公開日:2020/05/01
更新日:2023/07/07

Web研修のメリットとは?ツールを選ぶ際の3つのポイント

Web研修のメリットとは?ツールを選ぶ際の3つのポイント | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

昨今話題になっているWeb研修やオンライン研修ですが、どのようなメリット・デメリットがあるのかをよく知らないという人も少なくないでしょう。この記事ではweb研修のメリット・デメリットを紹介し、具体的にツールを選ぶ際のポイントにも言及しています。

 

01Web研修とは?

従来の研修は、いわゆる対面で行われる集合研修が一般的でした。しかし、インターネットが普及したことにより、インターネット上で研修を受けるWeb研修が注目され始めています。Web研修とは、PCやスマートフォン・タブレットなどの端末を使用し、インターネット上で研修を受ける仕組みのことです。Web研修では、集合研修のように一カ所に集まって研修を受ける必要はなく、受講者はインターネットに繋がる環境さえあれば、好きな場所から研修を受けることができます。

 

02Web研修は2つのパターンに分かれる

Web研修には大きく分けて2つの種類があります。1つは、ライブ配信で受講する形式のもの。もう1つは、アーカイブされた動画を視聴するものです。ライブ配信で受講するものは、講師に直接質問ができたり、グループワークなども織り交ぜて行えるというインタラクティブな部分がメリットとしてあります。一方でアーカイブされた動画を視聴するタイプのものは、場所だけでなく時間の制約も受けないというのがメリットとして挙げられます。また、何度も受講できるため予習・復習も簡単にできるというメリットもあります。

1:Live配信で研修を受ける

研修を行う人と、研修を受ける人が異なる場所にいてもWeb研修であれば空間をインターネットを介して繋ぐことが可能です。ZoomやSkypeといったWeb会議ツールを利用したり、youtubeのライブ配信を利用したりして、研修をリアルタイムで行っている企業も昨今増えてきました。リアルタイムで研修を行うため、コメントを読み上げたり、その場で参加者の声を聞いたりと従来の集合研修に近いスタイルで研修を行えるというメリットがある一方で、配信環境や受信環境なども含めてツールの選定が難しいという側面もあります。

2:アーカイブされた研修動画を見る

アーカイブされた研修動画を見るという方法もWeb研修にはあります。外部の研修動画を利用したり、自社内で作成した動画をYouTubeや社内の管理ツールにアップロードして、受講者に見てもらうというスタイルです。こちらはリアルタイムで行う研修とは異なり、場所だけでなく時間も自由に決めることができるというのがメリットでしょう。しかし、双方向性の研修ではないため、質問やディスカッションなどは行えず、受け身の研修になってしまう可能性があるというデメリットもあります。

 

03Web研修のメリット

この章では、Web研修のメリットについて紹介します。先述したようなWeb研修の種類に関係のない、双方に共通する「場所」・「業務への負担」・「録画可能」という3点に絞って詳しく紹介します。

場所の制約がない

従来の集合研修と比較すると、Web研修には場所の制約がないというメリットがあります。集合研修では参加者を一ヶ所に集める必要があり、ホテルの手配や参加者の移動手段など、研修を行うまでの準備に多くの工数をかけているという企業も少ないないでしょう。Web研修では、それらの工数を完全になくすことができ、参加者にメールで通知するだけで良いのです。また、場所の制約がないということは、近年増えているリモートワークで業務を行っている社員も、自宅で研修に参加できるというメリットもあります。

効率的に業務・研修を行える

これまで大都市圏に研修を受けに行かなければならなかった場合、業務を途中で止めて移動しなければならなかったり、忙しいので研修をそもそも受けられていなかったりという人もいるのではないでしょうか?Web研修では一ヶ所に集まる必要がないため、忙しい業務の合間を縫って研修を受けることができます。そのため、従来の集合研修よりも業務の機会損失を避けることができるはずです。例えば、大事な商談が急に入ったとしてもWeb研修であれば、その研修を受ける時間だけ避ければ良いので、、残りの時間は普段の業務を行うことができます。

研修を録画して保存できる

Web研修は、研修を録画して保存することも簡単にできます。そのため、どうしても研修を受けることができなかったという人がいても、その保存した動画を後日見ることができるのです。また、例年行われるビジネスマナー研修やExcelの使い方などは、一度研修を録画しておけば毎年利用できるというメリットもあります。他にも営業のロールプレイングを録画しておいて、新入社員に繰り返し見てもらうなど、多様な使い方ができるのもメリットと言えるでしょう。

 

04Web研修のデメリット

Web研修にはデメリットもあります。1つはインタラクティブなやりとりがしにくいという点です。特にリモートワークに慣れていない企業だと、オンラインで効果的な議論を交わすことが難しいかもしれません。もう1つは、緊張感の維持です。自宅でも参加することのできるWeb研修では、参加者の緊張感を維持させる術は、基本的に参加者に委ねられてしまいます。双方のデメリットは創意工夫で改善できる部分でもあるので、どのような工夫をするとデメリットを解消できるのかも併せて、以下で紹介します。

参加者同士のコミュニケーションがしにくい

集合研修は、休憩の合間に話をしたり、研修の終わりに食事会が催されたりといった交流の場としての役割も果たしています。しかし、Web研修ではチャット上でのコミュニケーションに限定されるため、オフラインでの交流のような親睦は深めることが難しいでしょう。特に新入社員研修のような同期の繋がりも作りたいというテーマも含んでいる研修の場合、Web研修のみにしてしまうと同期の繋がりが作りにくくなるので、Webとリアルをどう組み合わせていくかが重要になってきます。

参加者の緊張感の維持が難しい

Web研修は対面で行わないので、参加者の緊張感を維持することが課題となる場合が多いです。人が集中できる時間は一説によると50分程度と言われていますが、研修は少なくとも1時間、多いときは2時間以上行われる場合もあります。さらにWeb研修という監視・管理されにくい環境下で研修に100%集中できるかどうかと言われると難しいと感じる人もいるはずです。そのため、休憩を挟んだり、参加者が発言する機会を増やしたりといったような創意工夫がWeb研修には必要となります。

 

05Web研修のツールを選ぶ際の3つのポイント

この章では、Web研修のツールを選ぶ際のポイントについて紹介します。Live型とアーカイブ型だけでも一長一短があり、さらに各社が提供しているツールごとにも特色があります。そのため、まずは自社にとって、どのような研修が理想的なのか。もっと踏み込むとどのような人材を育成したいのかまでを考えて、それを実現するためには何が最適なのかでツールを選定する必要があります。

1:どこまでをWeb研修で行うのかを決める

Web研修は、名刺の渡し方のような実際に行ってみないと習得できない研修には不向きだったりもします。また、グループワークも不可能ではないですが、これまでのオフラインで行っていたグループワークをオンラインで行うことは難しいかもしれません。そのため、このスキルの習得はWeb研修で行う。このスキルはWeb研修よりもオフラインで教えた方が効率が良い。といったような棲み分けをまずは行いましょう。

2:Webでどのような研修を行いたいのか決める

Web研修ツールを導入する際に、「とりあえず新入社員研修だけに使いたい」という声も少なくありません。しかし、研修は新入社員以外にも非常に重要な役割を果たします。また、研修だけでなく人材育成という視点でもツールを決めたほうが良いでしょう。マネージャーや管理職の研修には、このツールは適しているか。人材育成という側面で見たときに、このツールは役に立つのか。これらのような視点からもツールを選ぶ必要があるのです。

3:中長期的な視点も考える

Web研修にはLive配信系とアーカイブ系の2つのパターンがあるため、その片方を使いたいのか、両方使いたいのかによって、選ぶべきツールが異なります。またグループディスカッションを行いたいとなった場合、研修ツールではなくzoomのようなWeb会議ツールを利用しなくてはなりません。したがって、どのような研修を行いたいのかを決めて、それにはどのようなツールが必要なのかを目的から逆算して決める必要があるのです。


 

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06web研修ならSchoo for Business

Schoo for Businessでは、オンライン研修に使える、7,000本を超える数の幅広いジャンルの授業をご用意しており、様々なスキルやノウハウを、オンラインで学ぶことができます。授業の講師には、各業界で働くトップランナーの方々をお迎えしています。それぞれの講師自らが経験したことに基づいて授業を行うため、分かりやすく、かつ実践で活かすことができるスキルやノウハウを学ぶことができます。さらに、生放送の授業限定ですが、受講者から講師にチャットで質問することもできるため、受け身型の学習にならないという点も、Schooのオンライン学習の特徴です。

Schooの研修パッケージ

Schoo for Businessでは8,000本以上の授業から、自由に研修で使用する授業を選択し、各社に適した研修カリキュラムを組むことができます。また、100本以上の研修カリキュラムのテンプレートを用意しているので、これまで手間のかかっていた研修設計も、カリキュラムと対象者を選択するだけで完了することができ、研修担当者の工数を大きく削減することもできます。

階層別研修におすすめの研修パッケージ

階層別研修では、新入社員には基礎的なマナーやスキルを学んでもらい、中堅社員や管理職には部下の育成やマネジメントなどについて学んでもらうことが一般的です。ここでは、新入社員から管理職までの研修におすすめの研修パッケージを紹介します。

職種別研修におすすめの研修パッケージ

職種によって求められるスキルは様々ですが、Schooの研修パッケージを活用して職種別研修を行うことができます。Schooでは、営業職からデザイナー・エンジニアまで、幅広い職種に対応した授業を用意しているため、多様な職種に対応した研修を行うことができます。

テーマ別研修におすすめの研修パッケージ

社員それぞれの課題や改善点によって必要になってくるスキルは違います。Schooではビジネスマナーからチームビルディングまで、様々な種類の研修に対応できる研修パッケージを用意しています。

管理画面で受講者の学習状況を可視化できる

Schoo for Businessには学習管理機能が備わっているため、研修スケジュールの作成を容易に行うことができます。さらに、社員の学習進捗度を常に可視化することができる上に、レポート機能を使って学んだことを振り返る機会を作ることも可能です。ここでは学習管理機能の使い方を簡単に解説します。

管理画面の使い方1

まず、Schoo for Businessの管理画面を開き、「研修を作成するという」ページで作成した研修の研修期間を設定します。ここで期間を設定するだけで自動的に受講者の研修アカウントにも研修期間が設定されるため、簡単にスケジュールを組むことができます。

管理画面の使い方2

この、管理者側の管理ツールでは受講者がスケジュール通りに研修を受けているかを確認することができます。もし決められた研修をスケジュール通りに行っていない受講者がいれば注意したり、話を聞くことができるなど、受講者がしっかりスケジュールを守っているかを確認することができます。

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07まとめ

Web研修には、Live配信型とアーカイブ型の2つのパターンがあります。これらの大きな違いは、リアルタイムで行われるかどうかです。Live配信型はインタラクティブなコミュニケーションが取れるというメリットはある一方で、参加者を決められた時間に集めなければいけないという時間の制約が発生するというデメリットもあります。

アーカイブ型はインタラクティブなコミュニケーションをとることができないというデメリットはありますが、一方で時間の制約を全く受けずに受講者が好きなタイミングで研修を受講できるというメリットがあります。そのため、参加者の時間を確保しやすい新入社員研修などはライブ配信型で行う企業も多くいますが、業務で多忙を極めている管理職を対象にした研修などではアーカイブ型のWeb研修を採用する企業も多い傾向にあります。

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