更新日:2024/10/20

コミュニケーション研修でおすすめのゲーム20選|所要時間や遊び方と併せて徹底紹介

コミュニケーション研修でおすすめのゲーム20選|所要時間や遊び方と併せて徹底紹介 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

コミュニケーションは業務の質に大きく関わるスキルです。本記事では、コミュニケーション研修の重要性から、どのようなコミュニケーション研修が効果的かまで、詳しく解説します。研修を取り入れることで、社内外のやりとりが円滑になるかもしれません。

 

01コミュニケーション研修が必要な理由

厚生労働省が公開している令和4年度「能力開発基本調査」によると、コミュニケーション研修の実施率は以下のとおり36.4%という結果となっています。

“コミュニケーション研修の実施率”

上記は、研修を実施している事業者にヒアリングした結果となっています。したがって、研修を実施している事業者は7割程度なので、全事業者の中で26%程度がコミュニケーション研修に取り組んでいるということになります。

まだまだコミュニケーション研修に取り組む事業者は多くないのが現状ですが、人手不足や人材の流動性が高まっている中で、重要性が増していることは疑いようがありません。この章では、コミュニケーション研修が必要な理由について紹介します。

▶︎参考:厚生労働省|令和4年度「能力開発基本調査」

人間関係による離職を防ぐため

“雇用動向調査結果”

▶︎引用:厚生労働省|令和4年度「雇用動向調査結果」

厚生労働省が公開している令和4年度「雇用動向調査結果」によると、職場の人間関係を理由に転職した人は男性が8.3%・女性が10.4%という結果となっています。

これは個人的理由の中で、男性・女性ともに3位となっていて、比較的多い転職理由と見ることができそうです。労働条件や業務内容への不満はないが、職場の人間関係が理由で転職を決めた人がいるというのは企業にとっても大きな損失と言えるでしょう。

このような、人間関係による離職を避ける意味でも、コミュニケーション研修の重要性は今後増していくと思われます。

コミュニケーションによる業績悪化を防ぐため

コミュニケーションの不足による人間関係の悪化は、業績に大きな影響を与えるおそれがあります。たとえば、社内でコミュニーケーションが不足している場合には、苦労して仕上げた仕事が、実は別の誰かが既に全く同じ仕事をやっていたというように、仕事の重複や仕事の抜け落ちなどが起こります。また社外においても、コミュニケーションスキルが未熟なために大事なビジネスパートナーを怒らせたり、業務提携解消や取引停止に至ったりと、会社に大きな損害を与える可能性が否定できません。

 

02コミュニケーション研修にゲームを取り入れるメリット

コミュニケーション研修では、コミュニケーション力やチームビルディングを促進する手法として、ゲームの要素を取り入れた研修が注目されています。なぜ、ゲーム要素を取り入れた研修が効果的なのでしょうか?ゲームを取り入れたコミュニケーション研修のメリットについて解説します。

コミュニケーションが取れて発言しやすくなる

ゲーム型研修を進めるなかでは、ゲームをクリアするために必然的に会話をしなければならない仕掛けが施されており、自然とコミュニケーションが発生するようになっています。そのため、無意識のうちにコミュニケーションが活性化し、参加者全員が発言しやすい環境を作り出すことができます。

リラックスして取り組める

研修中はどうしても堅苦しい雰囲気になりがちです。せっかくのコミュニケーション研修であるのに、参加者が緊張をほぐせていない状態では、コミュニケーションが生まれづらく、研修の効果を得ることができません。それもゲーム型研修を導入することで、緊張がほぐれ、参加者がリラックスして臨めます。

体感しながら学ぶことで知識が定着しやすくなる

ゲーム型研修の多くは、体感型です。体を動かしたり、頭を使ったりと、体感しながら学ぶことで、コミュニケーションやチームワークの方法論が体全体で記憶されるようになり、知識も定着しやすくなります。

チームで目標を果たす喜びを感じられる

コミュニケーションをとりながらゲームを進めていき、クリアを目指すことで、チームで何かを成し遂げることの楽しさを実感できます。普段の業務では、コミュニケーションの大切さを実感する場面は少ないかもしれません。しかし、ゲームでそのプロセスを踏むことで、「目標を達成するためにはメンバー間で密にコミュニケーションを取って、ひとつの目標に向かうことが大切」と、気づくことができます。

 

03コミュニケーション研修でゲームを実施する流れ

コミュニケーション研修でゲームを実施する際は、以下の流れで進めていきます。

  • 1:ゲームを選定する
  • 2:ゲームの目的を共有する
  • 3:ゲームのルールを周知する
  • 4:ゲームを実施する
  • 5:振り返りを行う

コミュニケーション研修にゲームを取り入れる際には、必ず振り返りを行いましょう。ゲームを通じて学んだことを言語化し、それを実践でどのように活かすのかを明確にすることで、研修後の行動変容につなげることが出来ます。

1:ゲームを選定する

まずは、どのゲームを実施するか選定します。ゲームの選定は、社員にどのようなことを学んで欲しいのかから逆算で決めましょう。

例えば、合意形成に関するコミュニケーションスキルを取得して欲しい場合は、NASAゲーム。質問力や対話力を学んでほしければ質問ゲームといったように、研修の目的からゲームを選定する必要があります。

2:ゲームの目的を共有する

次に、ゲームの目的を受講者に共有して、研修の動機付けを促しましょう。研修の効果は、研修前の動機付けや準備で4割が決まると言われています。そのため、研修受講者に目的を共有して、「これを学ぶことで成長できる!知りたい!」という状態に持っていくことが必要です。

3:ゲームのルールを周知する

次に、ゲームのルールを周知します。ルールが簡単な場合、準備はそこまで必要ないでしょう。しかし、ルールが複雑な場合は、手順やルールを資料にして配布したり、実際にデモンストレーションを研修担当者が行うなどの工夫が必要です。

4:ゲームを実施する

ルールを周知したら、ゲームを開始します。ゲームの実施中、研修担当者は受講者の様子を観察し、ゲームの円滑な進行を支援しましょう。

また、研修の目的に沿うような発言や行動はメモしておくと良いです。例えば、傾聴力を伸ばすために研修を実施していた場合に、人の発言に被せて発言をしているような人がいたら、メモしておくと、ゲーム終了後の振り返り時に活かすことが出来ます。

5:振り返りを行う

ゲーム終了後は、必ずゲームの振り返りを行いましょう。受講者同士で、どのようなことを学んだか、その学びをどのように実際の現場で活かすことができるのかを、議論してもらうのも効果的です。また、先述したように、ゲームの実施中に周りから見ていて気になった部分をフィードバックすることで、受講者だけでは得られない気づきを与えることができるでしょう。

 

04コミュニケーション研修におすすめのゲーム

研修に使えるゲームを選ぶポイントは、一人一人の意見や考え方がきちんと見えること、お互いのコミュニケーションがとれること、そして何より楽しいことです。ここからはコミュニケーション研修におすすめのゲームをご紹介します。

ジェスチャーゲーム

人数 3〜8人
所要時間 10分〜
遊び方
  • 1. 一人がお題を見て、チームの他の人にジェスチャーだけで伝える。
  • 2. 見ている側がお題を当てたら次の人に交代する。(お題がわからない場合はその題をパスする。パスは3回まで)
  • 3. チームの最後の人までジェスチャーを終えたチームが優勝。

事前に準備しておくべき物がほとんど必要なく、お題さえあればどこでも行うことができるのがジェスチャーゲームです。出されたお題を言葉を使わずにジェスチャーだけで見ている人に伝えるため、表現力と相手の伝えたいことを理解する必要があります。チームで動いていく上で必要不可欠な意思疎通の能力を鍛えることができる上に、ノンバーバルコミュニケーションの力を伸ばすことも可能です。

バースデイライン

人数 8〜15人
所要時間 5〜15分
遊び方
  • 1. 誕生日の早い順(先頭が1月1日生まれ、最後尾が12月31日生まれ)に一列に並ぶ。しゃべることや筆談はNG。
  • 2. 制限時間がきたら、先頭から順番に自分の誕生日を言う。
  • 3. メンバーの誕生日の順番を間違えずに並んだチームが優勝。

バースデイラインは、制限時間内に誕生日の早い順から順番に一列に並ぶゲームです。終始無言でおこない、言葉を使う事はもちろん、筆談も禁止されています。このゲームでは、言葉を使って行うコミュニケーションの大切さと、言葉を使わずに相手の気持ちを推測するノンバーバルコミュニケーションの重要性を同時に学ぶことができます。

ピンポン玉リレー

人数 6人〜
所要時間 10分
遊び方
  • 1. 先頭の人がスプーンやお箸でピンポン玉を落とさないように運ぶ。ピンポン玉を落とした場合はその地点から再開する。
  • 2. 折り返し地点を経由するなどコースを回る。
  • 3. ピンポン玉を落とさないようにしながら次の人にバトンタッチする。
  • 4. 最初に全員がゴールしたチームが優勝。

ピンポン玉リレーは、スプーンやお箸を使ってリレー形式でピンポン玉を運ぶという非常にシンプルなゲームです。折り返し地点を設けたり障害物を設置したりしてコースを作り、ピンポン玉を受け渡しながら最も速く全員がゴールしたチームが優勝です。非常に軽くて不安定なピンポン玉をリレー形式で受け渡していくため、メンバーのチームワークが非常に重要になり、チームワークを養うことができます。

ウソつき当てゲーム

人数 5〜10人
所要時間 10分
遊び方
  • 1. 少人数のグループを作る。
  • 2. 嘘をつく人を1人決める
  • 3. チームごとにお題を振り分ける
  • 4. チーム内で会話をすることで嘘をついている人を見抜く
  • 5. 嘘が見抜かれると嘘をついた人の負け。見抜かれないと嘘をついた人の勝ち

非常に簡単なルールのゲームですが、簡単なお題より少し難しい設定にするとチーム内で嘘をついている人を当てようとする動きが活発になり、会話が弾みコミニケーションも図れます。また、嘘を見破ろうとする中で、人の話を注意深く聞く力や、個々の集中力、洞察力が高まります。

条件プレゼン

人数 10〜20人
所要時間 30分
遊び方
  • 1. 参加者を数名のチームに分ける
  • 2. 事前に決められたキーワードを盛り込んだプレゼンをチームで考える
  • 3. プレゼンを行う
  • 4. プレゼン後、最も面白かったチームのプレゼンを投票で決める
  • 5. 最も多く得票したチームの勝ち

時間もかからず、道具などもほとんど必要ないため、手軽に行えるのが条件プレゼンです。チームになってプレゼンを行うため、チーム内でのコミュニケーションが活性化され、メンバー同士の仲が深まります。さらに、お題をいかに面白くプレゼンするかを考える中で、想像力が高まり、相手にどのように伝えるのかということを考えることで、プレゼン力も身に付きます。

ペーパータワー

人数 3〜8人
所要時間 5分
遊び方
  • 1. 1つのチームにつき30枚のA4用紙を配布する
  • 2. 作戦タイム→1枚だけ用紙に触れて良い
  • 3. 5分間でカードを組み立て、出来るだけ高くタワーを作る
  • 4. 組み立て終了後、全員がタワーから手を離す
  • 5. 全員で10秒数えた後、計測タイムに移行
  • 6. 優勝チームの発表
  • ・ルール:紙の変形は行ってもいいが、紙以外の道具は使ってはならない

このゲームは紙と机さえあればどこでも行える簡単なゲームです。時間内でできるだけ高くタワーを積み重ねたチームが勝ちとなるため、素早く考える思考力と、チームの協調性が養われます。

質問ゲーム

人数 4人〜
所要時間 1分〜
遊び方
  • 1. 2人1組のペアを作る
  • 2. 相手に質問し、答えてもらう
  • 3. 相手のことをより多く知ることができた方が勝ち

このゲームは初めてメンバーが集まる時など、メンバーの中の親交があまり深まっていない状態で行うことが効果的です。1分ほどの短い間に相手に質問し、答えてもらい、その人をいかに知ることができるかを競うだけのとても簡単なゲームです。短い間で簡潔に質問し、あるいは簡潔に答えることで、質問力、対話力の強化につながります。

似顔絵当てゲーム

人数 5人〜
所要時間 15分〜
遊び方
  • 1. 数人のチームに分ける
  • 2. チームの全員が各々の課題を元に似顔絵を描く
  • 3. 似顔絵を描いた人以外のメンバーが誰の似顔絵なのかを答える
  • 4. 最も正解数が多かったチームが優勝です

このゲームも、ペンと紙さえあればできる非常に簡単なゲームです。課題を芸能人などといった範囲の広いものではなく、メンバーの人全員が知っている身近な人を課題とすることで、ちょうど良い難易度になります。基本的に楽しく行えるゲームであるため、コミュニケーションを活性化させることができます。

十人十色

人数 3人〜
所要時間 20分〜
遊び方
  • 1. 問いを出す
  • 2. 回答を予想される人を決める
  • 3. 残りのメンバーで回答を予想する
  • 4. 回答の正誤を確認する

「他者の視座」に対する意識を喚起するきっかけとなる経験を提供するためにデザインされた、"ゆるやかな形式"のオープンソース・ゲームです。 チームの中にいる一人を対象者とし、「炭水化物なら米、パン、麺のうちどれが一番好きか」という問題を出して、好みや傾向を予想して当てるゲームです。自分の好みと他人の好みは違うと再認識し、第三者の好みや趣向を意識することで、コミュニケーションの本質的な考え方を学べます。

NASAゲーム

人数 4人〜
所要時間 30分〜
遊び方
  • 1. 4名以上のチームに分ける
  • 2. 設定・条件の確認をする
  • 3. チームで話し合い、回答を出す
  • 4. 回答の正誤を確認する

「NASAゲーム」は「月に不時着してしまった宇宙飛行士」という設定で、320km離れた母船へ戻るために、手元のアイテムに対して優先順位を決めていきます。個人で優先順位をつけた後にチームで話し合いながら全員で1つの結論を導くという流れです。NASAによる模範解答に最も近い解答を出したチームが優勝です。チームでの話し合いで、それぞれのコミュニケーションの癖が出るため、フィードバックなど行うと効果的です。意見が対立したときに、多数決や諦めで決めるのではなく、しっかりと話し合って合意を形成する力が身につきます。

人狼ゲーム

人数 6人〜
所要時間 30分〜
遊び方
  • 1. 村人と人狼の役割をランダムに決める
  • 2. 全員で追放する1人を話し合って決める
  • 3. 人狼が追放する1人を決める
  • 4. 村人と人狼のいずれかが勝つまで2と3を繰り返す

人狼ゲームは、村人であるチームメンバーのうち誰が人狼かを当てていくゲームです。村人チームは、全員が村人のふりをしているメンバーから、誰が人狼なのかを探し出します。人狼チームは、自分の正体が相手にわからないように嘘をつきます。 人狼ゲームを使ったトレーニングは、コミュニケーション能力において重要とされる「聞く力」と「伝える力」のどちらもトレーニングすることができます。

グッド アンド ニュー

人数 3人〜
所要時間 10分〜
遊び方
  • 1. 1人ずつ「良かったこと(Good)」と「新しい発見(New)」を発表する
  • 2. 発表が終わったら全員で拍手をする
  • 3. 質疑応答をする
  • 4. メンバー全員が発表するまで1から3を繰り返す

グッド アンド ニューは3人以上10人ほどの人数のチームに分かれ、それぞれみんなの前で一人ひとり「良かったこと(Good)」と「新しい発見(New)」を発表していき、発表が終わったら全員で発表者に対して拍手を送ります。 グループのメンバーはランダムに選び、話は1分以内でまとめることがポイントです。 話し手の価値観や着眼点を共有できることや、メンバー同士の相互理解が深まるというメリットがあります。

ビブリオバトル

人数 4〜6人程度
所要時間 1時間〜1時間半(1人5〜10分のプレゼン+質疑応答)
遊び方
  • 1. 各参加者が1冊の本を紹介し、プレゼンを行う。
  • 2. プレゼン後、他の参加者が質問をし、それに回答。
  • 3. 質疑応答をする
  • 4. 全員のプレゼンが終わったら、どの本を読みたくなったかを投票し、チャンプ本を決定。

ビブリオバトルは、参加者が選んだ本を紹介し、その魅力をプレゼンテーション形式で伝えるゲームです。プレゼン後には質疑応答が行われ、他の参加者との交流が促進されます。この活動を通じて、自己表現力や聴く力を高めることができ、読書の楽しさも広がります。また、他者の視点を知ることで、コミュニケーション力が向上し、チームビルディングにも寄与します。

伝言ゲーム

人数 5人以上(多い方が盛り上がる)
所要時間 20〜30分
遊び方
  • 1. 参加者が一列に並び、最初の人が指定された文章を口頭で次の人に伝える。
  • 2. 各人は聞いた内容を次の人に伝える。
  • 3. 最後の人が伝えられた内容を発表し、元の文章と比較する。

伝言ゲームは、コミュニケーションの難しさを体感できる楽しい活動です。参加者は口頭で文章を伝え合い、最終的には最初の内容とどれだけ変わったかを確認します。これにより、正確な情報伝達の重要性や、聞く力の必要性を学ぶことができます。また、仲間との笑いを共有しながら、コミュニケーションのスキルを自然に磨くことができるため、チームの絆を深めることにも役立ちます。

他己紹介ゲーム

人数 2人1組が複数組
所要時間 30分〜1時間
遊び方
  • 1. 参加者がペアを組み、相手に自己紹介をしてもらう。
  • 2. 各自の話を聞いた後、全体の前で相手を紹介する。
  • 3. 相手の魅力や特徴を伝えることを心掛ける。

他己紹介ゲームは、参加者同士の理解を深めるための活動です。自分以外の人を紹介することで、他者の話をしっかり聞くスキルが求められます。このゲームを通じて、参加者は自分の言葉で相手を表現する力を養い、コミュニケーションの質を向上させることができます。また、互いの特性を理解することで、より良いチームワークを築く基盤となります。

ブロックゲーム

人数 4〜6人程度
所要時間 30分〜45分
遊び方
  • 1. チームごとにブロックを使い、指示に従って同じ形を組み立てる。
  • 2. 指示者が口頭で指示を出し、チームはそれに従ってブロックを組み立てる。
  • 3. 制限時間内に同じ形を作ることを目指す。

ブロックゲームは、コミュニケーションの重要性を学ぶためのチーム活動です。指示者は言葉で指示を出し、メンバーはその指示を基に形を作るというプロセスを通じて、正確な情報伝達の難しさを実感します。チーム内での役割分担や協力を促し、相互理解を深めることができるため、効果的なチームワークの強化に繋がります。

マネジメントゲーム

人数 4〜8人
所要時間 2〜3時間
遊び方
  • 1. 各参加者は企業の経営者役を担当し、与えられた資金を使って経営を行う。
  • 2. 資金の使い方、売上や利益を考慮しながら、経営戦略を立てていく。
  • 3. 最終的に最も利益を上げたチームが勝利。

マネジメントゲームは、経営シミュレーションを通じて戦略的思考や経営感覚を養うゲームです。参加者は資金管理や販売戦略、在庫管理などの課題に取り組みながら、実際の経営環境に近い体験を得られます。ゲームを通じて迅速な意思決定やリスク管理を学ぶことで、マネジメントスキルが向上し、ビジネスセンスを磨くことができます。

コンビニ経営ゲーム

人数 4〜8人
所要時間 2〜3時間
遊び方
  • 1. 各参加者はコンビニを経営する役割を持ち、売上や仕入れを決定する。
  • 2. マーケティング戦略を考え、顧客のニーズに応じた商品を選ぶ。
  • 3. 制限時間内に最も利益を出したチームが勝利。

コンビニ経営ゲームは、マーケティングや経営戦略を実践的に学ぶための活動です。参加者は実際のコンビニ経営を模したシナリオで、仕入れや販売、顧客サービスの重要性を体験します。これにより、市場調査や戦略的思考の大切さを理解し、チームでの意思決定のプロセスを学ぶことができます。実践的な経験を通じて、ビジネス感覚を高めることが期待されます。

漢字1字で自己紹介

人数 4〜10人
所要時間 20〜30分
遊び方
  • 1. 各参加者は自分を表す漢字1字を選び、その理由を考える。
  • 2. 順番にその漢字を発表し、理由を説明する。
  • 3. 他の参加者はその理由について質問し、理解を深める。

漢字1字で自己紹介ゲームは、自己理解を深めるとともに、参加者同士の相互理解を促進する活動です。各自が自分を象徴する漢字を選ぶことで、自分の特性や価値観を再認識します。発表を通じて、他者の個性に触れ、理解を深めることができるため、コミュニケーション力の向上に寄与します。この活動は、特に多様性を重んじる組織文化を育む際にも効果的です。

マシュマロチャレンジ

人数 4〜6人のチームが複数組
所要時間 30〜45分
遊び方
  • 1. 参加者は数人のチームに分かれ、マシュマロ、テープ、ひも、乾燥パスタを配布される。
  • 2. 制限時間内に、マシュマロを一番高い位置に置けるタワーを作る。
  • 3. 制作過程でチーム内でアイデアを出し合い、協力して形を作る。

マシュマロチャレンジは、創造的な問題解決力とチームワークを養うためのアクティビティです。各チームは与えられた材料を使って、マシュマロを支えるタワーを作るという課題に取り組みます。この活動は、迅速な意思決定や試行錯誤の過程を通じて、柔軟な思考を促し、効果的なコミュニケーションの重要性を体験できます。成功や失敗を共有することで、チームの結束力も高まります。


 

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05コミュニケーション研修でゲームを活用する場合の効果的なポイント

コミュニケーション研修でゲームを活用する際の効果的なポイントとして、次のようなものが挙げられます。

  • ・ゲームの目的や意図を明確にする
  • ・オンラインで実施する場合はオンライン向きのゲームを選定する
  • ・振り返りは実践を想定して言語化させる

これらのポイントを意識することで、ゲームを活用したコミュニケーション研修の効果を高め、参加者の成長を促すことができます。

ゲームの目的や意図を明確にする

ゲームを行う前に、その目的や意図を明確にすることは非常に重要です。参加者がなぜそのゲームを行うのか理解することで、より積極的に取り組む姿勢が生まれます。例えば、ビブリオバトルを行う場合、「このゲームは自己表現力や他者の意見を尊重する力を養うために行います」と説明すると、参加者は意義を理解し、真剣にプレゼンテーションに臨むようになります。目的を共有することで、参加者の意識を統一し、研修全体の効果を高めることができます。

オンラインで実施する場合はオンライン向きのゲームを選定する

オンライン研修では、対面の研修とは異なる特性があります。参加者の関与を促すためには、オンラインでの実施に適したゲームを選ぶことが必要です。例えば、伝言ゲームや他己紹介ゲームは、対面では効果的でもオンラインでは難しさが伴う場合があります。逆に、「Talking in the Park」「人狼ゲーム」のような創造的な活動は、オンラインでもビデオ会議ツールを通じて行うことができ、参加者が協力して成果を出す楽しさを体験できます。オンラインに適したゲームを選定することで、参加者のエンゲージメントを向上させることができます。

振り返りは実践を想定して言語化させる

ゲーム終了後の振り返りは、研修の効果を最大化するために欠かせません。この際、実践を想定した具体的な言語化を促すことで、学びを深めることができます。ゲーム後に参加者に「今日の経験を今後の業務にどのように活かせるか?」や「どのような場面でこのスキルを活用したいか?」といった質問を投げかけます。このプロセスを通じて、参加者はゲームでの体験を自分の言葉で整理し、実際の業務にどのように応用できるかを考える機会が生まれます。具体的な振り返りを行うことで、学びが定着し、今後の行動に結びつく可能性が高まります。

 

06コミュニケーション研修|Schoo for Business

Schoo for Business

オンライン研修/学習サービスのSchoo for Businessでは約9,000本の講座を用意しており、様々な種類の研修に対応しています。階層別研修からDX研修、部署別の研修まで幅広いコンテンツで全てを支援できるのが強みです。

各階層に求められるコミュニケーション能力に関しての授業も揃っているので、新入社員から管理職まで幅広く研修を実施することが可能です。また、eラーニングによる研修受講となるので、社員1人ひとりが好きな時間や場所、タイミングで研修を受講することができ、コミュニケーションゲームと併用しながらインプットをeラーニングで行い、アウトプットをゲームで実施するといったブレンディッドラーニングで、研修効果をさらに高めることができます。

受講形式 オンライン
(アーカイブ型)
アーカイブ本数 9,000本
※2023年3月時点
研修管理機能 あり
※詳細はお問い合わせください
費用 1ID/1,650円
※ID数によりボリュームディスカウントあり
契約形態 年間契約のみ
※ご契約は20IDからとなっております

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コミュニケーション研修に関連する講座を紹介

Schooの9,000本の講座から、コミュニケーション研修に活用できる講座を紹介します。研修担当者の方であれば、10日間限定でSchooの全授業をお試し視聴できるデモアカウントを発行可能ですので、気になるものがあれば、お気軽にお問い合わせください。

ソーシャルタイプ診断でわかるコミュニケーション法

この講座では、ソーシャルスタイル理論の視点から、より円滑なコミュニケーションを取れるようになるコツを学ぶことができます。行動から相手のソーシャルスタイルを見抜くコツや、ソーシャルスタイルとシチュエーションごとのコミュニケーション法などを解説しています。

 
  • シーウインプロ代表/CPCCプロコーチ&キャリアコンサル

    株式会社シーウインプロ代表。コーチング&キャリアコンサルタントとして、個をあるがままに生かす、幸福感を醸成する、をミッションに掲げ、組織改善や、人材育成、研修講師など、人周りの悩みを解決する組織作りのコンサルに従事。

言葉の温度を届けるテキストコミュニケーション

この講座では、ビジネスシーンでよくある場面ごとに、メールやチャットでのニュアンスの伝え方をクイズ形式で楽しく学ぶことができます。テキストコミュニケーションの重要性や、テキストコミュニケーションで大切にすることなども解説しています。

 
  • 株式会社ニット 広報

    2008年に(株)リクルートへ入社。中途採用領域の代理店営業、営業マネージャーを経て、リクナビ副編集長として数多くの大学で、キャリア・就職支援の講演を実施。採用、評価、育成、組織風土醸成など幅広くHR業務に従事。2018年、中米ベリーズへ移住し、現地で観光業の会社を起業。2019年、(株)ニットに入社し、営業・人事を経験後、広報部署の立ち上げ。2021年はテレワーク先駆者百選の総務大臣賞やTOKYOテレワークアワードなど数々の受賞を実現。立ち上げ2年でメディア露出数1004件にのぼる。

論理的なコミュニケーションの基礎

この講座では、「論理的に聞く力」と「論理的に話す力」の2つの授業を通して、ロジカルコミュニケーションを身につけるためのポイントを学ぶことができます。論理的に話すことが苦手だという意識がある方や、新入社員研修や若手社員研修での利用がおすすめです。

 
  • コミュニケーション・スピーチコンサルタント、CCO代行

    福岡のTV局・ラジオ局で年間300日以上の生放送に出演。その経験を元に独立し、現在は企業向けの人材育成研修や人材育成コンサルティング、経営者や元アスリートなどのスピーチコンサルティングを行う。組織活性、営業成績4倍UP、スピーチ力向上による顧客獲得率UPなど成果を上げるためにとことんクライアントに寄り添う。 企業研修:200社以上、個別コンサルティング:300名以上の実績あり。 趣味は読書と音楽鑑賞と筋トレ。無類のチョコレート好き。

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※研修・人材育成担当者限定 10日間の無料デモアカウント配布中。対象は研修・人材育成のご担当者に限ります。

導入実績

Schoo導入企業ロゴ

Schoo for Businessは、大企業から中小企業まで幅広い企業にご導入いただいております。利用用途も各社さまざまで、階層別研修やDX研修としての利用もあれば、自律学習としての利用もあり、キャリア開発の目的で導入いただくこともあります。

導入事例も掲載しているので、ご興味のあるものがあれば一読いただけますと幸いです。以下から資料請求いただくことで導入事例集もプレゼントしております。そちらも併せて参考にいただけますと幸いです。

Schooの導入事例集をもらう

 

07まとめ

人と人のつながりはすべて、コミュニケーションから成り立っています。コミュニケーションなしに、仕事は成り立ちません。 コミュニケーション能力は、会話をしつつ相手の声や表情をくみとっていくなかで養われるものです。しかし、IT文化が発展し、相手の顔を見ながら自分の思いを言葉で伝える機会が激減している現代では、実践的なコミュニケーション力の向上が難しくなっていることから、企業側にもできるかぎりのサポートが求められます。 社員の能力をアップさせ、ビジネスをさらに飛躍できるよう、一度社内でコミュニケーション研修を実施してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人
Schoo編集部
Editor
Schooの「世の中から卒業をなくす」というミッションのもと活動。人事担当や人材育成担当の方にとって必要な情報を、わかりやすくご提供することを心がけ記事執筆・編集を行っている。研修ノウハウだけでなく、人的資本経営やDXなど幅広いテーマを取り扱う。
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