば、課題発見力は十分に発揮できるでしょう。若手人材は、組織の中枢を担う幹部クラスが思いもよらないようなアイデアをもっている可能性があります。日常業務における上司や幹部との対話から、若手人材の考えを引き出すことも重要です。 またワークショップなどを開催し、未来の課題について若手人材に積極的に議論してもらうような仕組みづくりも効果を発揮するでしょう。

 

まとめ

課題発見力を発揮し企業が発展していくためには、個人の課題発見スキルを磨くことが重要です。しかしそれ以上に課題発見力が存分に発揮できる企業風土を醸成することが求められます。課題発見力に優れた人材は企業にとって貴重な存在です。大事に育成しその力を存分に発揮できる環境を整える必要があるのではないでしょうか。

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