公開日:2022/11/18
更新日:2024/06/25

達成力とは?高い人の特徴や身につけるためのポイントについて解説

達成力とは?高い人の特徴や身につけるためのポイントについて解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

達成力を高めることで、立てた計画を最後までやり遂げられるようになります。企業全体の生産性を高めるためにも社員の達成力を高めることが重要です。本記事では達成力とは何か、達成力が高い人の特徴や身につけるためのポイントについて解説していきます。

 

01達成力とは?

達成力とは目標をしっかり立て、それを実現する力のことです。達成力の高い人は困難な目標でもあっても、しっかり計画を立てそれに沿って着実に進め、期日までに終わらせることができます。逆に達成力がない方は途中で投げ出してしまったり、失敗してしまったりします。社員の達成力が高いと社内の事業の成功率が高まるため、当然生産性が向上します。そのため、人事部や教育担当者の方は達成力を育成することが重要と言えます。

精神力を高めるだけでは達成力は身につかない

達成力は、精神力を高めるだけでは身につけられないことが多いです。物事を最後までやり遂げられないのは、やる気や集中力の問題だけではありません。それよりも、自身のスキルにあった計画を立てたり、目標達成に必要なタスクを明確に洗い出したりする能力の方が重要です。モチベーションは時間が経つとどうしても下がってしまうものです。大事なのはそれを受け入れ、極力モチベーションが下がらない方法を探すことと言えます。

 

02達成力が高い人の特徴

達成力が高い人には、共通して以下のような特徴が挙げられます。

  • 1.責任感が強い
  • 2.自己管理能力に優れている
  • 3.適切な目標設定を行っている
  • 4.目標達成するための様々な手段を思いつける
  • 5.目標達成のためのプロセスを明確に描ける

以下ではそれぞれの特徴について詳しく解説します。

1.責任感が強い

達成力が高い人は責任感が強い傾向があります。与えられた任務を途中で投げ出さず最後までやり遂げようとする真面目さがあります。実現が困難であったとしても、なんとか解決しようともがきます。責任感が強いことは達成力を身につける際の前提であると言えるでしょう。

2.自己管理能力に優れている

達成力が高い人は自己管理能力にも優れている傾向があります。自分で自分を律することができ、途中でサボりたくなっても上手くモチベーションをコントロールすることが可能です。例えば、「この仕事が終わったら自分にご褒美を与える」などモチベーションを維持する方法を知っています。また、自己管理能力に優れている人は、食生活や睡眠などにも気を使っていたり、机の周りを綺麗にして集中力を保ちやすいようにしたり、仕事の質を高めるために様々な工夫を行っています。このような地道な努力の積み重ねが達成力に繋がると言えるでしょう。

3.適切な目標設定を行っている

達成力が高い人は適切な目標設定を行っていることが多いです。目標がないと人は基本的に頑張ることができません。「何%売上をアップさせる」「顧客満足度を何%向上させる」など具体的な数値目標があることで、その目標を達成するために何をすべきか具体的な策を検討することができます。また、目標が高すぎても低すぎてもモチベーションに繋がりません。目標が高すぎると「どうせ無理だろう」と途中で諦めてしまいがちですし、低すぎると頑張らなくても達成できるため手を抜いてしまいがちです。自分の能力をきちんと把握し、見合った目標を達成することは、物事をやり切るために大切です。

4.目標達成するための様々な手段を思いつける

達成力が高い人は目標達成するための様々な手段を思い付くことが多いです。様々な手段を思い付くと1つの計画が狂ったとしても他の方法を取ることができます。例えば、商品の売上アップを狙うにはWeb上に広告を出す、メルマガで直接宣伝するなどの方法がありますが、達成力が高い人は様々な手段の具体的なやり方を知っています。様々な手段を思いつけるようになるには、幅広い経験を積んで視野を広げていくことが大切です。

5.目標達成のためのプロセスを明確に描ける

目標達成のためのプロセスを明確に描くことも達成力を高めるうえで重要です。達成力が高い人は、目標を達成するためには何をすべきかタスクを洗い出すことができます。タスクの洗い出しが不十分だと、納期直前にまだやるべき作業があることが発覚し、間に合わなくなってしまう可能性もあります。また、他の人に協力を仰がないと達成できないものは、早めにその人に声をかけておく必要があります。プロセスを明確に描ける人は、このあたりの事前準備を行うのが上手いです。

 

03達成力を身につけるためのポイント

次は、達成力を身につけるには具体的に何をしたら良いかについて解説します。ポイントは次の5つです。

  • 1.短期的な目標を用意する
  • 2.目標は他人に公言する
  • 3.達成力のロールモデルを参考にする
  • 4.目標達成した後の達成感を想像してみる
  • 5.達成できなかった際に内省と改善を行う

上記のポイントを日々の業務で意識していくことで、自然と達成力を培うことができるでしょう。以下ではそれぞれのポイントについて詳しく解説します。

1.短期的な目標を用意する

達成力を高めるには長期的だけでなく短期的な目標を設定することが重要です。目標を細分化することで、達成するたびに達成感を抱くことができモチベーションの維持に繋がるからです。例えば「新商品を100個売る」が最終目標なら、最初の1週間は「営業のフォーマットを確立する」、2週間目は「とりあえず1個売る」というように、無理のない目標を設定していきます。途中でハードルが高すぎる/低すぎると感じたら、随時調整することも大切です。

2.目標は他人に公言する

自分で決めた目標は多くの人に公言すると良いです。公言することでプレッシャーを自分に与えることができ、「なんとかやり遂げなくては」と思うことができます。また、場合によっては応援されたり躓いたときに助けてくれたりする人もいるかもしれません。目標を公言することで否定されたり笑われたりすることもあるかもしれませんが、それ以上に多くのメリットがあるので、恐れずに公言することが大切です。

3.達成力のロールモデルを参考にする

達成力の高い人のロールモデルを参考にするのもおすすめです。社内で成果を出し続けている人を見つけ「目標をどのように設定しているのか」「モチベーションを保つために何をしているか」などを観察し、真似できる部分は積極的に真似していきましょう。また、ビジネス本を読んだり研修に参加したりすることでも、参考になるロールモデルを探すことができます。

4.目標達成した後の達成感を想像してみる

目標達成した後の達成感を想像してみるのも効果的です。達成した後の開放感や上司から褒められる光景、同僚から称賛される光景などを、投げ出したくなったときに想像してみましょう。そして、途中で投げ出したらそれらを味わえなくなることを強く認識します。このようなテクニックでモチベーションを維持することが可能です。

5.達成できなかった際に内省と改善を行う

上記4つをすべてこなしても、目標を達成できないときもあるかもしれません。達成できなかった場合、内省と改善を繰り返すことが重要です。何が問題だったのか1人で考えたり上司に質問したりして、改善点を明確化させましょう。改善点が明確化されれば、その失敗は意味があったということです。次回からは反省点を活かして目標を達成できるようになれば良いと考え、失敗したこと事態は深刻に考えすぎないことも大切です。

 

04社員の達成力を高めるための具体的施策

社員の達成力を高めるためには、以下のような3つの施策を実施することをおすすめします。

  • 1.研修を導入する
  • 2.会議などでPDCAを導入する
  • 3.タスク管理ツールを導入する

以下ではそれぞれの施策について具体的に解説します。

1.研修を導入する

社員の達成力を高めるなら、研修の導入が有効です。達成力を強化できる研修として、適切な目標設定方法、困難に直面したときに乗り越えるコツ、失敗を次に活かすための反省方法などを学ぶとよいでしょう。また、インプットだけではなくワークを通して実際に手を動かしながら達成力を身につけられるメソッドを学べると身につきやすいです。新入社員や若手社員など、複数の社員に対して最後まで仕事をやり抜く力を身につけさせたいなら、研修導入を検討してみてください。

2.会議などでPDCAを導入する

達成力を身につけるには、習慣が重要となります。会議などで決まった事項や、報告でPDCAサイクルを回す習慣を徹底すると良いでしょう。PDCAとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(対策)のサイクルを回しながら業務改善を行うことです。新規事業の検討などでPDCAを意識することで、過去の失敗を次に活かすことができます。達成力を高めるポイントは、過去に達成できなかった経験を活用することですので、普段の会議でもPDCAサイクルを習慣づけることを徹底してみると良いでしょう。

3.タスク管理ツールを導入する

タスク管理ツールを導入するのも達成力を高めるうえで有効です。ツールを導入することで、各社員の進捗状況が可視化されます。後何%で業務が終わるか明確化されれば、モチベーションを最後まで保つことができます。また、各業務の責任者が明確になるため、社員の責任感を高めることにも繋がります。テレワークなどにも活用できるため、タスク管理ツールの導入を検討することをおすすめします。

 

05達成力を向上させるSchooのオンライン研修

Schoo for Businessは、国内最大級8,500本以上の講座から、自由に研修カリキュラムを組むことができるオンライン研修サービスです。導入企業数は4,000社以上、新入社員研修や管理職研修はもちろん、DX研修から自律学習促進まで幅広くご支援させていただいております。

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Schoo for Businessの特長

Schoo for Businessには主に3つの特長があります。

【1】国内最大級8,500本以上の講座数
【2】研修設定・管理が簡単
【3】カスタマーサクセスのサポートが充実

達成力を向上させるSchooの講座を紹介

Schooは汎用的なビジネススキルからDXやAIのような最先端のスキルまで、8,500本以上の講座を取り揃えております。この章では、達成力を向上させる授業を紹介いたします。

目標を「絶対達成」する仕事スイッチの入れ方

この授業では、ベストセラー「絶対達成シリーズ」の著者であり、コンサルタントの横山信弘さんから、目標を「絶対達成」するために必要なこと、「激動の時代」を生き抜くために必要なこと、自分自身を強くする、といったことについて教えていただきます。

このコースでは

  • ・自分を奮い立たせるために大事なこと
  • ・「絶対達成」するために必要な力
  • ・圧倒的に結果を出すためにはどうすればい良いのか
  • ・「変化に強くなる」ことであなたの仕事は変わる
  • ・自分を熱くし、クールダウンさせる技術「クールヘッド&ウォームハート」

などを学ぶことができます。

 

 
  • 経営コンサルタント

    アタックス・セールス・アソシエイツ代表取締役社長。 企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。。

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※研修・人材育成担当者限定 10日間の無料デモアカウント配布中。対象は研修・人材育成のご担当者に限ります。

ラグビーから学んだ「目標達成の逆算思考と段取り力」

本授業は、講師として、国内トップリーグのラグビー選手からビジネスの世界へのキャリアチェンジを行い、現在は人材育成など多方面で活躍する二ノ丸 友幸先生を迎え、ラグビーから学んだという目標達成に必要な逆算思考法と段取り力、そして自考動(自ら考えて行動を起こす)の方法について、具体的な実例とともに学びます。

 
  • プロラグビーコーチ/人材育成プロデューサー

    ラグビーの本場ニュージーランド留学を経て、ジャパンラグビートップリーグで選手生活を送り、2006年に引退。 引退後は、株式会社クボタにて、法務部、広告宣伝部で従事。 2012年に日本ラグビーフットボール協会リソースコーチとなり、 特にユース世代選手の発掘・育成・強化に携わる。 2016年には株式会社クボタを退社し、人材育成プロデュース事業などを展開する「Work Life Brand」を設立し、代表に就任。

ラグビーから学んだ「目標達成の逆算思考と段取り力」を無料視聴する

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目標達成のための手帳術 -和田裕美の営業手帳-

本授業は、目標達成をみすえた手帳術について学びます。多くの方が、予定管理ツールとして手帳を使用しているのではないでしょうか。しかし手帳はもっと活用することが可能です。本放送は、さらに一歩踏み込んだ手帳活用術を提案します。 そもそもスケジュール管理とは、管理することが目的ではありません。スケジュールを管理することで、目標を達成することが目的です。だからこそ、手帳を目標管理ツールとして有効活用し、成果を上げましょう。 そこで本授業は、目標数値の管理も含めた手帳術を紹介します。デジタルが主流の時代、手書きの手帳をいかに駆使して目標達成するのか、そのノウハウを学んでいきましょう。

 
  • 作家・ビジネスコンサルタント

    作家・ビジネスコンサルタント 京都光華女子大学キャリア形成学科客員教授 株式会社HIROWA代表取締役 外資系教育会社での営業時代、世界142ヶ国のセールスマンのなかで 第2位となった成績を残し、その後、女性初の最年少支社長になった実績がある。著書に「人に好かれる話し方」「人生を好転させる「新・陽転思考」「成約率98%の秘訣」などがある。

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06まとめ

物事を最後までやり遂げられるかどうかは精神力の問題だけでなく、タスクの可視化やスケジュール管理などが肝であるケースも多いです。また、人事部や教育担当者の方は社員の達成力を高めるためにも、原田メソッド研修などの外部研修を上手く活用していくことをおすすめします。

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この記事を書いた人
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Schooの「世の中から卒業をなくす」というミッションのもと活動。人事担当や人材育成担当の方にとって必要な情報を、わかりやすくご提供することを心がけ記事執筆・編集を行っている。研修ノウハウだけでなく、人的資本経営やDXなど幅広いテーマを取り扱う。
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