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適材適所の人事配置とは?メリットや効果的に行う方法を解説

公開日:2021/05/28
更新日:2021/08/13
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適材適所の人事配置とは?メリットや効果的に行う方法を解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

人事配置の検討で頭を悩ませるのが適材適所の配置です。限りのある人材資源を有効活用し、企業成長を促進するために重要な課題でもあります。この記事では、ビジネスにおける適材適所の意味を、メリットや効果的に行う方法とともに解説します。

 

適材適所とは

そもそも適材適所の意味は何でしょうか。ビジネスにおける適材適所、捉え方に関する注意点を解説します。

適材適所の意味

「適材適所」は、もともと伝統家屋や寺社などの建築現場で、木材の使い分けを行う際に用いられるようになった言葉です。木材にはさまざまな種類があり、それぞれの特徴も異なります。 まっすぐに育つスギは、加工がしやすいことから多目的に使われます。独特の強い香りが特徴のヒバは、腐食に強いことで雨に晒される箇所に使用されます。このように、木材の特徴を考慮に入れて、適した場所に使用します。何百年も前の木造建造物は、適材適所の効果を身をもって証明しているといえます

ビジネスにおける適材適所とは

建築用語の「適材適所」は、ビジネスの世界にも当てはめることができます。この場合、木材に当たるのが人材です。木材と同様に、人材にも多種多様の特徴があります。能力や性格の異なる個性的な人材を、まったく同じように扱うことには無理があります。 従業員一人ひとりの個性、得意・不得意、スキル、性格は異なるため、それを考慮に入れて人材配置をすることで、個々のパフォーマンスを最大に発揮させることができます。また、それぞれの弱点を補い合うような配置によって、いわば「耐久性」のあるチーム作りにつなげることができるのです。

適材適所の捉え方に関する注意点

組織ありきの「適材適所」であることを忘れてはなりません。例えば、優勝を目指す野球チームが、4番タイプの選手を1~9番まで並べたところで、目標を達成できないでしょう。長いシーズンを勝ち抜くためには、緻密な作戦が必要で、対戦相手に合わせて打順を変更したり、代打、代走の人員を用意したりしなければなりません。さらに、守備職人やムードメーカーの存在も、起爆剤となり得るのです。 同様に、ビジネスにおいても、各ポジションに企業が求める機能が存在し、それに合わせて最適な人材を配置するのが理想的です。また、従業員の伸びしろを考えた人材配置を行うことも、人事の腕の見せ所であるといえるでしょう。

 

適材適所が必要とされる背景

今は、かつてないほど適材適所が必要とされる時代であると言うことができます。その背景を3つ挙げて解説します。

人手不足と人件費の高騰

適材適所が求められる理由のひとつに、人手不足が挙げられます。労働力人口の減少が社会問題になっている昨今、そもそも必要とする人材が見つからないことが、多くの企業の課題になっています。貴重な人材を、必要とするポジションにピンポイントに配置することで、人手不足問題にも対応することができます。 また、厚生労働省が発表した地域別最低賃金の全国一覧によると、東京都の最低時給は1,031円で、10年前(平成22年)の821円から大幅に上昇しています。人件費高騰への対策としても、適材適所の人材配置による作業効率化が求められているのです。
参考:地域別最低賃金の全国一覧

社会情勢や事業環境の変化

社会情勢や事業環境の変化も、適材適所の人材配置が求められる理由となっています。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、多くの企業は事業環境の大きな変化を強いられました。時差出勤、リモートワークの導入など、柔軟な働き方が求められる一方、事業そのものが継続不可能になり、180度の方向転換をしなければならない業種も出ています。 これらの変化により、企業が求める機能にも変化が生じました。さまざまな業務のIT化に迅速に対応できる人材が必要になるなど、適材適所の人材配置が、企業の存続そのものに影響を与えるようになったのです。

多様性のある働き方への変化

国が推進する「働き方改革」により、多様性のある働き方への対応も必要とされています。これに伴い、一部の業務を、非正規社員に任せる必要が生じています。これには、ベテラン層の再雇用、子育てや介護を行っている従業員のサポート、障害者雇用なども含まれ、柔軟かつ適材適所の人材配置が求められます。

 

適材適所の人事配置がもたらすメリット

適材適所の人材配置がもたらすメリットとして、以下の3つが挙げられます。

生産性の向上

従業員一人ひとりに得意・不得意があります。「好きこそ物の上手なれ」ということわざがあるように、得意な業務に携わることができれば、スピードや品質の点で、高いパフォーマンスを保つことができます。また、仕事に対するモチベーションも上がるので、必然的に生産性を向上させることにつながります。 一方で、苦手な仕事を長く続けるなら、モチベーション低下によりスピードも品質も落ちてしまうでしょう。もちろん、苦手分野を克服できる場合もあります。しかし、改善が見込まれない場合は、人員配置の見直しをして、作業効率化を図ることも可能です。

離職率の低下

適材適所の人員配置により、人材と業務のミスマッチを防止することができます。ミスマッチの人事配置は、従業員にとって苦痛となる場合があり、結果として離職に繋がりやすくなります。成果が上がらないために、自信を失ったりプレッシャーを感じたりするようになるからです。 スキルや性格にマッチした業務が与えられると、自ら率先して業務と向き合うようになり、モチベーションやエンゲージメントの向上につながります。成果や成長を感じることで、離職を防止することができるでしょう。

組織全体の活性化

個々のパフォーマンス向上は、組織全体の活性化をもたらします。得意とする業務に携わるなら、気持ちにも余裕が出て、周囲をサポートすることも可能です。コミュニケーションも活発になり、改善点など有益なアイディアが飛び交う職場環境を作ることにもつながります。 人材が限られているとしても、適材適所の人事配置により、チームとしてのパフォーマンス向上が実現でき、成果を収めることができるでしょう。

 

適材適所の人事配置を効果的に行う方法

適材適所の人事配置を効果的に行う方法として、以下の5つが挙げられます。

業務内容や課題の整理

業務内容や課題の整理は、適材適所の人事配置を行うためのベースにもなる、大切なポイントです。業務内容の洗い出しを行い、どのような人材が必要なのかを確認します。また、業務ごとを分析することで、課題や目標が見えてくるでしょう。業務の棚卸で得られた情報をもとに、どの従業員が適しているかを考え、人事配置を行います。

従業員の能力や性格を分析

適材適所の人事配置を行うためには、自社の従業員の能力や性格について熟知しておく必要があります。そこで、従業員に対する適性検査を行うことも有効です。人事採用の際にも行うことがありますが、既存従業員を対象に行うことも可能です。 業務の棚卸で明らかになった情報をもとに、必要とされる項目を設定すると良いでしょう。ストレス耐性や知的能力、感情傾向や行動パターンなど、さまざまなポイントをデータとして残すことができます。

従業員の希望をヒアリング

適性検査に加えて、従業員の希望をヒアリングすることも重要なポイントです。結婚や出産など、ライフイベントごとに希望が変化することもあるので、ヒアリングの機会は定期的に行う必要があります。それで、定期的な1on1ミーティングの実施が役に立ちます。 希望する働き方や、キャリアデザインを共有することで、従業員へのフィードバックやサポートを的確なものにできます。良かれと思って行った異動が、本人にとって不本意なものであったというような事態を避けることにもなります。

ジョブローテーションの取り入れ

業務にはさまざまな種類があり、適性はやってみなければわからないこともあります。そこで、一定の期間を設けて、ジョブローテーションを取り入れてみることも良い方法です。仮に適性がないとわかった場合でも、ほかの部署や業務への理解を深めることになり、今後の業務に活かすことができるかもしれません。 業務内容だけでなく、かかわりあう他の従業員との相性も関係してくるので、フォローや教育などを行い、モチベーションを低下させないよう注意しましょう。

適性のない配置が適所になることもある

適性のない配置が、後に適所になる場合もあります。例えば、松下電器でVHSビデオの開発に携わり、ビデオ事業部の黒字化に成功した社員が、もともとはビデオ事業部への異動に乗り気でなかったという有名な逸話があります。自分の意に沿わない仕事でも、前向きに取り組むことで、能力を発揮できる場合があることの一例となっています。 全従業員が自分の好きな業務に携われる企業は存在しません。時には意に沿わない業務を行わなければならない場合もあります。しかし、既成概念を取り除くことや、上司のアドバイスや励ましがきっかけで、適材適所を実現させることも可能であることを覚えておきましょう。

 

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担当講師:松本 健太郎先生
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1984年生まれ。龍谷大学法学部卒業後、データサイエンスの重要性を痛感し、多摩大学大学院で"学び直し"。 その後、株式会社デコムなどでデジタルマーケティング、消費者インサイト等の業務に携わり、現在は「テクノロジーで『今起きていること』を明らかにする報道機関」を目指す報道ベンチャーJX通信社にてマーケティング全般を担当している。 政治、経済、文化など、さまざまなデータをデジタル化し、分析・予測することを得意とし、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌にも登場している。 ◇主な著書 「なぜ「つい買ってしまう」のか?~「人を動かす隠れた心理」の見つけ方~」(光文社)2019 「誤解だらけの人工知能」(光文社)2018 「データサイエンス「超」入門 嘘をウソと見抜けなければ、データを扱うのは難しい」(毎日新聞出版)2018

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3.受講者の学習状況を把握し、人材育成に役立てることができる

Schooビジネスプランには学習管理機能が備わっているため、社員の学習進捗度を常に可視化することができる上に、受講者がどんな内容の講座をどれくらいの長さ見ていたのかも把握することができるため、社員のキャリアプランの傾向を掴むことも可能です。ここでは学習管理機能の使い方を簡単に解説します。

管理画面の使い方2

管理画面では受講者それぞれの総受講時間を管理者が確認できるようになっており、いつ見たのか、いくつの講座を見たのか、どのくらいの時間見たのか、ということが一目でわかるようになっています。

管理画面の使い方1

さらに、受講履歴からは受講者がどのような分野の動画を頻繁に見ているかが簡単にわかるようになっており、受講者の興味のある分野を可視化することが可能です。これにより、社員がどのようなキャリアプランを持っているのかを把握できるだけでなく、社員のモチベーションを高めながら人材育成するためのヒントを得ることができます。

さらに、社員に自己啓発を目的として受講してもらっている場合、社員がどのような内容の授業を受講する傾向があるのかを把握できるため、社員のキャリアプランを把握することができます。

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まとめ

「適材適所」を正しく理解することで、企業の競争力を上げることできます。社会情勢が不安定であること、ビジネスを取り巻く環境が速いスピードで変化していることなど、さまざまな理由で優秀な人材確保が難しくなっています。だからこそ、今この時に適材適所の人材配置に取り組むべきであるといえるのです。

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